最近の文房具屋さんのこと
おやこんなところに文房具屋さんがある、と疑問に思った。しばらく通っていない道を通り過ぎたときのことである。けっこう大きな店構えである。文房具屋なのだから文房具を売っているだろう。が、これだけの規模の店舗でいったいどんな文房具を売っているのか気になって覗いてみた。そもそも、客がいるのか? いたのである。いっぱい。
主に小学生・中学生であった。考えてみると当たり前のことだ。彼らは日々、使うのだ。そうして熱心に文具を選ぶ子どもたちを見ていると、なんだか懐かしいような胸にじんとくるものがある。大人たちも多い。意外と老人が少ない。最近はどこに言っても老人比率が高くて、うへぇ感があるのだが、そうした点でもちょっと違和感を感じた。店舗を覗いた時間帯の影響もあるのかもしれないが。
文房具屋さんにはいろいろ懐かしい思い出がある。あれを買ったなあ、あれが欲しくても買えなかったなど。ドイツ製の文具とかなあ。それは苦い思い出でもある。街にはかならず文房具屋があった。考えてみればあたりまえで、お医者さんと薬屋さんの深い関係のようなもので、あるいはパチンコ屋と換金屋の関係のように、あれは学校とつるんだビジネスであった。当時の文房具屋を見ていると、いくつか固定の事務所への納品などもあった。それがどのくらいの比率かわからないが、およそ昭和時代の社会主義社会のような一面だった。
大きな店舗の文具店に最近はニーズがあるのかと思った瞬間、間抜けだな自分と気がつく。かくいう私も文具を買うときは、百均か、無印か、デパートとかショッピングセンターとかのフロアの広い文具屋にでかけていた。むしろ、定期的に出かけていて、なんか面白い文具ないかなあと探すのである。
今回も探した。とりわけ変わったものはないだろうと思っていたが、ロジカルノートが多いのに気がついた。この手のノートが売られていることは知っていたが、こんなに普及しているのかというのは驚いたし、実際に手にしたのは始めてだった。
よいな、これ。欲しいぞ。となると、私の脳にスイッチが入る。文具は気に入ったもの選びが難しいのである。どのタイプのロジカルノートがよいのか。その日は悩んで結局買わなかったが、しばしその文房具屋さんで時を過ごした。店員の若い女性がとても親切だったのも驚いた。どうでもいいが、最近、親切な店員さんと、不親切な店員さんと、アンドロイド型店員さんの3種類のうち、最初のに遭遇する確率が低い。
ロジカルノートはアマゾンでもいいかと見ていると、かなりいろいろあり、悩んだ。
これは衝動買い。
他に、英語の語順を教えるノートみたいのがあった。子供の頃やるデタラメ文章作成ゲームをやるようなものである。「警察官が駅前で熱心に豆腐を食べていた」みたいな文章ができるあれである。英語でやるようにできている。意味あるのか? ああ、これだ。
理論背景でもあるのかと今みたらあった。ふうん。
語順がこうなっているのはピジン言語っぽい英語の特性かもしれないなあ。意外と面白いのかもしれない。
そういえば、フリクションはあるかなと店員さんに聞くと、山ほどあった。すげー。そうなるとまたスイッチがはいる。最近フランス語の勉強関連で知ったのだが、フリクションはフランスでけっこう売れているらしいというか、フランス人がよく使うらしい。理由は、たぶん、彼らは手書きをするからだろう。
残念ながら、笑いのポイントがわからん。が、フリクションの使い勝手はわかった。
あと、これを買った。ミドリという会社のノート。
紙質については実際手に触ってみないとわからんでしょうけど、まあ、いいんじゃないの。
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