シュニッツェル(schnitzel)っていうか牛カツっていうか
たまにシュニッツェル(schnitzel)っていうか牛カツが食べたくなる。安くて固そうなステーキ肉を見ると、こりゃいいとか思う。子牛の肉ではない、私の場合、たいてい。
脂身のところを切り落とし、肉叩きでたんたんと叩いて平べったくする。小麦粉をつけ溶き卵を潜らせてパン粉をつける。普通のカツと同じ要領。これをフライパンのオリーブ油で揚げる。カツの色になったら取り出して、黒こしょうと塩をぱらぱらとかける。これでお終い。食べるときにレモンを搾ってかけてもいい。
簡単料理とも言えないこともないが、揚げ物っていうかフライは慣れないと難しいかも。もちろん、トンカツを揚げることができるなら簡単な料理の部類になる。

添え物は……そりゃ、ポテト? ライス? ノンノン、そりゃもうヌードルに決まっているでしょ。
Cream coloured ponies and crisp apple strudel,
Door bells and sleigh bells and schnitzel with noodles
Wild geese that fly with the moon on their wings,
These are a few of my favorite things.
というわけで、ヌードルは手打ち。パスタマシンがあれば簡単にできる。バターで味付け。

ところで私って関西人? いや、シュニッツェルっていうか牛カツを食べるようになったのは、もう二十年以上も前になるのかと歎息するけど、村上春樹のエッセイで知ってから。実際に関西風の牛カツというか肉厚の牛カツは、率直に言うとあんまり好きでもない。好きなのは、ウィンナー・シュニッツェル的なやつ。
たまに行くスイス料理屋のメニューにあるので、作るのがめんどくさいときは行って食べる。さっきの歌ではないが、オーストリアの料理なんだろうか。
逸話としては、ラデツキー元帥(Johann Joseph Wenzel Graf Radetzky von Radetz)がオーストリアにもたらしたものという話がある(参照)。
According to another theory, it was introduced by Field Marshal Radetzky in 1857. The term "Wiener schnitzel" itself dates to at least 1862.
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コメント
麺はまるで沖縄そば麺だ。沖縄麺は亜熱帯ゆえに油を塗し鮮度を保つ麺。先生は沖縄でもよくこの麺を灼熱の中吸ったことでしょう。牛かつもおいしそうだぁ?
投稿: アカギ | 2007.05.01 02:39
シュニッツェルとは”カットレット”のことで、”ヴィエンナ・シュニッツェル”で初めて、衣をつけて揚げるFinalVentさんの料理となります。ちなみにドイツ語ではころも付けてあるのを”パニエルト”と称していたような。スペル忘れました。失礼。
投稿: 老眼 | 2007.05.01 10:06
ヒント:チーズをはさむ。
投稿: cyberbob:-) | 2007.05.02 10:00
こんにちは。
シュニッツェル、とてもなつかしいです。
ウィーンには二度旅行してるのですが(一度は新婚旅行)
そのときにレストランで食べました。
読んでいて、またウィーンに行きたくなりました。
数年前にロイヤルホストが期間限定で提供していましたが
全く別物でした(^^;)
投稿: 江草乗 | 2007.05.05 15:11