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2008.08.02

福田改造内閣、雑感

 とぼけているかのようだがあまり政局というものに関心がない。今回の福田改造内閣についてもそれほど関心はなかったし、改造後の今もそれほど関心はない。なので、この話題は例によってスルーし、最近読んだ本の話でも書こうかなとも思ったが、微妙に心にひっかかる部分がある。ブログなんて無名な庶民の記録だよなという原点で、とりあえず書いてみよう。
 組閣のニュースを聞いて、えーそれはないでしょというふうなべたな驚きは、ない。しいていうと二つ、ほぇっとは思った。一つは、経済財政・規制改革担当与謝野馨ってなんだよ、それ、ということ。そしてそれは、大田弘子さん、お疲れ様でしたということでもある。悔いは残るだろうけど、辞めるにはいい時期だったんじゃないですかね、これからのことを思うと、というかこれからの日本のことを思うと力のある人材は備えていてほしい。
 もう一つは、麻生太郎が自民党の幹事長に、ほぉ、うまいな、と。よくそんな話に乗ったねというか、沈む泥船に乗るっていうのはどういうことなんだろとは思った。表向きには挙党態勢ってことなんだろうが、そのあたりの麻生側のメリット、または呑めよと促したのは誰……いや、もう誰っていったら、先日の件もあって、森さんしかいないじゃないですか。しょーもないな。
 まったく報じられていなかったわけではない。先月27日付け時事”福田首相、森氏と密談か=改造めぐり憶測広がる”(参照)より。


 福田康夫首相が内閣改造に踏み切るかどうかが政局の焦点となる中で、26日夕、黒塗りの乗用車が首相公邸に滑り込んだ。車に乗っていた人物は確認できなかったが、森喜朗元首相が福田首相と会い、改造や臨時国会の召集時期をめぐって意見交換したのではないかとの憶測が広がった。
 乗用車は午後5時半ごろ、首相が休日を過ごす公邸に入り、約2時間半後、別の出入り口から出て行った。その際、森氏と風貌(ふうぼう)が似た人物が車に乗り込むのが関係者に目撃されている。

 ということで時事の報道自体は「憶測」ということになっているし、福田が森と密談したって同じ派閥で別にどうってことはないわけで、むしろ森と麻生はどうよという話になる。そのあたりの話は、ざっと報道を見た限りない。
 関連かなと思えるのは、今朝の日経紙面の”麻生氏と密約説 党内で取りざた”だ。

 福田康夫首相が一日、麻生太郎氏の幹事長就任に際して自らの政権では衆院選はしないと麻生氏に伝えたという「密約説」が浮上した。事実なら首相が専権である解散権を放棄したともとれ、波紋を広げている。

 とのことだが、そのあたりの波紋は他のソースから見えない。私が鈍すぎかもだけど。

 複数の自民党関係者によると、麻生氏が「首相は選挙をするつもりがあるのか」とただすと、首相は「私の手で選挙をすることはない」と言い切った。


麻生氏が幹事長の受諾で「誰の手で解散するのかをはっきりさせてほしい」と条件をつけたとの情報もある。

 もちろん、これは「憶測」なので、このあたりをフカすことでメリットを得るスジの話かもしれない。というか、そのスジってどこ?
 この「憶測」について。

 当の麻生氏は記者会見で「解散時期について総裁と話し合った事実はない」と否定。

 なので、麻生を信じるならそんな話はなかったということだが、別にそんな話がなくても阿吽で確約できればいいことなんで以下略。

両氏がわざわざ首相官邸に隣接する公邸に場所を移し、二人きりで会ったことも憶測に拍車をかけている。

 とのことで、密談ではないけど、二人だけの対談はあったのは憶測ではない、と。
 ざっくり見れば、以上の話を「憶測」でまとめるのはちょっと無理があるわけで、麻生も泥船に乗るにはそれなりの確証を得ていると見ていいだろう。
 ということは、この新内閣が解散する契機は、福田ぶっち切れか、麻生側から泥船しずんじゃったでしょコールの二つということ。
 あとは国内的に多方面からいろいろ仕掛けても安倍政権みたいにはぶれそうにもないし、民主党の攻勢はそれほど効かないのではないか。というか、小沢はそのあたりは読めるから今回の自民党挙党一致路線から外れたあたりの勢力にもっとえげつない攻撃をしかけるか、民主党も内部に問題を抱えているのでチキンレースになるか。
 大したことはないでしょ。
 そのあたりの要因だけ見れば、この内閣、任期までは続くというかそれに近い時期まで続くかなみたいだ。がたぶん、その時期までには黒船ならぬ赤船が来ているんじゃないか(二階さんがんばってね)。今回の組閣は、国難の体制として雰囲気はなく、なんか、与謝野の増税もできるんじゃな~い、古賀の衆院選もそこそこいけるんじゃな~い、といったほのぼのとしたレトロな雰囲気に心和む。月曜日にご祝儀の株高があるとよいけど。

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「時事」カテゴリの記事

コメント

 毎度の愚見ですけど、麻生総理の目はあと2,3期無い方がいいと思いますよ。福田退陣→麻生就任のシナリオだと麻生総理滅多打ちで即死だと思います。それでなくてもドロドロの泥舟なんだから。
 今みたいな時期の総理は、例えば二階さんや谷垣さんみたく、一般の選挙民に対する人気や知名度は低いけどやたら玄人ウケする実力派で、本人目立たなくても周辺…マスコミやネットが総出で「いや、実はね」とか「あんなこと言ってるけど本当?はこうで…」みたいに手取り足取り盛り上げて保たせるみたいな。そういうタイプの人柄のかたが総理に就任した方が良いと思います。谷垣さんも悪くないけど、今なら二階さんの方がブルドッグフェイスde現場顔な分だけ、いいかもしれんす。谷垣さんは細いっす。周辺の思惑を無駄に吸い寄せて泰然としてる風合いが感じられんす。キレ者経理マン以上の存在感を感じんす。

 麻生さんや周辺海域の方々的には年齢の問題も周囲の期待感もあるから一刻も早く総理に…と思うかもしれないけど、下手に総理になって叩かれて晩節汚すよりも今程度に存在感ある状態で恙無く政治家生命を終える路線の方が、ナンボかマシな感じ。同じ「名」を取るなら「総理」よりも「期待感を一身に背負う政界の実力者」としての名を取った方が、いい感じ。と思います。今は。

 そんで。2,3期先…78~80歳くらいになってから総理就任で史上最高齢就任とか平成の黄漢升って感じで売り出した方が、いいかもしれんですね。
 それ迄健勝で居ないことには始まりませんので、先ずはお体お大事に、ご自愛して頂きたいですね。ルイボス茶でも飲んでほっぺヒクヒクしてると良いと思います。

投稿: 野ぐそ | 2008.08.03 01:57

 ブルドッグフェイスは与謝野さんでしたっけ? 二階さんの顔、よく覚えてないなぁ。

投稿: 野ぐそ | 2008.08.03 01:59

よくわかんないけど、この時期のGOサインって黒船関与が100%あると思うんだけど。

投稿: haineko2003 | 2008.08.03 06:26

伊吹大臣と公明党の代議士の方々には申し訳ないけれど、もう、国家にとっては、財務省、かつての大蔵省より、国土交通省、かつての建設省と運輸省などのほうが大事な役所になっているのかもしれないなと考えてしまいました。
谷垣大臣が任期の間にどれほど仕事をして下さるか注目させていただきたいと思っています。

投稿: こういうこと言っていいのかなあ | 2008.08.03 06:37

 なんか今朝の新聞読んだら「福田総理が麻生さんに禅譲発言?」みたいな記事が踊ってたけど、それで素直に飲んじゃったら俺の麻生さんに対する信頼感は20%くらい下がるね。
 残りの80%は最初っから無いから。そこは気にしなくてもいいよね。

 アレって普通に毒饅頭発言なんじゃないの? って思うんだけど。何気に世間じゃ「麻生さん→火中の栗を拾いに逝く人?」みたいなニュアンスが通ってるぽいけど、福田発言に麻生さんが乗っちゃったら、その時点で「麻生さん→火中の栗」でね。お前が焼けてどーする!? としか言いようが無いんですけど。
 何気に自ら焼けるの大好きなんだったら別にいいし、焼けるとかそんなん関係ないっすから!! ってくらい頑丈&泰然マンならお好きにドゾーってとこだけど。
 近年で言えば安倍さんご愁傷様の例もあるし、田中角栄以降の政治家さんって周辺の声や思惑でガンガン潰される傾向にあるから、あんまし自信持ち過ぎてると痛い目に遭うかもしれんから、そこを気にして逝きたい今日この頃っす。

 最終的には麻生さんに期待するんだけど、期待感ある故に小さく纏まって欲しくない的な。総理の座のひとつやふたつくらい与謝野っちや二階どんや谷ガッキーに譲るくらいの度量が欲しいっす。敢えて星逸す、くらいの面持ちで。ルイボスティ~。

投稿: 野ぐそ | 2008.08.04 12:54

 あと、清原(オリックス)超頑張ってるっぽいから是非ルイボスティーを飲めといいたい。不味くてもいいから飲めといいたい。本人が飲む気無いんだったら周辺の誰でもいいからイタズラしてでも飲ませろと言いたい。
 近所のお店に売ってないんだったら南アまで泳いで取ってきて汗まみれの全力で淹れて超進呈して欲しい。

 そんでグイッと飲んで「クワッ!! ヌニコレ!?」とか思って気分転換してバターボクース立ったら何かが起きる。…と思う。勝手に。

投稿: 野ぐそ | 2008.08.04 13:07

元ハナ毛さん、お久しぶりです(今後もまたこの呼び方で宜しく)。

お元気そうで何よりです。
先日は(というか大分前から)不義理をしてしまってスミマセンでした。お別れの談でちょっとカッコを付けてしまったので、中々踏ん切りがつかなくて(汗)。
いずれにしろ、申し訳ありませんでした。

「口嵩ない人たち」について、おそらく氏が触れていらした人たち、それ以上は含まないと思います。初期はどうあれ、いい加減腹積もりは読めるはずなのに…依然その弄り方はないんじゃないか? という―僕個人の観を述べたもので、前段を読んでもらうとご理解いただけると思うのですが、筋を外さなければいいじゃないか、という格好の例が貴方だと思ったので例にさしてもらいました。無論、それにしたってブロガーと比べるのはどうなのよ? といった批判はあるかと思われますが(汗)。

一応、「福田改造内閣、雑感」のコメント欄なので、(元ハナ毛さんのコメントに、ではありますが)言及をば。

>最終的には麻生さんに期待するんだけど、期待感ある故に小さく纏まって欲しくない的な。総理の座のひとつやふたつくらい与謝野っちや二階どんや谷ガッキーに譲るくらいの度量が欲しいっす。敢えて星逸す、くらいの面持ちで。

「鎌倉の~」みたいな感じでしょうか(笑)。冗談はさて置き、そういう期待感には共感を覚えます。なんというか、地元議員とかにはもう辟易とすると言うか、職業柄如何にも自民党な人は指示しないわけには中々いかないんですけど、それも他にツテ“らしきもの”がないから、だから…「どうせなら…」的選択で言うのですけどね、僕は(苦笑)。
我ながら卑屈だ…

投稿: 夢応の鯉魚 | 2008.08.04 22:37

中身のない米欄だ

投稿: | 2008.08.05 18:41

 どうでもいいけど、今日何気にビッグコミック買って『弁護士のくず』読んでたら「雪女が野グソしてる」みたいなコマが出てきてさ。ヒッジョーに嫌なんですけど。なぜ野グソ?的な。別に野グソにせんでもえーやん的な。とゆーわけで、もうそろそろ野ぐそご臨終の気配。良かったですね。

 何気に以前渡辺裕名義で三輪車漕いでた時にも、『ミナミの帝王』の単行本買って読んだら「ぶっちゃけリアルトークやってる借金太郎&瀬戸内裕子さんのお話」が出てて。「リアルトーク・瀬戸内・裕(子)」って何だよ!? って思って嫌だったんで野ぐそになったんだけどさ。

 そんな簡単に新名義開発出来るわけじゃ無いから、あんまり安易にほのめかされる(ような誤解を勝手にする)のは嫌なんよね。次の名前分かんねーんですけど。

 耳毛とかスネ毛だと、ある人と無い人が居るでしょ。ちんこやちん毛にだと世の中の半分の人には縁ないし。誰にでも「そりゃあるだろ・時と場合によってはやるだろ」な平凡ネームって、有りそで無いんだからさ。あんまし安易に名前潰しやられちゃったら行き場が無くなって死ぬしかないんですが。
 偉い人とか孤低な庶民の些細な活動ブッ潰して何が楽しいんスかね? まーいいけど。

 面~、胴~、孤低~、みたいな。…死のっと。

投稿: 野ぐそ | 2008.08.06 01:26

左のタイヤが安全基準、右のタイヤが保守整備する人の数や能力。この両輪が同じ回転をしないとリヤカーは直進できないのですね。

安全基準しか考えられない人しかいなくなったのかもしれませんね。簡単な物理でわかるはず。長さと重さを運ぶためには、どれだけのモーターの能力が必要か。モーターを見たことがないわけだから、判断できるはずはありません。

なにがいいたいかと申しますと、基準を妄想して会話することに陶酔している方が多いということです。そういう基準は役だ立たない。ブラックボックスを妄想するのは知的活動ではありません。

投稿: | 2008.08.06 08:08

>2,3期先…78~80歳くらいになってから

ギャグ?
レーガン大統領離任時が77歳だっけ?
いくら麻生さんでも、80歳に一国を預けるのは躊躇するな

かみぽこぽこさんの分析が当たってるような気がするけど
http://plaza.rakuten.co.jp/kingofartscentre/diary/200808060001/

投稿: KAZ | 2008.08.07 10:39

孟子 巻第十二 告子章句下 より

「天の将に大任を是の人に降さんとするや、必ず先ず其の心志を苦しめ、其の筋骨を労せしめ、その体膚を餓せしめ、其の身行を空乏せしめ、其の為さんとする所をふつ(てへんに弗)乱せしむ。心を動かし性を忍ばせ、其の能くせざる所を曾益せしむる所以なり。人恒に過ちて然る後に能く改め、心に困しみ慮(おもんぱかり)に衡(み)ちて、然る後に作(おこ)り、色に徴(あら)われ声に発して、然る後に喩(さと)る。」


荒井広幸代議士は、きっと、「うまく立ち回るだけで閣僚や与党の党役員の役職にありつけている政治家がたくさんいるのに、なぜ自分のような政治家がいつもこんな恥ずかしい情けない思いばかりしていないといけないのだろう」と不思議に思われていらっしゃると思います。
でも、ある時点を過ぎると、きっと信じられないほど視界が開けて、なぜこういう具合になっているのか、これから事態はどう展開するのか、信じられないほどよく把握できるときが来ると思っています。
そしてそのときは、荒井代議士の指導と助言に従う少数の人たちだけががけっぷちで命拾いし、その他の多くの人たちがドブやコエダメにはまってしまって身動きできないときに、その少数の人たちのおかげで、非常に多くの人たちが九死に一生を得るようなことが起こるような気がしています。

若輩者が国家の指導層の一員の方に向かって天の与えた試練であるみたいなえらそうな話をしてしまってまことに申し訳ありませんが、荒井先生には健康に留意されて、今まで通り、ご自身の良心と正義と信ずるところにしたがって政治活動を続けて頂きたいと存じ上げております。
西郷南洲翁は薩摩の方ですが、西郷さんの生涯で西郷さんが恥ずかしい思いや情けない思いをしたためしは、荒井代議士が今まで舐めさせられた苦汁などといったものではなかったことと思われます。

このコメントを目にした荒井代議士の支持者の方がいらっしゃったらもう一度どうか読み返してください。「天の将に大任を是の人に降さんとするや・・・」

投稿: 「天の将に大任を」 | 2008.09.01 06:10

麻生総理が 私はやめない民主党と公明党と自民党が死んでから解散するらしい。解散はやぶれかぶれ たこちゃんはっちゃん8月だ

投稿: 真実語りのすけ | 2009.02.28 19:08

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» [ニュース評] 福田改造内閣はクラシック [三人寄れば文殊の知恵]
 今日、福田内閣の改造が発表されましたね。久しぶりに政治ネタのニュースにコメントしてみたいと思います。  この改造内閣の第一印象は「クラシックだなぁ」です。なんかずいぶんと昔に見たような、クラシックな自民党内閣という感じですね。 どこがクラシックかというと、党内各派閥からの絶妙なバランスの入閣。コバンザメ公明党にもうまく気をつかっていますが、自民党一党支配時代の組閣を髣髴とさせる内閣改造です。 派閥政治の功罪についてここで云々するつもりはありませんが、今の自民党の派閥には、もはや「チェック&バランス... [続きを読む]

受信: 2008.08.03 11:35

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