ウルトラマンとULTRAMAN
Netflixを開くと、ウルトラマンを見ろというので、ウルトラマンを見た。いや、ウルトラマンではなく、ULTRAMANとなっていた。やばい、と思った。これ、やばいよ。がち、そう思えたのは、一話を見終えてからだ。
最初はなんの事前知識もなく、開いた。3DCGアニメである。ああ、僕が嫌いなやつだ。以前『亜人』を見ようとして、なんとも船酔いみたいな気分になったことを思い出す。これも無理だろうなと思うが、出て来るオヤジは「ハヤタ」と名乗っている。なるほど、中年のころの黒部進である。二瓶正也も出て来るじゃん。懐かしの地球防衛軍本部もある。石坂浩二のナレーションはないが。
なんだこれ? 懐メロじゃないけど、俺たち爺ホイホイってやつじゃないかと構える。そのうち、黒部進は今の白髪の黒部進になっていて、高校生の息子がある。俺じゃん。これって、息子がウルトラマンを継ぐという話かといぶかるに、そういう話だ。ギャグ?
とか言ってるうちに、諸星弾と名乗る若い頃の森次晃嗣みたいのが出て来る。もうすでに爺さんの俺、ホイホイとはまる。3DCGにも慣れてくる。これで、アキコ隊員と菱見百合子が出てきたら、おっとぉアンヌ隊員ができたら、これはちょっとしたおかずだ。が、その期待は叶えられず(実はアキコさんは出て来る)。代わりに、ケムール人が出てきた。いや、ゼットン星人ということか。ダダの人が出てきた。ピグモンの人も出てきた。
僕は懐かしいものが嫌いだが、ツンデレ心理みたいなもので、きちんとスイッチ押されるとやばい。今川泰宏の『鉄人28号』もスイッチ入った。やばい。地球防衛軍の建物だけじゃなく、あちこち、半世紀前のオマージュもある。音声効果もいい。泣ける。マジ、感動した。
僕がウルトラマンを見ていたのは、リアルタイムである。1966年から1967年。9歳。小学校3年生である。うへ~、軽く半世紀前じゃん。けっこうビビッドに覚えていてやばい。全部見た、と言いたいところだが、ドドンゴの回だけは見逃して、ウルトラマンがメディア化されて見直したことがある。
自分、まじ子供だったなあ。こんなのマジ、興奮して見ていたからな。
『ULTRAMAN』のウルトラマンは、というと、まじ着ぐるみだった。仮面ライダーG3じゃん。デザイン的には、そこはちょっと俺ホイホイとはいかない。僕は、新幹線ゼロ系が好きなのだ。鉄人28号も好きだ。流星号も好きだ。丸いデザインが好きなのである。
『ULTRAMAN』を見ていると、新ウルトラマンはサイズも巨大化しない。まあ、ウルトラセブンも等身大だったから、それはよし。で、ウルトラセブンの新デザインは悪くない。そのうち、もう一人出て来る。が、このデザインがわからないというか、北斗星司って誰?
というところで、これウルトラマンAじゃないかと気がつく。第2期ウルトラシリーズは全然見てないのだ。『帰ってきたウルトラマン』も見ていない。中学生になってから、この手のお子様番組は見なくなった。仮面ライダーもほとんど見ていない。見始めたのは平成になってからで、つまり、子供と一緒に見ていた。沖縄に暮らしていたころだ。そういえば、砂漠のような天久にウルトラマン小屋ができたときも連れ行ったな。
かくして、爺さんホイホイでもいいじゃないか、と、『ULTRAMAN』にハマり黒歴史を更新するうちに、さらに3DCGのたて(殺陣)にはまる。美しい。これは、美しい。諸星弾のちゃんばらは、さいこーぞい(子供とカービーは見ていた)。これは、スターウォーズのちゃんばらより美しい。日本スゲー的な?わけもないが。ウルトラマンのたても、オリジナルをよく活かしたアインクラッド流みたいなのでよかった。このありもしないマーシャルアーツの美しさというのはなんなんだろうと思う。
そういえば、円谷プロといえば、『SSSS.GRIDMAN』も見た。こっちは、僕は旧版を見てないんで懐かしい壮大なるウルルはなかったが、単独で話は面白かった。ただ、花澤香菜かなと思ったら上田麗奈だった。我ながら声優の聞き分け能力は低い。小清水亜美を沢城みゆきと間違えてパニックったこともある。
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コメント
やっぱし、帰ってきたマグナムドライでも飲みながら?
https://www.youtube.com/watch?v=6zwOo1PmhxY
投稿: | 2019.04.05 22:21