バッハ・ボックス(プロトタイプ)の作り方
バッハ・ボックスは掌に載る150g程度の立方体で、スイッチをオンにすることによってバッハの音楽が流れる装置である。当然ながら、スピーカーを装備し、メモリー内にはバッハの音楽が電子データとして含まれていて、バッハの曲を聴くことができる。比較的静かで小さな部屋ですぐにバッハの音楽を聴くことができる。バッハが1つの環境になる。
まだ企画段階なので販売されていない。
以下はこの試作品の作成方法の一例である。
基本的な機械部分は、Tsing MP3プレーヤー TT-028を利用する。小型でワンスピーカーのMP3プレヤーだがメモリは含まれていない。おもちゃのようだが、いや、実際におもちゃと言っていいのだが、おもちゃのわりにはけっこういい音が出る。
電源は内蔵リチウム電池にUSB充電になる。電源用ケーブルは付属している。残念ながらフル充電しても大してもたない。同機にはFM受信機能や時刻表示機能もあるがほとんど使い物にならない。まあ、その程度のおもちゃでもある。
メモリーはmicroSD/TFカードかUSBディスクが利用できる。どちらでもよいがmicroSDカードだとパソコンにインタフェースがないと音楽データのローディングがめんどくさいかもしれない。他方、USBドライブを差し込むとそこだけ出っ張って不格好になる。だが、SanDisk Cruzer Fitだとかなり小さいのでそれほどでもない。パソコンにも装着しやすい。USBディスクをしょっちゅう無くす人なら、バッハボックスがUSB置き場として便利である。音楽以外のデータを入れておくことができる。
音楽データとして使うバッハだが、あまり本格的な演奏だとかえって気になるので、気楽に聞ける次のものがお勧め。
これらの曲をUSBドライブに入れてTT-028で再生すればバッハ・ボックスのプロトタイプは完成だが、この装置はプレイリストもできない。ランダム再生もできない。選曲も番号だけという代物なのでどうするか。
先のアルバムの曲を全部つなげて1つの曲にしまうとよい。すると3アルバムの全曲が3曲になり、どれを選んでも1時間くらいバッハの曲が聴ける。再生途中で電源をオフにし、次回電源オンにするとレジューム再生になる。
曲の結合には、Windowsパソコンなら、Helium Audio Joinerというフリーソフトでできる。これだとプロテクトのかかっていないM4AもMP3に変換して結合してくれる。
話を戻して、利用したTsing MP3プレーヤー TT-028だが電源をオンにしたとき、バッハにはとうてい合わないカラフルなLEDライトが中華的に点滅する。これはmenuボタンを長押しすると消える。
防水仕様にもなっていないので、お風呂場で使うときは、ビニール袋に入れるとよい。
なお、バッハの音楽をクリスマス・ソングにすれば、クリスマスシーズンに合わせて、クリスマス・ミューッジック・ボックスに改造できる。
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