プルームテックを吸ってみた その2
前回の続き。プルームテック互換機でニコチンなしで香り(フレーバー)のついた煙もどきを吸っていが、たまたま知ったのだが、もうプルームテックのカプセルがどこでも買えるので、アップルミントとコーヒーのフレーバーのプルームテックを吸ってみた。そこまでが前回。
その後、2種類足した。レギュラーの「メビウス レギュラー フォー・プルームテック」とブルーベリー・フレーバーの「メビウス パープル・クーラー フォー・プルーム・テック」も吸ってみた。ミントはまだ吸っていない。
どうだったか。基本のブラウンだが、ネットなどでは、物を燃やした臭いとか言われていたが、自分で吸ってみると、「あ、これ、たばこだよ」と思った。奇妙に懐かしいのである。もう30年くらい前になるが、パイプたばこを吸っていたときを思い出した。たばこって、クールスモーキング(パイプたばことかでできるだけ低い温度で蒸して吸うこと)にすると、葉っぱの味わいが深くなる。その味というかフレーバーを思い出した。つまり、これ、たばこ本来の味わいに近づけようとしているだなあ、ということ。なので、「ああ、これ、うまー」とか思った。
あかん、これで立派な喫煙者じゃないか。このブラウンの味、どのくらいの人に受けるのか。現在、メビウス、つまり昔のマイルド・セブンだが、その愛好者にどれだけ好まれるか。どうなんだろう。自分自身、マイルド・セブンを吸って、うまいとも思わなかったので、そのあたりのズレはどうなんだろうか。とま、いろいろ思った。いずれにせよ、私にはこのブラウンのカプセルは、お気に入り。フレーバーの抜けは早い印象。たぶん、リピートするだろう。
ブルーベリー味はどうか。最初、「うへぇ、これ、ガムじゃん」とか思った。「ブルーベリー味のガム噛んたほうがマシじゃねえ、これはないわー」と思ったのである。というわけで、買ったものの、これ吸わないだろう、ということにしていたのだが、コーヒー、ブラックだけど、飲んでたとき、「あ、これにあのブルーベリーのプルームテック合うんじゃね」と思いたち、試してみると、ばっちり合いましたね。コーヒー飲みながら、ブルーベリー味のプルームテックは、うまーです。ただ、そんなには吸わないでしょ、この味は
その後のアップルミントだけど、慣れると、普通においしい。紅茶に合う感じ。最初のアンモニア感は弱くなってきたせいもある。リピートするかは、まだ微妙だけど。
コーヒーフレーバーは、普通にうまい。ブラウンの基本を吸ってみてわかったけど、このコーヒーというかチョコっぽいのは、基本の味の延長にある。そして、これもあれだなあ、パイプたばこの味を思い出す。フランス料理とか肉料理とか食ったあと、ぷはーとすると一段とうまーな感じがある。気に入ったのでこれもリピートするかも。
ということで、すっかりプルームテックにはまって、喫煙者になってしまった感はある。実際プルームテック吸ってから、ニコチンなしのミントやエナジードリンク味に戻ると、なんか足りない感がある、そこはニコチンかな、よくわからない。ニコチン、体に入っているという実感はない。(肺に吸い込んでないせいもあるが、口内である程度は吸収されるだろう。)
中毒性のあるニコチンなんかわざわざ摂取することもないように思うが、人間の愚行権というか、そのくらいのおバカも許容ではあるだろう。コーヒーのカフェインや塩(日本人の塩摂取はたぶん中毒)など比べて、プルームテックでのニコチン摂取がどのくらい健康に悪いか、よくわからない。
今のところ、禁断症状はない。比較としてだが、IQOSの一回が、6分または14パフと決められているが、それに比較してプルームテックが多くなりがちかというと、まだペースはつかめないものも、そんなでもない。プルームテックのいいところだが、吸い始めていつやめても、まったく変わらない。2パフして終わりでも問題ない。
これも、今のところではあるが、外に持ち歩きたいということもない。もし外出して吸うとなると、現状から想像して喫煙所ということになるが、これを言うと苦笑されるだろうが、喫煙所のたばこの臭いに私は耐えられない。喫茶店の喫煙コーナーにこもってプルームテックを吸いたいとは微塵も思わない。なにより、たばこの臭いが、衣服に付くのが嫌だ。たばこの臭いのする人とエレベーターご一緒するのも、嫌だなと思うほど。なので、考えてみると、プルームテックを外で吸う場所がそもそもない。歩きたばこみたいなみっともないこともしたくない。
JTとしては、プルームテックは通常の喫煙とは別ということで、吸ってもいいよの喫茶店を増やしたい方針だろうが、広がるものだろうか。プルームテックを吸っているところを見ると、まだそれほど普及してないせいもあるが、普通の喫煙と同じに見える。
話が前後するが、プルームテックと、ニコチンなしの煙もどきのヴェイパーの場合と比べると、プルームテックのカプセルの構造状、吸い込み(ドロー)がきつくなり、意外と吸うコツが難しい。そして、煙もどきもヴェイパーに比べて少なくなる。
さて。この間、それらとは別にというか、各種プルームテックのフレーバーを吸うようになっていちいちカートリッジとバッテリーを付け替えるのも面倒くさくなったので、バッテリーを2器追加購入した。複数フレーバーを楽しむならバッテリーが複数あったほうが便利。現状、純正プルームテック器を使っている人も、互換機バッテリーを増やすと便利じゃないかな。
そしてわかったのだが、バッテリー自体よりもバッテリの通空スイッチ構造の差だと思うが、バッテリーごとに使い勝手に差がある。純正プルームテックのバッテリーだとどうかよくわからないが、意外とこうした差があるものだなと驚いた。また、これに合わせて吸口を20個追加した、こんなの要らねと思ったが、カートリッジが複数になったので、吸口も多いと便利なものだ。
それと。そもそも煙もどきヴェイパーの機能はどうだろうかというか、リキッドで楽しむほうはどうだろうかと、リキッド用のアトマイザーも買って試した。フレーバーはすでに買っておいたFlaxのリキッドを試してみた。これ、ほぼ、無味乾燥。つまらんと思ったが、逆に無味乾燥なら、これを基軸にして、プルームテックでカプセルが余ったとき用のカードリッジの代替に使えるなと思った。このあたりの構造の説明は読んだだけではわかりづらいかとは思う。別の切り口でいうと、プルームテックやヴェイパーはいろいろ使い込みの道具の扱いに慣れる必要がある。解説本でもあるといいかも。もっとも、単純にプルームテックだけ楽しんでいるなら、簡単だが。
今後、別フレーバーのリキッドを試してみるかというと、まだそんな気分でもない。ミントとエナジードリンク味のヴェイパー・カートリッジは十分あるし、プルームテックも気分でリピートするくらいだろう。どこでも買えるし。それにそもそも、このおもちゃに飽きてしまうかもしれないし。
話がくどいが、プルームテックの利用者は喫煙者なのかというと、プルームテックのカプセルにニコチンが入っている以上、喫煙者というほかはない。だが、おそらく副流煙の被害とかも、タールもないし、近くで誰かが吸っててもほとんど臭いもない。これで公的に喫煙者と言えるかというとどうなんだろ。健康被害についても、いちおうニコチンの中毒性からたばこの警告を継いでいるが、医学的な根拠があるわけでもない。案外、たばこよりも健康に悪いのかもしれないが、数年先を行っている欧米でも深刻な報告もなさそう。あるいはさらに案外だが、健康に良い可能性もまったくゼロでもないかもしれない(なわけないだろと言われそうだが)。
それはそれとして、タバコのような煙をふぱーっとやって、フレーバーを楽しむというのは、ふつうに楽しいものだなと思う。
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