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2012.02.19

ボードゲーム 「世界の七不思議:指導者たち (LEADERS)」多言語版

 今年の元旦にボードゲーム「世界の七不思議」(参照)のエントリを書いた。しばらくはこの基本セットだけで楽しめるだろうし、なんとか各都市でそれぞれ勝利してから拡張キットの「世界の七不思議:指導者たち (LEADERS)」(参照)を入れることにしようと思っていた。時期的には春頃かなと思っていた。でも、いろいろ手こずってもなかなか一位になれないハリカルナッソスでもようやく勝てたし(意図的に埋めとく戦法)、ギザとロドスでやることは機械的になってきたので、そろそろ拡張キットを入れる潮時かなと買ってみた。追加キットが重たいようなら、抜けばいいんだし、と。

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世界の七不思議:指導者たち
(LEADERS) 多言語版
 嵌った。たぶん、もう元の基本セットには戻らないだろう。プレーした感覚では、基本セットの三世代構成に、指導者カード選択がもう一世代入るような印象もあって、10分くらい延長する。基本セットの30分くらいのサクっとしたゲームが、10分くらい延長で少しねっとり感が出てくる。。が、重たい感じはない。元から指導者を入ってたゲームのように自然に感じられる。よく出来た追加でした。
 最初のコインが3から6にアップするのだけど(リーダー購入用だろう)、特に違和感はない。リーダーの機能も最初はいろいろ細かくあって、こんなの覚えられないよと面食らったが、例によってアイコンで表示されているので、いったん慣れればそれほど解説書を読むことはない。ベタな勝利点や科学のカードまんまやんかみたいな指導者もあって、その部分はつまらない追加だなと当初は思っていたが、いえいえ、実に微妙に勝負の行き先を変えるのでよく考えられている。
 基本セットでもそうだが、ともすればというかやり始めは、他のプレーヤーを無視して、しこしこ自分でカードを集めていくようなゲームにも見えるのだが(ドミニオンもそういうところがあるが)、しだいに手元のカードがどう他のプレーヤーに循環するかを計算するようになるし、他のプレーヤーの軍事化や科学化のタイミング、どの資源や手工芸品を産出するかとか、いろいろ周りを気にして見計るようになる。あれですね、経済学でいう市場を通したコミュニケーションみたいな感じ。
 この追加キットは多言語版というのだけど、ようするにリーダーの名前が英文字で書いてあるというだけで、説明書には日本語のものが入っている。日本人がやっていて違和感はない。ローマ字が読めるくらいの子供なら、英文字で指導者名が書いてあっても問題はないだろうし、指導者たちの肖像はわかりやすく描かれているので、名前がよくわからなくても顔とか姿でわかる。
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 新規に加わった愛人ギルドと愛人トークンというのも洒落めいていて面白い。総じて、世界史を舞台に指導者というと、おっさんばっかりのイメージがあるが、カードには女性も多い。できるだけ女性を多くしようとした配慮の感じもうかがわれる。
 都市のボードにはローマが加わる。コロシアムである。これじゃエイトワンダーではないかというのは野暮。ローマのボードは指導者を多用する。ローマらしいといえばローマらしい。
 当然だがゲームのメンツの腕も上がってくるので、科学化で80点とかいうことは難しくなるし、軍事化のメリットやデメリットも気になる。一次産品を生産するようになるか工業品でやっていくか、商業を発展させるかなど、戦法も複雑になる。無理に世界史とかに結びつける必要はないが、国家と歴史のダイナミズムの基本的なモデルにもなっている。
 得点計算は基本セットの計算に指導者得点を加えるため新規の集計用紙を使う。つまり、ますます集計作業がめんどくさい。ゲームをしながら、相手がどの程度勝っているのは直感的にはわかりにくくなる。そのあたりは、今後のボードゲームの課題でもあるんだろうな。
 
 

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