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2011.03.13

2011年3月11日の地震のこと

 地震被害に遭われたかたにお見舞い申し上げます。
 
 一昨日、石原都知事が知事選にまた出馬するという話を聞いてげんなりしながら、コンビニ販売の東国原英夫「日本改革宣言」(参照)を読んでいたら、ぐらっと来た。
 またかと思っていると、揺れは激しくなる。これはひどい。私が経験した地震の大きな揺れのなかでも二回目くらいだ。これは震度四を越えているな、しかし直下型ではないから神戸震災のようにはならないなと思いつつ、震度五を越えるかな、いよいよ我が人生の終わりの時かと、崩れる書棚を見ていると、ようやく揺れが終わった。二度目が来た。余震という大きさではないように感じられた。怖いものだ。
 テレビを付けると、震源は東北沖。あそこかと思う。岩手・宮城内陸地震と宮城県沖地震(参照)のことを思い出した。東南海地震(参照)も連想した。スマトラ島沖地震津波(参照)のようになるとも思った。
 その日は終日、ゆらゆらとした余震で船酔いのようでもあったし、パソコンに触れたくもない感じだった。翌日もそうだった。余震が多いのでNHKの音声を流し、ツイッターとかしていた。
 その間、福島原発の問題を知った。私としては、大きな地震が来ても原発は安全だというふうに考えていたので、何事かと興味を引かれた。当初の報道では特段に危機感はなかったようにも思えた。
 昼過ぎからだが、NHKの報道や解説はおかしいのではないかと疑念を持つようになった。個々に間違っているとかいうのではない。4気圧に想定されている原子炉内の圧力が8気圧まで上がっているのは設計時想定外の相当に危険な状態ではないか、核分裂停止後の崩壊熱として想定される温度の上昇はここまで高いものだろうか、セシウムが検出されたがどこから出て来たのか、など、個々の話を聞きながら自分なりに筋立てて考えると、1号機では核反応の制御ができてない・制御棒が機能していないという仮説が立ちうる。その仮説が整合的なのではないかと思えたのである。であれば、これはスリーマイル島のメルトダウンのような事態が想定されるのではないか。制御棒が機能しているなら冷却に専念するしかないが、制御棒に異常が想定されるのであれば再臨界を防ぐために制御棒の代替となるホウ酸を注入すべき事態なのではないか。
 とはいえ、ツイッターを見ていると、デマを飛ばすな、原発は安全な状態で問題はない、NHKの解説を信頼せよという意見が多く、疑念でも書こうものならバッシングのネタにされそうでもある。が、まあ、疑念は疑念である、言論が統制された戦中の日本ではあるまいし、ということで、ぽつぽつと書いてみる。案の定、核反応は止まっている・崩壊熱であるといったレスをいただく。再臨界という疑念でも出そうものならトンデモさんに思われるかとためらっているうちに、1号機の外壁が吹っ飛んでいた。後の報道から午後3時半のことだった。



 このNHKの報道が奇妙なものだった。すでに吹っ飛んでから1時間以上経って、爆破前の建物と比較してみましょうという話が唐突に切り出された。そのわりに専門家としては事態の解説はできない。建屋の外壁が吹き飛ぶ前に、炉のベント弁は圧力調整のために開放されていて、炉内の水蒸気とともに微量の放射性物質は屋内に貯まっているはずだ。無理もないのだが、建家が崩壊すれば内部の放射性物質は放出されることは確かなので、そのあたりがわかるNHK側の担当者の苛立ちが伝わってくる。
 そうこうしているうちに、海外報道で爆破の写真も見られるようになる。なんでNHKは爆発状態の写真を出さないのだろうか。このあたりで、NHKの報道への疑念が高まりだした。結論からいえば、NHKとしてもこれをどう出したものか思案していたのだろう。
 疑念が政府にも向くのは避けがたい。菅さんも枝野さんもよくやっているなと思うし、この国難に民主党政権でまとまるしかないというのは了解できる。が、それと情報開示とは別で、この爆発をどう説明するのかと待っていたが、かなり遅れた。爆発が3時半だが、政府発表は5時45分であった。2時間は遅れている。
 炉内からの水蒸気による爆発と見ることは避けがたい。が、水素爆発であるという話も流れていた。確かに、NHKが報道しない爆発の状態を見るとそれも頷ける。ではその水素はどこから。冷却用の水素ガス(参照)という話もあった。あるいは燃料棒に使用するジルコニウムからかもしれない。この件で、ようやく枝野さんの会見が出て来たのだが、水蒸気が水素になったという説明で要領を得ないものだった(参照)。


 爆発理由は炉心にある水が足りなくなって少なくなったことによって発生した水蒸気が格納容器の外側の建屋との間の空間に出て、その過程で水素になって酸素とあわさって爆発した。ちなみに、格納容器内には酸素はないので爆発することはない。実際、東電から格納容器が破損していないことが確認されたと報告を受けている。

 水蒸気は水から発生するのだから、水蒸気によって水が足りなくなるのだが、事態はそうではなく、水蒸気化が進み炉心を冷やす水が足りなくなり、炉心の過熱が進みさらに水蒸気化が進み高圧になっているということだろう。それが「外側の建屋との間の空間に出て、その過程で水素になって」というので、水素化したのは建家に出てからという話になっている。私には理解できなかった。
 結果論からすると、つまり今日の3号機の説明から類推してみると、1号機もジルコニウムによるものだったと見てよいだろう。炉内の現象である。つまり、燃料棒を覆うジルコニウムが反応していたということで、燃料棒は溶解していたことになる。推測なのだが、枝野さんの曖昧な説明も、またあの時点のNHKの説明もそうだが、スリーマイル島的な「炉心溶融」を避けたいということではなかったか。しかし、その後、NHKも炉心溶融を明確に打ち出してきた。
 1号機の爆発で驚いたもう一点は、随伴する高い放射線量である。爆発後のNHKで報道された。明確には言えないものの、爆発に伴う放射性物質の放出によるものだろうと推測される。ただし、高いといってもこの時点で報道された量はそれほどは多くはなく、水蒸気爆発は想定しづらい。
 この時点でNHKの報道担当者の苛立ちはさらに伝わってきた。本来ならこの時点で政府発表があると想定していたのだろう。なかった。NHKは偉いなと思ったのだが、NHKがおそらく独断で、政府発表以前に、この放射性物質を避けるよう、屋内にいるように実質的な指示を出した。原子炉建家が崩壊された現状、建家内の放射性物質が放出されたと考えるのは常識であり、それは危険を意味している。どの程度の量か厳密に見極めてからでは危機管理として遅すぎる。
 爆発を認めた5時45分枝野さんの説明では、放射性物質について、NHK報道とは異なる見解を出した。

 このたびの爆発は、格納容器内のものではなく、従って放射性物質が大量に漏れ出すものではない。
 東電と福島県による放射性物質のモニタリングの結果も確認したが、爆発前に比べ放射性物質の濃度は、上昇していない。報道された15時29分の1015マイクロシーベルトの数字だが、この時点の数字はその後、15時36分に爆発したが、15時40分の数字が860マイクロシーベルト、18時58分の数字が70.5マイクロシーベルトとなって、むしろ少なくっている。

 率直なところ、これはかなりまずい事態になったと思った。これでは政府が信頼されない事態になりかねない。案の定その後、被曝した人が確認され、政府側も事実上訂正するに等しいことになった。やや意外だったのは、こうした点について、政府への批判はあまり見られないことだった。私としても、特段にこれで政府批判をしたいわけでもないので、そういう空気なのだろう。
 1号機の過熱はその後も止まらないらしく、ついに原子炉格納容器にホウ酸入り海水を入れるという。ここでまた私の疑問が浮かんだ。原子炉圧力容器にホウ酸を入れるというならわからないでもないが、なぜ格納容器になのか。もちろん、海水が冷却を意図したものであるのはわかるが、なぜ燃料棒に接しないのにホウ酸(中性子を吸収することから制御棒的な機能をする)なのだろう。これはすでに格納容器に異変があることを暗示しているのではないか。とはいえ、このあたりはおいそれとは言えないかと逡巡する。
 報道でもツイッターでも識者のまことしやかな説明があり、御傾聴しましょう的に感心されている人も多いのだが、どうにも私の各種の疑念は晴れない。戦時下でこの戦争は負けるのではないかと思った人に同情する。疑念を持ちながらも、圧倒的な世間の空気にげんなりして何も言う気力も失われたのだろう。
 一晩して、1号機の原子炉格納容器にホウ酸入り海水は注入されてめでたしめでたしふうななか、3号機で同種の問題が発生。こちらは、原子炉圧力容器に真水を入れ、さらにその後、海水を入れた。枝野さんも今度は、炉内から水素が発生しているかもしれないと述べてもいた。3号機については炉内の圧力も調整でき、それに伴って段階的に水素の放出もなされているのでむしろ爆発はないだろうし、水も燃料を覆っているのでかなり安定している状態になっているようだ。(追記:その後不安定化し、1号機と同じくホウ酸入り海水を注入した。なお、3号機はMOX燃料だが、蒸気内に含まれる放射性物質という点では特段の差違はないと理解している。14日11時1分、3号機建家も水素爆発。エントリーでの楽観的な予測は外れた。)
 疑問は、1号機のほうだ。原子炉格納容器にホウ酸入り海水が入っているのはわかったが、原子炉圧力容器にまで入って、過熱が制御されているのだろうか。どうなのかと思っているうちに、そういうツイート発言を辞めたらという示唆をもらい、それもそうだなと疑問を放置。
 いろいろ考えてみたが、私の推測では、1号機の炉内では燃料の溶解で制御棒が損傷し、制御棒の機能がうまく働かず、それで燃料の制御もできていないというあたりではないかと思う。原子炉圧力容器にまでホウ酸入り海水が入っているなら、これも安心なのだが、率直なところ報道を見てもそこがわからない。いやな懸念がまったくないわけでもない。まあ、しかし、と。(追記:既に炉内にも注入されているという情報をいただく。ソースの確認はできないが追記しておく。他、事実的な事柄などについては本文に追記した。)
 水素が燃料棒のジルコニウムから発生したとなると、他の原発にも影響を与えるようにも思うが、3号機でなんとか爆発を抑制できれば、今回の日本の事態で、このリスク管理も世界で共有されたことにはなるだろう。つまり、原発の安全性に寄与できる。
 そういえば、水素爆破時の枝野さんの説明では、原子炉圧力容器に問題はなかったということが強調されていた。科学的に考えるなら、近くで爆発を起こしてストレステストをしたようなもので、逆に原子炉の安全性の確認ができたとも言えそうだ。
 が、それを今後のエネルギー政策や海外原発ビジネスに載せていくのは難しくなるだろう。そう考えて、こりゃ「絶望的」とついツイートしたら、誤解された。私としては原子炉の安全性は前提的なんだが、そう思わない人もいる。避難住民の苦労を思えば当然でもある。


追記(3月18日)
 読売新聞で興味深い報道があった。「原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る」(参照)より。


 東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。
 この幹部によると、米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかったとみられる。
 政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。
 福島第一原発の事故については、クリントン米国務長官が11日(米国時間)にホワイトハウスで開かれた会合で「日本の技術水準は高いが、冷却材が不足している。在日米空軍を使って冷却材を空輸した」と発言し、その後、国務省が否定した経緯がある。
(2011年3月18日08時12分 読売新聞)

  政府側としてはこの話を否定した。「枝野氏、米政府の原発支援拒否報道「事実まったくない」否定」(参照)。

 枝野幸男官房長官は18日午前の記者会見で、米政府が福島第1原発の原子炉冷却に関する技術的支援を申し入れたものの日本政府が断ったとする読売新聞の報道について、「少なくとも政府、官邸としてそうした事実は全く認識していない」と否定した。

 読売新聞記事の真義はわからない。仮に正しいとしても、米国側が「原子炉の廃炉を前提に」何を提案したかもわからない。が、それがホウ酸注入であれば、米国側の専門家の想定と自分の当時の疑念はだいたい同じだったことになるのではないかと感慨深く思った。


追記(3月19日)
 関連の報道が読売から出ていた。後の検証の資料のために追記しておく。「政府筋「東電が米支援は不要と」…判断遅れ批判」(参照)。


 東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故で、米政府が申し出た技術的な支援を日本政府が断った理由について、政府筋は18日、「当初は東電が『自分のところで出来る』と言っていた」と述べ、東電側が諸外国の協力は不要と判断していたことを明らかにした。
 政府関係者によると、米政府は11日の東日本巨大地震発生直後、米軍のヘリを提供することなどを申し入れたという。政府は、各国からの支援申し出は被災地での具体的な支援内容を調整したうえで受け入れており、「(断ったのではなく)いったん留め置いた」と釈明する声も出ている。
 枝野官房長官は18日午前の記者会見で「政府、首相官邸としてそうした事実は全く認識していない」と否定する一方、米政府からの原子炉冷却材提供の申し入れなどについて「詳細は把握していない。確認してみたい」と述べ、事実関係を調査する考えを示した。
 政府・与党内では、政府の初動対応について、「米側は早々に原子炉の廃炉はやむを得ないと判断し、日本に支援を申し入れたのだろう。最終的には廃炉覚悟で海水を注入したのに、菅首相が米国の支援を受け入れる決断をしなかったために対応が数日遅れた」(民主党幹部)と批判する声が出ている。
 高木文部科学相は18日午前の閣議後の記者会見で「事実関係は把握していない。しかし、姿勢としてはあらゆることを受け入れるのは当然だ。内外の声をしっかり聞くことは非常に重要だ」と語った。
 一方、自衛隊が17日午前に行った大型輸送ヘリによる海水投下の背景には、米側の強い要請があったことも新たに分かった。
 日米関係筋によると、自衛隊の大型輸送ヘリによる海水投下に先立ち、今回の事故を「最大級の危機」ととらえる米側は、「まず日本側がやるべきことをやるべきだ」などとして、再三にわたり日本側の行動を強く要請していた。17日午前に予定されていた菅首相とオバマ米大統領の電話会談でも、大統領からの要請があると予想されたため、首相は防衛省・自衛隊に会談前の海水投下実施を求めたという。
 日本政府への懸念や不満は、米国以外からも出ている。
 今回の事故に関する情報収集や日本政府との意思疎通のため、急きょ来日した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は、「(日本政府は)情報伝達を質量ともに改善して欲しい。改善の余地はある」と述べており、18日午後に行われる松本外相との会談などでも、こうした問題が取り上げられる可能性がある。
(2011年3月18日15時11分 読売新聞)


追記(3月20日)
 18日23時付け読売新聞記事「政治主導空回り…「危機の連鎖」に対応し切れず」(参照)より。


 米国が申し出た支援を断ったことが、その後の事態の深刻化を招いたという見方も出ている。
 米国のクリントン国務長官は地震発生直後、ホワイトハウスでの会合で原発事故に触れ、「日本の技術水準は高いが冷却材が不足している」と懸念を示した。
 民主党幹部は「米側はその後、原発事故への支援を申し出たが、日本側は辞退した」と語る。首相周辺は「支援の話は首相や官房長官には届いていない」としているが、「東電が原子炉を廃炉にせず、自力で収拾できると考えていたことが政府の判断に影響を与えた」(政府筋)という声もある。核分裂の反応を抑える効果から原子炉の冷却に使われるホウ酸と海水を注入すれば、運転再開は難しくなる。これを東電が嫌がり、政府も追認したというわけだ。
 結局、12日になって福島第一原発1号機で水素爆発が発生し、東電は海水とホウ酸の注入に踏み切った。
(2011年3月18日23時27分 読売新聞)

 読売新聞の文脈では、米国が申し出た冷却剤はホウ酸であるようだ。

追記(2011.3.24)
 安定したかに見えた1号機だったが、エントリで懸念を想定したように、実はこの間、問題を抱えたままだったようだ。
 「福島第一原発1号機、核燃料溶融の可能性も」(参照)より。


 国の原子力政策の安全規制を担う、原子力安全委員会の班目春樹委員長は23日夜、東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所の事故後初めて記者会見を開いた。
 原子炉の被害について尋ねられた同委員長は「(水素爆発した)1号機の核燃料はかなり溶融している可能性がある。2、3号機に比べて、最も危険な状態が続いている」と指摘。原子炉内の温度、圧力の異常上昇が続き、危険な状況にさしかかっているとして、「(炉心が入っている)圧力容器の蒸気を放出する弁開放を行い、炉の破壊を防ぐ検討をしている」ことを明らかにした。
 同原発1~3号機の原子炉の燃料棒は露出し、海水の注水作業が続けられている。23日、1号機の炉内の温度は一時、400度と設計温度(302度)を上回ったが、注水によって温度が下がっている。しかし、圧力の上昇が続き不安定な状態になっているため、班目委員長は「24日にも、圧力容器内の蒸気を放出するかの判断をする」と述べた。
(2011年3月24日01時21分 読売新聞)

追記(2011.3.24)
 興味深い事実が公開された。エントリで触れた時期を挟んで、12日から14日かけて中性子線が放出されていたらしい。量としては微量なのでエントリで想定したスパイクの証拠になるとまでは言えないが、リアルタイムで公開されていたら議論の空気は変わっていたのではないだろうか。
 「中性子線検出、12~14日に13回」(参照)より。


 東京電力は23日、東電福島第一原発の原子炉建屋の約1・5キロ・メートル西にある正門付近で、これまでに2回だけ計測されたとしていた中性子線が、12~14日に計13回検出されていた、と発表した。
 観測データの計算ミスで見落としていたという。
 中性子は検出限界に近い微弱な量だった。東電は、「中性子は、(核燃料の)ウランなど重金属から発生した可能性がある。現在は測定限界以下で、ただちにリスクはない。監視を強化したい」としている。
(2011年3月23日13時10分 読売新聞)

追記(2011.3.30)
 IAEAが再臨界の可能性に言及していた。「IAEA原子力安全局:福島第一原発、局所的に再臨界の可能性も」(参照)より。


 3月30日(ブルームバーグ):国際原子力機関(IAEA)は30日のウィーンでの記者会見で、東京電力福島第1原子力発電について、「再臨界」の可能性もあるとみて、分析作業を進めていることを明らかにした。
 IAEA原子力安全局担当のデニス・フローリー事務次長は30日、「最終判断ではない」と発言。「局所的に起こる可能性があり、放出が増える可能性もある」と述べた。

 オリジナルのブルームバーグ記事が見当たらないが、Time「Has Fukushima's Reactor No. 1 Gone Critical?」(参照)に以下がある。

Update 2: The IAEA has said that the Fukushima nuclear power plant may have achieved re-criticality. “There is no final assessment,” IAEA nuclear safety director Denis Flory said at a press conference on Wednesday, according to Bloomberg News. “This may happen locally and possibly increase the releases.”

 ネットには以下のテキストがあるが真正であるかは判断しづらい。

Fukushima Atomic Fuel May Have Reached New Critcality, IAEA Says

By Jonathan Tirone
March 30 (Bloomberg) -- Fuel in reactors at the stricken Fukushima Dai-Ichi nuclear power plant may have achieved “re-criticality,” the International Atomic Energy Agency said today at a press conference in Vienna. “There is no final assessment,” IAEA nuclear safety director Denis Flory said today. “This may happen locally and possibly increase the releases.” In a paper published yesterday, James Martin Center high-energy physicist Ferenc Dalnoki-Veress said that Chlorine traces and neutron beams reported in water samples taken from unit-1 pointed toward “localized criticality.”

To contact the editor responsible for this story:
Jonathan Tirone at +43-1-513-266-025 or
jtirone@bloomberg.net


 元になっていると思われるDalnoki-Veres氏の1号炉についての考察は「WHAT WAS THE CAUSE OF THE HIGH Cl-38 RADIOACTIVITY IN THE FUKUSHIMA DAIICHI REACTOR」(参照)にあり、結論としては、局所的な再臨界がないとも言い切れないないとしている。

This analysis is not a definitive proof but it does mean that we cannot rule localized criticality out and the workers should take the necessary precautions.

追記(2011.4.9)
 4月8日付け「福島原発1号機、3月12日朝に燃料棒一部露出 東電が公表」(参照)で、3月12日の朝には燃料棒が露出していたことが明らかになった。


 公表データによると、1号機の原子炉内の水位がマイナスに転じたのは3月12日8時49分。マイナス300ミリメートルだった。マイナスに転じることは燃料棒が一部露出したことを意味するという。その後、水位の低下は進み、3月13日7時30分にはマイナス1700ミリだった。

 燃料棒がこの時点で損傷しているなら、制御棒挿入機能が作動していても制御棒が中性子を制御する機能が保たれていたとは限らず、当初想定していた事態はより裏付けられてきた。

追記(2011.4.20)
 4月20日に公開された「タービン建屋地下階の溜まり水の核種分析結果の再調査」(参照PDF)で、cl-38は「検出限界未満」となった。これでこの時点、つまり、3月25日時点のスパイクの可能性は大きく否定されたと見てよいことになった。

追記(2011.11.02)
 2号機で燃料のウランが核分裂した際にできる放射性物質のキセノンが検出された。結論からすると、この事態は自然分裂であった。しかし、制御棒が効かない可能性は検討事項に上がった。
 NHK「かぶん」ブログ「原発2号機で何が起きたのか」(参照)より。太字はオリジナルのママ。


2号機では事故で核燃料がメルトダウンし、原子炉の底や格納容器まで散乱している状態だとみられています。このため、東京電力は制御棒が効かないことに加え被覆管が溶けてなくなったことで燃料がむき出しの状態となり核分裂が起こり、一時的に一部の場所では臨界が継続した可能性もあるとみています。

 2号機についてではあるが、1号機についても同様の推定はなりたちうる。

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コメント

こんばんは。
ツイッターというものをやらないので,テレビとネットだけの感想です。わたしも原発容認派なのですが,爆発から2時間たっても,圧力容器が無事なのか無事でないのかどころか,それを確認することが不能な状態であることを認めずに言葉を濁す会見に,大きな不信を抱きました。仮に最悪だった場合,避難や対策のための貴重な時間を喪失したわけで,全然「GJ」(ネットで読んだユーザーの評価)ではないと思います。政治家の保身と希望的観測が結び付いたように見える時間稼ぎがもし裏目に出たらと恐れます。

投稿: フィヒテ | 2011.03.13 20:37

 臨界によるいわゆる核分裂と、核分裂時に発生する不安定な各元素の崩壊熱を混同なさっているのではないでしょうか。いわゆる核分裂は制御棒などで中性子を減速することで制御できますが、崩壊熱の方は中性子の減速とは無関係に反応が進みます。核分裂が停止していても冷却が必要なのはこの崩壊熱のためとのことです。

投稿: | 2011.03.13 20:45

1号機に関して、圧力容器内に海水注入が行われている旨はとっくに報道がされています。そもそも官房長官会見の時点で、圧力容器への注水完了まで5~6時間、格納容器への注水完了までは10日単位必要という見通しが出ており、当初からいずれにも注水する方針であったことは推察されます。
放射線量の推移と官房長官の説明もfinalvent氏がミスリードしているだけのようにも思いますし、疑念は結構だと思いますが、そもそも報道内容の読み込みが不足されているように感じます。

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819481E3E1E2E2EB8DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819490E3E1E2E39D8DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

投稿: 三国 | 2011.03.13 22:22

はじめまして。
原発の制御不能事故が発生したとき、私はハノイにいましたが、原発の爆発時の映像は、NHKでなくBBCやそれをコピーしたCCTVの映像で見ました。ほぼ同時期に枝野さんの説明を聞いて、疑問を抱きました。
また放射能汚染についても枝野さんの説明は人体に影響はないと言うような趣旨だったかと思いますが、その後の朝日新聞の説明では、被爆した作業員は放射線許容量5年分以上の放射線を浴びたとかの報道があったように思います。

報道内容の不整合は、市民がパニックに陥らないようにとの政府の配慮かと思いますが、間違った情報あるいは事実を隠蔽した情報はかえって誤解を招き、二次被害を広げてしまうので、事実を伝えることに専念した方が良いと思います。

被災した人たちを案ずる人がイライラするのは正確な情報が入ってこないからであって、これがパニックを発生させる原因と思います。

人間の判断・行動は、正確な情報と次にどうすればよいのかを示唆すれば、誰でも出来ると思います。

投稿: おーさん | 2011.03.13 22:42

福島 3号炉の論評をお願いいたします。
様子がおかしいように感じてます。

投稿: kansatsusha | 2011.03.13 22:49

枝野さんはよくやってます、難事にあたってしっかり行動できる人は貴重だと思います。
一方原子力安全・保安院の対応のひどさは目を覆うばかりです。客観的な事実を知らせない、数字を述べてもその意味を解説しない、周知の事実を事後的に追認する、広報対応者がころころ変わる、しかも対応者が言ってることの中身がまったくない、等々。緊急時のプレス対応の準備・訓練をしていなかったことが明白です。このような方々にほんとうに「原子力安全」を委ねることができるのか、大いに疑問です。

投稿: ひろ爺 | 2011.03.13 23:42

あんた、原子力関係のエンジニアをやっていたことがあったのか?

でなければ、口をつぐめ。黙っていろ。そして二度、二度と、あやふやな付け焼刃の知識や、知ったかぶりや、仄めかしの披露などをするな。

もう一度いう。黙れ。ここでちょっと真意を追加しておこうかなとか、ちょっと説明しておこうかな、とか書き出したら、いい恥さらしだぜ。

投稿: F.Nakajima | 2011.03.14 07:55

私は一日中CNNのニュースを見ていました。日本のテレビは見れないのでネットで随時確認していましたが、原発に関してはかなり温度差があり、おかしいなと思っていました。政府も東電もパニックを恐れて情報を小出しにしたり、言わなかったりしたのでしょうが、明らかに統制が取れてないのが透けてみえて、いただけないですね。

投稿: toku | 2011.03.14 07:57

3月11日のメディア報道は、あきらかにおかしかった。不安をあおるなと言われても、ノーベル賞級の核物理学者が福島原発の1-3号を”鎮める”ことが可能なわけでもない。ウィキペディア程度の知識、言いかえれば、講談社ブルーバックス程度の科学知識しかもたない、”個々の労働者”によって、コンビナートのような近代施設は活動維持されている。そんな時代に、国民を安心させるという美名のもとの情報統制は、適切とは言えない。
 好意的に解釈すれば、1号機の水素爆発から報道までのタイムラグは、あの爆発によって隔壁本体が傷ついたかどうか? の最優先情報を収集していた時間なのだろう。
 適切な情報を流すことが、いちばん国民を安心させることなのだから、水素爆発を認めるまでの保安院の態度は、「後日」検証されるべき疑問である。

投稿: 曽根清治 | 2011.03.14 10:48

「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」(某国憲法第21条)
tweetも言論なんじゃないかなあ。(わたくしも誰かさんから「ツイートやめれ」とDMが来ました。
変なの!

投稿: tom-kuri | 2011.03.14 11:43

Ventさん、まぁ世の中いろいろな人がいますから・・・個人的には、様々な意見があって、そこから選びうる権利というのかな、広い選択可能性を担保できる社会が健全だと思います。その意味で、ぼくはVentさんのご意見やご判断をを、もっと知りたいと思うので、非常に残念ですぞ。

投稿: cham | 2011.03.14 12:07

水素爆発と水蒸気爆発の区別もメカニズムもわかってない奴は、だまってるべき。

投稿: ううむ | 2011.03.14 13:09

 色々なstoryがあってよい。皆 作業仮説で動かざるを得ない状況なのだ。取捨選択は個々の判断。当局の発表を信じるのも結構。信じないのも結構。ともかくまず準備すべきはペットボトルに入った水とヨードカリ。できればペッケージに入った食品。内部被爆の可能性は想定すべきだし、しているはず。どうやって皆に供給するかが課題。

投稿: walkonthewall | 2011.03.14 13:26

>>終風爺
いやー、一連のツイート?には焦りましたよ。正直。
私は政府や公式発表 NHKしか信じないと決めていましたが、
このような形でブログに書かれるのなら理解できますが
ツイッターの場合 様々な「境界」があやふやに感じられるので
不安に感じられた方も多いでしょう。こういうの良くないと思います。

>> F.Nakajima
ブログ出来た?
言わんとする事は分かるが、暴言や脅しのような言葉使いはどうよ?
爺の影響力や配信力を考えるともうちょっと配慮してほしかったのは事実だけど
爺だって一人の人間なんだから興味関心はあるだろうし、勝手につぶやいたって良いだろう

投稿: zv773 | 2011.03.14 13:57

同感です。あの土曜15時過ぎの1号炉建屋の爆発(国内ではNNNしかその瞬間の映像を出してなかった)があって、
21時前の枝野さん会見の炉の安全確認宣言までの5時間あまりは、
戦後日本の一番長い5時間ではなかったでしょうか。
自分はまず大丈夫だろうと思ってはいた(わずかな覚悟はしていた)が、
18時頃の原子力保安院の、会見は先に伸ばすよ的なあたふたとした声明は、
万死に値すると思った。終風先生の仰るとおり、その後のNHKテレビ記者の、ふざけんな的な表情と、
でも、最悪の自体を想定しての、放射性物質のよけかた講座を独自に始めたのは、
NHKが大本営発表を鵜呑みにする会社じゃないんだなと感動的だった。

前の方も仰っているように、この5時間の政府の空白は後日ゆっくり精査してほしい。

投稿: とし | 2011.03.14 15:42

おやおやおや。
皆さんおめでたいことで。

私は16年前、阪神大震災で死ぬ思いをしたことがありますし、身近でたくさんの人が死んでいったのを見ています。

あのとき、「噂」だけでどれだけの人が迷惑し、死ぬ思いをしたか(実際に「言葉だけで」死人は増えなかったとも思いますが)経験した人間としては、私は、finalvent氏の言動は許せませんね。


言論の自由を振りかぶって、「何言っても自由」という人に申し上げます。
知ったかぶりや仄めかしだけで、証拠もなしに、自分は、あたかも事態を把握している、知っている、判っているんだと人に思わせるのは、この非常事態では「敢えていいますが」、迷惑でしかありません。現在は「敢えて言いますが」、言論の自由より生存権が優先されるべきときだとしか私には思えません。そのためには、「自由権の制限」もやむを得ない場合があると認識できない人間に、「言論の自由」を語る資格はないですね。

投稿: F.Nakajima | 2011.03.14 22:03

[あのとき、「噂」だけでどれだけの人が迷惑し、死ぬ思いをしたか(実際に「言葉だけで」死人は増えなかったとも思いますが)経験した]ことを記述され,爺のなにが誤っているのか述べて下されば,いろいろ参考になるのですが.

投稿: 頭の悪いおめでたい人 | 2011.03.14 23:16

私もfinalventさんの一連の原発関係ツイートは迂闊だなあと思いながら眺めておりました。

枝野さんは意外にタフで驚いてますが、長丁場になりそうなので、きちんと睡眠をとってかんばって貰いたい。

投稿: ピンちゃん | 2011.03.14 23:20

福島原発の報道で NHK は何故か終始一貫してダメでしたね。面白くなかった。
アナウンサーも解説者もテレビ朝日の方がレベルが高かったと思います。

投稿: kappnets | 2011.03.15 11:00

finalvent さんは、日常を全て捨てて沖縄に疎開すべきだと思います。日常を捨てる気がないのなら、無責任なことは書かないほうがいいでしょう。もしかしたら、守るべき日常がない人なのかもしれませんが、そういう人がネットで評論家ぶって不安を煽っているんでしょうね。

投稿: YT | 2011.03.15 17:27

 うんまぁ、そもそも原発の構造とか原子力の技術の話が一般に啓蒙されてないので、こういうときに判断に困りますなあ。
 いちおう、原子力については「いまだ人類の技術力では制御はなかなか難しいもの」と考えているし、われわれが出来るのは電力を垂れ流し消費しないで節電に励むことではないかと。

 報道そのものは、津波報道でいいかげんお腹一杯状態なので、もう原発については「なるようになーれ♪」状態です。ただそのぶん、原子力技術者の制御能力の向上を祈るばかりです。

 京大のどこぞのセンセイが呟いてましたが、こういうときにマスコミに出ないで、日本中の技術者と研究者は東電に駆けつけてサポートに回ってくれないんですかねえ?

投稿: とおりすがりの | 2011.03.15 21:35

[日常を捨てる気がないのなら、無責任なことは書かないほうがいいでしょう。]
おーお,怖〜.

投稿: 頭も悪いおめでたい人 | 2011.03.15 23:52

今回の地震での死者数は、
実際は718人確認ですよ。

日本政府が、サバを読んでいます。

あれだけ、壊れないと言っていた原子力発電所の強度は、
サバを読んでいました、という皮肉ですよ。

実際は、電気系統のトラブル。

いや、いいんですよ。
死者にサバを読んでおけば、
原子力発電所の完成品が高く売れますから。

サバを読む中国政府戦争被害者数への
嫌味を日本政府が効かせたサバ読み報道ですわ。

911は、死者296人です。
やらせ事件ですから。

サバ読むなあ(笑)

クライストチャーチの地震は、
起きてません。ほんとだよ。

投稿: 事実情報トレーダー | 2011.03.17 23:12

 「1号機では核反応の制御ができてない・制御棒が機能していないという仮説が立ちうる。」
 であれば、その仮説を、後続するエントリーで検証して頂ければと思います。
 
 ブログいつも興味深く読ませて頂いております。例えば、本エントリーのような科学技術から、思想史、宗教学など。
 しかれども、色々なことどもに、言及されていますが、エントリーによっては、「ほのめかし」そのままで、尻切れ蜻蛉で逃げている感があるのを否めません。
 
 「まあ、疑念は疑念である」のならば、その「疑念」の依って来たるところをきちんと述べては如何と思料。
 「建家が崩壊すれば内部の放射性物質は放出されることは確かなので」これって、「P」と「B」の違いおわかりなってらっしゃのかしらん?
 「このあたりはおいそれとは言えないかと逡巡する。」って、あなたのことを信じてエントリーを読んでいる方々を、「不安」に陥れてどうなさるのですか?
 「戦時下でこの戦争は負けるのではないかと思った人に同情する。」比喩が全く理解できません。ワタクシの頭が悪いのでしょうか。
 本件、「地震発生時に、運転が止まった(臨界がおさまった)」しかるに「燃料の崩壊熱を冷やさねばならねど、手立てが(結句)失われた」「しょうことなしに、あれこれ手立てを考えて、やってみるけど、なかなか決定的な方法とならず」ということなのではないかと。
 続編を期待しております。
 

投稿: 永作 | 2011.03.18 01:53

崩壊熱による温度上昇だって放置すれば「炉心溶融」も起きるし放射性物質が漏れれば安全な状態とは言えないわけですが、だからと言って「1号機の炉内では燃料の溶解で制御棒が損傷し、制御棒の機能がうまく働かず、それで燃料の制御もできていない」という推測はやはりトンデモなんじゃないでしょうか。今回の事態に制御棒が関係してるとは思えないんですよね。

投稿: | 2011.03.18 04:12

 海水を注入した際にホウ酸を入れていたのは、実際に再開してしまった核分裂連鎖反応を止めるためと言うよりは、一種の「保険」だったのではないのでしょうか。当時にも崩壊熱による温度上昇が進めば「燃料棒」と「制御棒」の位置関係が崩れてしまう可能性はあったわけですし。ただし「炉心溶融」にも程度の違いはあり、「放射性物質が溶け出す」という事態よりは上記の可能性は少ないのだろうと思います。
 炉心の中で起きたことは燃料プールの中で起きたことと定性的には同じと考えるのが自然なように私には思えます。「1号機の炉内では燃料の溶解で制御棒が損傷し、制御棒の機能がうまく働かず、それで燃料の制御もできていない」という推論はやはり違うのではないでしょうか。
 私はしょせん外部の人間なので本当のところは判らないのですが。

投稿: | 2011.03.20 08:12

何度か繰り返し読んでいますが、日が経つにつれ当初から書かれていたことの意味を理解し始めました。絶望も遅ればせながら到来しています。そのひとつひとつの情報を判別する態度を少しでも学びたいと思います。

一方コメント欄の罵倒には閉口。なぜだ。

投稿: | 2011.03.24 01:27

 3月24日付けの追記を拝見しました。中性子の検出について、ご自身が「制御棒の機能が働いていない」と推論したことに関連して、ここで述べられたのだと思います。違っていたらすみません。
 中性子については、燃料棒が水中から出て空気に触れていて、かつ破損していれば、それだけで検出される可能性はあったのではないでしょうか。
 「制御棒が働いていない」という状況から引き起こされる事態(中性子が"連鎖的"に放出される核分裂連鎖反応)であれば、こういう中性子の出方はしないと思います。
 放射性物質の漏洩は良くない事態ですし、燃料棒の制御もうまくいっていなかったのか、とも想いますが、それは「冷却」に関してであって、制御棒の問題ではないように思えます。

投稿: ドン | 2011.03.26 13:27

何故かネット上では中性子について

中性子の検出=臨界

と書かれている意見が多いですが、
そんなことはないです。
ウランの自然崩壊でも中性子は発生
しますよ。今回はウランが漏れて自
然崩壊したんじゃないですかね。

投稿: | 2011.03.26 20:38

 3月24日付けの追記で触れられた「スパイク」という言葉で、ようやくfinalvent氏がおっしゃていることの背景が判ったように思います。
 たぶんfinalvent氏がおっしゃている「臨界」は世間的に認知されている一般的な「臨界」とは違うはずです。私は今回の件で初めて考え方を知り幾つかweb上の文章も読んだのですが、どの程度確からしいことなのかは判断できませんでした。
 でも、もし、一般的な「臨界」とは違う意味で述べられているのであれば、そうちゃんと書いたほうが良かったと思います。示唆する言葉も説明も無いようですし。注釈無しで「臨界」という言葉を見て「ゲッ」と思った人は多いと思いますよ。

投稿: | 2011.03.28 08:24

もし最近ネット上に飛び交ってるスパイク臨界のことなら、きれいさっぱり忘れたほうがいいと思う。

投稿: | 2011.03.28 20:06

 3月30日付けの追記を拝見しました。部分的な再臨界の可能性とのことですが、これについては今後再検証されて結論が出されるのだろうな、とは思います。といっても、このエントリで当初主張なさっていた「1号機の炉内では燃料の溶解で制御棒が損傷し、制御棒の機能がうまく働かず、それで燃料の制御もできていない」という推論とは、状況も引き起こされる事態もだいぶ異なるように思います。
 私だけの感想かもしれませんが、このエントリに限っては、議論が雑な割りに出される推論というか結論がセンセーショナルなので、読んでいて疲れました。

投稿: | 2011.04.01 09:02

私はなんとなく3月11日の東関東大地震は偶然があまりにも、くっつきすぎて、人工地震に思えてならない。地震現場を何度も写真で見て、
歴史の本を見て、今まであの用な超特大津波は歴史上、日本と世界には1度もない。
日本の政治家の国会中継を見て、偶然が重なりすぎた、あれは、人工地震に思えた。200%人工地震に思える。ニュージランド地震の次だろうが、おかしい。余震もあちこち、原子炉周辺、
大量核兵器空爆みたいに、日本と日本海で地震が起きている。
不安は当たり前だ。
政府は、この地震を調査するべきだ、
すべての地震を、海底で潜水艦で地震の現場写真を撮るべき。国民と、日本国のためにも。

投稿: マサ | 2011.04.25 01:05

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11日に東北大地震が起こって以来、ピンちゃんはほとんど部屋に閉じこもりネットとお酒三昧の日々です。やれることは限られているから、せめて邪魔はしないようにと心がけております。ピンちゃんにやれることとは、赤貧日記の更新くらいなのです。 ・・・ 何度も繰り返される津波の映像を見ていて、その破壊力に驚くばかりなのだけど、冷静に考えると、たった1立方メートルの海水でも1トンあるんですよね。小学校にある標準的なプール(25×15×1)でも375トン。映像にある津波がいったいどれくらいの重量で押し寄せ... [続きを読む]

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