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2007.10.19

素人風邪対策

 パキスタン情勢も気になるけど、ちょっと息抜きエントリというか、経験的素人風邪対策の話でも。自分もちょっと風邪気味だし、回りの人やtwitterの人も、風邪引きさんが目立つので。なお、あくまで素人風邪対策なんで、適用は自己責任で。

■ ホットドリンク

ショウガ湯
 ちょっと寒気がするかな、元気がないかなというときは、ショウガ湯。ショウガを擦って絞って黒糖で飲んでもいいけど、めんどくさいときは出来合ので。個人的には、今岡製菓の粉末のがグッド。

葛湯
 これもちょっと寒気がするかな。お腹がちょっと空いたかなというとき。葛湯は葛の香りで決まるので、本葛がいいのだけど、上級品は吉野とかの製造で直接買うしかなさそう。自然食屋さんにもそれなりに売っている。作り方にはコツがあるんで、調べてみるといいかも(あるいはいつか書くかも)。出来合の葛湯では、これも今岡製菓の抹茶葛湯が好きだ。あられが香ばしくて美味しい。

レモネード
 レモネードはホットで。レモンを搾って、砂糖かハチミツで。ハチミツの香りを活かしたいときはレモンは控えめ。逆にレモンを香らせたいときは、皮をちょっと削る。ビタミンCを1000mgくらい入れてもいいかも。出来合だとこれも今岡製菓がグッド。

カリン湯
 カリンはそろそろ季節になるかな。散歩道でも実っている。ハチミツ漬けにするといい。作り方は調べてみるといいかも。自然食屋とかに漬けたのが売っているし、それでもなんとか。これも今岡製菓で粉末のがあり、それなりに。

キンカン湯
 カリン湯と似た感じ。中華食材の店に行くと、キンカンの砂糖漬けのドライにしたのが売っているのであれ買ってきて、刻んでお湯を注ぐのもグッド。これも今岡製菓のがある。

ゆず茶
 韓国食材の店にいくと売っている。品質はいろいろ。これだったらママレード茶でもありかも。

レンコン湯
 マクロバイオティクスに凝っていたころ咳風邪で飲んでいた。マクロバイオティクスの専門店ならコーレンというのがあるはず。まあ、そういうのもありくらい。類似のでは黒豆の汁、大根の汁など。それなりに。

■ お酒入り

たまご酒
 夜、うー冷えるというとき、たまご酒をつくることがある。これは意外に難しい。カラザを取りよく溶いて湯煎すると失敗が少ない。私はお砂糖とシナモンを入れる。

グリューワイン
 昨年だったか、グリューワインとして販売されるのを飲んだけど、以前から自分で作っているのとあまり変わらなかった。というわけで、作り方だけど、赤ワインに砂糖とシナモンとクローブを入れて温めるだけ。沸騰させない程度に。

■ 漢方薬

葛根湯
 けっこう風邪で反射的に葛根湯を飲む人がいるけど、これは傷寒論的には太陽病ということで、なんじゃなんだけど、ようするに首から背のこわばりがポイント。なんで背中こんな凝っていんるだ感があるとき、よく効く。個人的には顆粒を白湯に溶かして飲む。あと、カコナールとか液状のはよく効くみたいだ。製造元によって有効成分量が違っているようなんで、安い製品はそれなりに。

駆風解毒湯
 喉がひりひりに腫れているとき、これを白湯に溶いて、うがいしながら飲むと、それなりに効くというか、けっこう効く。ただし、ちりちりに喉が腫れているときは全身ダウンなんでそれほどは期待できない。トローチ状の製品もある。あと似たのに銀翹解毒丸がある。

小青龍湯
 これは鼻水だらだらのとき。

麦門冬湯
 空咳のとき。ただ、最近は使っていない。これもトローチがあったはず。

板藍根
 日本では、板藍根茶として売っている。中国人の風邪対策定番。なんでもかんでも板藍根という感じ。効くか? それなりに効く感じがする。使い分けは、なにげに喉腫れたかなというときに、ちょっと濃いめにくぅと。

龍角散
 咳き込むときに。これは応急処置。トローチのほうが効く感じがする。ところで、昔の処方ではニンジンが入っていたと記憶しているのだが、いつからかない。なぜなんでしょ。

穿心蓮
 正確には漢方というよりアーユルヴェーダ薬。個人的にはこれをよく使っている。入手は難しいと思う。

■ その他民間療法

ヴェポラッブ(Vaporub)
 鼻づまりとか息苦しいとき、これは意外によいですよ。でも過大な期待を持たず、控えめに使ったほうがいい。老人や子供にもいい。あと、風邪でないときでも安眠効果がありそう。

ユーカリ・アロマ
 アロマな人は定番。それなりにいいし、加湿器に設置できるのもある。でも、めんどくさいのでヴェポラッブでいいかな。

足湯
 野口整体、「風邪の効用 (ちくま文庫)(野口晴哉)」(参照)的な処置。くるぶしくらいまでを温めると、上半身の炎症が引く。体験的には効果がある。

ビタミンC
 これは薬局でアスコルビン酸の原末で買っておくといい。私はオレンジジュースやグレープフルーツジュースになにげに1000mgほいっと加えることがある。フランスパンを焼くときにも使える。風邪の対処としては、2000mgを水にといてそのまま一日数回。医学的にはビタミンCの風邪対処は効かないとされているが、それなりに効く。ただし、漢方系と併用しないほうがよさそうなので、最近は使わない。お話的には、「ポーリング博士のビタミンC健康法(ライナス・ポーリング)」(参照)だが、読書人向けには、「ポーリングの生涯 化学結合・平和運動・ビタミンC」(参照)がバランスが取れていて面白い。ポーリングとかラッセルとかあの時代の面白いインテリだった。

ぬれマスク
 これもネットで検索するといろいろ情報があると思う。だけど、本格的なのはけっこう息苦しい。紙でできたウェットなマスクが販売されていたそれのほうが便利。本来のぬれマスクは予防だけど、風邪引いたあとでも喉を潤すのでいい感じ。

喉スプレー
 いろんなタイプがありそれなりにっぽいけど、ポビドンヨード主成分のが効くように思う。ただ、喉の炎症は一度炎症するとなかなか早急に治るというものではないから、しゅぽしゅぽやりすぎてもダメかと。

蔘鷄湯(サムゲタン)
 これは韓国の定番、ということなんだけど、人参鶏湯として中華圏ならどこでもある。こういうのもなんだけど、効くのはすごく効くという経験がなんどかある。ポイントは、蒸気で蒸したスープということみたいだ。

■ 大衆薬

小児用バファリン
 以前は風邪の鎮痛にはひたすら耐えていたのだけど、それで反って身体をこわしたことがあり、あまり痛みがひどいときには、アセトアミノフェンを飲むことにした。米人ならタイレノールなんだが、あれだと私には多すぎるので、小児用バファリンを使っている。1錠で33mg。私の場合は、100mgでけっこう効く。ちなみに日本の大衆薬の風邪薬はけっこういろいろ入っている。コディンなども入っていたりする。意図はわかるし、それほど危険というものでもないが、たいていの場合、アセトアミノフェンで対処できないときは、医者に行けだろう。追記 コメント欄でご指摘もいただきましたが、アセトアミノフェンとお酒は併用しないように。

 以上、ま、そんなこと。なんだか健康オタクみたいな話だけどご参考になるものがあれば。

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コメント

バファリンはアスピリン系でっせ
アセトアミノフェンではありません

投稿: | 2007.10.19 14:45

市販の小児用バファリンはアセトアミノフェンです。
医薬品の小児用バファリンはアスピリンなんですけど
今は名称がバファリン81mg錠に変更されてますね。

投稿: Taq | 2007.10.19 16:34

>アセトアミノフェン
>アルコールとの同時摂取は肝障害を起こしやすく危険である。

>■ お酒入り

と、同列に紹介されているのは、いかがのものか? 誰もが知識があるわけでないので、一番安全で手軽な方法だけを紹介された方がいいのではないですか?

投稿: 野中 | 2007.10.20 09:15

最初の方、finalventさんは今岡製菓の手先かと思った…

投稿: e | 2007.10.20 15:38

葛湯の作り方ぜひ教えてください。

投稿: kc | 2007.10.20 22:26

鼻を暖めるというのもありますよ。
粘膜機能を高めて、免疫を強くするそうです。

投稿: index2001redbull | 2007.10.21 19:55

人は風邪の兆候に鈍感過ぎて、もう手遅れのときに気づく。人は気分で体調を管理してる。疲れてても、ハイな状態では感じないので、体調をかまわず突き進む事もある。体力が回復してないのに無理をして、よろけたり、動きが鈍かったりして、「こんなに疲れてたのか」と気づかされる事もある。気分は体内のメカニズムを知らないので、先が読めない。で、急にドスンと溜まっていた疲れがのしかかり風邪をひいたりする。風邪を予防したいんなら、体調を推測で、管理する必要がある。私はなるべく兆候、体のサインに敏感になることをお勧めするが。何にせよ、ツケはいつか払うことになるが、早めに払っていた方が少なく済むと思う。まぁさっさと顕在化させて、2,3日ゆっくり休めば良いか・・・。

投稿: itf | 2007.10.23 14:46

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