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2014.03.26

とりあえず30日間ピンズラー方式で中国語を勉強してみた

 というわけで昨日だったが、ピンズラー方式による中国語の学習、30日間を終えた。
 なんでも20時間学ぶとそれなりにものになるという考え方(参照)からすると、とりあえず、そこには到達した。
 で、どうか?
 結論からいうと、よかった。やってよかったということ。日本人は初歩的なレベルでいいから中国語を学ぶべきだとまで思うようになった。
 英語を勉強している人も、中国語を勉強すべきだと思う。それは無理とか嫌だというなら、せめてピンインをきちんと学ぶべきだと思う。なぜか? 現代で英語に触れる人はいやでも中国人名や中国地名など中国語を英語にした単語に触れるだろうけど、あれ、ピンインがわかっていないと誤解してしまうからだ。
 いや自分、ほんとうかつだった。ピンインをローマ字くらいに思っていた。いやいや、あれはいちおうローマ字と言ってもいいのだけど、xiとかqiとかの音は、ラテン文字から連想しちゃだめなのな。この点は、英語国民にも言えることではあるけど。
 さて、とりあえず30日間ピンズラー方式で中国語を勉強してみて成果はどうかというと、まあ、ほんと大したことないなあと思う。
 フランス語を学んだとき、この時点(参照)では、同じく大したことないなあと思いつつも、それなりにフランス語を学んだという実感があった。今回はなかなかその実感もおぼつかない。
 じゃあ、無駄だったかというと、いやその逆で、ようやく中国語の入り口に立てた充実感がある。最初、なんじゃ?と思っていた中国語の音が、あのころに比べるとかなりくっきり聞こえる。町なかで中国語を喋っている人の声を聞いても、内容はわからないけど、音は聞き取れる感じがする。
 それでもなぜフランス語と中国語とでこんなに差が出たかというと、フランス語のほうは、英語と違う部分はあるにせよ、だからこそ、英語との対比で文法の体系は30日もすれば全体が見渡せるようになった。だから、他にも学習書や単語集を買ったりして、適当に自己学習ができる。習熟してなくても全体が見渡せた。
 中国語はそういかない。
 少なくとも僕にはそういかなかった。発音がまず思いがけず難関だったが、文法がいまだに皆目わからない。
 いやもちろん、中国語の文法と称する書籍をいろいろ見て回った。どれがいいかはわからないが、基本的に、どれも語法は書いてあるんだが、英語やフランス語的な意味での文法書が存在しない、としか思えない。
 もうこれはなんつう言語だろと思っていたのだけど、先日丁寧なコメントを頂いたのもきっかけではっとわかったのだけど、中国語というのは基本、前置詞句と動詞句の差が先験的にはない。「在北京」というのは、動詞句か前置詞句かというと、まあ動詞句だけど、前置詞句と理解してもかまわない。
 そのあたりから、うっすら、なんじゃこの言語を思った。
 たとえば自分の難関としては、「是」と「很」がある。「是」はあきらかに、英語でいうBe動詞的ではない。じゃあ、なにかというのがいまもってわからない。copula(連辞)の機能はもっているがそれだけではない。
 「很」は、英語でいう"very"の意味もあるし、ピンズラー方式でも基本そのように指導しているのだが、これ、"very"ではないな。「今天很热」というというのは、"very"でもあるのだけど、この「很」は主題提示のマーカーみたい思える。つまり、形容詞述語文におけるcopulaなのだろう。

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Why?にこたえるはじめての
中国語の文法書
 まいったなあ、なんだろこの言語と思いつつ学習して、それでもなにか一冊参考書が欲しいなと思って、「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」(参照)を買った。先の「很」の説明などもあったからだ。
 というあたりで、「你普通话说得很好」の「得」も同様のマーカーであり、これは形容詞述語文の主題に補文が埋め込まれている(NPを持っている・動詞句)のマーカーなんだろうと思う。英語なんかの文副詞のマーカーだろう。とかいうのだが、英語の文法には文副詞という概念はあまり明瞭ではない。
 つまり、「你说普通话」という文(S)が形容詞的に評価(判断)されるために、主題形式(NP?)で「你普通话说得」となり、これが述部で「很好」で受ける、となって、全体が「你普通话说得很好」なのではないか。先の参考書などを見ると、この「得」の構文は「程度補語・様態補語」となっている。
 自分としては、「你说普通话」がなぜ「你普通话说得」に変形されるのか、そのあたりの文法が知りたいのだが、皆目わからない。
 あるいは、以上のような変形の文法概念はないのだろうか?
cover
Basic Patterns of
Chinese Grammar
 参考書といえば、あと「Basic Patterns of Chinese Grammar」(参照)はためになった。英書である。英語国民がおかしやすい中国語の間違いをまとめたものであり、また英文法の視点から中国語を実践的に解説した本である。が、体系的にまとまっているわけではない。
 中国語のど初心者のわりに文法論的にはちょっと込み入ったことを書いてしまったが、自著にも書いたけど高校生のときに学校英文法で感じたもどかしさを、中国語の文書にも感じた。
 しかし、こうしたもどかしさは、初学者だからだろうなという楽観論もある。
 実際のところ、私は日本語ネイティブだが、日本語の文法がどうなっているのかさっぱりわかっていない。いや、もちろん、高校とかで学ぶ日本語の文法なるものは知っているが、あれ、正直言って、そもそも文法になってないでしょ。語法の説明くらないもの。つまり、その点では、中国語も日本語も同じ。
 というか、中国語の文法の感覚は、一般的には英語のようにSVOだとか言われいるのだけど、どうも日本語の省略表現とよく似ている。
 「私あした、台北行って、学生声援するよ」みたいなことは普通に日本語で言うわけだけど、これ動詞句のとこだけVOに入れ変えればそのまま、「我明天要去台北助威学生」とかなるのだけど、これで案外中国語なんじゃないのか?
 だんだん話がばらけてきたが、そういえば、中国人が喋る日本語の偏見的な表現に「~あるよ」あるよね。「わたし、勉強した、あるよ」とか。あの「あるよ」が何に由来しているかというと、「有没有」の「有」の感覚ではなかろうか。
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ビジュアル中国語・文法講座
&例文ドリル/基本の表現編
 まあ、もう少し学ぶと何かもう少し見えてくるものがあるんじゃないか。さて、何を教材として学ぶかなと「ビジュアル中国語・文法講座&例文ドリル/基本の表現編」(参照)が良さそうに見えたので、買ってみた。
 これ悪くないし、わりやすいのだけど、なんかいまいち、どこに向かって学んでいるのか自分のほうがわからない。
 結局いろいろ考えたのだけど、ピンズラー方式の第2フェーズに進むことにした。つまり、もう30日間、ピンズラー方式で中国語を学んでみようということ。英語で、音声中心で、ということ。できるかなあ。
cover
Chinese (Mandarin) II, Comprehensive

 
 

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