BBCともあろうものがなんでこんなお馬鹿なこと言っているのだろうかと思った
人は誰でも間違いをする。勘違いもする。勘違いにはとんでもないものある。私はよく知っている。私がそうだからだ。なので、BBCのその日本語の記事を読んだときも、ああ、私もよくする、勘違いか誤記か、誤訳かと思った。でも、そうでもなさそうなのだ。BBCともあろうものがなんでこんなお馬鹿なこと言っているのだろうかと思った。そう言うと、罵倒しているみたいだが、意図としては、そうではない。なんでこんな頓珍漢ことになっているのか、驚いているし、そう思われていることに、BBCが気がつくといいのにと思っている。
該当のニュースは、23日付けの『なぜ日本と韓国は仲たがいしているのか、韓国がGSOMIA破棄』という記事だ。記事の大筋は、そういう見方もあるかなくらいのもので、気になったのは記事の中心にはあまり関係ない。なので、重箱の隅をつつくような趣向にも見えないことはないのだが、さすがに、これはと。
長く続く確執の歴史
日本と韓国は複雑な歴史を共有している。両国は少なくとも7世紀から戦いを繰り返し、日本はたびたび朝鮮半島に侵攻している。
日本からの朝鮮の侵攻というと文禄・慶長の役が連想される。が、これは、1592年から1598年、16世紀末の話である。「7世紀から戦いを繰り返し」というのはなんだろう?
7世紀といえば、663年の白村江の戦いが連想されるが、あれって、「7世紀から戦いを繰り返し、日本はたびたび朝鮮半島に侵攻している」というものか? うーむ。記者、日本の歴史の基本がわかってないんじゃないだろうか。ちなみに、小室直樹は白村江の戦いの話をすると韓国人が無視するというふうに言っていたな。
白村江の戦いから文禄・慶長の役の間での朝鮮半島との戦というと、なんだろ。13世紀の文永の役・弘安の役があるが、あれは元寇とも言われ、元が日本を攻めてきたとも言えるが、実際には、元に屈した高麗が攻めてきたわけで、BBCの言っている逆で、朝鮮側が日本に侵攻しようとして戦になったものだ。ちなみに、これも韓国人はあまり好んでいないようだ。
あとなんだろ? 倭寇かな。このあたりになると、BBCの記者程度の教養では理解できないんじゃないか。『中世倭人伝(村井章介)』を読むといいのだが、英語版はなく、日本語をまともに読める英米人は少ないしなあ。
で、ようするに、「両国は少なくとも7世紀から戦いを繰り返し、日本はたびたび朝鮮半島に侵攻している」というのはなんだろ? 「日本と韓国は複雑な歴史を共有している」とも言うが、BBC記者、韓国の歴史をそもそもどう見ているのだろう?
わからん。
誤訳かもしれないな。と、英文を見る。
What's the history?
The two nations share a complicated history. They have fought on and off since at least the 7th Century, and Japan has repeatedly tried to invade the peninsula since then.
誤訳じゃないなあ。
しみじみ、わからん。とか言っている自分に、この関連でとんでもない知識の欠落があるだろうか。
というわけで、よくわからん私は、「BBCともあろうものがなんでこんなお馬鹿なこと言っているのだろうかと思った」というところに戻る。困った。真相はどうなんだろう?
それにしても、この記事、日本語版もあるわけで、日本人スタッフも入っているだろうけど、私みたいに「あのぉ、この記事、変」と声を上げる日本人スタッフはいなかったのだろうか? その上で、現在のこの記事になっているのだろうか?
まあ、こんなことを言っていると、そういうお前だって無知だとか反撃いただきそうで、それはそれはなんせ個人ブログだしと思うが、BBCは個人ブログと同じレベルでいいわけないだろうし。
それにしても、わからんなあ。なんかそういう歴史あったか?
で、もし、勘違いでなくて、ただの間違いでこんなこと書いているというのだったら、およそ日韓関係の記事を書くのは無理なんじゃないか。デスクも入れ替えたほうがいいのでは。
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