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2010.09.25

尖閣沖衝突事件の背景にポスト胡錦濤時代の権力闘争があるのでは

 尖閣沖衝突事件について日本人が日本側から見るのは自然なことだし、この地域の実効支配が日米安保条約つまり実質米軍に支えられているにもかかわらず日本からナショナリズム的に強行論が出てるのも、戦後が遠くなる風景でもある。しかしこの事件、中国側から考えるとかなり奇妙な事件でもあった。
 前回のエントリー(参照)では詳しく言及しなかったが、今回の中国「漁船」の領海侵犯には奇妙な点がいくつもあった。
 公務執行妨害となったのは一隻だが、他にも「漁船」は繰り出していて船団を形成していた。また中国としては自国領という主張があるにせよ日本が警戒している領域で堂々と大きなトロール漁の網を打っていたことや、警告を受けてから体当たりをくらわせるといった点も異例だった。
 しかし日本という文脈を外せばそれほど異例ではない。この数年、中国「漁船」には対米的に異常な活動が目立っていた。昨年の事例としては、2009年5月6日付け産経新聞記事「中国漁船が米軍調査船妨害 黄海、「危険行為」と批判」(参照)がある。


 米国防総省は5日、中国と朝鮮半島の間に位置する黄海で今月1日、米海軍調査船が中国漁船に異常接近されるなどの進路妨害を受けたと発表した。同省報道担当官は「危険な行為だ」と批判した。
 米中船舶同士のトラブルは3月に南シナ海でも発生し、両政府が再発防止を約束したばかり。

 今年では3月8日には南シナ海で米軍への妨害があった。3月10日付けAFP「中国艦船、米海軍調査船に妨害行為 南シナ海の公海上」(参照)より。

米国防総省は、南シナ海(South China Sea)の公海上で8日、5隻の中国艦船が、米海軍の非武装の調査船「インペッカブル(USNS Impeccable)」に対し、約8メートル以内に近づくなどの危険な妨害行為を行ったと発表した。同省はまた、この事態に対し中国当局に抗議したことを明らかにした。


 インペッカブルの艦長は無線を使って、「友好的な態度」で中国艦船に対して、海域から退去するために安全な海路を開けるよう求めたという。だが、2隻の艦船がインペッカブルの真正面に移動し、インペッカブルは衝突を避けるため緊急回避行動を余儀なくされたという。さらに中国艦船は、インペッカブルの進行方向に木材を投げ込んだという。

 こうした中国「漁船」の活動を偶発と見るには頻発していた。
 今回の尖閣沖衝突事件の計画性は、後詰めの段取りもよさからも推測される。例えば、9日付け毎日新聞「中国漁船接触:中国の調査船、尖閣方向に航行」(参照)より。

 中国の国家海洋局の海洋調査船が東シナ海を沖縄県・尖閣諸島方向に航行していることが8日、政府関係者の話で分かった。尖閣付近では、中国の漁船船長が公務執行妨害容疑で第11管区海上保安本部(那覇市)に逮捕されたばかりだが、これとの関係は不明。尖閣諸島に接近した場合に備え、政府内で対応を検討している。政府高官は8日夜、「向こうからまた船が出てきている」と語った。

 同日朝日新聞「中国が漁業監視船派遣 尖閣沖衝突、海域の主権主張狙う」(参照)は漁業監視船の派遣を伝えている。

 漁業監視船は農業省に属し、自国領海での中国漁船の保護や管理、外国船に対する監視などを行うとされる。軍艦を改造し、ヘリコプターや銃器を搭載した船もある。中国はベトナムなどと島の領有権を争う南シナ海の一部にも同船を派遣し、護送船団方式の漁を行ってきた。

 今回の事件はあえて日本に挑むように仕組んだという見立ては否定しがたい。
 するとなぜこのタイミングなのだろうか?
 前回も触れたが、民主党の新内閣を試すということは想定できる。しかし、日本に焦点をあてるのではなく中国の内情に目を向けるなら、当然上海万博が想定される。もちろん、今回の事件がすべて中国側だけによるというわけではないが。
 北京政府としては世界が注目する上海万博中に国際的な問題を引き起こしたくない。逆にいえば、そこで問題を起こせば国際的に注目され、北京政府は窮地に立たされる。今回の事件は、わざわざこの時期を選んだのではないか。国連総会に出席する温家宝首相のメンツ潰しも含めて。
 あるいは上海万博後に中国内政的に想定されている経済・社会的な混乱が前倒しのように影響しているのかもしれない。外交面でもこのところ中国は失敗が続いていた。
 そこまで中国の内政が緊張しているとするなら、それはなぜだろうか?
 過去を顧みても、もっとも想定されることは権力闘争だろう。そして、現下の権力闘争の中核には、民主党元幹事長小沢一郎氏が訪日のために天皇を政治利用するのかと批判世論まで出た習近平国家副主席が関わっている。
 現在の胡錦濤国家主席は、2年後の2012年の共産党党大会で引退が予定されていて、次期最高権力者には習近平が有力視されている。この問題が習氏の訪日に関連していることは以前も言及したが(参照参照)、この習氏への権力委譲で何か中国内で異変が起きているのではないだろうか。そのために胡錦濤氏の政権への攻撃、あるいは胡氏の出身でもある共青団(中国共産主義青年団)への攻撃があるのかもしれない。また、単なる権力闘争ではなく、上海万博以降の中国政治・経済に起きる異変を先取りしたものでもあるかもしれない。
 推測が多段になったので、理路をまとめておく。

  • 尖閣沖衝突事件が偶発的なものでなければ、なぜこの時期に画策されたのか?
  • この時期の中国内政の最大の懸案は上海万博の成功である。
  • 上海万博を揺るがすことは胡錦濤を揺るがすことになる。そこが狙いか?
  • 中国内政の権力闘争があるなら、中核は習近平氏である。
  • またその権力闘争は今後の中国社会の政治・経済的な不安定要因を背景にしているのではないか?

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「時事」カテゴリの記事

コメント

そうなんですよね。なんでこんな微妙な時期に軍事漁船をけしかけてくるのか全く謎で。中国が万一漁船が捕縛されたら、とか想定してなかったとも考えられず。その場合の落としどころをどう考えていたかも謎。
まさか簡単に尖閣諸島が手に入るとも思えず。

投稿: みかん | 2010.09.25 21:29

もちろん、こないだの南沙諸島の大失点を挽回しようとしただけかも知れません。

投稿: みかん | 2010.09.25 21:34

今回の事件で、ただ菅内閣と民主党のだらしなさに腹を立てていたのですが、前回の記事、そして今回の記事を見させて頂き自分の物の見方の浅さを痛感致しました。これから毎回読ませて頂ます。ありがとうございました。
温家宝の国連での演説が、こんな背景の元に行なわれていたとすると、益々仙石、前原の罪は重いですね。菅はただの空き菅。

投稿: skdonan | 2010.09.25 22:00

 今頃になって、取って付けたように、古くからシナ・ウォッチャーが言っていたことを持ち出してきても意味がありませんよ。これは、2005年の反日デモの時にも言われていたことですが、そうした中国の国内事情を知った上でも、なお日本政府は毅然とした態度を取るべきだし、企業もそうしたリスクを考えておかなければならなかった、というだけのことです。
 いずれにしても、今回の民主党政権の大失態を糊塗することはできませんね。

投稿: MMR | 2010.09.25 22:32

中国側の事情よりも、日本側の体制問題に漬け込んだ可能性が高いと思いますけどね。ちなみに怪しいトロール船はソ連仕込みで、存在自体は前世紀から全然珍しくないです。
内之浦や種子島のロケット打ち上げのときに大勢はりついてるし、海自や米海軍の演習のときにも遠巻きに湧いてくる。
東シナ海は別名密輸の海で、解放軍や自治政府が裏で海賊稼業に手を出してた。海上民兵はそういう連中を政府統制にしっかり組み込む手段として機能してるんじゃないか。だとすると中国政府としてはブレーキ踏むのは難しい。

投稿: ■□ Neon □■ | 2010.09.25 23:23

本ブログは別として、ステレオタイプな政府批判が目に付きますな。

誰かがわが国を釣ろうと焚き付けているのでしょうか。
第2の盧溝橋事件ってかw

それはともかく「弱腰」とか「だらしない」とだけ言っていれば、
憂国の志士に見える世論であってはいけませんね。


投稿: たびびと | 2010.09.25 23:36

最近、ネット上ではパンツ被ったアスキーアートで有名な売日新聞、こと毎日新聞の2・3面あたりのコラムが、
中国関係者からリーク受けてんの?ってなぐらい異彩を放ってるのは偶然?

投稿: 通りすがり | 2010.09.26 00:16

などと自称チャイナウォッチャーがくだらない憶測記事を書き連ねるということは日清戦争の昔からあることですが、問題は指桑罵槐だか何だか知りませんが国内政治を理由に外交を歪め隣国を侮辱して憚らぬ未開野蛮なかの国の体質でしょう
外国である我々が彼らの国内政治に頓着する必要もなければすべきでもない
かりに日本が迎合せず普通の外交をしたがためにかの国の中の“知日派”だか“親日派”だかが失脚したとしてもそれはそういうものだと観念するよりほかない
今回も民主党には中国とのパイプ云々などという論調が目立ちますが、そのような密使密約外交が問題をますます拗らせた最大の原因でしょう

投稿: | 2010.09.26 00:25

法と自由という近代文明の精神なくして真の友好などありえない
その当たり前の真実から逃避し、いわゆる“知日派”だか“親日派”だかに迎合する友好ごっこがついに破綻したというだけで遅かれ早かれこのような事態は避けられなかったはず
このまま真実に目を瞑り、知日派”だか“親日派”だかに迎合し続ける幻想の友好ごっこを永遠に続けるなら尖閣はおろか南西諸島全てを割譲し彼らの覇権に屈服する覚悟をきめたほうがいい
裏口外交で先送りし続けてもいつかは完全に破綻するだけでしょうから

投稿: | 2010.09.26 00:41

今も継続中の一連の騒動は、北朝鮮による拉致が被害者の帰国によって明らかになったのと同じ影響を国民感情に及ぼすでしょう。(政権支持率の変化は対称的にせよ)

とはいえ現状、日本国内で日本人によるデモも抗議活動も皆無なわけで、ネットでの「強行(強硬)論」など酒席での「あいつぶっころしてやる」などという罵声と何ら変わりなく、総じてこれ以上冷静な国家国民など他の地域にも時代にもないと私は思います。

気になるのはfinalventさんご自身が読者に対して挑発的な表現を増やしていることです。人に冷静を呼びかけるときにご本人が感情的になっているのは見られたものではありません。

以前から気になっているのですが、貴兄のブログは誰でも読めるわけですから、読者の理解力や感受性は日本国民の平均値を大幅に上回るわけもなく、中には挑発的なコメントを書くことでストレス発散をする輩が発生することも自明なわけです。その自明性をよくご存じの筈の貴兄が「読者のリアクションにはがっかりだ」みたいな独白を繰り返すのは、なんというか頭悪いです。

投稿: その辺の人 | 2010.09.26 02:43

この度の中国漁船の接触事故に対して中国政府の強硬姿勢の背景は?ーそれだけ胡錦濤政権の基盤が強くないということ。を証明しているということではないでしょうか?ある情報によれば,習、李二人のほかもう一人わかてで、有力な候補がいるそうだ。と
それと政府と軍[人民解放軍]は軍のほうが上トモ言われている。チョット小沢さんの読みがあたらないのでは?
それと昔から中国ではは法治よりより人治をおもんじている。現在の日本には中国と太いパイプ[信頼]のある人間、政治家はいないようにおもわれます。それが外交の弱さにつながっているような気もします。
親中でなくても知中でも、それが欠けているため昔から
抗争が起きやすいし、戦争にうったえるようなことになる。
それと民主党の党内の争い、代表選挙のなかで対応が奥たことも初期解決にマイナスだったことが騒ぎ大きくしてしまった。普天間問題の迷走も大きく作用したことも、鳩山内閣当時の責任もあるとおもいます。お互いこの問題で、非難することなどあってはならないとおもいます。することはあってはならないとおもいます。

投稿: カコちゃん | 2010.09.26 02:47

外交というのはどこの国でも内政の反映なので、たぶん、中国国内の国内問題が、日本への強硬姿勢の原因なのだろうとは思っていました。

国内的に、共産党による統一にひびが入っているのだろうと思います。たぶん。

投稿: enneagram | 2010.09.26 08:24

今回の記事は非常にわかりやすくて助かります。

投稿: rabi | 2010.09.26 10:06

いや、いくつか問題が。

a.尖閣諸島の利権が手に入ることは、どの陣営にとっても大きなプラス。今、日本との友好関係を重視したところで、中国側にどんなメリットがあるのか?

b.何をもって「上海万博の成功」というのか?何度も「上海万博の成功は主席の成果になる」と、同じことをブログに書いているけど、じゃあ、成功って何?

c.本当に中国国内で権力闘争が繰り広げられているのか?
これは、本当に謎なんですよね。例えば、finalventは、習近平が次の最有力主席候補にいるとか言いますけど、じゃあ、中国国家主席を決定するシステムってどんなことになっているか解ります?表の、手続き上の話じゃなくて、裏で取り決めされるシステム。どんなチャイナウォッチャーでさえ、話を聞いても「これだけはわからないことが多すぎる。」と答えるだけ。一種の選抜制度であることはわかっているのだが、例えばポンと突然ニューフェイスが抜擢される可能性すら指摘できる。
後、政治的に習近平にも後ろ盾が要るわけなんですが、じゃあ、彼の後ろ盾は誰です?

だ・か・ら、憶測に憶測を重ねたブログはやめー、って。これで解った気になっている皆さんがいるようだけれども、それも勉強不足。

投稿: F.Nakajima | 2010.09.26 10:45

まあ「日本が弱いからではなく中国の中の得体のしれない力ですべてが動いている」という見地の人は
推測に推測を重ねるしかないでしょう
そうしないと中国がさらに中国が譲歩を迫って
ごねてる現実との整合性がががががが

投稿: | 2010.09.26 11:46

こういう視点もある。急いで入手したいものがあるから、仕掛けててくるのでは。敵は本能寺かもしれない。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E6E2E1838DE0E6E2EBE0E2E3E2819A93E2E2E2

投稿: らむぜい | 2010.09.26 15:38

> 憶測に憶測を重ねたブログはやめー、って。

それじゃ、何のためのブログかわからない。
憶測を含め、多用な意見を読めるのがブログであって、それを選別するのは我々読者の側です。

その押しつけがましい規制をfinalvent氏だけに突きつけている事自体が滑稽です。世間には山のように国旗を掲げたブログがあるのですから、そちらに突っ込まれたらどうですか。影響力だけで言えば、某新聞の方が遙かに大きいのですから、そちらに噛みつかれることをお勧めしますよ

投稿: すーたん | 2010.09.26 15:52

> 憶測に憶測を重ねたブログはやめー、って。

それじゃ、何のためのブログかわからない。
憶測を含め、多用な意見を読めるのがブログであって、それを選別するのは我々読者の側です。

その押しつけがましい規制をfinalvent氏だけに突きつけている事自体が滑稽です。世間には山のように国旗を掲げたブログがあるのですから、そちらに突っ込まれたらどうですか。影響力だけで言えば、某新聞の方が遙かに大きいのですから、そちらに噛みつかれることをお勧めしますよ

投稿: すーたん | 2010.09.26 15:52

finalventさんの提供される浩瀚な情報、卓抜な意見は、自分の考えをまとめていく上でとても参考になり有難く思っています。
 今回のエントリーでも、知らなかったことや、新たな視点を数多く教えていただきました。
 とかく自慢げな批評をされる方も多いようですが、批評するより批評される人になれ、という言葉もありますから、ほどほどにされたら如何でしょうか。
 で、今回のテーマについてですが、私は次のように自分の考えをまとめました。参考までに。

戦略的思考を持つこと
 日中戦争に突入する前の最後の和解のチャンスは1934年10月に訪れました。それは蒋介石自身が、中国の誤りを認めると同時に、日本の誤りを次のように指摘した時です。
(中国の誤り)
六 国内世論が分裂していた。(要約)
七 感情によってことを決する誤り=・・・中国人がこれまでの屈辱と侮辱に激昂するのは当然としても、感情をおさえ、理知を重んじ、国家民族のために永遠の計を立てなくてはならない。
(日本のあやまり)
五 中国国民の心理に対する誤り=中国には百世不変の仇恨の観念はない。・・・対日悪感情にしても、それはいまなお日本が中国の領土を占領し、中国の感情と尊厳を傷つけているからである。
(日本の外交の誤り)
○国際世論を敵に回したこと(要約)

 共産中国は蒋介石ほどの知恵はないのかも知れませんね。かっての日本と同じようなことをやっているようですから。で、日本はこれにどう対処すべきか、蒋介石の自国の反省と、日本に対する助言をふまえた対応をすることでしょう。
 まず、この機会に中国に対する日本の国論を統一すること。第二に、感情をおさえ、冷静に理知的に対応すること。第三に、長期的戦略的に対応すること。第四に、国際世論を味方につけること。
 中国はこの戦略で、主要都市のほとんどを日本に占領されながら、最終的に日本に勝利したのです。中国の今回の行動を見ると、彼等は蒋介石の持っていた知恵を失ったかに見えますね。
 慌てる必要はない。まずは、以上4つの点についてしっかり対応策を練ることが肝要かと存じます。
 


 

投稿: tikurin | 2010.09.27 03:27

10:30の上海市場が楽しみです。
これで、自分達がしている事のリスクの大きさ(国際的信用)
と愚かな行為をしている事に気ずくでしょう。
これが、中国崩壊の序章かもしれません。

投稿: 上海市場 | 2010.09.27 09:36

するどい!中国内の権力闘争が背景にあります。この話は北京在住の政府関係者がもっぱら噂していることです。まさか、日本がそこまでの弱腰外交をするとは・・・びっくりしたのでは?

投稿: nanashi | 2010.09.27 11:59

幸いこのエントリは私にも分かりやすい内容なのだけど、中国の内政(いくつかある勢力の内紛)の反映だろうという観測はいくつもあり、もちろんfainalventさんもそんなことは知っているだろうけど、なんかスッキリしない感じです。

中国の内部で権力争いがあるとして、日本にとってどの勢力が勝てばベターかという解があるはずですが、民主党の対応はそういうことを考慮した外交であったとは到底思えない。

一般人の目に映る、民主党はやっぱりだめだなああという感想が、実際のところなんじゃないかと思っております。

投稿: ピンちゃん | 2010.09.28 01:20

ブログ主さまお勧めの本の著者である東京外国語大学の岡田英弘名誉教授は「中国の外交は中国国内の政争の反映である」と喝破されてましたが、今回の騒動を見ていると15年ぐらい前に台湾沖に人民解放軍がミサイルを撃ち込んだ事件を想起させます。あの時は鄧小平が死亡しかかっており、彼の死後政局がどう動くか探るために軍がああいう行為を行ったら、江沢民は軍を全く処罰できずむしろ軍の尻馬に乗って行動した訳ですが、今回も人民解放軍の幹部などが昇進したりすれば軍が主導して起こした事件だと思って良いと思います。

投稿: パチンコ反対 | 2010.09.28 13:10

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