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2008.05.27

日本の備蓄米放出の話

 多少時期を逸したけど今日のワシントンポストの社説を読んで思い出した。簡単に食糧危機と日本のコメ問題をメモしておきたい。話はまずニューズウィーク日本版5・21「真犯人は愚かな農業政策だ(It's the Stupid Politics)」がよいだろう。英語版は無料で読める(参照)。全体の概要はリードでわかるだろう。つまり、「先進国の農業補助と途上国政府の無策がこの危機を招いた」と。英語のほうのリードは"The world's poor are paying the pirce for years of bad goverment policy in agriculture.(世界の貧困は歴年の悪農政の対価を払っている)"。冒頭が面白い。


 コメを輸入する必要などないと、多くの日本の政治家は考えている。実際、昨年の国内の収穫高は国内の需要を大幅に上回った。コメ生産農家を国際競争から守るのは、自民党が長年貫いてきたポリシーだ。
 輸入米は何年でも倉庫で寝かされることが多い。その後で加工用に使われたり、援助食糧として外国に送られたり、家畜の飼料になったりする。
 日本がコメを輸入する理由はただ一つ。WTO(世界貿易機関)の言うことを聞かなければならないからだ。93年に妥結した農業交渉で、日本は年間の国内コメ消費量の4~7・2%を輸入しなければならなくなった。
 昨年は77万トンを輸入。世界のコメ価格を上昇に向かわせた一つになった。
 「自由貿易の番人」であるWTOに言わせれば、日本がコメ市場を開放するのは当然のことだ。日本と韓国は農家を手厚く保護しているため、消費者は主食の米を世界の平均より3~4倍も高い価格で買わされている。こうした閉鎖的な政策により、途上国の農家は日本のコメ市場に参入できず、貧困が解消されにくい状況になっている……。

 と、この先がある。そう驚くほどの展開でもない。

 だが、ようやく開放された日本の市場でコメを売って大きな儲けを得たのは、米政府から手厚い保護を受けているカリフォルニア州のコメ生産者だった。
 95年以降、日本の輸入米のざっと半分をカリフォルニア米が占めている。同時期にカリフォルニアのコメ農家に米政府が与えた補助金は20億ドルに登る。

 知っている人には知っているごく当たり前のことなんだけど、意外に知らない人もいるかもしれない些細な逸話といった感じ。いや、つまりこれがアジアの貧困の要因の一つでもある。
 ニューズウィークはさらに途上国側の農政の問題を挙げるが、これは「極東ブログ: コメ急騰問題メモ」(参照)とそれほど変わらない。のでそこは省略。
 アフリカ開発会議とかやってアフリカの貧困とか日本の新聞とかは話題にしているけど。

 マイク・ムーアWTO元事務局長は新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)の早期妥結を訴える。妥結すれば、13年までに農産物の輸出補助金が打ち切られることになるだろう。
 それによりアフリカが受ける経済的な恩恵は「債務経済と開発援助をすべて合わせた金額の4~5倍にのぼる」と、ムーアはみる。

 自由貿易を緩和するほうがナンボか援助になるはずだが、あまりそういう議論は聞かないというか、聞かないわけもないけど、なんとく別の話が喧しい。
 記事の結語がまた秀逸。

 EUは近年、90年代には150億ユーロだった輸出補助金を減らしており、昨年は30億ユーロを切った。だが食糧危機を解決するには、世界各国がもっと大胆な変革に乗り出す必要がある。
 日本の倉庫で眠っている莫大な古米を見るかぎり、道のりは険しそうだ。

 ほいで、ワシントンポストの話に移る。19日付け”Release the Rice”(参照)では。

AS PRICES rise on global commodity markets, U.S. agriculture policies that contribute to higher food costs are coming under fire -- especially subsidies for ethanol production. That criticism is warranted. But this country does not have a monopoly on irrational food policy. Consider Japan's rice mountain.

(世界の商品市場の価格上昇で、食料価格高騰による米農政が問題になっている。特にエタノール生産への補助金が問題だ。批判は当然だ。しかし、米国は非理性的な食糧政策を独占しているわけではない。日本のコメの山を考えよ。)


 ということでちょいと日本の内情に色目を使ったあと(そりゃね)、日本のコメを巡る状況に触れて、こう来る。

This is crazy. Though they've edged down lately, rice prices have risen by about 75 percent since the beginning of this year, causing real hardship in the Philippines and elsewhere.

(気が狂っている。コメの価格は最近やや下げてきたが、コメの価格は年初に比べて75%も上がり、フィリピンや他の地域に問題を起こしている。)


 日本農政はcrazyと。そういえば、ニューズウィークのほうはstupidだった。まあ、そんなもの。

Japan could help. Its stockpile of imported rice now stands at 1.5 million metric tons. That is enough to feed 24.5 million Japanese for a year, at current average rates of consumption. But since the Japanese don't want to eat it, perhaps they could let other people have at least a taste. Instead of turning the rice into animal feed or, even sillier, ethanol, the Japanese should release it to the world market. That alone wouldn't cause prices to plummet. But it might undercut the export bans other countries are trying to sustain. At a time when so many people in East Asia are going without, the United States should not object, despite its past insistence that Japan use imported rice for domestic consumption. It is in no one's interest for wealthy Japan to be the world's No. 1 hoarder.

(日本は援助ができるはずだ。輸入米の山は今や150万トンある。現状の消費ならこの量は向こう一年2450万人を十分食わせることができる。日本人がそれを食いたくないなら、多国民が味わうことができるはずだ。動物の餌にしたり、愚かしいエタノールに転換する代わりに、日本人はそれを国際市場に放出すべきだ。それだけでは価格を下げることにはならないだろうが、他国の輸出規制維持は切り崩せるかもしれない。過去において日本に対して国内消費に輸入米を回せと米国は主張したが、東南アジアの諸国民に欠乏がある現在、米国は反対すべきではない。富裕な日本にとって世界買いだめナンバー1になることは誰のためにもならない。)


 そりゃなというのが19日のこと。日本政府はワシントンポストが言うほど気が狂っているわけでもないし、米国もそうなので、事態はやや好転した。
 23日日経新聞”フィリピンへの支援米、米国からの輸入分で・米側も容認”(参照)より。

日米両政府は23日、市場価格の高騰でアジアを中心に不足感が強まっているコメの国際需給について、米農務省で対応策を協議した。日本はフィリピンからの要請を受け、同国に対し、主に米国から義務的に輸入・保管している「ミニマムアクセス(MA)米」から20万トンを提供する方向で検討している状況を説明。米側は「日本の取り組みを支持する」とし、容認する考えを表明した。

 米国が「容認」というのは、ワシントンポストが触れているように、それお前ら食えとか言っていた手前があるからだ。日本としても、米国様の顔色をうかがうと。24日付け朝日新聞”フィリピンへのコメ支援、米国からの輸入米でも容認”(参照)はそこも補足している。

 協議の対象は93年のウルグアイ・ラウンド合意で日本が輸入を義務づけられた「ミニマムアクセス米」。年間輸入量約77万トンのうち米国産が5割程度を占める。米側はこれまで「輸入米は日本国内で消費されるべきだ」と主張してきたが、人道支援目的に限って容認する方針に転換した。米議会などからも日本などに対し、国内産も含めた備蓄米の放出を求める声が出始めていた。

 もうちょっと補足すると、AFP”食糧危機対策、日本の備蓄米に世界が注目”(参照)より。

 ただし、備蓄されているこれらの輸入義務米を国外に売却するためには、日本は輸出国の承認を必要とする。

 いずれにせよ、20万トンを放出。ワシントンポストが触れたように各国の規制への緩和的効果はあっても目下の食糧危機にはあまり効果はない。AFPの説明は正しいだろう。

 しかし観測筋は、日本の思い切った備蓄米放出がない限り、フィリピンのコメ不足は解消されないだろうとみる。大和総研(Daiwa Institute of Research)のアナリストは「10万トンや20万トンの放出では効果は限定的」と厳しい見方だ。このアナリストによると、フィリピンにはパキスタンその他の国からの輸入米のほかに、日本から60万トンの輸入が必要だという。

 きつくキチガイだろ日本と名指しをしたワシントンポストだが、その後、ちゃんと仁義は切っている。今日付”Release the Rice (II)”(参照)より。

KUDOS TO the government of Japan, which we recently urged to sell or donate a substantial portion of its massive stockpile of U.S.-grown rice.

(日本政府に賞賛を送りたい。私たちは先日米国米の大量の備蓄のかなりの部分を売却するか供与せよとしたことゆえにだ。)


 このあと、ワシントンポストはブッシュ大統領にも賞賛を送っている。私はこういう米人のさっぱりとしたところが好きだな。
 ワシントンポストによれば20万トンは想定した効果はあったようだ。そして、もっと放出せよという。私もそう思う。
 もっと日本はきちんとアジアやアフリカの人の飢えを助けるべきだ。

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「時事」カテゴリの記事

コメント

 大陸人の大らかさを日本人に求めるのは土台無理よ。発想の根本が違う。日本なんて右を向いても左を向いても、補助金貰ってナンボの貧乏乞食ばっかりじゃないですか。太平記の序文みたいなもんでしょ、今どき。都鄙も豪奢を求め、人はどうでもよくて我が身さえ富貴ならばそれで良し、なんですよ。
 そんな連中が幾ら賢くても偉くても、二束三文の価値もありゃしませんよ。そんな馬鹿は要らんから捨ててしまやぁえーんです。お前らなんざ放下着でございます。

 ちなみに今年は筍の収穫高が平年の4~5分の1で、その他野菜は平年並み?だけど若干作付け悪いから。米も不作かもなって思ってみるよ。だから東京配達便は無いかもしれんね。まぁ、あっても弁当爺ちゃんの処へは逝けないかもしれんけどね。去年も逝ってないから、別にいいでしょ。要らんでしょ。じゃ、そーゆーことで。

 あとなぁ。自然はなぁ。お前らが思ってるより遥かに我が侭ななんだよ。工場のようには逝かねーんだよ。全銘柄全品種が同時にってこたぁ勿論無いけど、個別で見たら半減全滅なんか当たり前なんだから。そんな中食道楽が出来るだけでも有り難いって思わなきゃ駄目よ。余丁町散人みたいな前人未到のクソバカタレは犬の糞でも猫の糞でも好きなだけ食って腹下して死んでろっつーの。贅沢しすぎじゃバカタレが。

 って感じ。日本はきちんとアジアやアフリカの人の飢えを助けてあげるべきだと思います。

投稿: 野ぐそ | 2008.05.27 21:40

 もぅ俺なんかいっそのこと日本の食材を破格値でガンガン輸出しまくって国内自給率2%くらいまで下げまくって2000万人くらい飢え死にしてくんねーかな? って思ってんだけどさ。ニューズウィーク風情に四の五の抜かされるくらいなら、言われずとも逝くとこまで逝ってやれと言いたいよ。毛唐の分際でガタガタ言ってんじゃねーっつーの。鬱陶しい。

投稿: 野ぐそ | 2008.05.27 22:01

同意したいような…したくないような…
まぁ、農家のフマンなんて十中八九変動する予感すらしない製造者コストが根っこなんですけど。
農機が改良されてもねぇ、取り戻せるほど単価高くないし(っていうか、どうやってもそういう機能効率化は望めないんですよね、日本の耕作地が。そもそもナニがイイ野菜なのかな? それで大分変わるんですけど、仕込みが。基準がはっきりしない。あったとしても…)
どこまでいってもバランスする予感が…

投稿: 夢応の鯉魚 | 2008.05.27 22:48

今回の米高騰は、フィリピンのような「貧しい米輸入国」を直撃したところにあるわけで、日本が国内市場を閉鎖して、米をもっと大量に輸入してたら、より以前からフィリピンが困ったことになっただけでしょう。

実際、マレーシア(立ったと思う)は、パームなどより有利な換金作物に特化しすぎることの危険性を感じて、食糧自給を増やす方針転換したとか出てたはず。

投稿: ■□ Neon / himorogi □■ | 2008.05.28 04:15

 換金作物特化方式が十分機能するかどうかは、地域格差・情報格差・交流格差が大きいでしょうね。過日NHKでやってたからご存知の人も多いかと思うけど、徳島の山奥で落ち葉拾って年収1000万円稼ぐお婆ちゃんが居るって報告がありましたわな。アレを「我も我も」でやろうとしても、まぁ機能しませんよ。あんなのはレア中のレアケースだし、報道で全国的な知名度が上がることで競争者が増えるから、数年後数十年後にはいずれバランス化して小遣い稼ぎ労働に逆戻りすると思いますよ。それまでに一生懸命頑張って小金貯め込めれば、それでいいとは思いますけど。
 そもそも言うところの不足しがちな食料品ってのは、そーいった山師根性じゃあ成り立たない、日々の地味な労働の結実として、そこに存在するわけでしょう。そこへ山師根性で事に臨んじゃったら、何世代も続く息の長い事業に成り得ない。親が良くても子が駄目で潰れる危険性が高まるだけ損ですよ。実際、米や野菜といった一般性の高い品種じゃない、柑橘等換金作物特化型の農家でさえ後継者不足で存亡の危機でしょうに。
 換金作物に特化すると都会の風潮や流行廃りに対する依存度が高くなるし、行く末大衆化一般化の波の中低価格大量販売方式に移行せざるを得なくなるから、それに応じて大規模営農に転換したらしただけ低賃金重労働路線になって(しかも運営管理コストは跳ね上がるから)、結局続かないんですよ。仕込みがどうとか言ってる場合じゃない。大衆化一般化に適応しようと努力しても、結局その努力が仇になって自滅の道に摩り替わるだけです。今の日本が、正にそういう状況でしょう。

 先日TBSのニュース23見てたら養豚農家の若社長が投資家集めて熱意を語って投資呼んでた特集があったですけど、アレも正直どーなんだろな?って思いますよ。一口10万円貰ってたみたいですけど、そんなカンパ程度の金額でどーにかなるもんでもないでしょう。一挙に数千万円程度(を何回も。最終的に数億円単位)掻き集めて超大規模化して従業員一杯集めてコキ使うくらいじゃないと、駄目なんじゃないですかね? 最終的に庶民が受け入れるであろう「廉価大量販売」への道が遠すぎるような気がします。近郊農家として頑張るんだったら、あーやって投資を呼び込む方向性に行くより顧客の認知度を高めてブランド化して「先ず買って頂けるよう」心づけして貰った方が良くないですか? と。お客がウチの商品を買いたがってしょうがないけど差し当たって事業拡張の目途が立たないからカネちょーだい、って言うのが筋でしょう。映像見る限りだと「お客がウチの商品を買いたがってしょうがない」の画がまったく見えなくて、投資家相手に試食会をやったり見学会をやったり云々って画だけ見えましたけど、それでいいんですかね? って感じ。そこで例えば投資家の面々が独自に営業でも何でも掛け捲って新しいブランド豚が出来た!!凄い!!とか営業しまくって売り上げ向上に物凄い寄与するとか。ギブ&テイクな友好関係を築くと。その第一歩として「ニュース23特集のような画が出た」と言うなら、それは確かに良いことだと思いますけど。私だって間違いなく賛同します。どうもそーゆー気配が感じられない。まぁぶっちゃけ、投資家さんの自己満足でしょ。あの画のままだと。

 って感じなんですけど。

 カネだけ出した・後はお前が超頑張れ、の図式だと、保って10年でしょうね。カンフル剤程度の意味合いでしかない。食って生きるは何十年何百年のことですから。そこまで見据えて骨を折る気じゃないと何にもなりませんね、って感じです。
 アレが「一口100万円」とか「投資家メンバーが200人くらい居る」って言うなら、ニュースとして凄いなって思います。でも実際には「一口10万円」で「メンバー63人」でしょう。そりゃー広告目当てのおままごとなんじゃないですか?って感じです。一生懸命頑張ってるとこ水差して申し訳ないけど。アレだったら、利用しないで「兎に角自力でコツコツ頑張る」路線を貫いた方が、まだ健全かな?って感じ。

投稿: 野ぐそ | 2008.05.28 09:04

コメ開放しても輸入するのはアメリカ産やオーストラリア産だからいずれにしても途上国が恩恵を受けることはないよ。
WTOと途上国援助をごっちゃにしないほうがいいかも。そもそも目的が違う。
途上国が本当に欲しいのはトヨタやソニーの工場。

投稿: cyberbob:-) | 2008.05.28 09:35

 ちなみに言えば、我が家が旧宅から新宅へ引っ越したとき旧宅を買い取って農業やるって頑張るおじさんが居たんですけど、所有地8割がた提供して年貢3万円(5反ちょい)の格安価格で契約して、父ちゃん(当時62,3歳くらい)が2,3年農業指導して、それからおじさん独自の販路を開拓して事業拡張もして地域の会合も何でも率先して頑張って地域住民の皆さんから愛され頼られるような人になって、今でも超頑張ってるんですけど…12,3年頑張ったつい最近になって「もう歳なんでこれ以上はしんどい」ってことで1反ほど返上されましたわ。

 母ちゃん(73・DQN気質)が、今さらのように「芋でも植えるか」とか言いつつコツコツ頑張ってますよ。若い頃なら何反でも何町歩でも頑張れるかもしれんけど、歳食ったらひとり1反(300坪)くらいを細く長くコツコツやった方が、却って効率いいんですな。どうやらそのことに気付いちゃったみたい。

 効率の良い大量生産?でも高品質追求路線?でも、それが「事業」となった場合、自ずから限界ってモンがあるんですよ。システムさえ構築すれば、市場がシッカリしていれば、それでどーにかなるだろうって目算は余りに杜撰すぎる。会社だって企業だって、そこに優秀なシステムがあっても優秀な人材を囲っても、寿命30年説がまかり通るでしょうが。
 テクノロジーは人間を越えないんですな。残念ながら。越えた瞬間人間が振り回されて、逆に押し潰されるんですよ。なぜだか知りませんけど、そういうもんじゃないですかね?

 所詮は人間のやることなんだってくらい物事を低く低く見積もって無駄に夢見て突っ走らないことが、行く末最良とは言えない迄も次善の結果を生むことになるんだと思いますけどね。最良の積み重ねの上に最高があると思うのは夢か物語かゲームの世界くらいで十分で、世の中の殆どのことは次善の積み重ねの上にある「普通」が統べるもんだと思います。

 思っただけです。何の解決にもなりませんけどね。

投稿: 野ぐそ | 2008.05.28 09:44

そんな事より、中国政府、自衛隊派遣要請が気になる。

投稿: | 2008.05.28 22:47

政府関係者ですが、とても参考になりました。
現在の農業交渉は穀物の過剰を前提に行われているもので、食料安全保障と環境についての議論が十分にされていないと思います。
日本の農政担当としても、わが国の農業がしっかりしたものとなり、不測の事態に十分対応できるようなものになり、かつ、農業に従事する人々が活き活きと生活できるようになるようにしたいと思っているのですが、国際的な経済状況の違い、国内での財政問題など、いろいろ課題が多いのが現状です。
MA米については、当然、わが国が現在必要としているもの以外は援助に回すべきだということで検討されていました。迅速にそういう判断を実行に移せるよう更に努力したいと思います。

投稿: 供給力 | 2008.05.29 06:56

米国がどう、こう、ではなく日本が主体性を持って支援すればよいこと。何に消えるかわからない資金援助よりも備蓄米を援助放出すれば、保管コストの問題も解消され、双方にとって両得であると思う。

投稿: のむ | 2008.06.03 21:01

備蓄米については災害時等の問題ありで断定したくないが
”輸入国同意ウンムン”はもはやwTO以前の問題だろう。
”ある程度の期限すぎたアクセスを売買可能”にしておき
”それでも不要になった”として”海外緊急支援”の
一角にこれを置くべきではないのか?
ブロック的な物を立ち上げての融通処理に検討する方が
現実的ではないのか?

投稿: atj | 2008.06.03 22:26

日本の輸入米の殆どはアメリカから。随分前に日本の米の不作でタイ米が輸入されたときなんぞは殆ど売れなかったですよね。事実上、日本車の自動車輸入での利益の一部を儲けすぎだからとクレームを付けたことによるアメリカへの賄賂みたいなもんじゃないの?
米の業界で輸入米が出回る話しもないし、使われ方は諸外国などの紛争や災害時などの緊急支援などと肩書きつきて処分しているのが実態でしょう。
保管にも金かけて無駄ばかりだよね。
むしろ、日本では米が普通に収穫できれば今でも余剰気味でしょ。
一方で、米の消費の落ち込みやこれからの少子化も念頭に置けば、米の消費はさらに減るでしょう。小麦をはじめとした圧倒的輸入に頼る製品が多く、昨今は値上げが続いているという農業政策の不毛は何とかならないのか・・・・。
消費税率引き上げの前に、物価高でみんながやられちゃうよ。消費税以上に物価高で低所得者への影響はデカイ!!
こういうのを見てると、まあ、どうにでも慣れっていう心境だね。

投稿: ジロ | 2008.06.04 07:52

政府関係者さん!!

がんばってくださいよ、日本の農政のために..。

一般国民にわかるように、説明してよ!

しがらみは当然あるとおもうけど..。

まずは、生産調整は廃止!

つくりたいだけつくらせたらいいんだよ!

猫の目行政はやめろ!

耕作放棄地をつくらせといて、今更耕作せよとは

むしがよすぎるぞ!農林水産省め

投稿: 地方職員 | 2008.06.04 08:34

政治経済の中で食料が国策に使われるのは今始まった事では
有りませんが他国を植民地化する合法的な手段として21世紀は食料が大きなウエートを持つと思います
金や石油は有限資源ですが食料は作り出す事が可能な物ですから、但し地球の人口を賄うためには作り出す耕地が必要で
このため生産限界が有るのも事実ですが
情報社会の発展で世界の出来事が瞬時に解る時代になりましたが戦争も内戦も宗教紛争も一向に無くなる事は無く科学の進んだ21世紀に入っても餓死する人々がいるのが世界の実情でこれお利用して自国の利益や権限を得ようとする国際連合加盟の強国の姿が羊を狙う狼に映るのは私だけでしょうか?

投稿: | 2008.06.04 09:48

イラクへも何万トンか日本から3年前には送っている。
バイオ燃料スタンドは日本には20軒も無い。
石油メジャーがアラビアの石油が売れないと、困るから甘利大臣に働きかけているのではないか。
地球上にある何百もある開発途上国は、賄賂の社会だ。日本が只で援助しても、相手の政府関係者や一族がそれを利権にする。金正日将軍様のおかげで、援助米が食べられたという
北朝鮮民衆とアフリカ諸国は同じなのです。国際社会はバイキンだらけで汚い。

投稿: | 2008.06.04 10:05

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