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2014.12.04

ドイツ語学習(ピンズラー)、90日を終えた。もうほとんどヤケクソ、そして「ベルリンの壁崩壊」とか

 ドイツ語の学習はそれほど意気込まず、楽しくやろうと思っていたが、無理、無理ぃという感じ。こうなったら、ただただしゃにむに突き進むしかないなあと諦めて、とっちらかっていた語学学習を、Duolingo(デュオリンゴ)のフランス語とドイツ語だけは残して、ピンズラー教材に専念することにした。
 これまではわからない部分があるとなんども戻ってやり直してというふうにやってきたり、たまには書き出したりしていた。それもやめた。もう多少わかんなくてもとにかく前に進むことにした。

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German III, Comprehensive
 そうしてみると、不思議と前に進む。ピンズラーは心理学者でもあったので、人間の忘却曲線を考慮して(ピンズラー死後はそのメソッドで)教材を作っているので、むしろ毎日毎日、突き進んだほうがよいみたいだ。かくしてなんとか90日を終えた。フェーズ3がなんとか終わった。ピンズラー方式では、フェーズ3が終わるといちおうその言語の基本は学んだことになる。え?
 そんな実感はないのだが、いわゆるドイツ語の入門書とか捲るとけっこうわかる。入門書とかだとカタナカナでふりがながあったりするが、これはけっこうひどいなというくらいはわかるようになった。ちなみに「ベートーヴェン」とかも。
 余談に突っ込むと、けっこう少なからぬ人が、カタカナ英語ならぬカタカナドイツ語で発音していることも知った。これはどうやら、ドイツ語が英語やフランス語より日本人にやさしいと思われているせいもあるだろう。でも、そ、そんなことはねーよというのがフェーズ3あたりで思った。とにかく自然な速度だと曖昧母音みたいのが、がそがそ脱落する。ほんとかと思って音声波形で分析してみたが、抜けている。そこに音がないんだもの聞けるわけないというか、そういう省略を前提にしないといけない、というか、もう自分の耳を信じるしかない。
 この間、甚だしく遅ればせながら『のだめカンタービレ』に嵌って、全巻読んだ。アニメも少しずつ見ている。ドラマと映画もそのうち見ると思う。というか、その話はいずれ書く。もしかするとcakesのほうに書くかもしれない。で、このマンガ、少しだけど、ドイツ語の会話が出てくるのだが、あれ? だいたいわかる。ちなみに、フランス語も出てくるのだが、だいたいわかる。おや? こういうのはとても変な感じだ。ちなみ『進撃の巨人』のドイツ語の歌も、歌詞を見るとだいたいわかる。
 それなりにドイツ語を勉強しましたくらいにはなったような感じはした。
 副作用というのか、逆に英語と日本語の発音がおかしくなった。日本語のほうはネイティブだからそれでもなんとかなるが、英語はドイツ人が喋っているような英語になってしまうので、米語主義の私はけっこうトホホになったが、これはもうしばらくこのままにして、ドイツ語のメドがついてから直すことにしたい。
cover
German IV, Comprehensive
 という、ドイツ語のメドは何かというと、フェーズ4である。できるのか?自分。もうむちゃくちゃな気分でフェーズ4に突っ込んで、実はもう9日目のレッスンを終えた。実感としては半分くらいしかわかってないよという感じもするが、ここまでくるとなんとかやるぞという感じ。
 実はフェーズ4がやりたかったのだ。ピンズラーの教材は、フランス語と中国語(普通話)をやって思ったのだけど、フェーズ4が面白いのである。その国の文化や生活感覚がよく出てくる。"Stehen Sie in der Schlange?"(あなたは列に並んでいますか?)とかも、しつこく学ぶ。基本的にピンズラーの語学学習はどの言語も同じ話題で、同じ程度の複雑さで進むようになっていて、「ああ、ここはあの言語だとこうだったな」と思うようになっているのだが、フランス語や中国ではこういう表現の練習なかったなあと思う。ピンズラー教材はその国で生活するときの重要性をかなり考慮している。
 フェーズ4では、"Die Wiedervereinigung"(再統一)の話題が出てくる。どうもこれがドイツ人の生活に深く関係しているという実感が伝わってくる。そんなの考えればあたりまだろということではあるが、語学学習のなかで見つめるとちょっと実感の度合いが違う。"Die Wiedervereinigung"という言葉の響きにもよるのだろう。
 再統一というのは、1989年11月9日のベルリンの壁崩壊がもたらした再統一のことなのだが、ふと思ったのだけど、これって世界史的な用語ではなんというのだろうか。
 ちょっと調べてみると、というか、ウィキペディアを当たると、あれ?という感じだった。「ベルリンの壁」はドイツ語で"die Berliner Mauer"なんだけど、 「ベルリンの壁崩壊」ってなんと言うのだろうか。もちろん、"Fall der Berliner Mauer"ともいうのだが、ウィキペディアにはそういう項目がない。もちろん、"Berliner Mauer"の項目に"Mauerfall"はあるのだけど、独立していない。
 読んでいくと、"die Öffnung der Berliner Mauer"という言い回しが気にかかる。というか、そのあたりのドイツ圏とそれ以外の国の温度差みたいのがなんとなく感じられる。ベルリン市の観光用ウェブサイトだろうと思うが"Das offizielle Hauptstadtportal"では、英語では"The opening and fall of the Wall"(参照)とあり、なんとなくだが、西側としては冷戦視線で「崩壊」なんだけど、ドイツ人としては「開放」なのだろう。そしてそこが統一の国民史的なイメージのようだ。
 項目的には、「再統一」は"Deutsche Wiedervereinigung"になり、ウィキペディアにしっかり項目あるのだが、ちょっと気になったのは、私たち日本人は「ドイツ再統一」って呼んでいるだろうか?「東西ドイツ統一」とか言っているような気がするがどうだろうか?
 ところが再の前の「ドイツ統一」というのは、ドイツ帝国(1871年)ではないのだろうか。ちょっとこのあたり自分でも自信がない。あるいは、第二次世界大戦後の分裂からの再統一か? ここでちょっと思い出したのだが、つい冷戦構造で歴史を見がちだが、冷戦の前に第二次世界大戦があって、その終了時には、ドイツは、英米仏露で4分割されていた。しみじみ日本ってこの時分割されてないなと思う。
 この東西ドイツの統一の記念日は"Tag der Deutschen Einheit"(参照)と呼ばれていて、まさに"die Einheit"ということで「統一」になっている。"Die Wiedervereinigung"との差の語感がよくわからない。
 ピンズラーのフェーズ4の話題に戻ると、この"Die Wiedervereinigung"だが、日常的には、"die Wende"と言うので、これからはこの言葉を使いましょうとレッスンが進む。え? 何それ?
 調べると、これは、"Wende und friedliche Revolution in der DDR"(参照)のことらしい。直訳すると、「東ドイツでの転換と平和革命」となるのだろうか。これを英語で用語としてなんというかと、"Die Wende"(参照)だった。このあたりも、え?な感じで、ベルリン崩壊、再統一と微妙に意味のずれというか認識のズレがある。ちなみにフランス語でも"Die Wende"(参照)である。日本語でこれ、何というのだろうか?
 ちなみに、「コペルニクス的転回」は"die Kopernikanische Wende"(参照)。英語だと"Copernican Revolution"になってしまう。何がいいたいかというと、"Wende und friedliche Revolution in der DDR"のときの"Wende"の意味合いがズレるなあという感じだ。
 こういうズレを感じるときはGoogleの画像検索してみるとわかることが多いのでやってみると、"Die Wende"は日本人が言うところの「ベルリンの壁崩壊」みたいだ。というか、"Die Wende"という、ドイツ人には現代日常的な歴史感覚の言葉が、日本にはうまく伝わっていないのかもしれない。
 あと記念日としては、"Die Wende"は"Tag der Deutschen Einheit"も意味しているようでもある。このあたり、ドイツ人の実感としては、11月9日としたいところだが、この日付なにかと紛らわしくて、10月3日に移したようでもある。日本の憲法関連の記念日を連想させるものもある。
 うぉぉ、これだけでもフェーズ4学んでよかったと思った。"Die Wende"から25年だけど、ドイツ人にとってそれだけ重たい歴史経験の日付であり、おそらく30代半ばまでの人には、東西分裂は記憶の実感としてまだ感じられるのだろう。そういう感覚からドイツ人を理解しないといけないなとも思う。
 
 

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コメント

> しみじみ日本ってこの時分割されてないなと思う。

本土(北海道・本州・四国・九州)、朝鮮半島、台湾、沖縄、南樺太・千島と分割されていますよ。

#2日ほどまえに上記コメントをしたのですが、そちらに不達なのか、なんらかの基準により不掲載なのか分かりませんでしたので、もう一度書き込みします。
もし既に不掲載のご判断をなさっていたのでしたら、ご容赦下さい。

投稿: うぐいすパン | 2014.12.07 15:17

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