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2012.07.18

バターチキン

 バターチキン。そう、インド料理にある、甘くてバターの香りがする、カレーといえばカレーなんだけど、まあ、アレです。英語でもバターチキンというのかふと疑問に思って調べてみたら、むしろ英語圏でそう言ってるみたい。
 パンジャブ州の料理らしく、ベンガル料理を好む私としては、西の食べ物だなあ、というかムガール料理だなあ、シーク教徒とかかなあ、とか適当な印象から遠い感じがしている。日本にあるインド料理は、やたらとナンが出てくるように西の系統が多いんだろうか。まあでも、バターチキンはたまに食べたくなる。
 で、これ、問題なんだよなと思っていたのだった。問題というほどのことではないか。でもなあ、たぶん、と思って、ググってみると、最上位に「簡単おいしい本格派!バターチキンカレー [スパイス&ハーブ] All About」(参照)が出てきたので、レシピを見ると、見方によっては間違いでもないんだろうけど、まあ、どうしてこうなっちゃうんだろうという感じがした。二番目がこれ、「バター・チキン・レシピ」(参照)。読むと、こう書いてある。


 バター・チキンは、現地ではムルグ・マッカーニーMurg Makhaniなどとも呼ばれる。もともとは香ばしく焼き上げたタンドーリ・チキンを一口大にカットし、トマトやたっぷりのバターあるいはギー仕立てのソースで煮込むパンジャブ地方の料理。基本的にたまねぎを使わないのがちょっと変わっている。
 ムンバイやデリーの一流レストランや高級ホテルのダイニングのみならず、日本のインド料理店でもよく見かけるメニューのひとつだが、たいていは生クリームやカシューナッツがきいて、ヘビーな印象のことが多い。
 このレシピはそうしたバター・チキンとは明らかに一線を画するもの。インドの首都デリーにある「カリム・ホテル」(ホテルといっても宿泊施設はない。ムグライ料理の名店として現地の食通にもファンの多いレストランだ。URLはこちら)風の味つけで、みなさんに本場の味を伝道しよう。

 なんか超本格的らしい。本場の味を伝道するのだそうだ。
 そして三番目がクックパッド「バターチキンカレー(チキンマッカニー) by プラバール [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが126万品」(参照)である。クックパッドらしい。
 うーむ、と私は思う。この三つのどれが本当なんだろうとも、つい思ってしまうかもしれないし、どれも本物なのかもしれない。うーむ。
cover
はじめてのインド料理
HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING
 ついで困惑を足すと「はじめてのインド料理―HEALTHY WAY TO INDIAN COOKING」(参照)に「バターチキン」が載っていない。理由はわからない。
 そもそもバターチキンはインド料理として何かというと、"Murgh makhani"なのだが、これによく似た、ある意味、英国料理に、"Chicken tikka masala"というのがあって、これと「バターチキン」がどう違うのか。
 この似ている"Chicken tikka masala"のほうだけど、"Chicken"はチキン(鶏肉)なのはそのままで、"Chicken tikka"というのは、骨なしタンドリーチキンみたいなもの。これを"masala"(マサラ)というから調合香辛料で味付けしたということだけど、ちょっと乱暴にいうと、マサラというのはカレーのことだから、ようするに「チキンカレー」ということになる。かなり乱暴か。でも、ちょっとBBCの「Chicken curry recipes(チキンカレーのレシピ)」(参照)を覗いたら、インド料理のチキンカレーは"Chicken tikka masala"という感じなので、まあ、いいんじゃないか。
 そこで、バターチキンの"Murgh makhani"とチキンカレーとどう違うのか。
 前提として当然、"Murgh makhani"の意味が重要になる。"Murgh"は鶏肉、"makhani"は"with butter"(バターソース)ということで、「バターチキン」は直訳っぽい。
 たぶん、というくらいなんだが、バターチキンは鶏肉をバター風味のソースでいただくという料理で、他方、"Chicken tikka masala"つまりチキンカレーは、タンドリーチキンをカレー仕立てにしたというものだろうと思う。
 くだくだ書いたのは、これ、どうも先の各レシピで混乱しているか、チキンカレーをバター風味にするとバターチキンということになっているんじゃないかと疑問に思っていたのだった。
 特に、日本のカレーといえばハウスなんだと思うけど、このハウスが出している「英国式バターチキンカレー」(参照)には、こう書いてあるんだよ。

にんにく、しょうがで下味をつけた鶏肉を、じっくり炒めた玉ねぎとアーモンドのまろやかな味わいのカレーで楽しむ、英国式のバターチキンカレー(チキンティカマサラ)です。

 それ、バターチキンではないと思う。ハウスとしてもわかっていて、「英国式」としているのかもしれないけど。
 どうも混乱しているんじゃないか。それって、「チキンティカマサラの作り方:ハムスター速報」(参照)のほう。
 どっちでも美味しければいいじゃんというのはあるんだけど、個人的に、味的に、拘っている点は、トマトである。「バターチキン」にもトマトは入るみたいなんだが、さっきの3レシピにあるように、あんなにトマト入れるかなあ、あんなに入れるとバターのこってり感がなあとか思っていた。
cover
バターチキンスパイスミックス
(75g3人分)
 困ったなあと常々思っていたのだが、先日、たまたま「カレーツリー」という簡易料理のブランドにバターチキンを見かけて(参照)、成分を見ると、「おおっ、トマト少なめ、タマネギたっぷり、コリアンダーのリーフがけっこう入っている」と感動したので、これはうまそうだなと思って、作ってみたら、うまかった。できあがったら、うまくて、ぺろっと食べてしまって、写真とか撮るのをすっかり失念。個人的な印象だけど、近年そこここに見かけるインド料理専門店より、おいしい感じでした。
 箱の中に入っているのはタマネギをスパイスとローストしたもので、これを定量の水で溶けとあるんだけど、けっこう溶けにくい。生クリームは別途50g必要。バターも15g必要。鶏肉はもちろん。
 調べたら他にもこのシリーズのインド料理があるみたいなんで作ってみようかなとか思った。
 
 

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