新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)についての、たぶん奇妙な予想
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)について、詳細かつ最新のニュースを追っているわけではなく、今日のNHKの報道で知っただけなのだが、イタリアでは新たな死者が1日で100人以上増え累計366人、感染者も7000人を超えたらしい。大変な事態である。
その報道を聞いて、個人的にかつさしたる根拠もなく、その勢いから予想したことがある。地続きの欧州大陸ではさらなる蔓延となるのではないか、と。
同時に、これも根拠はないのだがもう一つ予想したことがある。というわけで、以下の話は、ブログにありがちな、当てずっぽうの話ではある。が、悪質なデマなることもないだろうとも思うので、事態の渦中でこんなのんきなことを思っていた日本人もいたのかという、一つの証言として書いておきたい。
当てずっぽうで思ったそののんきな予想は、日本のこの感染がある時期に急速にかつ他国に類もない収束を迎えるかもしれない、ということだ。他国と比較してという意味である。
その兆候がすでに見られるかというと、わからないが、1日ごとの発表数では、3月6日から、この2日は減少している。ただし、これが全体の減少の兆候にはならないだろうとは思う。というのも、おそらく、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の発症数は現状では、検査数と検査手法によって変わる段階だからだ。
それなのに、なぜ、日本で収束するのではないかと当てずっぽうだが思ったかというと、世間を見るに、日本人がまるで一致団結したように感染防止の行動を取っているからだ。こんなふうに全体として指定された規律通りの行動をする国民をもった国家は、実は、日本だけなのではないか、と思ったのである。
誤解なきよう補足すれば、全体として指定された規律通りの行動をする国民の国家が好ましいとも思わないし、また、安倍政権の対応が対応が正しいと主張したいわけではない。むしろ、結果的に奇妙な国家という特性を示す事例になってしまうのではないか、と。
話はそれだけなのだが、もしこの当てずっぽうの予想が正しい結果になってしまえば、世界保健機関(WHO)や米国疾病予防管理センター(CDC)にとっても貴重な研究データを提供することになるのではないかというだけだ。
もちろん、こんなのんきすぎる予想は外れるかもしれない。
あと、一点補足すれば、「収束するのではないか」というのは現在の事態であって、COVID-19が撲滅されるかというと、逆の予想を、これもまた医学的な根拠はないのだが、個人的にはもっている。致死率は下がっても、人間に日常的に感染する、HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1に次ぐものになるのではないかと思うのだ(加えて、COVID-19という年代のナンバリングのようにさらなる新型コロナウイルスも出現するだろう)。この補足の予想と先の予想は、「事態の収束」をどう捉えるかで、矛盾することにはなるかもしれない。日常的に感染がひどければ、収束とはそもそも言えなくなるからだ。
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