2026年、明けましておめでとうございます。
今年は、自分としては現在取り組んでいる平安時代の芸術関連の論文が通れば、芸術修士(MFA)になれるはずです。とはいえ、少し手違いがあってうまくいかなかったりする可能性もありますし、まあそのときはそのときで、うまくいけばいいなと思っています。
あと、現在自分は、中世英語の研究者をしています。この中世英語の研究は、このあいだ、学会発表で3年ほど続けられたので、今年もできたらいいなと考えています。これまでの研究スキームは、基本的にラテン語と英語の対応を中心にしてきましたが、もう少し古フランス語のほうに寄せてもいいかなと思っています。また、これまでは言語を中心に見てきて、一応それなりに中世史の勉強もしてきたつもりですし、もう少し広く視野を広げて、自分の研究の裾野を広げていきたいとも思っていますね。中世史そのものについて論文を書くところまで行くかは別として、そのくらいの知識は必要だろうな、という感覚ですね。
自分は博士号を持っていません。最初は「死ぬまでに取れたらいいかな」くらいに思っていたのですが、今は率直に言って、自分のレベルで取るには遠いなあ、という感じがしています。なので、仕方ないな、できるところまでやろう、地味に進めていこう、という気持ちです。今年で69歳で、あっという間に70になりますし、人生というか、脳みそがそんなに動く時間も残っていないだろうな、という思いもあります。かつての同僚たちが大学教員を辞める頃になって、こんな研究をやっている、という感じですね。
このブログをどうするかですが、これはたぶん続けていくと思います。誰も読む人がいなくても、一向に構わないという気がしています。前にも書いたと思いますが、新型コロナのときには、もう何も言いたくない、という感覚が強くありました。本当にひどい時代でしたね。そこに重なってウクライナ戦争が起きて、これについても、何も言いたくない、という気持ちがありました。賛否両論がはっきりしすぎて、多元的・複眼的にものを見る人が本当になくなってしまった。そして、その多元複眼性そのものがイデオロギーだとして、潰しにかかるような時代になってしまった。これは嫌だな、と思っていました。
今はどうかというと、状況は相変わらずですが、自分が注目されなくなったので、それでいいや、という感じでだいぶ気持ちも緩んできました。AIが使えるようになって、調査がかなり楽になったというのもあります。なので、また少しずつ見ていこうかなと思っています。ウクライナ問題についても、どうなるかという点はこれまでかなり書いてきました。このブログを読んでいる方は、実際にはほとんどいらっしゃらないと思いますが、もし読まれたら、今年どうなるかについての見通しは一応書いてあります。簡単に言えば、今年でウクライナ戦争は終わるだろうと思っています。ただし、「終わる」とは何なのか、というのが問題で、その後に何が来るのか、そこは引き続き書いていこうと思っています。
台湾有事についても、どうなるのかという話は扱っていくつもりです。中国がどうなるのか、という問題ですね。危うい均衡の上に成り立っている状況なので、どうしたものかという感じですし、大きなショックが訪れる可能性もあるでしょう。アメリカについては、中間選挙までトランプ政権が維持できるか、そこにかかっていると思います。トランプ氏は一見元気そうに見えますが、やはり年齢的な限界は来ているように感じます。バイデン氏がかなり耄碌していたのと同じような過程をたどるのではないか、という気もしています。
話を自分のほうに戻すと、今年はそういうわけで、まず芸術修士(MFA)ですね。それが取れたら、その先、芸術研究をどう続けるかは、正直まだわかりません。
昨年は『新しい「古典」を読む』という、10年前に書いた評論を4冊、かなり分厚い形で出版しました。読み返す機会があったのですが、10年も経つと、他人の著作のように読めて、なかなかこれはすごい作品だったな、と自分で思いました。Kindle Unlimited に入っているので、このサービスを利用している方は無料で読めます。関心のある項目を拾い読みしていただけたらと思います。
この本は書評集のようなものですが、「文芸批評」と呼んでもいいと思っています。そういう意味では、自分を文芸評論家として自覚するという発想はこれまであまりなかったのですが、4冊も書いたのだから、文芸評論家を名乗ってもいいかな、という気もしています。
昨年には「finalvent 読書会」を復活させました。これは以前からやっていたものですが、特にモーリアックの『テレーズ・デスケルー』を精読しました。今年もこれを継続していくつもりで、その延長で、次は堀辰雄の『奈緒子』から始めようかと考えています。そんなわけで、文芸評論についても、時間と元気があれば、これからもやっていくつもりです。
あと、ここ半月ほどの個人的なトレンドとしては、小説を書いています。note のほうに載せているので、「え、お前、小説書くの?」と思った方がいれば、読んでみてください。リンクは貼らなくても、探せばわかると思います。自分がこの先も小説を書くのかどうかは、正直まったくわかりません。
年頭にあたっては、だいたいそんな感じです。
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