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2026.09.23

ロシアの国際連合文化フォーラム2026

サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館本館(旧参謀本部ビル)を主会場に、2026年9月23日から第12回国際連合文化フォーラムが開幕する。テーマは「連合する文化、共通の価値」である。ロスコングレス財団が主催し、ロシア連邦政府、文化省、サンクトペテルブルク市行政が後援する。70カ国から約2500人が集まり、44の公式代表団が参加した。うち11カ国はロシアが「非友好国」と指定する国からの代表も含まれる。若者向けプログラムには約1500人が登録し、2023年の約1300人から規模を拡大させた。フォーラムは2025年12月25日付大統領令第962号で定められた「ロシア諸民族の統一の年」の主要行事の一つであり、9月25日のドミトリー・ショスタコーヴィチ生誕120年と、11月のドミトリー・リハチョフ生誕120年にも関連づけられている。

西欧におけるロシア文学出版の現状は厳しい。ロシア連邦デジタル開発・通信・マスメディア省の定期刊行物出版・書籍産業国家支援局長ウラジーミル・ヴィクトロヴィチ・グリゴリエフ氏が、西欧におけるロシア文学出版の現状を指摘する。グリゴリエフ氏によれば、政府の圧力により西ヨーロッパ諸国の多くの出版社が、現代ロシア人作家の作品だけでなく、ロシア文学の古典作品の出版も停止しているという。翻訳者の多くが事実上失業状態にあり、その象徴としてオーストリア国家文学翻訳賞受賞者のアレクサンダー・ニッツベルク氏の名が挙げられた。

ニッツベルク氏は1969年9月29日、モスクワに生まれた。父は彫刻家・画家のアブラム・ニッツベルク(1925–2005年)、母は女優のエラ・オパルナヤである。1980年、11歳のときに家族とともにドイツへ移住し、のちにウィーンを拠点とした。19歳の1988年から1989年にかけて本格的にロシア語からドイツ語への文学翻訳を始め、プーシキン、レールモントフ、ブローク、ツヴェターエワ、アフマートワ、グミリョフ、マヤコフスキー、ダニイル・ハルムスらの詩を訳した。チェーホフのほぼ全戯曲、ハルムスの全戯曲も手がけている。散文ではドストエフスキーやサヴィンコフに加え、ブルガーコフの新訳で知られる。2014年に『巨匠とマルガリータ』のドイツ語新訳で「Read Russia」賞を受賞し、翻訳には5年以上を要した。2017年には『犬の心臓』(Das hündische Herz)と『運命の卵』(Die verfluchten Eier)を刊行し、近年は『白い衛兵』(Белая гвардия)の新訳にも取り組んだ。2019年にはオーストリア国家文学翻訳賞を受けた。2025年10月15日にはロシアからプーシキン勲章を授与されている。そして、2025年にロシアへ帰国した。40年以上の西欧生活の後、イデオロギー的圧力と契約解除が理由であると本人は述べている。西欧で「一定の見解への事前同意」が求められるようになり、音楽家や演出家の契約が政治的出来事を理由に解除される状況を「正常ではない」と感じたという。現在はモスクワ大学翻訳高等学院で教えている。グリゴリエフ氏は、フランスやイタリアではロシア文学が市場に残り、私立図書館を含むあらゆる図書館に遍在していると指摘しつつ、関心は必ず復活すると述べた。

付随するフェスティバル「ペテルブルクの季節」は9月27日まで続き、100を超える公演、コンサート、展覧会、ツアーが組まれた。アレクサンドリンスキー劇場では、ドストエフスキーの中編『おとなしい女』(Кроткая)とトルストイの長編『復活』(Воскресение)を基にした国際共同公演が上演される。キューバ国立バレエの来演、ボリス・エイフマン・バレエ劇場による周年記念作品も予定されている。エルミタージュでは初期レンブラント作品の展示も行われる。ビジネスプログラムは10のトラックに分かれる。音楽部門ではデニス・マツーエフが国際コンクールに関する議論を司会し、フレデリック・ケンプとユストゥス・フランツが参加する。映画部門にはオリガ・リュビモワ文化相、コンスタンチン・エルンスト第1チャンネル総裁、フョードル・ボンダルチュク、カレン・シャフナザロフらが名を連ねる。劇場部門ではウラジーミル・マシュコフ、エフゲニー・ミローノフ、ヴァレリー・フォーキンが、インド、ベトナム、トルコ、コロンビア、チュニジアなどの代表とともに議論する。26日にはエルミタージュ賞の授与式が予定されている。

フォーラムが「共通の価値」を掲げる一方で、上述のグリゴリエフ氏の発言は、2022年以降の文化交流の亀裂を具体的に示している。古典である『巨匠とマルガリータ』や『白い衛兵』の新訳を手がけた翻訳者自身が帰国を余儀なくされ、同時にサンクトペテルブルクの舞台では同じドストエフスキーとトルストイの作品が上演される。文化の現場で起きているこの対照は、抽象的な「対話」の言葉だけでは覆い隠せない現実を浮かび上がらせている。

 

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