どうして、そう、なるのっ
朝日新聞記事”村上代表を立件へ インサイダー容疑、東京地検近く聴取”(参照)が確かなら、東京地検特捜部は、村上世彰氏をインサイダー取引の容疑で立件するとのこと。ことは昨年のライブドアによるニッポン放送株の買い占めなのだが、なぜ今頃これが出てきたかというのがこの話の妙味なのだろう。記事によると理由はライブドア捜査を足がかりにしたようだ。
特捜部は、この取引について、複数のLD元幹部らに対する事情聴取で、村上氏から同放送株の大量取得を提案されたとの供述を得た。さらに、村上ファンドの取引記録の分析や関係者の聴取を進めた結果、村上ファンドがLDの大量取得の方針を事前に知ったうえで株売買を行ったとして、証券取引法違反のインサイダー取引にあたる疑いが強いとみている模様だ。
振り返って浮き上がった構図を見ると、検察によるライブドア潰しも狙いは直接ホリエモンというより、当初から村上世彰氏だったのだろう。ということは、その後ろにあるおカネなんだろうが。検察の目論みとしては「複数のLD元幹部らに対する事情聴取」ではなく、ホリエモン改心したかぁ、みたいな水戸黄門的正義の絵を描いていたのではないか。そこはコケたな、と。
今回のインサイダー容疑がガチということなら、それはあの時点でわからないというものでもなく識者は臭いんでねーという声もちょろちょろと上げていた。そうならなかったのはそうならない理由というのもあった。今朝の朝日新聞社説”村上ファンド 本当のことを知りたい”(参照)でも触れているようにお茶目な抜かりがあったわけでもないだろう。
一歩間違えば、危ない橋を渡ることになりかねない。そうした懸念に対して、村上氏は「私は決して法律は犯さない。コンプライアンス(法令順守)は大原則だ」と反論してきた。
自身が旧通産省の官僚出身で法令に精通しているだけでなく、側近に大手証券出身者や警察官僚OBらもいる。情報の扱いには慎重だったはずだ。実際にはどうだったのだろう。
実際はグレーマターということで、今回の話の根っこはインサイダー容疑よりも、村上氏の活動に対して国策がどう転ぶかだけの問題だったのではないか、というと陰謀論過ぎか。でも今回の騒ぎは共謀罪成立のための煙幕だぁとまで陰謀論は採らないけどね。
私はホリエモン逮捕のときは検察が無茶苦茶なことをするなと思ったし、ホリエモンに勝ち目がないわけでもないと思った。では、今回のチェックメートについてはどうかというと、村上側はステイルメートには持ち込めないと思う。
理由は、村上ファンドがシンガポールに拠点を移した時点で、なんであれ日本に居られねーと自らが認めたに等しいからだ。日本に置いておくにはやばすぎな物があったと疑われてもしかたないし、たぶんあるのだろう。村上氏よりもっとその懸念を持った牛筋があるだろう。なんていったってシンガポールじゃんか、ということで加えて言うべきこともない。
日本にいることすらやばすぎなのかもと、ワタシ的には俊寛僧都島物語を連想して、よよよと哀れをもよおす。つい村上さんとさん付けになってしまう心情だ。村上さん、星港のほうがなにかとセキュリティが高いと思ったのだろう。しかし是乗せてゆけ具してゆけと海の彼方で叫ぶより、堀の中のほうが安全かもしれない。日本食だしヘルシーだし、たぶん。
世界史のなんとか王朝とかのテンプレ的世代交代話では、王位が変わるときは前時代の忠臣たちはクリーンナップされる。今回きれいさっぱり焼け野原なら、なるほど見えないけどオルフェノクの王は出現していたということなのだろう。スマートブレイン社長は村上さんだったけど峡児でしたね。別人。
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コメント
今日の文体読みづらいです。
投稿: | 2006.06.03 10:18
私も読みづらいと思いました。
投稿: | 2006.06.03 10:45
朝から、大急ぎで書いたからじゃね?
投稿: | 2006.06.03 11:15
読み辛いけどムードで読んじゃう(笑)
金主まで追究は行って欲しいなーと思いました○
そっちの方は絵解きさえできれば、鼠一匹の処置でも良いんで。
投稿: トリル | 2006.06.03 14:56
> 金主まで追究は行って欲しいなーと思いました○
ました~
投稿: おれ | 2006.06.03 20:53