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2012.04.23

極東ブログ・メールマガジン 試作品 No.1 (2012.4.23)

 第2次か第3次かわからないけどメールマガジン(メルマガ)のブームらしいというのと、ブログという形式と少し違った展開もあっていいかと、このところメルマガのことを考えていた。考えてみたら、考えてもしかたがないので試作品でも作ってみるかなと思い直し、どういう試作品するかと悩んだ。でも、試作品は試作品なので、とりあえずなんか作ってみた、と。
 ブログとは違って、読みやすく手短で、情報が多いほうがよいのではないかと思っている。(ブログより明瞭に書いていこう、とも)
 ネタとしては、これも思ったのだけど、これまでのブログとまったく違った分野というのもなんなので、従来路線っぽい感じ。どうしようかなとは悩んでいる。
 メルマガを実施するとなると有料化ということで、これはいく人か相場とか動向など意見を聞いてみた。なるほどと思うことはある。購読者はページビューの5%くらい。月額500円あたりが相場のようでもある。それだとアフィリエイトより大きな額になるのだけど、率直なところ無理なように思う。無理じゃないとすれば、それだけのコンテンツの実感が出て来たところだろう。
 最低でも週一回のペースだと、最初はいいけど、そのうちにきつくなるだろうと思う。そのあたりのネタのペース配分もできるかどうか。
 ブログはブログで継続する予定。むしろ、メルマガやっぱし無理じゃねということであれば、試みもおしまい。
 というわけで、試作品とはいえ、今日ネタなんで、ほいじゃ。

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極東ブログ・メールマガジン 試作品 No.1 (2012.4.23)
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目次
[フランス] フランス大統領選、オランド候補が当選して混乱が広がるだろう
[米国] オバマ大統領の最大業績「オバマケア」が消えて再選が危うくなる
[技術] 日本も狙われた招き猫(Luckycat)サイバー攻撃の背後に中国政府と民間中国人
[書籍] やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます
[テレビ] NHK「シリーズ 医療研究の最前線」
[コラム] 2012年5月21日の朝、7時34分頃、東京で金環日食

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[フランス] フランス大統領選、オランド候補が当選して混乱が広がるだろう
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 フランス大統領選第1回投票が、日本時間の23日午前3時に締め切られた。開票率75%時点の仏内務省中間集計では、1位オランド氏27.9%、2位現職サルコジ氏26.68%。3位マリーヌ・ルペン氏19.3%、4位メランション氏10.8%、5位バイル氏9.8%となり、過半数を獲得する候補はなく、大統領選出は5月6日の第2回投票でオランド氏とサルコジ氏の決戦になる。
 結果の予想だがオランド氏勝利となるだろう。今回の大統領選挙は現職のサルコジ大統領再選潰しという否定的な理由で他候補がまとまっているためで、他候補票の多くはオランド氏に流れる。右派と見られるマリーヌ・ルペン氏の票もサルコジ氏には流れない。
 社会党のオランド候補が当選することでフランスは混乱することになるだろう。もともとオランド氏は、女性問題のスキャンダルで失脚した国際通貨基金(IMF)前専務理事ドミニク・ストロスカーン氏の代用で、にわかに仕立ての候補だった。その支持は反サルコジ気運と組織票であって、オランド氏の資質や社会党の政策によるものではない。
 問題となるのは、サルコジ大統領が推進してきた年金制度改革の逆行である。この改革が決まった2010年10月には学生を含んだ大規模なデモがあった。学生たちにしてみると「老人にさっさと年金をやって引退させ、自分たちに職をくれ」ということであった。
 これがオランド大統領の下で、62歳の底辺が60歳に引き戻される。だが、改革を逆行させて財政を維持する見込みがあるわけでもない。各方面の補助のもとになるバラマキは増税となって跳ね返る。
 他にも懸念がある。オランド氏は、財政赤字の大幅な削減を義務付ける欧州連合(EU)の「新財政協定」再交渉も公約としている。これは欧州危機の不安を増加させる。
 フランス国民の多くは現状、オランド氏を支持しているだろうが、第2回投票までの間、金融市場は別の意志を表示するに違いない。その意思表示の強さがもたらす結果は、存外のサルコジ氏再選か不吉な欧州経済か、いずれかだろう。

  * http://goo.gl/PvJ5C


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[米国] オバマ大統領の最大業績「オバマケア」が消えて再選が危うくなる
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 米国大統領選挙が、現職の民主党のオバマ氏と共和党のロムニー氏の対決構図で見られることはしかたがない。だが、現職オバマ氏の再選のカギを握るのは、彼のもっとも重要な業績となる可能性のある、2年前に成立した「オバマケア」こと「患者保護と手頃な医療法(PPACA: Patient Protection and Affordable Care Act)」についての違憲訴訟だろう。
 皆保険となるオバマケアを市民が拒否すると罰則が適用されるのだが、それは合憲だろうか。最高裁が6月下旬に違憲判断を下すと、オバマ氏最大業績が消える。大統領としてのヴィジョンの評価も下がり、再選も危うくなる。
 判決を左右するのは法的な議論だが、一般的には最高裁を構成する9人の判事の色分けだと見られている。現状9人の色分けが、共和党系が5人、民主党系が4人と拮抗している。そのままの色分けなら共和党に有利だが、レーガン大統領が任命したアンソニー・ケネディ判事は問題ごとに個別の判断を下す中間派なので、今回も同検事の判断がカギを握る。
 どうなるだろうか。違憲判断となるのではないかと思う。判断は法学的になされるだろうが、他の要因も大きい。(1)オバマケアのような国の根幹に関わる制度が超党派的な合意なく決定されたこと、(2)当初のコスト見積もり正しくなく正確なコストの見通しができていないこと、の2点が大きくのしかかっている。


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[技術] 日本も狙われた招き猫(Luckycat)サイバー攻撃の背後に中国政府と民間中国人
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 インターネットをめぐるハッカー活動が活発になり、その背後に各国政府の関与も疑われるようになってきた。最近の事例では、3月にシマンテックが調査を公開した「招き猫(Luckycat)攻撃」と呼ばれる標的型攻撃について、ニューヨークタイムズ報道(*)が中国政府の関与を疑わせた。
 招き猫攻撃は当初、インドの軍事研究所やマレーシアの海運機関を標的としていたと見られていた。しかし、特定の個人や組織を標的にする「標的型攻撃」ではあるが簡易言語を使っていることやハッキング後の操作が手作業であることから単独犯ではないかとも見られていた。その後、トレンドマイクロが独自に追跡調査したところ、攻撃は単純とも言えず、また対象には日本も含まれていた(福島第二原子力発電所のデータが偽装に利用されていた)。
 ニューヨークタイムズ記事ではトレンドマイクロによる調査の非公開情報を使い、この攻撃者が中国のネット大手「騰訊(テンセント)」所属の"Gu Kaiyuan(音訳:顧開元)"氏であることを突き止めた。当人にもインタビューを求めたが関与してないとの返事だった。それでも、中国政府の関与が疑われる。同時にニューヨークタイムズによる追究にも米政府の裏があるのではと疑問が残る。
 中国は現在、国際間のサイバー攻撃に「サイバー民兵(Cyber militia)」を活用している。当初はサイバー攻撃・防御の舞台を政府機関で育成しようとしたが人材流出が多いことから、民活に切り替えて、サイバー民兵とした。

  * http://goo.gl/ATV7a


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[書籍] やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます
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 「どうお考えですか?」という日本語の表現を英語で「How do you think?」というとする。文法的には間違ってないが、英語のネイティブが聞くと違和感が残るらしい。"How"の持つ「方法」という語感から、「どのような方法であなたは考えますか? いかなる思考法?」という印象になる。正しくは、「What do you think?」である。
 デイビッド・セイン氏が著者に入った本書『やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます』(*)は、英語ネイティブならではの語感をうまく伝えた『英文法、ネイティブが教えるとこうなります』の続編になる。英語知識の小ネタ集でもあり、すらすらと読めるが、前著より文法に配慮している。例えばこういう英文。

   Had you come a little earlier, you could have met me at the party.

 訳せますか? 高校英語なのでそれほど難しいわけではないが、"Had you come ~"は、"If you had come ~"という仮定法条件説を倒置したもの。文語的だろうと思っていたが、そうでもないらしい。言われてみれば、よく見かける。
 同書では他に、「ビジネスメールは3行で書く」といった話も面白い。(1)状況説明、(2)願望、(3)解決方法、を1文ずつ書けばよいそうだ。

  *「やり直し教養講座 英文法、ネイティブがもっと教えます(デイビッド・セイン、森田修)」NHK出版 (2012/4/6) \777  http://goo.gl/WeHjK


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[テレビ] NHK「シリーズ 医療研究の最前線」
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 NHK BS1で、4月23日の深夜24:00から1時間ほど、海外放送局の医療研究の最前線の番組が4回放送される。興味深いテーマを扱っている。私は1から3までは予約をセットした。

 NHK BS1
 1 4/23(月) 奇跡の治療法を求めて ~ヒトゲノム解読の成果は? (BBC)
 2 4/24(火) 老いを止める ~人類の夢は実現するか~(December Films)
 3 4/25(水) 絶食療法の科学(Via Decouvertes Production/ARTE France)
 4 4/26(木) 癒やしロボットで認知症治療(Filmtank)

 1のテーマ、ヒトゲノムは、10年ほど前に解読されたが、その後、当初期待されていたような成果は上がっていない。いろいろな理由がある。だが、医療に寄与した部分もあり、そのあたりを確認しておきたい。
 2の老いを止めるは、寿命に関わっている「テロメア」に焦点があたるらしい。
 3は異端的な医療にも見えるが、絶食療法の医学的な側面は確認できそうだ。


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[コラム] 2012年5月21日の朝、7時34分頃、東京で金環日食
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 先日ショッピングモールをぶらついていたら、のぼり旗の白地に大きな赤字で「日食グラス」と書かれていた。立ち止まった。一瞬意味がわからなかったが、横に「金環日食を安全に観察」と小さめな文字がある。日食観測用の黒いグラスの販売だとわかった。
 千五百円くらい。間近になると入手が難しいのだろうから今のうちに買っておくか、前回の日食用のがどこか引き出しに入れたままだったか。思い悩んで通り過ぎた。なんとなくまた曇になるような気がした。
 金環日食は字のとおり、月の陰になった太陽が金色の光の輪になって見えるものだ。皆既日食だと全部隠れるが金環日食だと外輪が残る。地域によっては輪にならず三日月のようになる。東京はというと、2012年5月21日の朝、7時34分頃に金環がきれいに現れる。今回、東京はベストな位置にある。日食帯の中心線近くだ。他にそういう都市というと鹿児島や静岡がある。串本あたりもそうなるだろう。
 もし見ることができるなら、生まれて初めて金環日食を見ることになる。わくわくとする。子どもの頃、2012年に東京で金環日食が見られると教わったのではなかったか。
 いや今思うと2000年以降まで生きている自分というのは、子どもの頃には想像もつかなかった。1984年ですら遠い先だと思っていた。金環日食を見たら、生きててよかったという気分になるだろうか。そうした思いが怖いので曇でもいいような気分があるのだろう。
 今回見逃すと次回は2035年。中心線は北陸・北関東を通る。生きていたら私は78歳。生きているかなと疑問に思う。案外見るかもしれないな。
 太陽の動きということの余談だが、今年の秋分は9月22日になる。例年は23日。ずれるのは33年ぶり。1979年の秋分の日は24日だった。

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極東ブログ・メールマガジン 試作品 No.1 (2012.4.23)
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コメント

俺、取るよ。
先生のブログで俺の知らないことをいっぱい教えてもらったし。
この試供品見るかぎり、こういうのあると、なんかいいなって思った。

投稿: | 2012.04.23 21:18

500円ですか
相場よくわからないけど そんなもんなんですかね

意外と購入者が居るかも・・・

等とけしかけてみますw

投稿: | 2012.04.24 01:32

ぜひやってください
わかる人にだけ意図が伝わればいいやというハードルが
とてつもなく高いので
例のクソみたいな荒らし(工作?)以降さらにハードルが高くなりました
そういうのに配慮(笑)して書いてないことも多いでしょうし
言いたい事言わないのは健康な寿命を縮めますよ(私、独自の理論ですが)

投稿: rabi | 2012.04.24 11:22

あまり物事を知らない私としては、この試作のような、多様な事柄に短評を加える形式のメールマガジンもあるとうれしいです。

投稿: | 2012.04.26 22:25

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受信: 2012.04.24 04:53

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