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2010.02.03

明日、民主党小沢一郎幹事長は不起訴となるか。各社報道を巡って。

 明日になればわかることを慌ててブログに書くまでもないかと思いつつ、どうにも奇妙に思えるので、その感覚から書いてみたい。話は、民主党小沢一郎幹事長不起訴の報道である。
 最初に不起訴報道をしたのは、昨晩11時のTBS「検察、小沢氏不起訴の方向で最終検討」(参照)のようだ。そのころ私もたまたまTwitterしながら、目にしたニュースで気がつき、おやっと思ってそのままTwitterのつぶやきに乗せた。TBS報道の核心は次のとおり。


 一方、小沢幹事長については、現状では関与を立証する事が困難として、不起訴とする方向で最高検などと最終的な検討を行っています。不起訴処分について、一部に異論も出ているということですが、特捜部は3日午後に最終的な結論を出すとみられます。(03日11:13)

 Twitterでは「リーク?」という応答もあったが、これはTBS側の取材と読みによるものではないかと私は思った。さらに、その時点でこの報道をどう私が受け取ったかというと、読みとしては随分踏み込んだなというのと、それはそれとして妥当な判断ではないかと思っていた。
 その後、共同で同種の報道が続いた。「小沢氏、不起訴の公算 東京地検、現状では「立証困難」」(参照)は、全体構図がわかりやすい。

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、東京地検特捜部は2日、政治資金規正法違反容疑で逮捕した元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者(36)らの共犯として告発された小沢氏について、現状では立証が困難として不起訴の方向で検討を始めたもようだ。

 重要な点は、市民団体から「共犯として告発された小沢氏」という点だ。小沢氏への被疑者聴取聴取もこの告発を受けて行われたもので、それがなければ、検察側のプロセスとしてはおそらく任意の聴取ということだったはずだ。その意味では、被疑者聴取聴取という別筋の流れに相応の判断を示して小休止としたということでもあるだろう。
 当の問題である、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反容疑についてだが、2日付けのNHK「石川衆院議員 4日にも起訴へ」(参照)では、石川衆議院議員については、拘留期限の4日に政治資金規正法違反の罪で起訴すると報道されている。同会の会計責任者だった公設第1秘書大久保隆規容疑者と元私設秘書池田光智容疑者の扱いは、現在検討中のようだが、3日付け朝日新聞「大久保秘書、虚偽記載の了承認める供述」(参照)では、大久保容疑者は虚偽記入関与を認める供述をしたと報道されている。池田容疑者もすでに虚偽記載を認める供述をしている。

 「陸山会」の土地取引事件で、会計責任者だった公設第1秘書・大久保隆規(たかのり)容疑者(48)=政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕=が東京地検特捜部の調べに対し、事務担当者から虚偽記載の報告を受けて了解したことを認める供述をしたことがわかった。
 関係者によると、元事務担当者で、元秘書の衆院議員・石川知裕(ともひろ)(36)と池田光智(32)の両容疑者は既に虚偽記載を認め、「大久保秘書にも報告した」と供述。

 大久保容疑者と池田容疑者の刑事処分については、現時点ではそれ以上の報道はないようだ。
 話を戻して、小沢氏不起訴の報道だが、報道各社に珍しいほどの違いがある。J-CAST「小沢氏4億円不記載 朝日、毎日、共同など「不起訴方針」報じる」(参照)はそこに焦点を当ててネタを作っていた。まとめると、不起訴報道はTBSから共同へ、そして、新聞社では朝日新聞と毎日新聞が続いたものの、読売新聞と日経新聞は「共謀を裏付けるには十分でない」「共謀関係の立証は難しい」といった表現で抑えている、といったところ。時事通信と産経新聞は、小沢氏不起訴に言及していない。私が、このエントリー執筆時に見回してもそのようだった。併せて、小沢疑惑に独自の切り込みをしている中日新聞も不起訴言及はないようだ。
 私が小沢疑惑で一つの水準と見ているのはNHKニュースなのだが、これも不起訴報道はない。それどころか、若干奇妙に思える報道がある。3日11時のNHK「冷静に推移見守る」(参照)である。

 鳩山総理大臣は、3日朝、記者団に対し、民主党の小沢幹事長の政治資金をめぐる事件に関連して、「検察の捜査が行われている最中なので、冷静に推移を見守る」と述べ、あらためて事態の推移を見守りたいという認識を示しました。
 この事件をめぐっては、逮捕された民主党の国会議員のこう留期限を4日に控え、東京地検特捜部が詰めの捜査を進めています。これに関連して、鳩山総理大臣は、「今、大事なことは、検察の捜査が行われている最中なので、冷静に推移を見守るということだ。わたしとしては、その立場しかない」と述べ、あらためて事態の推移を見守りたいという認識を示しました。

 このニュースだけ見るとさして不思議もないようだが、具体的な質問の文脈が抜けている。NHKの放送では映像内に質問は含まれていた。質問内容は、同一の鳩山首相の対応と見られる3日付け毎日新聞記事「鳩山首相:小沢氏不起訴検討報道で「冷静に見守る」」(参照)からわかるように、小沢一郎幹事長の不起訴処分報道であった。

 鳩山由紀夫首相は3日午前、東京地検が民主党の小沢一郎幹事長を不起訴処分とする方向で検討を始めたとの報道について「仮定の話であり、検察の捜査が行われている最中だから、冷静に推移を見守る。私としてはその立場しかない」と述べた。首相公邸前で記者団に語った。

 最初に不起訴報道をしたTBSはその文脈をむしろ強調している。3日10時TBS「鳩山首相「冷静に捜査の推移見守る」」(参照)より。

 鳩山総理は3日朝、特捜部が小沢幹事長について不起訴処分とする方向で検討してることについて、「憶測の域を出ていないし、仮定の話」とした上で、捜査の推移を冷静に見守る姿勢を改めて強調しました。
 「今大事なことはやはり、検察の捜査が行われている最中ですから、冷静に推移を見守ると。私としてはその立場しかありません」(鳩山首相)

 失言の多い鳩山首相であり、今日と限らず小沢疑惑には「冷静に推移を見守る」以外の発言をしなくなっているのでそれほど報道価値もないようだが、このNHK報道を見ると、小沢氏不起訴処分報道すら多少抑制しているように見える。
 単純な話、何が報道各社で起きているのだろうか。何が、小沢氏不起訴報道の有無を決めているのだろうか。単純に考えれば、小沢氏不起訴報道の難しさということなのだが、いまひとつしっくりとこない。4月の検察内の人事異動も関係しているのだろうか。
 不起訴は視点を変えれば、しかし存外に形式的なことかもしれない。私が司法に詳しくないのピントがずれているのかもしれないが、確か今回の政治資金規正法違反容疑は時効を見据えてのどたばたという面があったはずだ。当面石川容疑者を起訴しておけば、小沢氏を含めて時効は延長のような形になるということではだろうか。だとすれば、現時点での検察としては、時効を止めるための形式的な手順として、一応立件しておくものの、当面はあまり騒ぎ立てず小沢氏不起訴に留めることもあるだろう。
 そもそも論に戻ると、小沢氏不起訴だとして、今回の検察からの枠組みは、文春・新潮などでは金丸事件の連想から脱税の線でお話をひっぱってはいるが、基本的には、政治資金規正法の枠組みである。なので小沢氏の政治資金の出所の問題は枠組み上は問えない。
 もちろん、そこに裏献金なり、賄賂性の高い金銭が混入していれば、別の枠組みとなっただろうし、年明けからこの一か月間の報道の疑惑の焦点はそこに向けられていた。その流れからすると、4日に政治資金規正法違反容疑の枠組みで小沢氏不起訴となっても、小沢氏の政治資金を巡る疑惑全体に終止符が打たれたという話ではないだろう。
 加えて、政治・外交点から、小沢氏をこの時点で起訴するのは好ましくないとする文脈も、検察側の配慮してあるかもしれない。2日国会内で小沢氏とキャンベル米国務次官補による、米軍普天間飛行場移設を巡る対談があったが(参照)、民主党政権成立以前にクリントン長官との面談があったことを例外とすれば、これまで米側との接触を避けていた小沢氏と会談が、小沢疑惑が深化する過程を経ることでようやく可能になったものだ。しかもその会談の相手である小沢氏は、マニフェストの目玉であるガソリン税の暫定税率維持を独断で変更(参照)できるほどの鳩山政権の最高の権力者である。今回のキャンベル会談は、この実質の最高権力者に、米側が普天間飛行場移設問題を直談判するという意味合いがあった。普天間飛行場移設問題に決着を付ける前に唯一政治決断が可能である小沢氏が政治失脚すれば、米国側としてもようやく出来たチャンネルを失い困惑することになる。


追記
 エントリ掲載後にNHKで不起訴報道が出た。「地検 小沢幹事長不起訴の方針」(参照)より。


2月3日 18時12分
 民主党の小沢幹事長の政治資金をめぐる事件で、東京地検特捜部は、市民団体から告発されていた小沢氏本人について、収支報告書のうその記載にかかわった明確な証拠はないとして不起訴にする方針を固めました。一方、逮捕されている石川衆議院議員と大久保公設秘書については、こう留期限の4日、政治資金規正法違反の罪で起訴する方針です。
 この事件で、東京地検特捜部は、市民団体から告発されていた民主党の小沢幹事長についても、▽収支報告書の内容を把握していなかったのかや、▽土地の購入資金に充てた4億円をどのように工面したのかなどについて、小沢氏から2度にわたって事情聴取を行うなど解明を進めていました。関係者によりますと、逮捕された衆議院議員の石川知裕容疑者(36)は、これまでの調べに対し、「資金管理団体の収入や支出の概要は小沢氏に報告していた」と供述する一方、収支報告書のうその記載については、小沢氏の積極的な関与を否定しているということです。また、公設第一秘書の大久保隆規容疑者(48)や元私設秘書の池田光智容疑者(32)も、小沢氏の関与を否定しているということです。小沢氏本人も、土地の購入に充てた4億円は個人の資金だとしたうえで、収支報告書の記載については「担当の秘書を信頼し任せていたので把握していなかった」と事件への関与を否定しています。こうしたことから特捜部は、小沢氏がうその記載にかかわった明確な証拠はないとして不起訴にする方針を固めました。一方、特捜部は、石川議員と大久保秘書については、うその記載が多額に上るなど悪質だとして、こう留期限の4日、政治資金規正法違反の罪で起訴する方針で、池田元秘書についても詰めの捜査を進めています。

 NHKなりの裏取りに時間がかかったということだろう。これでだいたい明日の動向は明らかになったと言えるのではないか。まとめると、小沢氏は不起訴で、石川議員と大久保秘書は起訴。池田元秘書は不明。いちおう今回の政治資金規正法違反容疑については検察なりに形を付けたことになるだろう。

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「時事」カテゴリの記事

コメント

小沢を貶めると言う検察の目的は達成されたのでどうでも良くなったと言うことでしょう。あるいは親分の某国から、そろそろ止めろと命令があったのかもね。
小沢サイドにしてみれば潔白が認められたことになるので妥協したんでしょうね。

しかし、どうかな? これで終われるかな?
今回信用を失墜したのは本当に小沢サイドでしょうか?
私は検察の方がダメージが大きいと思いますけどね。
地検が外国勢力の意向に左右されがちであること。特捜は冤罪作りのプロであること。検察が裏金を作っていること。口封じの強引な逮捕を行っていること。意図的に捜査情報を漏洩したり世間を欺く風説を飛ばしていることなど、今や検察は正義の味方でないことがすっかり明らかになってしまった。

これから小沢サイドが逆襲するとして検察に同情する人はどれくらいいるのかな?
来年の今頃は彼らの方が逮捕投獄ってこともあるかもね。
まず検事総長人事が楽しみですね。
四月に佐久間と谷川がどこに配属されてるか・・・
むしろ、検察VS小沢の戦いはこれからが面白くなりそうだ。

検察は本気で小沢を潰したいなら、自民党時代に遡れば良い。ネタはいくらでもある。
逆に野党に落ちてからの小沢を狙っても何も出ない。これでは検察は最初から負けを選んでいるようなものだ。
小沢は自民党とセットでなければ潰すことは出来ないのだ。小沢を潰すなら先ず自民党を潰せ。

それから、小沢を支えているのは国内では連合であり日教組だが、その向こうにヨーロッパの貴族層やバチカンも控えている。(小沢が中韓に寄ってると思うのは間違いだよ。)
今回の騒動で悪のレッテルを貼られたも同然の東京地検が今後そこまで追求の手を伸ばせるかどうか、お手並み拝見といこう。

投稿: 田舎から | 2010.02.03 23:13

4億円の不実記載については不起訴ということですよね。
だからと言って、秘書の起訴で同義的責任は逃れられないでしょう。
また、小沢氏には他にもいろいろ疑惑が出てきていますからね。
検察・国税を巻き込んで、お楽しみはこれからさ、
というところでしょう。

投稿: | 2010.02.04 01:42

小沢追及の幕が揚がってから、数年たってようやくいま幕間なのだろう。オワリの始まりと言ってもいい。

そうでかくてはドラマとして成立しないよ。

問題は政治資金規正の法律違反というより、資産の不正な形成そのものなのだから、国税が本格的に調べに入るだろうな。

脳内妄想を繰り広げている場合ではないことは明確だ。

投稿: ナムドゥーグ | 2010.02.04 11:48

小澤幹事長を東京地検に告発した市民団体(便利な言葉)に、ついて誰か教えてください。新聞等の報道によれば、当該市民団体には税理士などがいるとのことですが、政治的背景が全くないとは、思われません。
報道関係者にとっては、常識なのかも知れませんが、野党自民党の支持者や支持団体に関係のある人物がいるのかどうか。また、市民団体の名前で、共産党や旧社会党などのグループが告発や抗議行動をよく行っていたと認識しています。今回の事件は、権力抗争の一環なのですかね。ただし、小澤氏が不起訴でも、真っ白だと証明されたとは、誰も思わないでしょう。

投稿: | 2010.02.04 17:55

擬似政権交代が実際の政権交代になったことに小沢も検察も国民もマスコミもついていけていないということでしょう。

本来、韓国みたいに下野政治家が虐殺されない分だけましともいえるが、森政権以降検察が清和会に甘すぎたツケが反検察の吹き上がりを招いている面もある・・。

投稿: lc | 2010.02.05 00:02

この時点で一番思い切ってるのは立花隆でしょうね。ここまで言い切って大丈夫なの?って気もしますがw

立花隆が緊急寄稿(2) 「小沢不起訴」の先を読む
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100204-00000301-gtwo-pol
>いまから予言してもよいが、小沢はもう終りなのである。小沢が不起訴で枕を高くして寝られるようになったと思ったら大間違いである。

投稿: | 2010.02.05 00:37

今回、一番「本当はうさんくさい奴だった」と評判落としたのは、上杉隆じゃないかな。

投稿: | 2010.02.05 06:31

朝青龍関が潔く引退したところで、小沢幹事長にも、潔く幹事長を辞任してほしいと思います。

鳩山首相にも、潔く内閣総辞職してほしいと思います。

鳩山首相の次に、菅首相が就任したら、菅首相には、参院選のときに衆議院も解散して、ダブル選挙にして国民の信を問うてほしいと思います。

政界は、相撲界ほど潔く話が進みますかね?

投稿: enneagram | 2010.02.05 12:39

朝青龍だって別に潔かったわけじゃない。
横綱審議会からは引退勧告を出され、
協会からも、自分から引退しないなら解雇処分にする
(懲戒処分なので退職金無し)と迫られ、
シブシブ引退したわけで。

小沢に対して同じことができるのはだれ?

投稿: | 2010.02.05 14:09

ここの投稿を見ていると検察とマスコミは目的を達成したことが分かるな。
でも、みんな、また奴らに騙されてるよ。

胆沢ダムの工事規模だと報道されるような資金を貢ぐことなんて出来ないだろうに。水谷の証言は虚言か捏造報道で間違いない。
まして小沢一郎には何の権限もなかったし、同じ時期には小沢後援会そのものだった地元業者が片っ端からつぶれている。
当時の小沢に建設業への影響力なんて無かったのさ。

去年の西松も単なる騒動だったし、今回もそうさ。
今回の「騒動」について小沢は完全に白。真っ白。
検察も、よくこれほど頓珍漢な捜査をしたものだと思う。
本気で立件して小沢をつぶすつもりが最初からなかったとしか思えない。ただ小沢を貶める世論捜査が出来れば良かったんだろう。
でも地元まで騙せると思ったら大間違いだ。
小沢一郎については、与党時代を追及しないと埃は出ないよ。
小沢を本気でつぶすなら自民党ごとつぶさないとね。
でも、自民党よりの奴らにはそれが出来ないのさ。
これじゃ検察は始める前から負けが決まっている。
マスコミもみっともないから、もう止めないとね。

マスコミに誘導されて小沢憎しに染まるみんなも初心すぎる。
小沢の闇はまるで別のところにある。建設業者をほじくっても何も出ないよ。
頓珍漢も良い所だ。正直、バカみたいだと思う。

投稿: ミズサワ在住 | 2010.02.08 12:53

検察の完全敗北、小沢の不起訴となったことで、参議院選挙前の小沢の失脚は完全になくなった。
マスコミに踊らされて「今回の騒動で」小沢を黒だと信じちゃった人も、これで新年度予算の早期成立と年度早々の補正予算作成の流れが止まらなかったことを喜ぼう。

我々が直面する問題は日本の名目GDPの停滞であり、一般会計の抑制による「作られた不況」の長期化だ。
こうしている間にも私の町で、貴方の町で誰かが耐えられる限界を超えて望まない死に追いやられている。その直前で苦しんでいる人はもちろんその数倍だろう。
これを何とかしてくれるなら、政治資金収支報告所の記載漏れのような微罪はどうでも良い。

2009年度一般会計歳出総額110兆円に対して、2010年度の予算は95兆円。
不況で民間経済の自力拡大は見込めないから、このままでは単純に15兆円の流動性不足が起こる。
今より景気を悪くしないためには、少なくともこの金額を埋める補正予算が必要だ。

赤字国債の累積なんか気にしなくて良い。
今年度の税収不足はこれまでの歳出不足のせいだから同じく気にしなくて良い。
今は、国債でも何でも発行して、じゃんじゃか通貨を民間にバラまくのが正しい。

大臣でここまで確信して言っているのは亀井静香しかいない。
その亀井が「同じ認識」に立っていると小沢を評価しているのだから、小沢は積極財政に党論を纏める。
ここが大事なのだ。
もちろん小沢以外にそれが出来るなら、別に小沢が失脚したって良いのだが、前原だの枝ナントカだの民主党にはプーが多すぎる。
やはり「今の日本には」小沢が必要なのだと思う。

小沢が我々に代わって新自由主義殺し新保守主義殺しをやってくれるなら、こんなに素晴らしいことはないではないか。

小沢をつぶしたい人は、その後でゆっくりやれば良い。
自民党時代に遡れば小沢叩きなど何でもできるのだから、優先順位は下で良いだろう。

投稿: 田舎から | 2010.02.08 20:11

いろいろ小沢幹事長擁護論が出ていますが、石川議員の離党届を小沢幹事長が受理するのは、すごくおかしい気がします。

そういうことをさせる鳩山首相もおかしい人だと思います。

私は、自称アマチュア占星術師のオカルティスト(言い換えれば神秘思想家)で、普段から尋常ではないことを考え、尋常ではないことばかりに関心を持つ者ですが、オカルティストの視点をもってしても、今の民主党で起きていることは、尋常ではないと思います。

投稿: enneagram | 2010.02.12 17:06

>石川議員の離党届を小沢幹事長が受理するのは、すごくおかしい気がします。

あれはダメですよね。
検察がおっかけている奴に限れば、真っ白なんだからつっぱって欲しかった。
あれじゃ子分を切り捨てて保身をはかったのと同じ。みっともない。

この件ですけど、なに、アメリカはナベツネたちを切りすてて小沢がアメリカとの窓口になるわけね?
もう検察は手を出せないんだ・・・
キャンベルが小沢の売り込みに必死だけど、なんでかね? キャンベルが小沢の子分になったみたいだね。

すると、中曽根やナベツネみたいな古い日本の支配者たちは一斉にお払い箱になるのかな?
そういえば中曽根のインチキも向こうから書類が出たね。

アメリカが小沢を日本の代表と認めた以上、検察や財界はどうでるんだろう?
自分たちのホントのボスが自分たちを切り捨てて小沢になびいている。
面白くないだろうなぁ・・・

こりゃ小沢暗殺・・・ほんとにあるかも。

投稿: 田舎から@ウィッカに理解あり | 2010.02.13 20:57

私は、常識的な小沢指弾派。

トヨタ自動車の豊田章男社長も、腹をくくって、米下院の公聴会に出席します。

小沢幹事長も、国会の証人喚問を受け入れて追及されるべきです。

現時点では、国民に対して、説得力が非常に欠けていると思われます。

投稿: enneagram | 2010.02.19 18:32

小沢は民主党を潰す事しか考えてない、いらない、どかっかいけ、早く辞めてほしい

投稿: さる | 2010.04.22 23:16

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「なんじゃこりゃぁ」 という結果で事態が終息しそうである。 民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体による土地購入をめぐる事件で、東京地検特捜部は小沢一郎幹事長を不起訴処分とする方向で最終検討に入ったとのこと。 理由としては、小沢氏の元秘書達が「小沢氏の直接の関与を否定している」からとのことである。 ヤクザの組長が主犯の事件を、捕まった若い衆が「組長は無関係だ」と言われて「はい、そうですか」と納得するような人達しか特捜部にいないのであろうか? 無罪の人間を起訴して有罪にしてしまうは、限... [続きを読む]

受信: 2010.02.03 22:04

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