« [書評] 渡部昇一『講談・英語の歴史』と『英文法を撫でる』 | トップページ | 2019年新国立劇場オペラ『トゥーランドット』 »

2019.09.08

Netflix アニメ『HERO≠MASK』

 Netflix アニメ『HERO≠MASK』が推されていたので見た。ネットでよく見かけるアニオタさんらは、深夜枠のはよく見るみたいだが、Netflixのはそれほどでもないのか、あまり話題にならない。まったくならないわけでもないが、それでも話題は少ないのではないか、ということもあって、少し書いておきたい。
 私はパートⅡになってからの通し見である。それでよかったように思う。続けてみたいという引きの強い作品なので、パートⅠでお預けはちょっとつらかったかも。ということでもわかるが、総じて面白い作品だった。ダレる感じがなかったのがよい。「本格派クライム・サスペンス・アクション」ということなので、話がダレると救われない。
 とはいうものの、というかというべきか。アクションに力点を置いているせいか、脚本の進みが遅い。ダルいというのとも違う。なんだろ、というのがこの作品の特徴かもしれない。
 話は、生命の本質を加速させる特殊なマスクで、これを顔に貼ると、誰の顔にもなり、しかも、生体能力全体が極限になる。銃で打たれてもすぐに治癒する、といったSF設定で進む。が、マスクは完成していないので、能力はあるとき尽きて急速に老化する。マスクの謎解きも話の牽引ではあるが、まあ、このくらいはネタバレでもないだろう。
 アニメとして見た場合、どうなのだろう。作画は、スタジオぴえろ。作画崩壊とはまったくない。キャラデザも悪くない。PSYCHO-PASSから茜ちゃんを除いたくらいのクオリティはある。超常的な表現も概ねMarvel程度、というか、普通に人間とCG使った、Netflix Marvelと同じレベルな感じがあり、なぜにしてアニメ?感が残る。
 人間の描き方だが、これも概ね悪くない。ただ、深みという点では、PSYCHO-PASSから槙島聖護を抜いたくらいのクオリティ。いかんな、これではディスってるみたいだ。
 Netflixなので全世界配信だし、それにむけて、いろいろチューンされた結果なのかもしれない。話も全体としてわかりづらいことはなく、キャラとかでも設定でも安定している。
 とはいえ、個々のシーンでわかりにくいなあと思ったことがあり、ええい、副音声オン!とかやってみたら、ナレーションがうるさいけど、すっげーわかりやすくなった。これでいいのかとも思ったが、副音声も悪くないんじゃないとも思った。こんどなんか別の作品をラジオドラマふうに聞いてみるか。
 あと、洋ドラにありがちな、エロさはなかったな。アニオタ向けの国産アニメのエロ方向とは別に、洋ドラ・エロもなかった。なぜだろう。この作品でエロ混ぜするとダレる感じは出てくるかもしれないが、、Netflix Marvelくらいのエロはほしいところだ。
 うーむ、ディスってないってば。

|

« [書評] 渡部昇一『講談・英語の歴史』と『英文法を撫でる』 | トップページ | 2019年新国立劇場オペラ『トゥーランドット』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« [書評] 渡部昇一『講談・英語の歴史』と『英文法を撫でる』 | トップページ | 2019年新国立劇場オペラ『トゥーランドット』 »