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2019.06.28

とりあえずイタリア語、3か月

 4月から始めたイタリア語だが、3か月を終えた。「終えた」というのは、ピンズラーのレベル3まで終えたからという意味合いもある。なかなかきつかった。
 これまで、フランス語はレベル5まで数度繰り返した。あのころの勢いからすると、イタリア語もこのままレベル4へ、とも思うが、少し間というか、1か月くらいあけてから再開しようかと思う。
 中国語とドイツ語はレベル4までやるにはやった。このときもきつかったが、時が経つとけっこう忘れてしまう。語学はフォローアップしないと能力的には薄れてしまうものだ。
 今回はピンズラーによる学習は、サブというわけではないが、メインともしなかった。最初にPaul Nobleを使った。Next Stepもやったので、だいたでだいたい入門に20時間くらいだろうか。他に、Duolingoもやっている。この点は、ドイツ語のときも同じ。
 さらに、今回は最初から、普通にネイティブのイタリア語の講座を学びに行くことにした。週一ではあるが、これがかなりモチベーションの維持になっている。
 ほとんど初歩の時点から、外国語をネイティブに学ぶというのはどういう感じなのか知りたいというのもあった。その実感からすると、語学というのは、ネイティブがいないとだいぶ異なるものだなと思った。
 ネイティブに学ぶことを意識したのは、この2年間はフランス語のほうをネイティブに学んでいたからだ。私のフランス語はたぶん、B1からB2くらいだろうと思う。とりあえず、フランス語については、フランス語だけの授業もそれなりにわかるようにはなった。現状だと、イタリア語だけの授業はまだきついかとは思う。A2には十分行ってない気がする。
 以前、中国語やドイツ語、そしてロシア語を学んだおり、その勢いでイタリア語も少しかじったのだが、あのときは、フランス語に似すぎていて混乱した。今回はそれほどでもない。むしろ、学ぶにつれ、フランス語との差異がはっきりしてきた。とはいえ、文法については、ほとんど似ているので、楽は楽だと思っていた。が、条件法の過去とかでは、けっこう違っていたり、代名詞の目的語の動きなどもフランス語とけっこう違うので、やはり別言語なのだと思えるようになった。
 そんなわけで当初は、イタリア語はフランス語によく似ている、ロマンス語だからな、と思っていたのだが、どうも実感としては、英語にも似ているようにも思う。英語が、ノルマン・フレンチの影響があるから当然とも思っていたのだが、それともちょっと違う感じがする。
 例えば、"perfect"という単語だが、もとはラテン語だとして、ラテン語から英語にそのまま入るとすれば、時代的にはかなり古いだろうが、そういう印象はない。普通に考えると、ノルマン・フレンチ経由だろうが、現在のフランス語だと、"parfait"となり、音の印象がかなり違う。
 語源にあたると、Dictionary.comとかはこうある。

1250–1300; < Latin perfectus, past participle of perficere to finish, bring to completion (per- per- + -fec-, combining form of facere to do1 + -tus past participle suffix); replacing Middle English parfit < Old French < Latin as above

 つまり、中英語のparfitが、置き換わったということだろうか。いずれにせよ、古フランス語そして、ラテン語に至るわけだが、"1250–1300"というややスペシフィックな年代で、どうしてラテン語なのか? というと、当然、中世英国の人文学者らのラテン語知識によるのだろうが、そこで、さらに気になるのは、やはり、なぜこの時代にラテン語?なんだろうか?
 気になるのは、ダンテだ。彼は、1265年ー1321年。だいたい同年代だからだ。直接、英語にダンテの影響がある、というわけではないが、イタリア・ルネッサンス期には重なってくる。
 時代的には後代になるのだが、シェイクスピアの作品の背景も、イタリアの影響が目立つ。
 というか、英語にはイタリア・ルネサンスの影響がけっこうあるんじゃないか。英国の人文学というか、芸能にもけっこう直接的にイタリア・ルネサンスが関わっていたのではないか。それ以前には十字軍もあるだろうが、こっちは俗ラテン語ではあるだろう。
 もう少しきちんと調べないといけないが、英語のラテン語起源の語彙は、ノルマン・フレンジやアンジュー帝国の影響(この2つは英語に2系統の残存を残している)の他に、ラテン語文献からの人文学者のラテン語という3層があるかと思っていたのだが、直接的な、つまりフランスを経由しないイタリア・ルネサンスの影響がけっこうあるんじゃないかと思った。
 話はそれと逆になるが、現代イタリア語は、直接英語の影響を受けている印象も強い。その例になるかわからないが、「身分証明書」はフランス語的に考えると、"Carta d'identità"になりそうだが、実生活的には、"Documento d'identità"で、"Documento"だけでもよさそうだ。用例的には外来語ではあるのだろうが、不思議な印象はある。

 

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