« [書評]英語流の説得力をもつ日本語文章の書き方(三浦順治) | トップページ | 第2次菅改造内閣、何それ、食えるの? »

2011.01.09

アングリーバード(Angry Birds)にはまってしまった

 ゲームネタは年末年始で終わりにしようと思っていたのだが、ゲームづいてしまったついでに、アングリーバード(Angry Birds)にはまってしまった。あんな落ちゲー(参照)みたいなものに、もうはまることはないよ、俺のゲーム人生は終わったのだと思っていたのに、53歳にもなって「わー、ふにゃっ!」とか叫んでいる自分が情けない。これで内田樹先生も「わー、ふにゃっ!」とか叫ぶようになったら日本の未来は明るいぞ。
 アングリーバードとは何か。投げ当てゲームである。投げにはパチンコを使う。パチンコといっても、ネットで話題のパチンコ屋のパチンコではない。Y字形の木の枝や金具にゴムひもを張り、その弾力で小石などを飛ばす道具だ。簡易な投石機である。団塊世代など私より年上の世代だと奥崎謙三の「ヤマザキ、天皇を撃て―皇居パチンコ事件陳述書」(参照)を懐かしく思い出す。ちなみに、あの事件以降、参賀がガラス張りになったということも知らない人が多いのではないかな。この手のパチンコは日本ではあまり見かけなくなったが、外国のストなんか見ていると今でも国際的には利用されているようだ。
 あのパチンコで鳥を玉にして豚の籠城を打ち崩し、豚を屠る。なぜ? 

Angry Birds

 理由の物語はある。物語のアニメーション映像もある(参照)。鳥の卵を豚が盗んだからだ。怒った鳥(Angry Birds)がかくして神風攻撃をするのである。まあ、だから僕は最初やりたくなかったんだけどね。しかし、ゲームとしての面白さには屈服した。残念なくらい面白いよ。
 なんでこんなバカみたいなゲームが面白いんだろう。ニューズウィークの記事「携帯ゲーム「アングリーバード」の野望」(参照)も頷ける。ちなみに元記事はスレートの「Upwardly Mobile」(参照)。


 ゲームの内容はこんな感じだ。丸い緑色の豚が、極太眉で羽根なしの鳥から卵を盗む。怒った鳥は豚に仕返しをする。プレイヤーは携帯電話のタッチスクリーンを操作して、パチンコ玉のように鳥を飛ばして豚の家などにぶつける。家が壊れたら成功で、ポイントが獲得てきる。
 本当にばかみたいに単純だから始めるのは簡単だが、やめるのは難しい。ロビオはiPhone版だけで1日に累計約110万時間分もプレーされているという。ヘルシンキを拠点とするロビオは、アングリーバードを昨年12月に発表した。初めは地元で人気が高まり、次にヨーロッパ、そして世界へと急速に広がっていった。

 ゲームのルールは単純だし、物語の設定からするとなんで籠城している豚がTNT火薬と一緒なんだよとツッコミどころ満載だが、ステージが進むにつれ、微妙な攻撃ポイントや作戦、籠城の崩し方のパズル性、意外な攻撃方法(ブーメラン鳥の逆走や炸裂した岩による二次的攻撃など)いろいろあって考えさせられる。ってか、こんなのやっていて電池切れというトホホ感がたまらない。
 国際的にも大流行し、アイフォーンのキラーアプリといった印象もあるがアンドロイド版もある。iPhone用は115円で広告なしが選べるが、アンドロイド版は広告付きの無料だけのようだ。
 ハロウィーンでもコスプレが流行ったらしい(参照)。てか、ぬいぐるみ(参照)を買ってきて「わー、ふにゃ!」とか何かに投げつけたい。あー、民主党の方々にではありませんのでご安心を。
 それにしてもこれだけ手の込んだゲームを作って一旗挙げちゃうロビオって何者? まあ、池田信夫先生流に言うとなぜ日本人にこれができなかったのか? なぜ日本人はアクション倉庫番が生み出せないのか? なんてね。
 アングリーバードの開発元はフィンランドのヘルシンキを拠点とするロビオ社。ゲーム音楽もなんとなくフィンランドっぽい(参照)。発表したのは、一昨年の12月。口コミ的に広がったらしい。ロビオは元々は、大手の下請けのゲーム会社であったそうだが、これで一発当てたということだ。
 国際的に流行した背景には、このゲームのシンプルさもだが、事実上ほとんど言葉を介さないメリットもあるだろう。無声映画時代にできたトムとジェリー的な印象も受ける。ミスタービーンにもそういうところがあった。くだくだとした言語的な説明がないだけで、グローバル市場ではメリットになりうる。ただ、それを狙ってもヒットはしないんじゃないか。

|

« [書評]英語流の説得力をもつ日本語文章の書き方(三浦順治) | トップページ | 第2次菅改造内閣、何それ、食えるの? »

「雑記」カテゴリの記事

コメント

こういう物理演算を利用したカタパルトゲームは、ブラウザで遊べるフラッシュゲームなんかで結構ポピュラーだったと思います。インベーダーなんかと同じで類似のゲームは結構あったようです。Angry Birdsもその亜種のような印象を受けます。
http://armorgames.com/play/3614/crush-the-castle

Angry Birdsの特徴は、見た目から残虐性を廃してキャラクターを全面にだしてきた感じでしょうか?Wiiが登場したときの任天堂のような、全年齢にアピールできるゲームに落とし込んだ所がヒットの秘訣だったのかな~。

投稿: ぽぽん | 2011.01.09 16:04

これに嵌ったならgravityもお気にめすかも。鳥がパスんと消えるのが可愛いですよね。

投稿: Tammy | 2011.01.10 11:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/657/50533889

この記事へのトラックバック一覧です: アングリーバード(Angry Birds)にはまってしまった:

« [書評]英語流の説得力をもつ日本語文章の書き方(三浦順治) | トップページ | 第2次菅改造内閣、何それ、食えるの? »