イタリアの独立系メディアL'Antidiplomaticoの報道
5月24日、イタリアの独立系メディアL'Antidiplomaticoの報道を紹介したい(参照)。その理由は、この報道の中に自明に記されていると思える。また、国連安全保障理事会の緊急会合における、傅聡大使のウクライナに関する発言も参考に付記した。
スタロビリスクの惨劇と西側の沈黙:選択的検閲の構造(アガタ・イアコノ)
ここ数年、私たちは一つの決まった物語を提示されてきた。ロシアは限界に達しており、軍事的に非効率で、旧式の装備で戦うことを余儀なくされ、マイクロチップを得るために家電製品を分解している。制裁によって国民は疲弊し、ロシア軍はウクライナで前進するどころか、かつて言われたようにリスボンに到達することすらできない、というものだ。
同時に、広範な反ロシア感情と、差し迫った侵攻への恐怖が煽られてきた。その一方で、キーウ政権への資金提供は続けられてきた。この政権は、ネオナチ的で、腐敗し、コカインに支配されているとされながらも、ゼレンスキー大統領はあらゆる栄誉をもって迎えられている。
ロシア軍による攻撃は、ニュース番組の冒頭で体系的に取り上げられ、「ウクロナチ」を無条件に武装させ支援する選択の正しさを裏づけるものとして扱われる。こうした表現のどれも、批判的な検証にかけられることはない。疑念もなく、言葉遣いへの慎重さもなく、条件法で語られることもない。
このような文脈の中で、5月22日に起きたスタロビリスクのカレッジと寮への爆撃のニュースは、特に重要な意味を持つ。そこには14歳から18歳の若者たちがいた。ウクライナによって行われたこの攻撃により、暫定的な死者は18人、負傷者は42人となった。にもかかわらず、西側の主流メディアはこれをウクライナのさらなる勝利として称賛しなかった。
その理由はすぐに明らかだ。非常に若い人々の殺害は、住民投票があったにもかかわらず、あらゆる意味でウクライナ領と見なされている地域、つまりルガンスクとドンバス地域で起きた。しかしそこでは、ロシア語話者の市民はウクライナ語話者と同じ権利を享受しておらず、2014年以降、嫌がらせや暴力を受けてきた。
眠っている18人の若者を殺害し、ほかにも行方不明者がいる中で、42人に重傷を負わせたことは、扱いにくい問題であり、物語として都合よく整えることが難しい現実である。同じ疑念と、同様の意図的な検閲が、ミナブの学校での惨劇を覆っていた。
さらに、このニュースは夕方の主要ニュース番組から姿を消した。土曜の正午までは、Sky TG24があえて「疑惑の惨劇」に触れていたにもかかわらずだ。しかもその紹介では、「剣で傷つける者は、剣によって滅びる」という表現まで使われていた。その報道はネット上で今も見つけることができ、それ自体が多くを物語っている。
しかし、若い学生たちの殺害に、報い、あるいは今日好まれて使われる言葉でいえばカルマのような形で、何らかの正当化を見いだせると主張し続けるのは難しい。
では、どうするのか。
そこで、事件そのものが起きていないと否定することになる。プーチンが仕組んだフェイクニュースだと主張するのだ。「血まみれの映像も、泣き崩れる親族も、ばらばらになった遺体もないから」と。しかし、そのような映像は存在している。ロシア系サイトに課された検閲にもかかわらず、ウェブで探そうと思えば見つけることができる。
国連の場で、ロシアはただちに学生たちの惨劇を人道に対する罪として認定するよう求めたが、ラトビアはその事実が起きたこと自体を明確に否定した。
外国メディアの全特派員には、即時の取材許可付きで、攻撃現場に赴き、直接確認して記録するよう正式に招待が出された。しかし、BBCもCNNも、そのテロ攻撃の現場を訪問することを拒否した。現場の安全は確保されており、行方不明者の遺体を収容するために、がれきの中での捜索が続けられている場所である。
マリア・ザハロワはこうコメントした。
「BBCがスタロビリスクに行くことを拒否したことは、集団的西側が、国連安全保障理事会における常任代表たちの言葉を通じても、昨日うそをついたことの証拠です。だからこそ彼らのメディアはそこへ行かないのです。彼らは本当の映像をあなた方に見せることを恐れているのです。」(訳者注:ロシア外務省が5月24日頃に主導した現地視察ツアーには、中国、UAE、トルコ、ブラジル、インドなど非西側メディアなど19カ国から50人以上の記者が参加しました。彼らにはドローン破片、損壊した学生寮、被害者の遺留品などが直接見ています。)
その後の数時間で、国際ネットワークからさらに拒否の返答が届いた。
一方で、非常に若い犠牲者たちの名前が公表され、今もアクセス可能なチャンネルを通じて、その顔写真も広められた。ウクライナは、ロシア語話者であるというだけの理由で、ウクライナ市民を殺害した。非常に若い命が断たれたにもかかわらず、誰も憤らない。
同じ夜、ルガンスクでは、別のウクライナの自爆ドローンが、土曜の夜の市中心部に正確に墜落し、薬局の前、若者たちに人気の集まり場所の一つのすぐそばで爆発した。2人が負傷した。
プーチンは、「その住宅の近くには軍事目標は一切ない」と強調し、着弾は偶然ではなかったと述べた。16機のドローンが、3波にわたって同じ場所を攻撃したという。
国連における中国の常駐代表、傅聡氏は、北京はスタロビリスクの学校に対するキーウ政権の攻撃を深く懸念していると述べた。
「中国は、スタロビリスクの学校に対するドローン攻撃についての報告に留意しており、それによって生じた犠牲、とりわけ学生たちの犠牲に深い懸念を表明する。中国はいかなる無辜の民間人に対する直接攻撃も非難する。」
資料
国連安全保障理事会の緊急会合における、傅聡大使のウクライナに関する発言(参照)
2026年5月22日 23:29
エデム・ウォソルヌ局長、バネッサ・フレイジャー特別代表、テッド・チャイバン副事務局長による報告に感謝します。
中国は、スタロビリスクの学校に対するドローン攻撃の報告に留意しており、その結果生じた犠牲、とりわけ学生の犠牲について深い懸念を表明します。中国はいかなる無辜の民間人を標的とする攻撃も非難します。
長期化するウクライナ危機、戦場での情勢の激化、そして人々の甚大な苦しみは、中国を含め、どの当事者も望むものではありません。最近、当事者は頻繁かつ大規模なドローン攻撃やミサイル攻撃を行っており、その結果、ますます多くの住宅地、学校、民間インフラが攻撃にさらされています。これは非常に憂慮すべき状況です。
われわれは当事者に対し、冷静さを保ち、自制し、国際人道法を厳格に順守し、民間人の安全を実効的に守り、民間人および民間インフラへの攻撃を停止し、戦場の情勢を速やかに緩和し、早期の平和回復に向けた希望をもたらすよう努力することを求めます。
ウクライナ問題は、対話と交渉の重要な段階にあります。この文脈で必要なのは、憎しみではなく善意であり、緊張の高まりではなく緩和であり、軍事的対立ではなく、同じ目標に向けた努力です。
交渉の勢いはやや鈍化しており、当事者の立場にはなお大きな相違があります。しかし、協議を続けることができれば、平和の夜明けを見ることができます。関係当事者は努力をさらに強め、政治的意思を示し、柔軟性を発揮し、互いの正当な安全保障上の懸念を真剣に受け止めて適切に対処し、包括的で永続的かつ拘束力のある和平合意を早期に達成することを目指すべきです。
ウクライナ問題に関する中国の立場は、習近平国家主席が示した「四つのすべきこと」に導かれた、客観的で公正かつ一貫したものです。われわれは常に、平和、対話、人道の側に立ってきました。
中国は、紛争の終結と政治的解決の実現を断固として支持しており、和平交渉を促進するため幅広い努力を行ってきました。中国は国際社会とともに、この危機の政治的解決に向けて、引き続き建設的な役割を果たす用意があります。
ありがとうございました。
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