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2007.05.11

ゆっくり長く泳ぎたい、でも、それってクロールなのか?

 あれから一ヶ月。あれって恋の痛みも癒えたころ、じゃねーよ、「極東ブログ: [書評]水泳初心者本三冊」(参照)。時間を見つけてはちょこっと泳いでいる。体調がいまいちでない時を除くと、ほぼ毎日かな。がんばって夏までにはターザン腹にしてモテたいものだ、やっぱサブリミナル・アルファーブロガーが中年太りっつうのはまずいでしょとか、そんなこたぁないです。
 泳ぎに嵌っているのは、面白いというのがある。若い頃はがむしゃらに泳げばフォームなんか度外視で水泳部くらいのスピードが出せたがもうそんな歳でもないし、考え方を変えると泳ぎ方も変えることになる。ゆっくり長く泳ぎたい。じゃ、どう泳ぐかということで、「ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい! もっと基本編(趙靖芳)」(参照)を読むと、以前書いたように、目から鱗が落ちまくりんぐだった。そんなのありかのてんこ盛り。
 ただこれ、他の「クロールがきれいに泳げるようになる!(高橋雄介)」(参照)とかと比べると、クロールの本道ではないなとは思ったので、どういうフォームにすべきかいろいろトライアル。それも面白い。そのうち、いや今頃わかったのだけど、長く泳ぐということは水の抵抗を減らすことがポイントだ。つまり、蹴伸び(最初の壁キーック、人間魚雷発進みたいな)の状態が連続すればいい。そのための推進力をどう最小限の人力で得るか? いや、ここですでに二つの極があって、(1)推進力、(2)抵抗最小限、そのバランスだな。あと強いて言うと、(3)水に対する人間の根源的な恐れみたいのがあって、それで自然にフォームが崩れる傾向がありそう。
 先の本だとキックは2ビートがよいというのだけど、本当なんだろうかといろいろやってみる。現状の結論では2ビートでよさそうだ。その他、車輪掻きとかもそれでよい。へぇへぇである。そのうち、これってクロールなのか?という根源的な疑問と、いまいちうまくいかない壁みたいのができてきたところで、今更ながらに今年の三月に出た続編「ゆっくり長く泳ぎたい! 超基本編―ゼロからの快適スイミング」(参照)を発見。読んでみると、うわっ、そこまで言うみたいな話。特に、猫背ふうでいいみたいのところは、えええ!やっぱりそうかだった。人間の肺というのは身体中央部の浮き袋なんで手を前方にできるだけ伸ばし頭を下げてやや猫背ぎみにすると、足とのバランスが取れて浮いてくる。ボク、土左衛門、ポーズだ。
 それにしても、この超基本編までのプロセスを順に追ってみると、基本コンセプトは同じでも微妙に泳ぎ方が変わってきている。だんだんとクロールじゃない、不思議な泳ぎ方の洗練になってきているように思うんですが、その点でネット社会ではどうですか、佐々木さん。
 というわけで、すこしトレース。

cover
ゼロからの快適スイミング
ゆっくり長く泳ぎたい!
 最初はこれ。「ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい!」(参照)は、競泳クロールじゃなくて、ゆっくり長く泳ぎたい!というコンセプトによるクロールの提言本だった。いちおう初心者向け。競技者へ向けたクロール技術論を避けて、一般向けの健康志向で長時間、長距離泳ぐことが可能なクロールの泳法を勧めている。でも、アマゾン素人評にもあるが、ちょっとわかりづらい点があった。お説教ばっかりに読めないこともない。それでもこのコンセプトは当たったのだろう。


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ゼロからの快適スイミング
ゆっくり長く泳ぎたい!
もっと基本編
 続編、「ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい! もっと基本編(趙靖芳)」(参照)が出た。私としてはここから読み始めたので、え!え!の連続だったし、他の本とかの違いに、どっちにしたらいいのかけっこう悩んだ。でも、やってみてとわかると、何かと説得力があるし、どうもなんかありそうだというのが実感としてつかめてくる。イラストは多いのだけど、映像的にはどうよとも思っていた。




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ゆっくり長く泳ぎたい!
誰もが編
学研スポーツムック
 たぶん、「ゼロからの快適スイミング ゆっくり長く泳ぎたい!」の二著でイメージ的にわからんというのと、これってホントかよ、写真で説明しろよのニーズでできたのではないか。ムック形式ですっきりしている。内容は前二著とほぼ同じなので、これ一冊買ってもいいのかもしれないけど、いきなりこれから読むとどうなんでしょ。写真はわかりやすいといえばそうなんだが、泳いでいる自分というのは身体のセルフイメージなんで、客体映像の身体イメージとの差がよくわからない。やっぱ、昔みたいに指導してもらったほうがいいと思うのだけど、この泳法の指導ってどこにあるのだろうか。


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ゆっくり長く泳ぎたい!
超基本編
ゼロからの快適スイミング
 で、さらに、これが出ていたのだね、超基本編。確かに、超基本編と言えないこともないのだけど、どうなんだろ。前二著、あるいはムック本なしでこれだけで超基本が身に付くのかよくわからない。というかさっきも書いたけど、微妙に泳法が変わっているように思える。もうキックの話なんかほとんどないし。というところで思い出したが、(1)推進力、(2)抵抗最小限のバランスというとき、ゆっくり泳ぐとはいえある一定の推進速度が必要になるように思うのだが、そのあたりの説明はない。私の間違いかもしれない。でも、次に超・超基本編が出ても、私は驚かないぞ、で、また買うぞとか思う。なんか新興宗教みたいもんに嵌っている心境でしょうかね。
 
 話がちとずれるが、自分が今年五十歳。今後継続できそうなスポーツは水泳かな。ヨガなんかもできるにはできるが、水泳って、結局水遊びじゃん、楽しい。で、そういう年寄り向け、楽しいスポーツの、スポーツ科学っていうのがあってもよさげな気はする。そういえば、デューク更家って爺マーケット向けウォーキングの指導になってねー気がするんだけどね。というか、あのウォークしている年寄り、身体壊しませんかね。

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コメント

こんばんわ、
通りすがりですが、年齢(51)といい、趣味といい、似通っていらっしゃるのでチョッと一筆書きたくなりました。

早期退職を機に、私も昨年から憧れだった水泳レッスンを受け始めました。週一ですがやはりコーチに付くと早いですネ。今はバタフライに没頭の日々です。

ウォークですが、これも現在KIMIKOさんのPosture Walkに月一で大阪でレッスン受けて、早2年。奥が深いです。Dailyのことなので歩き方を身に付けると性格まで変わりますね。
シューズは最近 MBTを知り、こちらも嵌っています。
Posture WalkとMBTサンダルは今の私には最強の組み合わせになっています。

投稿: toshi | 2007.05.12 02:00

僕は27ですが、水泳歴は24年ということで、アドバイスさせてもらいますと、
さらに、「かき」という考えからイメージされる動作と、効率よく進むときの実際の動作との違いが分かるレベルがあります。
水の重さが、入水時よりへその下辺りのピークへと重くなるような水の「押し方」が分かると、もう一段レベルアップでしょう。
水とのインピーダンスマッチングなのですが、感覚としては、上で言ったような感覚になります。
固いものを押すには、拮抗筋も力が入って腕全体が固くなってぶれないようになる訳ですが、固い水の壁をへその辺りまでにいかにつくるかが、単に腕の力ではない、テクニックの部分になります。

投稿: katsumushi | 2007.05.13 18:23

TIスイムを是非体験して下さい。すぐに結果が出て泳ぐのが楽しくなりますから。

投稿: 阿部慎之介 | 2012.12.29 14:51

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