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2009.03.04

小沢一郎公設秘書逮捕に昭和の香り

 私はずっと小沢一郎を支持してきたので今回の秘書逮捕の件に驚いたかといえば、驚きはしたが裏切られたという類のものではなかった。私は政治家に清廉を期待しない。政治家がカネにまみれるというのは民主主義のコストだと割り切っている。米国民もそう割り切っているのではないかなと、潤沢な政治資金で生まれたオバマ大統領を見ていた。
 もちろん賄賂など不正なカネが政治家に渡ることを是とするものではないが、今回の小沢一郎の秘書が不正を行っていたかというと、私がざっとニュースで見たスキームからは、これは特段騒ぐほどのことではないように思えた。
 で、私の理解。
 まずルールだが、個人や政治団体が政治家に寄付をしてもいいけど、企業は政治家個人の団体に献金をしてはいけない、ということ。
 西松建設という企業が小沢一郎に企業献金をしたというのなら、明白にアウト。しかし、そうではない。
 ではどうかというと、企業が隠れ蓑のダミーの団体を使って政治家に献金したのもダメだよということ。トンネル通しても、企業献金には変わりないでしょ、と。
 まあ、そう言われればそうかなというのと、そのダミー団体とかトンネルとかの、判定はどうやるとできるのか? そこんところのサブルールはどうなってんの?
 今回の事態で分かったのは、そのサブルールだ。
 つまり、サブルールは東京地検特捜部様が勝手に決める。
 しかし、それじゃ正義の守護神としてもご勝手過ぎないか? 多少なりとも証拠は? 
 というと、カネを受け取った政治家秘書が、「お代官様、そのとおりでございます、ダミー団体と認識しておりました。トンネルでございました。なので、献金を寄付と書いてしまい、悪うございました」と自白させれば、すべてオッケー。
 自白しなければ、グレーのまま。
 グレーのままだったら、そこはもう、世論とか新聞とか空気で政治家を事実上抹殺すればいいわけですよ。
 つまり、昭和の世界を見てきた私にしてみると、ああ、またこれかですよ。
 別の言い方をすれば15年近くよく小沢一郎は屠られずにしかも、総理に手が届くところまで再起したものだなと、呆れて私は見てきたけど、いや期待してもいたけど、こうなる末路は15年くらい前からわかっていた。「民は愚かに保て」(参照)でカレル・ヴァン・ウォルフレンで、小沢に期待した彼は「小沢一郎を醜聞で火だるまにしてはいけない」というコラムを書いていた。


 私が一番気がかりなのは、舞台裏の調整役としてキープレーヤーである小沢が、この重要な役割を演じ続けられるどうかである。その理由は、彼は責任ある政治家として重要な政治的決定を下さなければならない立場にあることを隠そうとしないために、多くの強力なグループの怒りを買うことになるだろうからである。小沢は政治家として並々ならぬ器量才覚を有している。そのゆえに反対しそうな者に対して強い姿勢で臨むため、日本の政治風土のなかでは傷つきやすい。

 ウォルフレンは彼に期待したし、「日本 権力構造の謎」(参照参照)で彼がいうところのシステムの暴いて、いつの日か小沢がカネのスキャンダルで屠られるの懸念した。

 たとえばスキャンダルを用いて彼を貶めることだってできる。このような攻撃を仕掛けることは、そう困難ではない。読者も覚えているだろうが、私は、日本の新聞と検察がこの武器を用いて特定の政治家を選び出して、政治生命を絶ったり傷つけたりしていることを批判したことがある。なぜかといえばこのやり方は恣意的であり、誠実さに欠けるからだ。政治家ならほとんど誰でも、いつなりとスキャンダルに連座させることが可能なのである。

 戦後、いや戦前も含めて日本近代の政治を眺めてきたら、いつなりと政治家をスキャンダルに連座させることが可能だというのがわかって、それこそが日本権力でありシステムではないかと暗澹たる気持ちになる。ついでにいうなら、清廉・清貧の政治家や革命家を是とする日本人の政治倫理にも鬱になってくる。五・一五事件では、卑劣な暗殺者でしかないのに清廉・清貧だということで刑の嘆願が集まったものだった。日本を戦争に導いていったのはこの清廉・清貧の正義を自認した者ならなんでもできるという狂気だったと私は思う。政治に救いなんかない。国政がやるべきことは夜警とゴミ処理くらいなものだし、政治家はカネにまみれるというコストがかかるのはしかたのないことだ。そう考えていかなければ、日本はまたいつか来た道を辿るのではないか。私はそう思った。
 ウォルフレンも日本の政治家がカネにまみれることを見抜いていた。

 日本では多額の政治資金を集めなければ、政治家として大を成すことは不可能だった。資金の主要源は企業であり、企業は官僚の独断による許認可権に怯えるがゆえに、政治家を頼んでとりなし保護を求めることになる。

 企業はだから政治家にカネを送らなければならないシステムがあるし、そしてその企業とはつまり企業を支えている管理職の従業員でもある。
 今回の事件で、なぜダミー団体でありトンネルだったと言われるのか。今朝の毎日新聞社説「公設秘書逮捕 小沢氏は責任を明確にせよ」(参照)はこういう理屈で明白だという。

 西松建設のOBが設立した二つの政治団体には同社の課長クラス以上の幹部が会費を支払い、後で会社が賞与に上乗せする形で補てんしていたという。西松建設の前社長も同時に逮捕されており、企業ぐるみの違法献金だったことは明らかで極めて悪質だ。

 誰にとって明らかなのか。
 小沢一郎の秘書にとって明らかだったというのだろうか。つまり、「はぁ、このカネはOB会のトンネルですからいただけませんな」って言えはよしといことか。そんなことどうやって可能だというのだろうか。
 そして、個人の献金分は企業から補填されていたとしても、それでも一度は社員の所得に、つまり、所有になっているのではないか。時間の前後というのはあり補填性が高いにせよ、実際には所得税としてその個人の税の域に入っているもではないか。というか、もしかして清廉なる正義の執行者は国民の所有の概念を認めないのかもなのだが。
 私は父親が電電マンだったから知っているが、組合費は有無も言わせずけっこうたーんと天引きされていたし、それが総評に回っていた。昔と今では違うかもしれないし、これは電電公社の意向ではないというのかもしれないけど、父が総評を強く支持していたわけでなかった(と回想するに支持していた面もあったか)。政治献金なんて所詮そんなものであり、そこは今も昔も変わりはしないだろうと思う。
 今回の小沢一郎秘書逮捕だが、西松建設問題が起きる途中経過では、小沢もだが自民党に目が向いていたようにも見えた。「西松建設裏金:自民「国政協」、西松本社住所を収支書に OB団体、献金隠れみの」(参照)より。

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)がOBの政治団体「新政治問題研究会」(新政研、解散)を隠れみのに違法な企業献金をしたとされる疑惑で、自民党の政治資金団体・国民政治協会が新政研から献金を受けた際、政治資金収支報告書に新政研の住所として西松建設の住所を記していたことが分かった。また、宮下創平元厚相の政治団体は同様に記した上、新政研の代表者欄に西松の現職役員名を記入。献金を受け取った側も新政研が西松建設のダミーと認識していた可能性が浮上した。


 新政研と「未来産業研究会」の二つの政治団体は、西松前社長の国沢幹雄被告(70)=外為法違反で起訴=の指示で95年と98年に同社OBが設立。06年の解散までに、小沢一郎民主党代表や森喜朗元首相らの政治団体に計約4億7800万円を献金していた。

 それが重要な流れというよりはいろいろと観測気球とかとかいろいろあっただろう。日刊サイゾー「西松建設&キヤノン事件で狙われた大物政治家とは?」(参照)では司法記者としてこう伝えていたし、私もそんなものかと思っていた。

 政治資金規正法違反は、ワイロをもらう収賄よりも微罪だが、それでも当局による家宅捜索を受ける容疑になり得るという。「いつ解散総選挙があってもおかしくないタイミングだけに、自民・民主のどちらの議員に踏み込むか。やられたほうは計り知れないダメージを受けかねない」(政治部記者)というから、西松建設事件が与野党をいかにヒヤヒヤさせているか想像がつくだろう。しかしその分、司法記者は「政局に影響を与えるなんて、特捜部長が政府寄りの今の特捜部は考えもしないだろう。中央政界への捜査は見送られる見込みだが、しかし、思わぬ展開を見せる可能性はある」という。

 今回の事件は収賄ですらない。というか普通に考えれば微罪だろうと、昭和な頭は思う。
 というか、最初に小沢からしかもこのタイミングでは、宇宙人脳では「陰謀」とかつい思うだろうし、その疑いを晴らすべく、朱舜水に師事した水戸黄門様的な権力は、正義の公平性でもって、自民党側にもお灸くらいを据えるのではないか。リストはあらかたできているだろうし。

 これらの政治団体は国会議事堂そばに事務所を構え、政界とのパイプを誇示していた。実際、その献金先を見ると、自民党の二階俊博氏率いる「二階グループ」を筆頭に、高村正彦元外相、そして森喜朗元首相といった派閥の領袖クラスが並んでいた。さらには、民主党の小沢一郎代表やその側近である山岡賢次国対委員長にも多額の献金が渡っている。「もらった政治資金が裏金から捻出されていたことを議員側が認識していれば、少なくとも政治資金規正法違反に問われる可能性がある」という法律の専門家の指摘もある。

 今朝の日経新聞社説「違法献金の疑いに小沢代表は説明を」(参照)でもそういう示唆は感じられた。

 東京地検には、捜査権力を公平に行使する観点からも、厳正な姿勢でそれぞれの献金先を調べることが求められる。

 お祭りはまだ続くのだろう。
 政治にはコストがかかる。コストがかからない政治を求めれば、コストは別の形で返ってくる。もうこんな日本歴史は終わりにしてくれと私などは思うが、まだまだ続く水戸黄門。
 ちなみに、私は今の小沢一郎を支持しているかというと、国民新党と社民党と連携という政治理念にまったく賛同できない。また、民主党の経済政策はまったく理解できない。さらに、受け皿のない現在麻生政権を解散する必要性はまったく感じない。今回のバカ騒ぎを抜きにして総選挙があっても、小沢一郎を支持しているかどうかは心定まらぬというところ。

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コメント

小物ほど天下国家を語りたがる

投稿:                                                         . | 2009.03.04 10:38

今回の逮捕は無理筋。企業献金なら政党支部へ入金させれば合法。無理に陸山会へ入金させる必要は無い。その無理を行ったと、無理に秘書に自白させるのは、戦前でも相当な無理。
 その無理をあえて行ったのは、相当な圧力があったから。国内筋は反動が怖くてそんな無理はしませんから、やはり国外筋。産経ではなく、日テレ読売が張り切っているのが、その印。
 本当のターゲットは小澤氏ではなく、丸の内でゴネている友達の友達へのメッセージかと。

投稿: | 2009.03.04 11:22

>私は政治家に清廉を期待しない。政治家がカネにまみれるというのは民主主義のコストだと割り切っている。

 それが分からない人は、インフラ屋は低賃金重労働が当たり前(←おい)で、ソフト屋が金儲けすべきって言うんですよ。そして、そういう言説に人気が集まる。
 でも。ソフト屋だけの努力ではどうにもならない領域は、ハード屋が頑張って底上げ&維持しないとどうにもならんわけで。ハード屋が頑張って暮らしのランクが底上げされたら、ソフト屋はそれに追従しなければならない。
 そうやって、ある程度ぐるりぐるりと巡回しなければならんわけでね。そこらへんが分かってなくて、生涯一本道って決め付けちゃったら、そらぁ時勢次第で浮き沈みがあって当たり前だろう? っていう。そんだけでしょ。

>米国民もそう割り切っているのではないかなと、潤沢な政治資金で生まれたオバマ大統領を見ていた。

 米国の政治資金集めのシステムが具体的に分からないから何とも言えませんけど、日本のようなセコいシステムを活用してるんですかね? 米国民はわりと大らかだし、一方で宗教的な縛りが強いから、日本で言うところの「恥」の概念に相当する「公明正大」の精神で、ある程度やりくりしてるんじゃないですかね? オープンマインド。

>もちろん賄賂など不正なカネが政治家に渡ることを是とするものではないが、今回の小沢一郎の秘書が不正を行っていたかというと、私がざっとニュースで見たスキームからは、これは特段騒ぐほどのことではないように思えた。

 やり口が「セコい」と認識されたら、それは「賄賂など不正なカネ」と見做されるんじゃないですかね? 石を剥いだら小さな虫が蠢いていたとか、そういうシチュエーションだと「気持ち悪い」と認識する人って多いと思いますよ。虫好きは別でしょうけど。

>トンネル通しても、企業献金には変わりないでしょ、と。

 石を剥いだら小さな虫が動いてた、と。そんな塩梅。

>つまり、サブルールは東京地検特捜部様が勝手に決める。しかし、それじゃ正義の守護神としてもご勝手過ぎないか? 多少なりとも証拠は?

 石を剥ぐのは、人間のやること。剥がれて日に当てられて蠢くのは、虫のやること。そんな感じ。

>自白しなければ、グレーのまま。グレーのままだったら、そこはもう、世論とか新聞とか空気で政治家を事実上抹殺すればいいわけですよ。つまり、昭和の世界を見てきた私にしてみると、ああ、またこれかですよ。

 自分は学問なりルールなりマナーなり弁えてるから人間で、そうじゃない人は禽獣や虫けらだから、そのように処しました、って感じ。宗教のかほり。
 
>別の言い方をすれば15年近くよく小沢一郎は屠られずにしかも、総理に手が届くところまで再起したものだなと、呆れて私は見てきたけど、いや期待してもいたけど、こうなる末路は15年くらい前からわかっていた。

 昭和を生きていた人には当然?の感覚かもしれませんけど、平成を生きる人にその感覚は…どうなんでしょうね?

>その理由は、彼は責任ある政治家として重要な政治的決定を下さなければならない立場にあることを隠そうとしないために、多くの強力なグループの怒りを買うことになるだろうからである。小沢は政治家として並々ならぬ器量才覚を有している。そのゆえに反対しそうな者に対して強い姿勢で臨むため、日本の政治風土のなかでは傷つきやすい。

 日本では、どちらかが一方的に「人間」で、どちらかが絶対的に「禽獣・虫けら」ってわけでも無くて、双方・多他方が狭い殻に閉じこもる体質で、いずれも「人間・禽獣・虫けら」の側面を持っているから、その中で人間主観を強く打ち出しすぎるのは、支持母体が高度先鋭化するほど、他を禽獣視しやすいですよね。
 そらあ、敵も多かろうって話ですわ。

>たとえばスキャンダルを用いて彼を貶めることだってできる。このような攻撃を仕掛けることは、そう困難ではない。読者も覚えているだろうが、私は、日本の新聞と検察がこの武器を用いて特定の政治家を選び出して、政治生命を絶ったり傷つけたりしていることを批判したことがある。なぜかといえばこのやり方は恣意的であり、誠実さに欠けるからだ。政治家ならほとんど誰でも、いつなりとスキャンダルに連座させることが可能なのである。

 ブログの「炎上」も、システムとして小型版なだけで、やってることは同じようなもんだと思いますよ。

>それこそが日本権力でありシステムではないかと暗澹たる気持ちになる。

 上記「人間・禽獣」理論を各所に随時適用して、ケースに応じて用いる。「行使者が」権力を保持する。被行使者になれば、すべての権力を剥ぎ取られる。ゲームで言うと、オセロが近いんじゃないですかね? 俺が白を置いたら全員白で、彼が黒を置けば全員黒。ゲームのオセロは枠が決まっているけど、世間一般に枠は無いか少ないですから。倫理やマナーや社会常識…そういったあやふやなものが、枠組みでは?
 だから、枠組みからはみ出して「外」から石を打つと、すべてをひっくり返す…ような錯覚に、陥る。

>ついでにいうなら、清廉・清貧の政治家や革命家を是とする日本人の政治倫理にも鬱になってくる。五・一五事件では、卑劣な暗殺者でしかないのに清廉・清貧だということで刑の嘆願が集まったものだった。

 これは単純に個人の資質としての「清廉・清貧」の問題でもなくて、私が考えるところの上記オセロ理論で何度もひっくり返されて疲れた系統の人が、「もういいよ!!」で弾けただけなんじゃないか? と。
 そういう人間に権威・権力・財力が集中せざるを得ないような社会的な体質が、そもそも問題…のような気も。有り体に言うところの、「貧乏人の僻み」「逆ギレ」なのでは?

>国政がやるべきことは夜警とゴミ処理くらいなものだし、政治家はカネにまみれるというコストがかかるのはしかたのないことだ。そう考えていかなければ、日本はまたいつか来た道を辿るのではないか。

 ケチな庶民が、日本を滅ぼす。そんな感じ。

>時間の前後というのはあり補填性が高いにせよ、実際には所得税としてその個人の税の域に入っているもではないか。というか、もしかして清廉なる正義の執行者は国民の所有の概念を認めないのかもなのだが。

 補填性が高いから、補填なんでしょ。でもまあ、補填性の概念を認めないなら、クレジットカード会社は犯罪企業ですな。株の回しっこも、融資・融通も、皆犯罪。なんちゃって。

>政治献金なんて所詮そんなものであり、そこは今も昔も変わりはしないだろうと思う。

 無駄な税金取るな、俺らの自由に使わせろ! ってご意見が多いですよね。世間では。じゃあ何に使うのよ? って、宗教団体への献金と、宗教団体を通じての社会・経済活動。それがいい方向に向かえば兎も角、オウム真理教のケースに発展することもありますから。正義の執行者さんが専断的に裁こうとするのも、ある程度止むを得ん気が。

>今回の事件は収賄ですらない。というか普通に考えれば微罪だろうと、昭和な頭は思う。

 平成脳は細かい&針小棒大ですから。

>というか、最初に小沢からしかもこのタイミングでは、宇宙人脳では「陰謀」とかつい思うだろうし、その疑いを晴らすべく、朱舜水に師事した水戸黄門様的な権力は、正義の公平性でもって、自民党側にもお灸くらいを据えるのではないか。リストはあらかたできているだろうし。

 自民・民主双方沈没路線で行ったら、最終的には選挙の投票率が30%を切ってしまって、それが特定利権集団(笑)の更なる飛躍に及ぶんじゃないですかね?

>政治にはコストがかかる。コストがかからない政治を求めれば、コストは別の形で返ってくる。もうこんな日本歴史は終わりにしてくれと私などは思うが、まだまだ続く水戸黄門。

 どーにもならんでしょ。…って諦めたら参与率30%の恐怖に打ち震えることになるし、おそらく同系統の理由付けで、食料自給率30%って流れもあるんでしょうけどね。

>ちなみに、私は今の小沢一郎を支持しているかというと、国民新党と社民党と連携という政治理念にまったく賛同できない。また、民主党の経済政策はまったく理解できない。

 社民党は論外だからどうでもいいですけど、国民新党は郵政利権護持を謳ってましたから、そこを理解できないと裁断してしまっては、「今回の事件は収賄ですらない。というか普通に考えれば微罪だろうと、昭和な頭は思う。」←こことの整合性が、取れなくなってしまいます。折悪しく?郵政民営化でntt化してますから、国民新党さんは特定企業への利益誘導集団化する可能性極大ですけどね。
 ちなみに、以前のホリエモン選挙では泣く泣く亀井静香さんに投票しました。支持政党は自民党でした。人生残念すぎます。

>さらに、受け皿のない現在麻生政権を解散する必要性はまったく感じない。今回のバカ騒ぎを抜きにして総選挙があっても、小沢一郎を支持しているかどうかは心定まらぬというところ。

 なるほど。私はこの期に及んで「麻生内閣支持率13.7%」の中の人ですね。

 今なんて普通にローマ史におけるスッラ後のカエサル的三頭時代のような感じもしますんで、弱体化した元老院システムを再起させる芳香性で祈念する私のような発想は、あと何年もせんうちに時代の遺物になるでしょうね。今でも十分時代遅れでしょうけど。たしかあの時代も、3年5年10年で、コロコロ世の中変わっていたような気がします。
 世界はどうだか知りませんけど、日本は2000年前も今も何ら変わっちゃいないってことなんですかね?

 一句出来ました。

 にっぽんは いつまで経っても ムラ社会
  ヤクザの縄張り 抜けて朽ち果て

投稿: 野ぐそ | 2009.03.04 12:04

finalventさん、こんにちは、

政治資金団体を経由してということですが、あまりにも日常に行われていることです。米国でも政治献金、選挙の献金の上限額が厳格に決められているので、献金をしようとする企業や団体などは、個人やNPOを通じて広く分散して献金するのがあたりまえでした。ワシントン周辺にNPOがわんさかあるのも政治献金のルールがあるからです。ファンド・レージングとかいうのでしょうか、パーティーを開いてそこで個人個人からどれくらいお金が集められるか力を競うといっても、ちゃんと動くものが動いているからお金が集まることは自明のこと。

小沢の秘書を捕まえるのなら、もっと権力を握っていて献金と実際の政策を比べられる人も逮捕すべきではないでしょうか?

投稿: ひでき | 2009.03.04 12:06

陸山会から西松建設に請求書が出てたと報道されましたが、さて。
請求書の内容にもよるのでしょうが。

投稿: てんてけ | 2009.03.04 15:02

小沢ってあほか?今回のことで、おさがわせしましたの一言もなく。

投稿: | 2009.03.04 17:54

あの…
元社長が「ダム建設に便宜をはかってもらうため」ってゲロっちゃいましたが…
逮捕が昭和的とかどうとかって話じゃないです、こうなると。

投稿: AK | 2009.03.04 19:52

清廉云々という話ですけど、テレビの影響って何だかんだ言って今でも凄く大きいと思うんですが、そんなテレビを意識して民主党側が自民党を"清廉潔白"な立場から批判してきたという事は無いんでしょうか。

投稿: kaze | 2009.03.04 20:23

西松建設からの献金という事は小沢さん及び周辺は知っていたどころか、西松建設から直接小沢さんへの嘆願をしていたのいうのだから、違法性は高いように見えます。
個人的には寧ろ

>  つまり、サブルールは東京地検特捜部様が勝手に決める。
>  しかし、それじゃ正義の守護神としてもご勝手過ぎないか?

とならないよう、全て認定、役人天国と相成りましたというのが日本的じゃないかと。
まぁ真面目な話、企業と政治家と官僚がせめぎあってるくらいがバランスがいいのであって、経済的に好調な時は企業、低調な時は官僚が権力を持つ状態をいったりきたりしているというだけじゃないでしょうか。
で政治家はというと、そのバランスを国内外で保つ為になるわけで、それをふまえると先のエントリの
フィナンシャルタイムズ”Japan still needs a government”
というタイトルが妙に笑いを誘います。それと共に今回の権力行使をどこが手繰ってるのか邪推してみたり。

投稿: bb | 2009.03.04 20:35

国策捜査じゃないんです。検察の自律捜査なんですよー。国民の支持が後押しなのは、小澤のミンスと同じです。昭和の香りなのは、昭和から生き延びている悪党のせいですよー。

http://www.youtube.com/watch?v=sVQU1-QTO3k
http://www.youtube.com/watch?v=2dUIFuuNaUE

投稿: みけ | 2009.03.04 22:20

かなり陰謀論めきますが,今回の件,別の視点で見る必要もあるかも知れません。たとえば,小沢がスケープゴートとして使われただけで,ターゲットは実は別の党の大物議員といった可能性です。それにより,例えば補正予算の関連法案の採決が滞りなく行われる結果となったのかなと考えます。もし今回の小沢への捜査で,最終的に本人までたどり着かないとしたら,この件で小沢より小額しかもらってない人たちは全員おとがめなしにせざるを得ないでしょう。そうだとすると,小沢は一種の”線引き”に使われたということになります。こうした結果,小沢の党は全面降伏状態となり,別の党の反麻生派もしばらく黙るしかないでしょう。いわば人質を取られているような状態に陥ってしまうのですから。従って,捜査はゆるゆると進み,いろいろなことに決着がついてみんなが忘れた頃に,一部の関係者が有罪(軽い量刑で)となるか,不起訴となってしまうかで幕引きするのかなと思われます。

投稿: kh0705 | 2009.03.05 00:42

>そんなテレビを意識して民主党側が自民党を"清廉潔白"な立場から批判してきたという事は無いんでしょうか。

 今まで散々やってるし、今まさに絶賛開催中でしょ。テレビ朝日やTBSみたいに割と生真面目風にリベラル側に立つ局ほど、臆面無くやってる。ここ最近は殆ど見てませんけど、たまに見たら古館さんが口角泡を飛ばしてるみたいだし、麻生内閣の低支持率をネタに文句垂れまくりでしょう。

 そんなもん、オセロ式にパタッとひっくり返されたらどうなるやら分かりそうなもんですけど。

 まぁ、小沢さんの首も危ないみたいですし、それに対してマスコミさん(とくにテレビ朝日とTBS)がどう出るのか楽しみなところです。
 マスコミさん…リベラル系はとくに、ネタになりそうな人・モノ・事件があって、許諾得なくても別にいいよ? みたいな安物だと見做したら、直ぐに食い付きますから。「安物買いの銭失い」とでも見立てて笑ってればいいと思います。

投稿: 野ぐそ | 2009.03.05 04:41

>自民党側にもお灸くらいを据えるのではないか。リストはあらかたできているだろうし。

 あれ? どっかの日本テレビさんが「バンキシャ捏造事件」で叩かれたのは、小沢さんの「前」じゃなかったでしたっけ? お灸は、もう据わってるんじゃないですかね? アホで粗雑で傲慢で嫌われ者の野ぐそには、弁当翁さんの時系列が、よく分りません。私も時系列は相当テキトーですから人のこと言えませんけど。ねこ抱っこ。わんわん撫で撫で。

投稿: 野ぐそ | 2009.03.05 05:02

この事件については、東京地検検事正と東京地検特捜部長が記者会見をしてもよいのではないのか、と思っています。

談合や脱税の摘発とは事件の次元が異なると思われるからです。

この事件が政界再編のきっかけになるのかどうかは私ごときには全くわかりませんが、小沢代表という方は、私は、小沢代表が自民党の幹事長だったときに東京都知事選で磯村候補が敗れた時点で、本当なら政治家としての先はなかったはずの方であったと思っておりましたので、まだまだ、政界の中心に位置してらっしゃるということにすごく感心しております。

投稿: 洛書 | 2009.03.05 09:27

事務所費もたいしたことなかったが、自殺者まで出した。
今回はまだ、擁護してくれるマスコミがあってよいですね。

投稿: K | 2009.03.05 10:23

選挙を控え、各種報道機関の世論調査等によれば次期政権政党になる見込みが大きな民主党の代表の秘書を逮捕したわけです。
大きな影響がある逮捕です。
検察は、事件の内容をマスコミにリークするような方法で、断片的に情報を開示しています。このような方法では、国民は事件の実体を正しく理解する事が出来ません。
是非、検察首脳がテレビ画面を通して国民に事件の背景及び直接の容疑等々を説明して欲しいのですが、刑事事件の内容をマスコミに断片的に流しても、国民に直接説明することは法的に出来ないのでしょうか、あるいは過去に実例はないのでしょうか、教えてください。
また、ある野党の幹部は、昨日4日の小沢代表の説明を受けてなお、国会で小沢代表は説明する責任があると言います。しかし、一国民としては寧ろ、「国策逮捕」あるいは「検察の政治介」の疑念がある今回の逮捕については国会が調査するならば小沢代表ではなく、先ずは、事件の内容、逮捕の経緯等々の説明を検察庁に求めるべきであると思います。その後で必要があれば小沢代表の説明を求めるのが順番と考えます。このような実例は今までになかったのでしょうか、教えてください。
最後に、前述のように、大きな影響がある逮捕です。間じかに迫った選挙において国民が正しい政権選択を行う為には、検察が直接国民に説明すべきであると考えます。
また一国民として、マスコミ報道で分かる嫌疑の内容あるいは逮捕時期等々を考えると「国策逮捕」あるいは少なくとも「検察の政治介入」のように思います。どちらにせよ、民主主義への脅威のようにも感じます。是非、検察の説明をお願いします。

投稿: 甲斐 太郎 | 2009.03.05 11:30

「この程度で逮捕とか強制捜査はおかしい」という主張はもっともだと思うけど・・・

小沢氏は、政治資金規制法を改正して、自民いじめの手段を増やすということを先頭に立って推進してきたんじゃなかったっけ?
自民の議員がそれに引っかかって世論からフルボッコにされたのも一度や二度じゃないはず。

そういう意味では、小沢氏はブーメランを受けただけという気がする。
この程度で逮捕や強制捜査の入るようにした仕組みを改める良い機会になってほしいと思うばかりだ。
小沢氏も、そのための捨て石になるなら本望だろう。

世論もマスゴミに踊らされて瑣末なことで有能な政治家や官僚を潰すことのリスクにいい加減気付いた方が良い。

投稿: 眠い人 | 2009.03.05 12:16

東京地検特捜部の現在の人事は、だれが決めたのか?
首を切れる人事権は誰か、その結果地の検動向がここ10数年どうなって来たか。その辺のことが解れば事が読める気がする。

西松の件は外為違反を告発させたのはどこの権力者か。その辺がカギかな。

投稿: B層 | 2009.03.05 12:21

清廉潔白なんて期待はしないけど、うまくやれ四とは思う。それぐらいもできない人間が国を切り盛りできないって。
そういう意味では小沢はアウトってことが、今わかっている事実。細部の詰めはこれから出てくる話なのに、それをすっ飛ばして小沢は悪くない論を組み立てるのはもっとも馬鹿らしい行為だし、finalventさんがどう中立を装っても小沢擁護に偏るのは人間である以上仕方がないし、人間からバイアスを取り除くなんて不可能だから結構なことだけど、マスコミの報道に腹を立てても、どこかで自分のバイアスと折り合いをつけないと、森田実のように自分がゆがんだことにも気づかずに寂しい余生を過ごすことになるだけだよ。自分が信じてやまない論理の一貫性ほど怪しいものはないのだから。

投稿: くれふ | 2009.03.05 18:40

どなたかが言っているように「検察の政治介入」ですね。
選挙があれば民主党が政権をとることは目に見えていたわけで、それをつぶそうと言うわけですから・・
アメリカも中国も世界中が麻生を相手にしてない状況になってから・・自民党復活を企てたわけですよ
「国策逮捕」ならそれなりに分かるが、「検察の政治介入」となると恐ろしいことだ。

投稿: | 2009.03.05 20:32

今回検察側を仕切っているのは長銀事件を国策捜査で立件した担当者で、その後最高裁で長銀側に無罪判決が出てしまって失脚目前のS検事だとかいう噂ですが・・・

民主政権になったら真っ先にクビを切られる人が、独断専行で仕掛けた検察の政治介入だという説もありますな。

投稿: ez | 2009.03.05 21:34

 コメント欄が面白いことに!! やっぱ、人生こうでないと。弁当翁さんの言も、こうなるための「布石」とでも思えば、別にそれでいいんじゃないかと。

 バランスが取れる自分であるなら、バランスの良さゆえにこじんまり纏まるだけだし、バランスの取れない自分であるなら、時勢ゆえの浮き沈みがあるだけ。

 そこを承知であるなら、それだけで良いのだと思いますよ。バランスの取れる人のバランスの取り方と、バランスの取れない人のバランスの取り方は違うんだから。人生、そんなもんでしょ。

投稿: 野ぐそ | 2009.03.05 22:31

 ビッグニュース!!

 どうでもいいっちゃどうでもいいけど、今年2月くらいまで我が家に来てたのに最近めっきり来なくなってた「白い老ねこ」さんが、久々に我が家の玄関先に出没してました。居座り脱腸ねこさん(現在私の背後で絶賛ゴロ寝中)用の餌(キャットフード)を、必死の形相で食べてました。

 そんで、私と目が合ったら速攻逃げました。さすがねこさん。ねこさんは、そうでないと。

 だから何だって言われても何でもないけど、ねこさんは死んでなかったんで、それでいいと思いました。ねこさんがそこに居る限り、命ある限り、飯だけは食わさんと違憲。絶対に違憲。そんな感じがしました。

 先日ハローワークに逝って就業先を2,3点見つくろって来ましたけど、選ぶからには金銭や就業環境よりも自分の信念や生き方を貫くべきだと思いました。
 ねこさんに、そんなことを教えて貰いました。ありがたいことです。

投稿: 野ぐそ | 2009.03.05 23:11

いつも拝見させて頂いております。

私も長年の小沢氏のファンでしたが、いつかは当然このようなことは起こりえるだろうと思っていました。古い自民党そのものを体現した方でしたからね。
彼が日本のリーダになったら、その強烈なリーダシップで、官僚をコントロールできる時期も来るのかと期待しておりましたが、いかんせん年をとり過ぎました。今回政権を取れたにしても、あの体調ですと小渕さんの二の舞でしょう。
この際若い人にリーダを譲って、とりあえず政権を奪取すべきでしょうね。

投稿: kincyan | 2009.03.06 06:23

民主党の浄化作用を期待します。党首に何も言えない党は、まともな政党ではありません。裏社会の組織と同じに見えます。
将来の日本の総理に、小沢一郎氏がなることは、想像しただけでイヤになります。古い自民党になることです。民主党は若い前原氏が総理として一番。世界のオバマとも年代が近いし。
追記:大久保氏はパチンコ経営の出身の秘書、韓国籍の女性秘書など(奥さんも建設出身)何か胡散臭い。議員報酬で10億以上の不動産をなぜもてるのか教えていただきたい。

投稿: みのさん | 2009.03.06 09:41

昭和の匂いって何のことを指しているかわからない。
企業献金をよし(必要悪)とする筆者か
「微罪」で騒ぐマスコミか?
どっちなんですか?
両方ですか?

ちなみに、政治資金改正法で企業献金が厳格になったのは
平成になってから。
政界再編後です。

投稿: | 2009.03.06 11:19

 私の見立てだと

※自民党→ゆっくり改善中、改善しようとしたら旧勢力や宗教政党が足引っ張るので自他共に面倒くさい感じ。なんだかんだで政権与党で旧体質温存型なので、矢面だけにはやたら立つ。

※民主党→多分革新性が強いであろう勢力は若手か弱小でひ弱な感じ。自民党を追い出されたか飛び出したかした旧勢力(代表格は小沢さん)が強権で牛耳るので、自民党より数段性質悪い。

 …という感じ。

 マスコミさん古い世界観で「自民党は古いですね、民主党は新しいですね」みたいな寝言を言ってるけど、「今の」民主党が政権取ったらネオコン化するだけ。ナチスの例もある。最初のうちは生活重視な改革して庶民人気取るだろうけど、そんなもんそのうち立ち行かなくなるに決まってるから、行く末何らかの因縁を付けて戦争するんじゃないかという感じ。

 で。戦争やって悪いのは「日本」で、

>追記:大久保氏はパチンコ経営の出身の秘書、韓国籍の女性秘書など(奥さんも建設出身)何か胡散臭い。議員報酬で10億以上の不動産をなぜもてるのか教えていただきたい。(上記コメントより引用)

 こういう輩は、「私たち「朝鮮」は日本に利用されただけ」って言い逃れる。そういう図が今から見えるよ。

 自分らは絶対悪くなくて、仮に悪かったとしても上司か黒幕(←笑)の言うこと聞いただけだよ悪いヤツは他に絶対居るんだよ、と。じゃあ連れて来いって言われても、そんなの最初っから無いんだから、連れて来れるわけがない。虚言を弄して自分(たち)は悪くないって言い張る、最低最悪なパターンだね。
 どっかの企業の受付に「社長出せ!」って怒鳴っても「困ったお客さんだねえ」って逆に笑いものにする、そういう世界観な連中のやることだよ。

 そういう連中だけは、絶対に赦しちゃ遺憾よ。今の今まで許し続けて見逃し続けて、結局どうなったよ? 参与率30%も、自給率30%も、庶民の貧困化もヤクザ化も、誰のせいだよ? 一度考えた方がいいんじゃないの?

 日本は金太りだけして、内実ボロボロに食い荒らされてんじゃないか。いい加減気付けよ?っての。

投稿: 野ぐそ | 2009.03.06 13:34

クリーンなファシズムよりダーティな民主制ですよね

まあ投票で独裁者が選ばれると言うのはめずらしくないけど

投稿: | 2009.03.06 23:56

昨日、3月8日にたまたま観た、テレビ朝日の「サンデープロジェクト」を観ていて、いろいろ考えたことを書き込ませていただきます。

民主党の細野衆院議員が、政府が国策捜査をしていないことについて挙証責任がある旨の発言をしていましたが、小沢代表には大久保秘書が刑事事件に関与していないことの挙証責任がありますが、政府には国策捜査ではないことの挙証責任はないと思われます。

政府に国策捜査が今できるなら、逆に、これまでだって、法務大臣に指揮権を発動させて政府が捜査を中止させたい事件は、ロッキード事件以来いくつもありましたが、そんなことはとうとうできませんでした。それを考えても、国策捜査などは考えにくい。ただ、小沢代表のような立場になれば、そういうことを言い出したくなるのはよくわかります。

この件については、森法務大臣が、参議院の予算委員会で、議員の質問に答弁しているはずです。政府の挙証責任についてはそれで十分すぎるほどです。国会で、大臣が、議員の質問に、うその回答をしていたら、それこそ、森法務大臣お一人ではなく、麻生内閣全体が大変なことになってしまいます。私はそう判断します。細野衆院議員は脇も詰めも甘いと思われます。もっとがんばれ、京都大学法学部卒業!

漆間官房副長官の発言は、実際何を話したのか現時点で詳しくわからないので、なんともいえません。でも、軽率で、不適切なのは間違いないと思います。

政治資金規正法に基づく刑事事件の立件というのは、法律上、技術的に困難だという話でした。それなら、なおさら、検事正なり、特捜部長なり、両者なり、記者会見を開いて、検察として、国民に責任ある説明をしていただきたいと思います。国民も、馬鹿ばっかりではありません。マスコミの記者たちも、くだらない質問ばかりする人たちだけではないはずです。

小沢代表も、無理に党代表を継続すると、安倍首相が参院選惨敗後に続投してもどうにもならなくなったように、同じ轍を踏むような気がします。退却可能な場合には、退却も立派な有効戦術なのであり、前進しかしない猪武者ほど簡単に自滅してしまうものです。

マスコミが地検のリークに依存しすぎているという話がありましたが、これは、担当者たちに酷な非難だと思いました。

警察や検察は、裁判所の令状を持って家宅捜索ができて、物証を押収、保全できます。マスコミの担当者たちは、取材依頼をしても、いくつも断られ、関係現場を巡回しても一応写真を撮影するくらいで、関係者の過去の資料を調べても、一次資料までたどり着けず、データベースに収録された書誌的事項以上のことはわからないような場合が多いと思います。そして、現場で撮影しておいた写真が何を意味するかがわかったときには、事実上事件の決着がついていた、何てことも多いと思います。
公権力の捜査とマスコミの取材を同じ次元で話をするのは無理があろうと思われます。

番組に出演していた公明党の高木陽介衆院議員は優秀な人だと思いました。日本にはまだまだ自分の知らなかった優れた人たちがたくさんいらっしゃることを知ることができてうれしく思います。

投稿: 洛書 | 2009.03.09 11:19

漆間官房副長官は、国会で発言を否定し、陳謝したことを知りました。

こうなると、単に、民主党が振り上げたこぶしを降ろせなくなってしまっただけ、ということであると思われます。

投稿: 洛書 | 2009.03.09 12:37

小沢代表が続投されます。

退却するに退却できない状況なのか、秘書が起訴されることはありえない、と判断されているのか、そこはわかりません。政治資金規正法のことは民主党もよく調べたでしょうから、立件不可能と判断されたのならばそれはそれでひとつの立派な判断だと思います。ただ、元秘書の衆院議員も事情聴取されるそうですから、検察も本気だろうと思います。リクルート事件みたいにほとんどの人が起訴されなかったという具合になるかどうかはわからないと思っています。

漆間官房副長官は、逃げ口上を連ねていますから、これ以上追求する必要はないと思われます。もっと手厳しくいえば、追求する価値がない、ということだと思います。

話の都合上、このエントリーにコメントを入れることにしました。

投稿: 洛書 | 2009.03.10 16:28

民主党が、検事総長を証人喚問するといきまいているようですが、おそらく国策操作などではないと思うけどなあ。

検事総長を国会に呼び出して問い詰めても、東京地検特捜部の活動の具体作業の中身のことなど検事総長はほとんど知らないと思うのだけれど。検事総長で埒が明かなかったら、法務事務次官や法務省官房長や公安調査庁長官まで国会に呼び出すの?芋づる式に。

「国策操作」の次は「選挙妨害」と小沢代表はおっしゃるけれど、挙証責任を果たすためには、小沢代表の側から証拠を出して自身の事務所の潔白を証明するべきだと思うのですけれど。

まあ、世の中なんでも「言った者勝ち」ということはあるのかもしれません。でも、ダンマリ戦術で「敵」の「謀略」をくじくのに成功できることも時にはあるものなのです。権謀術数というのは、いろいろな形をとりうるものです。

投稿: 洛書 | 2009.03.11 14:52

小沢一郎の秘書逮捕は戦前の「母べえ」を見たり。
時の政府のためにならないものは手段を選ばず。
国民の多数はマスコミの垂れ流しに翻弄されるだろう。
残念この上なし。
新しい国民のための政府を作ってくれ。

投稿: 田んぼのカラス | 2009.05.17 20:07

規制法違反に関するコメントは、反小沢の大手マスメディア報道と郷原氏のコラムを通してだけのもので、それらの範囲では、論理的に反小沢マスメディアの負けと判断しております。まあ、そんな事はどうでもよくて…

小沢一郎という政治家が、政・官・マスコミ(癒着構造)から集中的に、重箱の隅をつつくがごとく、不正を追求され続けてきたことには疑問を挟む余地がなさそうです。それでいて、大した事件に発展しなかったのも事実です。

それでも何故か、マスメディアによって小沢一郎とう一個人の政治家が、殆ど真っ黒なイメージに塗り固められています。

田中角栄のロッキード事件が文芸春秋で暴露された時に、そんなことあ前から知っていたとホザイた記者連中は少なからずいたものです。

しかし、小沢一郎に関しては、訴追可能な情報を知っていても言わないという記者はいないでしょう。

小沢支持者ではなくとも、普通の思考プロセスを経ることで、何か裏の大きな力でマスメディアが動かされているように感じてしまいます。マスメディア関係者達の小沢一郎非難が余りにもしつこ過ぎるからなのです。

政・官・マスコミの癒着によって維持されている体制に牙を剥く政治家が進む道には、「懐柔」か「破滅」の二者択一しかないのかもしれません。

投稿: Simple10 | 2009.09.07 15:11

既にネットでは不記載とされる4億円は、実は記載していて、その証拠が提示されている。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000047155.pdf#page=162

なお、報告時の平成17年3月31日は
ウィキペディアの政治資金収支報告書から引用すると
>政治資金規正法においては、政治団体に対し、原則として毎年3月31日までに、その前年中にあったすべての収入と支出及び12月31日現在で保有する資産等について記載した政治資金収支報告書を作成し、総務大臣または都道府県選挙管理委員会に提出することを義務付けている。(引用終)

であり全く問題はない。
また、一部の、平成16年に記載すべきを平成17年に記載したから虚偽記載、というのも、悪質なデマ。

問題は検察による押収で小沢事務所には原本がなく、一般的な閲覧も過去3年まで、すなわち長くて平成18年度までである事。
この不備を悪用した検察のデマリークにマスコミが取材もせず報道したという事。

また、逮捕された石川某は、新たに採用した秘書に党に公認させるからと偽り、1700万円を詐取し、トラブルを起こしていたという記事(週刊新潮の年末・新年号)もある。要はチンピラを検察が脅し事件にし、マスコミにリークしたというの真相ではないかな。

投稿: 通りすがり | 2010.01.09 14:11

アメリカは個人献金するのが普通だよ。検察は立証責任だけ果たせば良いというのが常識だよ。
小沢一郎氏が、今まで無事でいられたのは、親分の田中角栄(ロッキード疑獄)や金丸信(北朝霞ハニートラップ&金塊)
が訴追を受けたのを目の当たりにして慎重に行動した結果だと思うよ。
自民党時代も、職務権限による収賄などの疑惑を持たれないよう用心していた。

投稿: アルマジロ | 2010.01.28 03:00

私は、検察の責任をもっと追及するべきだと思います。
検察は、冤罪を作ったときに誰も責任をとらないのでしょうか。この体質が問題だと思います。
検察が、誰かを陥れるために事件を仕立て上げ、結果として無罪となっとときに、陥れられた人は、その間非常な苦しみを味わうことになるのですが、冤罪を作った検察及び検察官は何も罪に問われないのでしょうか。
私は、その事件がでっち上げられた場合、その検察官は死刑にすべきだと思います。そうでないと、悪質な検察は絶対に無くなりません。

投稿: zen | 2010.07.26 21:47

国民の皆さんは、検察や警察は正義のみを行うと勘違いしているのではないでしょうか。それは、マスコミは真実を報道すると信じているのと同じくらいばかげたことだと思います。
検察は、立件した事件について、責任を負うべきだと思います。検察や警察が冤罪をでっち上げ、結果的に無罪判決が出ても、冤罪をかぶせられた人の人生はただでは済みません。検察や警察が立件した事件が冤罪ではないかどうかを、判断する機関が必要だと思います。冤罪をでっち上げた、検察や警察は死刑にするくらいのことが求められていると思います。

投稿: zen | 2010.07.26 21:57

※アメリカ公文書※
公開されてますよ。「ロッキード事件」の真犯人は自民党・中曽根康弘でした。なんとロッキード社から50億も賄賂を貰ってました。
田中角栄は戦後アメリカが作った日本テレビと東京地検特捜部とキッシンジャーにハメられました。

投稿: 正義の田中角栄について | 2010.11.26 16:25

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