« ラテン語の複数形主格はなぜ単数形属格と同形なんだろうか? | トップページ | 「# 検察庁法改正案に抗議します」が理解できなかった »

2020.05.10

二次元婚はいかにあるべきか?

 「なんとかは俺の嫁」という表現を知らないわけではないが、嫁なら既婚だからして、二次元婚もあったのか、ということになる。そこで、二次元婚はいかにあるべきか?を考えた。
 ネットで、初音ミクと結婚式を挙げたという人の話を見かけた。まあ、自分婚もありだし、なんでもありでいいんじゃないのと私は思う。同性婚でも三人婚でもありだ、と私は思うのだが、少し心に引っかかるものがあった。
 そもそも、結婚式の本義からして、それでいいのか?
 誤解しないでほしいが、結婚式の本義といっても、同性の了解のうんたらということではない。それは、結婚。結婚式ではない。要点は、なぜ「式」なのか?である。
 そもそも結婚式とは何か? 愛し合う二人(広い意味で)が結婚の誓いの儀式をすることだ、とかなりそうだが、重要なのは、そこに人々を集めることだ。その人々が、結婚の証明者となることだ。
 なので、結婚式では、「このものたちの結婚に異議のある方はいるか?」というImpedimentが重要になる。もっとも、これは、Canon law(教会法)だが、フランスの市民婚でも市役所で行わなければならないし、それ以前に、このものたちは結婚するという貼り紙が提示される。Blog : Le blog des Poggiolais(参照)というブログから。

Acte privé car consacrant l'union de deux personnes, le mariage est aussi un acte public car il concerne deux familles et finalement tout le village. Il doit donc être annoncé pour que l'information circule et que les oppositions éventuelles se manifestent.
(二人の結合を捧げる私的な行為でもあり、結婚は、2つの家族、最終的には村全体に関わる公的な行為でもあある。ゆえに、それは公表されなければならないのは、その情報が流通し、起こりうる異議も表明されるためである。)

 まあ、日本の公的な結婚ではそんなことはないので、文化が違う、というのはあるかもしれないが、それでも、式そのものは、それが公的なものに開かれ、異議がない証であるということはあるだろう。
 この点で、二次元婚の結婚式はどうなの? 初音ミクと結婚式というのは?
 私がちら読みした、初音ミクとの結婚式では、「私が我が家のミクさんと結婚式を挙げる」というように、ローカル変数定義みたいもなっていた。つまり、この場合のミクさんは、グローバル変数ではないと。でも、その比喩ならそもそもグローバルには出てこれないから、式の公開もありえないとならないだろうか。
 変数の比喩でいうなら、むしろ、「初音ミク」はクラス定義で、結婚できる初音ミクさんは、そのインスタンスなわけだから、newするときは命名が必要なので、例えば、初音・ミク・美智子とか、初音・涼子・ミクとかにするといいのでは。そしてできたら、そうしたインスタンス結婚者の公的性格を明らかにするために、二次元婚仮想市役所というのを設けて、一定期間告示する。こうした組織は文科省の天下り先とするとよいだろう。それと、ここで言うのも野暮だが、この記事は四月馬鹿でもないのに徹頭徹尾ネタです。

|

« ラテン語の複数形主格はなぜ単数形属格と同形なんだろうか? | トップページ | 「# 検察庁法改正案に抗議します」が理解できなかった »