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2019.12.25

メリー・クリスマス 2019年

 メリー・クリスマス!
 と、言われても、自分はクリスチャンでもないし、言う相手もクリスチャンでもあるまい、ということで、メリー・クリスマスも廃れてきた。それにつられたわけでもなく、自分のクリスマスも変わってきた。一人の寂しい、なつかしい聖夜であった。子離れなどで家族がクリスマス・イブだからと集うこともなくなり、また当日の朝も若草物語のようなシーンはない。振り返れば、クリスマスが楽しいのは、子供が幼いときであり、子供が4人もいた自分の人生には、もうクリスマスは十分であった。今年は体調も芳しくなく、教会にも行かなかったが、この数年はずっと通っていたし、子供や妻を連れていくこともあった。
 まったく、クリスマス気分がなかったわけでもなく、アドベントにはシュトーレンも買い、パネトーネも買い、紅茶のあてとした。20年聴いているクリスマスソングもネットに移してあるので、グーグルさんに一声かければ流れてくる。聴いてもいた。そういえば、クリスマスらしいディナーは前倒しでやったのだが、長男の作るあんこう鍋であった。

 


 さて、イブの夕暮れ、一人、ピアノの練習をしていた。曲はレディオヘッドのクリープである。知らない曲である。弾いていて運指ができてもさっぱりわからないので、グーグルさんに流してもらうと、なかなかによい曲であった。子供が青年期に近づくにつれ、若い曲も耳にするようになり、エドシーランだのズトマヨだのも聞くのだが、レディオヘッドは知らなかった。この曲のレッスンが終われば、次はニルヴァーナだが、そのあたりの音楽シーンも僕は知らない。
 一人のディナー。まあ、子供の一人くらいは帰るだろう。夕飯に何を作るかと考え、肉じゃがを作った。クリスマス・イブに肉じゃがはないだろというのが自分でもおかしかった。でも、肉じゃがをメインに、白菜のアンチョビソース炒め、高野豆腐、ご飯に味噌汁という献立にした。家族がぼそぼそと帰宅して勝手に食べられるように、プレートに分けた。
 さて、あまりに寂しいので、俺妹で黒猫がクリスマス・イブを呪う回を見た。リア充に呪いあれ、ということだ。自分の人生はどっかでリア充に切り替わったわけだが、こうしてまた一人になると、そんな人生も嘘だったように思える。

But I'm a creep
I'm a weirdo
What the hell am I doing here?
I don't belong here

 

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