タンカーユーエー、トルチャンチ
ラジオ深夜便を聞いていたらベトナムからの便りということで、当地の、一歳になった子どもの行事の話があった。話者(女性)は十二年もアジア国にいてこうした行事を知らず、驚いたというのだ。
行事はというと、一歳の子どもの前に、定規、本、ペン、お札などを置き、さて、この子は何を手に取るかというのである。手に取った物で将来の職業を占うというのだ。本を選ぶと教師、お札だとお金を扱う仕事……といったもの。
「こういう面白い風習がベトナムにあるのは知らなかった」と彼女が言うとアナウンサーは「それはベトナム独自なんですかね?」と問いかけた。アナウンサーも知らないのだろうかと私はふと思ったが、回答は、他では聞いたことはないが中国では昔あったらしいと言うベトナム人もいた、とのこと。
これは沖縄でいうタンカーユーエー(参照)である。朝鮮でいうトルチャンチ(参照)である。中国ではなんと言うのだったか。
日本でも地域によってやっている。確か西原理恵子の高知でもやっている。沖縄と高知にはいくつか文化的な類似点があり、黒潮の流れと人の交流が想定されるのだが、この場合はどちかが上流であろうか。あるいはそうしたつながりはないのか。
沖縄のタンカーユーエも朝鮮のトルチャンチも家によってはけっこう派手な祝いをする。どっちが派手かというと文化の差より家風などの差があり比較しづらい。どちらがこの風習を色濃く残しているかというと朝鮮だろうか。たいていの朝鮮人は自分が一歳の時何を取ったか聞かされて育つようでもある。
沖縄のタンカーの様子は照屋林賢のティンク・ティンク(参照)に素朴な映像が出てきたが、普通はあんな感じだ。
ネットをざっと見ると、一歳の祝いといえば、日本では一升餅の行事(参照)というふうでもある。が、これはまた別の起源を持つものだろう。
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コメント
すみません。
この行事を知らない日本人がいたこと自体がワンダーランドでした。
自分も1歳の行事としてやっていますし、自分の子供2人にも1歳の行事として行っております。
そんなに特殊な行事だったんですか?
投稿: 伊達海 | 2006.02.15 01:20
高松(愛媛)でもこの風習残ってますよ。
今時の人は、日本を知らなすぎ。メディアとか学識ある人たちほど知らない。田舎の人はそれなりに知っています。自分がかかわらざるをえないから。
投稿: qimangul | 2006.02.15 09:58
↑訂正。
高松は香川です(汗)
投稿: qimangul | 2006.02.15 09:58
鹿児島です。娘が一歳の時にやりました。
やはり黒潮にのって伝播したのでしょうか。
投稿: | 2006.02.15 10:50
鹿児島県にもありますよ。
併せて「地に足がつくように」という意味で餅を踏ませたりもしますが、こちらはマイナーなのでしょうか?
私と同世代(20代)の人もほとんど知ってるので、若いからという理由じゃないと思います。
投稿: crossroad | 2006.02.15 13:04
1歳になったら餅を背負って米、そろばん、えんぴつのなかから選ぶっていうのが鳥取県にもありますね
投稿: 通りすがり | 2006.02.15 17:38
確か岡山出身の漫画家がそう言った行事について触れていたような。
投稿: 流れ物 | 2006.02.15 20:14
自分は、高知出身ですけど、聞いたことないです。家を建てる時、餅なげはありましたけど。高知と言っても、西と東で文化は違います。
投稿: 満州里 | 2006.02.15 23:31
代々福岡人ですが、餅踏みしか知らないです。
投稿: synonymous | 2006.02.16 13:20