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2013.03.13

ランチドレッシング、売ってた

 春の陽気に誘われて散歩がてらにあまり使っていないスーパーマーケットにまで足を伸ばして、適当に食材を買ったのだけど、そのおり、たまたま、ランチドレッシングを見つけた。え? あるの? 日本に? 驚いたのである。しかも、キューピーだった。
 キューピーのドレッシングのラインナップはけっこうウォッチしているのだけど、うかつだった。いつごろ出たのか気になって、帰宅してからググってしまったよ。そうしたらわかったのだけど、今年の1月25日に発表という話だった。毎日新聞のサイトに「キユーピー、「バターミルクランチドレッシング」を発売」(参照)という発表記事まであった。けっこう、力入れてんじゃん。記事を読むと、その意気込みに少し笑える。


 キユーピーは、当社ドレッシングの主力シリーズ、金キャップシリーズから、牧場(RANCH)を語源にもつ「キユーピー バターミルクランチドレッシング」を新たに発売します。
 「バターミルクランチドレッシング」は、バターミルクパウダーのコクとほんのりとした甘みが特徴の洋風ドレッシングです。
 バターを作る過程で生じる液体清乳のことを「バターミルク」と言い、それを粉状にしたものを「バターミルクパウダー」と呼びます。このバターミルクパウダーを使い、ほんのり甘く、クリーミーでコク深い味わいに仕立てた「バターミルクランチドレッシング」は、レタスなどの葉物野菜はもとより、アボカド、ベーコンやチキンなどの肉類、チーズや卵などともよく合うことから、ご家庭で主菜サラダを手軽に楽しむのに便利な一本です。また、ほんのりとした「甘み」のある味付けが子どもにも食べやすく、ファミリー向けとしての需要も期待できます。

 まあ、そうなんだろう。
 なぜか日本でランチドレッシング売ってなかったものな。知らない人も少なくないだろう。
 知らない人にどう説明するか、悩んだのではないか、キューピー。その結果が「バターミルク」かあ。売り方をいろいろ考えたんだろう。
 前々から、なんで日本にランチドレッシングがないのか不思議だった。
 厳密にいうと、ないわけでもない。輸入食材とかにあることもある(参照)。ユウキというところから「カリフォルニアクリーミー」(参照)という名前でも売られている。たぶん、「ランチ」では通じないと思ったのか、ランチは分類名だから、ブランドとして変えたのか。
 「ランチ」というと、ランチ休憩というような、お昼のランチを連想する。日本語で「ランチ」と言うと昼飯になってしまうというのもネーミング上の問題だったんだろう。
 正しくは、Ranch、つまり、大牧場のことだ。最初、牧場で提供していたというか、乳製品なんで、牧場っぽかった。
 この手の話はどっかに書いてあるだろうとググると、ウィキペディアに書いてあった(参照)。

 1954年にスティーブ・ヘンソンとガイル・ヘンソンがカリフォルニア州サンタバーバラに"Hidden Valley Ranch"という観光牧場を開いた。そこで二人はスティーブが発案したドレッシングを訪問客に提供した。これが人気を博したため持ち帰り用の瓶詰を販売し始めるとともに、工場を作ってマヨネーズとバターミルクに混ぜるためのランチ・シーズニングのパック詰めを売り始めた(このパック詰めは現在も売られている)。そして1972年にクロロックス(en:Clorox)がこのブランドを800万ドルで買収した[1]。

 詳しい人いるんだなと思ったら、これ英語の項目の訳ですな。
 で、これ、ランチドレッシング、普通にアメリカで人気のドレッシングである。ウィキペディアにも書いてあるけど。

 アメリカにおいては1992年以降イタリアンドレッシング(en:Italian dressing)をしのぎ最も販売数の多いドレッシングとなっている[1]。ディップ用ドレッシングとしても用いられる。

 そんな感じ。
 なのになかなか日本では見かけなかった。コストコなら売っているだろうと思って探したけど無かった。
 無いものは作ってしまえということで、手作りもできないでもない。サワークリームとマヨーネーズをまぜてガーリック/パウダーでフレーバーをちょいと付ければ、なんか似たようなものができる。レシピは探すと、いろいろあるにはある。

 ところが、だんだんドレッシングを手作りしなくなってしまったのですよ。
 自著『考える生き方』に30代前半、ふらふらと旅行をした話を書いたけど、ギリシャとか地中海あたりの、普通の食い物屋にはいると、テーブルに、オリーブオイルとワインビネガーの小瓶が2つ並んでいて、あれです、昭和の食卓に、醤油とソースがあるような感じですね。まあ、あるわけだ。
 ほいで、ドレッシングとして、自分で、このオリーブオイルとワインビネガーをかけろよ、ということになっている。場所によっては、レモンとかサービスで出てくるので、それをかけろよ、というのもある。
 ようするに、地中海食だと、わざわざドレッシングなんてものは作らなくてよいわけで、私も、けっこう長いこと、そうしてきた。
 なのに、なんか、市販のドレッシングを使うようになって、特に、キューピーのイタリアンは定番になってしまった。
 トホホとか思っていたけど、一度逆走すると、それも止まらず、もう、なんでもありになり、ランチドレッシングも知ったのだけど、売ってないよ、3と4が出て、コマは冒頭に戻るみたいなことになった。
 さて、使ってみた。
 うまいですよ。
 でも、カロリーは高いはず。自分は肥満とかではないけど、あまり高カロリーなものは食うもんじゃない。
 ウィキペディアにはこうある。


ランチドレッシングは脂肪分が高いことで知られる。小さじ2杯分で145kcal(608kJ)、15gの脂肪を含む。カロリーの94%が脂肪に由来する[4]

 145kcalというと、だいたい、ご飯一杯分。
 「小さじ2杯分」で? まさか。
 と、原文を見たら、"A typical 2-tablespoon"とある。誤訳ですね。「大さじ2杯」です。
 でも、多いには多い。
 キューピーのこれはどうかと見たら、「大さじ約1杯(15g)当たり/エネルギー量60kcal」とある。大さじ2杯で、120kcalなので、やっぱり高カロリーの部類でしょう。うまいけど。
 ちなみに、キューピーのイタリアンドレッシングだと、「大さじ約1杯(15g)当たり/エネルギー量40kcal」。
 ドレッシングを使うということはそういうことです。
 でも、マヨネーズだと200kcal(30g)なので、みなさんが普通に利用されているマヨネーズを考えたら、大したことはありませんね、って、マヨネーズがそもそも高カロリーなんだけど(参照
 ドレッシングのカロリーを気にするなら、ヨーグルトベースでなんか手作りしたほうがいいかもしれない。
 まじめに、最終ランチドレッシングのレシピ考えてみるかなあ。
 
 

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コメント

Carl's JRのRanch Chicken Burger好きだったなぁと思いだして、サイトに行ってみたらBUTTERMILK RANCH HAND-BREADED CHICKEN TENDER SANDWICH™に模様替えしているみたい。Butter-milkって流行りなんでしょうか…

投稿: 今井 | 2013.03.13 23:52

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