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2011.07.30

エア・ハープ(Air Harp)、あるいは簡易チター

 iPadのジニアスが「君、これ欲しいだろ」ってエア・ハープ(Air Harp)を勧めてくれた。へぇ、そんなものかね。価格は、たしか無料ではないけど、最低レベルだったと思う。今なら85円かな。まあ、いいかの部類。で、落としてきて触って、ちょっと驚いた。ハマったというほどの深みはないけど、けっこう気に入った。なるほどこういうもの欲しかったよ。できたらリアルも欲しいよ。
 エア・ハープというのは、名前から連想が付くと思うけど、エア・ギターみたいに、ありもしない楽器のハープをそれっぽく演奏するということ。想像つくでしょ。そんな感じ。でも、こいつは普通に仮想の楽器で、普通に演奏するものだった。こんな外観。

 直感的にわかる。弦のところをぽろんとつま弾けば、ぽろんと音がする。iPadだから、タップで音がでちゃうけどね。ぽろろ~ん。ぽろろろろろろん。おお、これはいい。和音が楽しい。親指と人差し指で三度や五度の和音をつまむとか。同時に四音くらいは自然に出てくる。演奏はこんな感じ。僕のじゃないけど。

 見てすぐにわかるのは、楽譜が弦の下にシートで入っていること。この疑似楽譜をなぞっていくだけで曲が弾ける。
 この楽譜が追加、85円でいくつか買える。買ってみる。これはおもしろい仕組みだなあ。どうしてこういうこと考えるのかなと思ってちょっと調べてみると、これ、実楽器があるし、楽譜もそういうことになっている。

 米アマゾンなどを見ると4000円くらいで売っている。日本発送はしないとかあったり、ちょっとめんどくさいが、それでも欲しいなと思って見ていると、考えてみたら当たり前なのだけど、スチール弦の音はちと想像していたより高い。

 実楽器だと和音のストロークのとき、鳴らさない弦に指で触れておくということができるのかと感心する。
 この楽器ほかにもいろいろありそうだ。楽譜もいろいろあるらしい。この楽譜を見ていて、現代の五線譜というのもハープのタブ譜から出来たのではないかと想像して調べてみたが、そういう歴史はなさそう。

 今更にわかったことがある。Zitherと書いてあるように、これ、「チター」ですね。チターというともうちょっと大げさなものを連想していましたよ。
 話をiPadのエア・ハープに戻すと、音域はGからの2オクターブになっている。文部省唱歌とかアイルランド民謡とかは十分弾ける。でもそうは問屋が卸さない。
 グリーンスリーブスを弾いていて、終わりのほうであれれとひっかかったのは半音階は出ないこと。残念と思って、半音階も出る、類似の仮想ハープのアプリを使ってみたけど、それはそれでなんか楽しくない。
 一時的な半音階はでなくてもしかたないなとは思うが、短調の音階はあるといいなとは思った。実楽器だったら、そのあたり、弦の調整でできちゃうんだろうな。

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2011.07.29

菅直人首相はたぶん、嘘をついている

 考えようによっては些細な話でもあるのでブログで言及するまでもないことだと思っていたが、もう一度考えてみると不可解な話でもあり、視点を変えると意外に根の深い、悪質な問題が潜んでいるではないかとも思えてきた。簡単にメモしておきたい。
 話は表面的には難しくはない。菅首相が在日韓国人から違法献金を受けていたという話である。そしてそれゆえ、それ自体は大した話でもない。
 現実問題として、日本の政治家が在日韓国人・朝鮮人から献金を受けていたとしても、通名からであれば原則的にはわかりようもない。あるいはそういうタテマエになる。これを違法とするのは、パチンコ換金や道路ねずみ取りみたいなもので、ご都合主義の問題である。
 むしろ前原元外相がなぜか律儀にこの問題で辞任したのが逆に不可解な話で、現在の菅直人首相のように、万引き現行犯がばっくれて言うように、問題とわかってから返したんだからもう問題はないだろと、シラを切っていてもさしたる問題でもない。よって、国会ではがんがんやっていてもNHKのニュースや解説でもそれほど取り上げられてもいないように見えるのもわからないではない。
 ただ、今日の参院本会議で菅首相、言っちまったな感があった。
 今日付け産経新聞「菅首相の献金問題、返金領収書の日付は「3月14日」」(参照)より。


 菅直人首相は29日午前の参院本会議で、首相の資金管理団体が在日韓国人から違法献金を受けていた問題について「外国籍であることを知らずに受け取った寄付は弁護士を通じて3月14日に返金した。領収書も同じ日付になっている」と述べた。自民党の松村祥史氏への答弁。
 自民党などが求める返金時の領収書の国会提出については「過去の例や今後のこともあるので、委員会や理事会で議論をいただきたい」と述べ、改めて難色を示した。

 菅首相は、献金が在日韓国人だとわかったので、3月14日に返金し、その領収書が存在し、それには3月14日と記されている、というのだ。
 嘘でしょ。
 あるいはそれが嘘でなければ、自民党の礒崎陽輔氏が嘘をついている。そのどっちかである。
 7日時付け時事「拉致容疑者親族の周辺団体に献金=首相認める、6250万円」(参照)より。

 一方、草志会が在日韓国人から計104万円の献金を受けていた問題で、礒崎氏は「3月10日、神奈川県の保土ケ谷パーキングエリア(PA)で、首相のスタッフがこっそり返したのではないか」と追及。首相は「弁護士から、現金で3月14日に返金したと報告を受けている」と答弁した。
 首相への献金は、東日本大震災が発生した同11日に発覚。首相側は代理人の弁護士を通じ、3日後の14日に返却していたと4月になって明らかにした。 (2011/07/07-22:49)

 7日の礒崎氏の追究は辛辣なものであった。参院のサイトのビデオ(参照)の15分くらいからが該当する。これはと思って検索するとユーチューブ版もあった(参照)。
 

 

礒崎「いろいろありますがちょっと宿題となっていることをお聞きします。ハイハイ。この3月に前原外務大臣が外国人からの政治献金を受けてあることが発覚して引責辞任しました。そして東日本大震災の当日、菅総理も外国人のKさんから政治献金を受けてあることが報道されました。その後総理は「弁護士を通じて返金した」と言っていますが、その経緯について先の委員会で我が党の義家議員の質問に対し、明確に答えることが出来ませんでした。答弁で後刻報告すると言ったんだけれど全く何の回答もありません。あなたは平然と嘘を言います。ま仕方ありませんからもう一回お伺いします。Kさんからの政治献金は、いつどこで返金をしましたか? 現金でしたか? 振り込みでしたか? 領収書はありますか? 政治資金収支報告書は訂正しましたか?これは今日はちゃんと全部通告してますからきちんと答えてください。」
委員長「菅総理大臣」
「えーいくつかの点にご指摘をいたきました。えーこの件について、えーまず、返金ということでありますけれども、三月十四日に、弁護士を通じて現金で弁護士の方から返金したと、そういう報告をえー受けてえおります。えー返金が行った、あ三月十四かぁーに弁護士が領収書をぉぉぉ貰って、弁護士の方で預かっている、このように認識をいたしております。
委員長「礒崎陽輔君」
礒崎「えー委員長、今の領収書の提出を求めます」
委員長「えー理事会において協議をさせていただきます」
委員長「礒崎陽輔君」
礒崎「えーと今の領収書を提出してもらえますかというののー答弁をちょと逆になんなりましたけど、総理、もう一回、いただきたいと思います。どうですか?」
委員長「菅総理大臣」
「えー領収書をしゅっえーっと失礼しました(数秒沈黙)まずですね、えーちょっとあのーいろいろなあのーぉぉぉ(数秒沈黙)領収書はあーえーと、ほう、えぇ、いいですか、ちょっと説明しますので、まずあのーおーこれはぁ、新たに私のーいわゆるぅぅ後援会、政治団体から、えー返金という形で支出をすることに、えー法律的にはなります。えーそういう形で支出をしたことについての、領収書はえ今年度のー収支報告に領収書を添えて提出をいたします。えーそういう扱いをいたしますので、えーそっそういう形で、あのーきちんとした処理を,させていただくことにいたしました」
委員長「礒崎陽輔君」
礒崎「ま、領収書、今出さんという意味ですか。こりゃまあ理事会で引き続き協議をいたそうと思いますけどね。えー信頼できる筋からの情報があります。あなたの弁護士はたしかに三月十四日にKさん側の人と会っておりますけれど、現金を返したのはその日じゃないでしょ? 我々の把握しとるんじゃあ、あなたが初めて知ったという地震の当日三月十一日の前日、三月十日に神奈川県の保土ケ谷パーキングエリアで、あなたのスタッフがこっそりと返したと。そういう事実を我々は聞いておるんですが、そんなことはありえませんか?」
「私はあーこの件についてえー弁護士ぃぃの方にえーお願いをいたしておりまして、えー弁護士ぃぃから、あー本日本人ご本人に、お会いをしてそしてえー現金で三月十四日に返金したと、こういう報告をいただいております」
委員長「礒崎陽輔君」
礒崎「ま報告を受け取るというんでしょうけど、あなたは三月十一日の決算委員会で『今朝の新聞を見て初めて知った』と言ったわけでありますから、まあもし本当に三月前日の十日に返しているというんだったら、ま、これは大ごとになると言う事だけは申してぇおこうとぉ思います。で、この件でねえ、菅総理はあの刑事告発をされております。今週相手方のKさんが、東京地検から事情聴取をうけておりますが、この件についてKさんからご連絡ありましたか?」
「私にぃぃついてええ何のぉ連絡などは一切ありません。」
委員長「礒崎陽輔君」
礒崎「まこの件につきましては、もう総理が三月十四日に返したと明確にご答弁いただきました、いい答弁をいただきましたので、引き続きこの件ついては追求さしていただきたいと思います。」

 菅首相の動揺・棒読みといった印象からすると、礒崎氏の追究はかなり真実に近いのではないだろうか。つまり、どっちが嘘をついているかといえば、菅首相であろう。
 ただ、厳密に言えば、菅首相の弁護士が盾になっているので、弁護士は嘘をついていたが菅首相は当初は知らなかった、というストーリーは成り立つかもしれないし、菅首相を見ていると、そのストーリーが成り立ちそうな印象もある。
 と、すると、案外、菅首相としては、当初は嘘はついてなかったのだろうが、であれば弁護士から菅首相が嘘をつかれていたということになる。が、そのストーリーもそのまま引きずるには無理がある。主体性のないボクらの菅さんのことだから、弁護士からのシナリオを棒読みしたくらいなものだろうが、であれば、現時点では、やっぱり、菅首相は嘘をついていた、ということになる。
 話の大半は、当の領収書が出てくると明らかになるが、この間の経緯でさっぱり出てこないのも、菅首相側の嘘を暗示していると言ってよさそうだ。
 で、そこまでであれば、ダブロイド紙の話題くらいなのだが、考え直すと、礒崎氏の信頼できる筋とやらを国会に持ち込めば、菅首相側の嘘は一発で明らかになる。
 ということは、それ、礒崎氏の信頼できる筋とやらが出てこないのはなぜなのだろうか?
 これが「よんでますよ、アザゼルさん。」(参照)なみに奇っ怪なのは、「神奈川県の保土ケ谷パーキングエリア」での菅首相のスタッフの行動がバレているというのが前提になっているからだ。普通に考えれば、菅首相のスタッフを尾行していたか、Kさん側を尾行していたか。もしそうなら誰が尾行していたのか。
 あるいは尾行ではなく、関係者の誰かがゲロったか。ゲロったなら、どういう状況でゲロったのだろうか。
 礒崎氏の話を読み返すと、「菅総理は刑事告発をされております。今週相手方のKさんが、東京地検から事情聴取をうけております」とあり、当局側の関与の臭いがしないでもない。東京地検が真相を掴んでいて、自民党側にリークしたのだろうか。
 つまり、問題は、この部分の気持ち悪さである。しかも、それらの読み筋の妥当性はあまり高くない。
 自民党側の私的な組織が尾行していたというのなら、この話は表沙汰にはしづらい。そこまでするだろうか。
 東京地検がゲロったというなら東京地検はバッシングの現状ですらかなりのリスクをかけていることになる。そこまでするだろうか。
 薄気味悪いのは、国会ではK氏とされているが、菅首相の政治資金報告書は公開されており、K氏が誰であるかはすでに明らかになっているに等しく、むしろ、それゆえに「保土ヶ谷」という地名が出てくるということもある。
 K氏を国会に呼んで証言させても白黒は付く。が、日本社会としてはそこまで押すことは難しいのではないだろうか。
 私の印象では、K氏がらみで菅直人首相に巨悪が潜んでいるとは思えない。私の勘で言うなら、民主党の誰かが自民党にチクったのではないか。
 菅首相サイドがK氏が在日韓国人であることを知ってないわけもなく、「しまったこれが世間にバレると前原元外相のような事件になりかねないから、さっさとカネ返してなかったことにしとけ」と、いう姑息な対応したくらいだろう。ボクらの菅首相なら、愛すべき絵にもなる。

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2011.07.26

菅直人首相の資金管理団体は、なぜ特定の政治団体に献金していたのか

 この問題をどう解くべきなのかはわからないが、看過してはいけないのではないかと日に日に思うので簡単に言及しておきたい。テーマの分類としては、菅直人首相の資金管理団体の問題であるが、錯綜しているように見える。
 国会でも論じられているのでマスメディアに隠されているといった話題ではないが、NHKのニュースなどではあまり見かけないし、解説員の言及も聞いたことはない。率直に言えば、産経新聞以外にはほとんど見かけない話題なので、産経新聞特有のネタかと思っていた。が、ニューズウィーク日本語版7・20に「「北朝鮮」と菅「献金」の深い闇」(参照)として記事が上がっていたあたりから、そうなのだろうかと疑問がわいた。
 なにが問題なのか。問題の端緒は、そう難しくはない。
 「政権交代をめざす市民の会」という政治団体に、菅直人首相の資金管理団体「草志会」が6250万円献金していたことだ。ここで多少奇妙な感じがするのは、政治団体が政治家の資金管理団体に献金するというのはよくあることだが、この場合は逆で、菅首相の資金管理団体が、特定の政治団体に献金していたというのだ。なぜ?
 これが慈善団体への献金なら、そういうこともあるだろうと思う。だが、政治団体である。上納金のようにも、貢ぎのカネのようにも見える。弱みでも握られているのかという邪推の余地も残す。なぜなのだろうか。疑問は当然わき起こる。
 この政治団体が、「北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体「市民の党」(東京、酒井剛代表)から派生した政治団体」であるという点に着目し、産経新聞が7月2日「菅首相側、北の拉致容疑者親族の周辺団体に6250万円献金」(参照)が大きく取り上げていた。


 菅直人首相の資金管理団体「草志会」が、北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体「市民の党」(東京、酒井剛代表)から派生した政治団体に、計6250万円の政治献金をしていたことが1日、分かった。年間の献金限度額上限の5千万円を支出した年もあり、大口の献金者だったことがうかがえる。政府の拉致問題対策本部長でもある首相側の献金先としては「不適切」との批判を受けかねない。

 産経新聞としては、北朝鮮に関係する政治団体「市民の党」に関連する政治団体である「政権交代をめざす市民の会」におカネを出したのはよろしくないという主張のようだ。
 いくつか考慮しなければならないことがある。
 菅首相の政治資金管理団体が献金した「政権交代をめざす市民の会」は、「市民の党」の派生なのだろうか。派生とは何を意味しているのか。産経新聞記事はこう説明している。

 菅首相側が献金していたのは、「市民の党」から派生した政治団体「政権交代をめざす市民の会」(神奈川、奈良握(にぎる)代表)。
 「めざす会」は市民の党の酒井代表の呼びかけで平成18年に結成され、奈良代表も市民の党出身。めざす会には、市民の党の名を冠する会派に属している複数の地方議員が年間計1千万円近い政治献金をしているほか、事務担当者が同一だった時期もある。

 派生といってもよさそうではあるが、派生だからといって同じ会だとは言えない。ではどういう関係なのか。関係とは何を意味するか。
 ニューズウィーク記事では、「めざす会」代表の奈良握厚木市市議が「市民の党」に所属していて、またこの二団体の事務担当者が同じ人物だったことがある点から、こう述べている。

 名義上「市民の党」と「めざす会」は別だが、実質的には一体と見たほうが自然だ。

 そうであるなら普通に考えると、菅首相が資金管理団体を通して献金した先の「めざす会」は、「市民の党」の隠れ蓑のようにも見える。
 産経新聞としては、「市民の党」と北朝鮮の関係を解き明かそうとしているし、ニューズウィーク記事もその点についても触れている。同記事によれば、公安も2団体をマークしているとしている。が、決定打はなくこう述べることになる。

 2団体の活動が直接北朝鮮につながっているかは不明だが、公安がマークする不審団体に首相が献金していたこと自体が不適切であることに違いはない。

 ニューズウィークとしても、まずそこが問題だというのだ。
 しかし、それは公安がマークしているから不審というトートロジーに帰してしまうようにも思える。
 ニューズウィークは、しかし、もう一点問題を切り分けている。

 さらにこの献金には、公職選挙法違反を疑わせる要素もある。

 そこが問題なら、たしかに大きな問題だとはいえるだろう。別の言い方をすれば、北朝鮮のコネクションについては、とりあえず切り分けてもよいのではないか。
 では、菅首相に関連する、公職選挙法違反の疑義はどこにあるのか。ニューズウィーク記事の推論はこうである。

 もし仮に2団体が全国の無党派選挙に運動員を派遣し、その報酬が草志会や民主党から拠出されていたとすると、運動員の買収を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。

 どういうことなのか。ニューズウィークは、政界関係者の言葉としてこう展開している。

「(2団体は)要するに選挙ブローカーだ」と、ある政界関係者は指摘する。全国のいわゆる市民派、無党派の選挙陣営に組織的な選挙運動を展開する「プロフェッショナルな運動員」を派遣していたのではないかと見られている。

 妄想だろうか。興味深い事例が語られている。

 選挙ブローカーとしての2団体の活動は、民主党関係者の証言からも裏付けられる。民主党の鷲尾英一郎衆院議員(新潟2区選出)は、05年の衆院選に初出馬する際、民主党関係者から酒井(当時は別名の「斎藤まさし」で活動)を紹介されたという。選挙運動には、酒井の関係者が多数運動員として参加し、鷲尾は初当選を果たす。
 酒井はその後、鷲尾の秘書となり、2つの資金管理団体を勝手に設立して(既に解散)、市民の党とめざす会へ合計約780万円を献金している。鷲尾の事務所によれば、資金管理団体の設立や献金に関して鷲尾本人は当時はまったく知らなかったという。

 関連する興味深い事例や、2団体を巡るカネの流れや、収支報告書の疑念など各種の問題もいろいろと関係している。
 だが、構図としては、「選挙ブローカー」であり、献金というのは運動員への対価ということになるかもしれない。なるほど、そうであれば、これは問題と言える。
 菅首相の資金管理団体から出された献金が、実際にはこの選挙ブローカーへの対価であったと見なせるなら、これは公職選挙法違反となりうるかもしれない。
 同様の構図は民主党の構造的な問題だとも言えるだろう。民主党から草志会への計1億2300万円の献金もあったらしい(参照)。
 私としては、この構図の真義はわからない。解釈の問題にすぎないのかもしれないとも思う。

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