ボジョレー・ヌヴォー
ワインが好きでよく飲んだものだが、病気で長く控えていた。が、それだとフランス料理がさみしい。今年辺りから、酔わない程度に少し食事に添える程度は飲むようになった。その程度なので、ボジョレー・ヌヴォー(le Beaujolais Primeur)とかは飲む気もなかった。以前、なんどか飲んだときも、それほどおいしいものでもないなと思っていた。コスパも悪いしとか。
が、そうでもなかった。
社会人になった息子がボジョレー・ヌヴォーをもってきた。あのなあ、と思ったが、口には出さず。嬉しいには嬉しい、親としてということか(とほほ)。
一口飲んでみた。う、うまい、んじゃないの?
あれれ。自分も年取って状況に反応しているだけかと、もう一口飲むと、うまい。
はあ、これがボジョレー・ヌヴォーっていうやつか。昔飲んでたあれは何?と思ったが、よくわからない。当時も安酒でもなかったように思うが。まあ、これがうまいならいいや。
爽やかで香りがあり、ぶどう自体の若い甘みもある。微発泡している。まあ、普通のワインとは違うが、なるほどこれは楽しいワインだなと思った。というか、思えた。
銘柄見たら、アンリ・フェッシ・ボジョレー・ヌーボー。
もしかして、これってアマゾンで売ってうんじゃないのと見たら、大々的に売ってましたね。まあ、息子はアマゾンで買ったものではなかったが。というか、アマゾンのほうが安いみたいだ。
それなりに賞もとって定評のあるボジョレー・ヌヴォーだったようだ。
というわけで、ボジョレー・ヌヴォーってそれほどうまくないよなという印象は変わった。
若酒は身体によくないと思うので、そう飲む気もないが、これらなら、来年も飲んでいいし、ボジョレー・ヌヴォー祭なんて日本人がするのってバカみたいと思っていたが、そうでもないかと考えなおした。