韓国のトホホに同情する
ちと古くなったが26日の朝鮮日報社説「国がここまで上手くいかないなんて…」が不謹慎ながら面白かった。
大統領が自分の側近不正を捜査する特別検事制法案を拒否したことで、野党代表が抗議の断食に突入し、国会が全面麻痺状態に陥った。そうでなくとも生活の苦しい国民としては、「国家がここまで上手くいかないなんて…」との嘆きが自ずとわき上がるほかない状況だ。
最近の大韓民国は本当に「めちゃくちゃ」としか言いようがない。
として次の諸点を挙げている。
- 在韓米軍問題
- イラク派兵
- 労使間葛藤
- 自由貿易協定(FTA)と農民問題
- セマングム
- 京釜(キョンブ)高速鉄道の金井(クムジョン)山区間
- 北漢(プクハン)山トンネル
- 行政首都移転問題
- スクリーン・クォータ制度
- 扶安(プアン)問題
- 大学入試の公信力をめぐる危機
こうした問題のいくつかは私はわからない。しかし、かなりわかるなぁという感じがする。むしろ、これらを問題として国民が困惑しているようすはそれほど悪いものではない。もっとも、朝鮮日報が韓国大衆の思いを反映しているとも思わないが、それでも問題の提起の仕方は、国内問題ばかりにスキャンダラスに見つめている日本よりましな気がする。次のような日本観は日本人には意外だ。
国だけがこうであって、世界の事情は全く違う。米国は第3四半期の成長率が1984年以来最高を記録し、日本は10年続いた不況を抜け出した。中国は成長率が極めて高く、縮小発表したとの疑惑まで取り沙汰されている。
日本は不況を抜け出したと聞いて、驚く。統計的な指標からはそう対外的に見えるのかとも思うし、日本の台所までよく知っている韓国ならそう言うはずもないのにとも思う。
いずれにせよ、こうした問題の多くを朝鮮日報は国政の問題としてる。
本当にもどかしいのはこれら問題のうち、そのほとんどは政府の不手際によるものだという事実だ。
そういう面もあるかもしれないし、そのトホホ感は日本も同じなので同情するしかない。だが、大枠では世界状況の反映と見ていいので、そうした点について韓国は国政に目を向けすぎてもしかたないだろう。日韓で協調しあえる部分を強化しつつFTAなどの問題に取り組めないかとも思う。
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