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2020.07.13

[書評] ずっしーのピアノ教室(ずっしー)

 副題が『音楽経験ゼロから大好きな曲を弾けるようになった僕の耳コピアレンジ習得法』ということで、ちょっと魅力的。YouTuberらしく、いくつか動画も見て、これはすごいなあと思った、ので、読んでみた。

 

 曰く、「ピアノ経験ゼロから独学で耳コピ、アレンジまでできるようになったという自身の経験をもとに、ピアノの耳コピ術やアレンジ動画、独自の音楽理論の解説」というので、さぞかし独自、と思ったのだが、批判で言うのではないけど、意外と、普通だった。というか、王道だった。逆に、移動ドから音楽をきちんと説明していて、感動してしまった。
 というか、基本は移動ドの和声でそれから、和音の話になるという道筋は、けっこう理論的、というか、理論がきちんとしすぎていた。本書の趣旨からすると、もう少し具体例がほしいと思った。
 これも批判という意図ではないのだけど、具体的に耳コピをどうするか、ということ。電子キーボードのトランスポーズの活用などもあるのだけど、まず、耳コピだと口付さんで、音を探すのだが、どうやって探すとかなど。
 その次には、それを運指にもってかないとピアノは弾けない、のだけど、運指についての説明はなかった。ある程度基本の運指ができる人向けとも言えるだろう。(運指はけっこう難しいと思う、それこそ練習が必要だから。)
 というわけで、耳コピから運指、それに、ベース音、そして和音というふうに、具体的に数曲練習曲があると実際的かなと思う。そうして数曲演奏できた時点で、理論の説明でもいいだろう。
 ごく個人的な思い出だが、私の中学校の同級生で、なんか曲があると、すぐ耳コピして、ピアノ曲にして奏でてくれるやつがいた。あの放課後の音楽室がちょっと、なつかしい。絵にしたら、BLっぽいかも。

 

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