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2020.07.31

14歳で出会ったもの

 漫画家の田中圭一さんが、ツイッターで、《オトコって14歳の時「なにに興奮したか」でその人の性癖が決まるような気がする》と呟いていて、そういえば、自分は、14歳のとき、何に出会って、その後人生、影響受けただろうかと思った。
 ふっと、3つ思い浮かんだ。

14歳で出会ったもの、シャガール
 どういうきっかけで出会ったのだろうか。シャガールに出会い、夢中になった。
 たぶん、モネ、ルノワールやゴッホが好きで画集を買い出したころだっただろうと思う。その一環で、シャガールにあったのではないか。
 シャガールの何に惹かれたか? ベラとシャガールがモデルの空飛ぶ恋人、羊がいて、フィドルで踊る貧しいユダヤ人村、脱天使、その色彩。ファンタジーというより、ある具体的な、ユダヤなるものに心奪われたということだった。

14歳で出会ったもの、ドストエフスキー
 『罪と罰』を読んだ。『カラマーゾフの兄弟』は、以前も書いたが、箕浦訳の未完に合わせて頓挫した。
 実際のところ、ドストエフスキーに出会ったというより、『罪と罰』に出会ったというべきかもしれないが、振り返るに、『カラマーゾフの兄弟』は大きかった。自分をアリョーシャに重ねた。

14歳で出会ったもの、万葉集
 これははっきり覚えている。ラジオで毎回、犬養孝先生の講座を聞いていた。先生は本当に万葉集が好きで、朗詠されていた。万葉集は謡いなさいと言っていた。歌った。高校生の授業で万葉集を学んだおり、読めというから、朗詠したら、先生も含めて唖然とされた。
 中西進先生のNHK市民大学講座で万葉学も学んだ。岩波新書赤の茂吉の『万葉秀歌』もほとんど朗詠して暗記した。
 後年、20代の終わり、取り憑かれたように飛鳥を散策した。

 ほかに?
 ほかにもあるなあと、思い出した。

14歳で出会ったもの、亀井勝一郎
 最初に読んだのは、『愛の無常について』だったか。これ、実に中2向けである。文章がきれいだし。それをきっかけに、阿部次郎、和辻哲郎とか三木清なども読んだ。当時は、文庫本でそんなのがいっぱいあった。ショーペンハウエルとかもついで読んだ。
 一番読んだのは、『親鸞』と『大和古寺風物誌』である。後者はそれもって高校生のとき斑鳩を旅した。
 高校生になるにつれ、しかし、亀井勝一郎は読まなくなった。小林秀雄に夢中になった。

 

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