昨今ブログ事情など
ブログを始めてこの夏で四年になるのか。さすがにそろそろ終わり感も漂うし、あるいはすでに終わっている終わっていると言われているように今は終わった後の光景なのかもしれない。この間ブログの世界もいろいろ変わった。内側にいて思うことを少し。
先日、ブログ界で知る人ぞ知る知らない人は知るわけねーじゃんのうんこさんことハナ毛さんことことことから、ブログ始めるとしたらどこがいいでしょ(参照)と聞かれた。うぉらぁエントリに関係ない糞コメントすんじゃねーとか言うのもなんだしスルーっていうのもと思って、エントリ書いたら、これがさ、長くなってしまって掲載をためらっているうちに紛失してしまった。どうでもいいけど。
で、どのブログホストサービスが良いか? 一言でいうと、あ、このブログっていいなというブログをサポートしているところがいいですよ。
「池田信夫 blog」(参照)が良いなと思えたらグー、「ブログ時評」(参照)がよいなと思えたらエキサイト・ブログ、「404 Blog Not Found」(参照)が良いと思えたらライブドア・ブログ、「分裂勘違い君劇場」(参照)が良いなと思えたらはてなダイアリー、「英玲奈日記」(参照)のファンだったらヤプログとか。ただ、「泥酔論説委員の日経の読み方
」が良いと思っても「さるさる日記」(参照)はお勧めできない。理由はなんか言われそうだけど、単純に読みづらいのと変なツールを仕込まれるからだ。
ブログというのはスタイル指定でいろいろ見栄えが変わるのだけど、そのあたりはレディメードのデザインが多いところを選ぶのでなければ、ある程度勉強して自分でデザインすることになる。この極東ブログは地味の極みだけど例えば上部にマージン空間があるとかちょこっとデザインしたりしている。ただ、デザインはけっこう難しい。
閲覧者から見えない部分の機能というのもいろいろあって、私がココログを選んでいるのは、ブログシステムはムーバブルタイプを特化させたタイプパッドが最高機能かなと思っている面があるから。ま、そうだと断言はできないけど。ついでなんでココログの使い心地だけど、一時期ホント止めようと思ったけど、最近は安定している。極東ブログのタイプだと月千円くらいかかるので、ロリポップにムーバブルタイプを入れて独自ドメイン入れるより高く付く。それだけのメリットがあるかというと、微妙かな。
アフィリエイトについても微妙だけど、無料サービスの場合は、サービス側で勝手に広告を付けるのでそのあたりをどう考えるか。エキサイトのようにまるでダメというのもあるけど、現状だとだいたい月額三百円くらいで押し付け広告が除去できる。ということは月額三百円くらいアフィリエイトで稼げるならということになる。週刊誌一冊分くらい。ただ、実感としては、バランス感がでるのは五百円から千円くらいでしょうか。それってやってみるとけっこう難しいだろうと思うというか、チャレンジしがいがある。言うまでもなく最初からアフィリエイト志向のブログは誰も見ないでしょ。アフィリエイトはオタ系でなければある程度そのブロガーへの好意のようなものから成り立っているようだ。というところで、付け足しみたいですがこの機に、みなさまに感謝。
この関連の基礎知識というか経験知識は、ブロガー献本による壮大なクチコミ実験となっている「クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング」(参照)がためになる、つまり、マーケティングの本というより、普通のブログ入門・心得として良書。
個人でブログを長く運営している人たちには、ある共通する感覚があります。それは、長く続けることで「ブログが育つ」という感覚です。そして、ブログが育ったと感じることがメディア化への第一歩と言えるでしょう。
メディア化はさてこき、ブログを始めるときも、ある程度育った状態を想定するといいと思う。
で、その第一歩だが。
- 半年以上にわたって毎日更新する
- 蓄積したエントリー数が300を越える
- 一日のPVが500以上になる
この数値は、筆者がブロガーとして活動しているうえで得た肌感覚から割り出したものですが、ほかのブロガーに聞いてみても大体納得してくれます。
私も納得する。というか、よい指標だと思う。
補足すると、毎日更新というのは、よほどのことがないと無理なので、少なくとも週4日くらいだろうか。大体150日で300エントリというと、一日2エントリ。毎日は無理だから書くときは3エントリくらいまとめ書き。ただ、3つあればいいわけではなく、一つのエントリで200PVを取るくらいの引きが欲しい。(PVというのはとりあえず閲覧回数。)
これはけっこう大変ですよ、やってみるとわかるけど。
ただ、大変だからやめときなさいというのではなく、そのくらいの水準を意識してやってみるといいと思う。
クチコミの技術 広告に頼らない 共感型マーケティング コグレ マサト いしたに まさき |
ブログを使っていないまとめサイトのPVが高いというのは、現状ではブログはまだまだメディアになっていないに等しく、大体1万PV代のブログというもRSSよりブックマークで読まれているようだ。
とま、散漫な話がなんか長くなりそうのでこのあたりで。
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コメント
どうも良く分からないのですがアフィリエイトは無くても良いシステムなのでは無いでしょうか。
人は禁欲的に生きるべきだという態度のことでは無いです。その仕組みに根本的な失敗があるように思います。
マルチ商法(自立的販売網)が否定されるのは参加者が取りがちな詐欺的な態度(ブログでいうアフィ乞食)だけでなく、理想的に想定された効用よりも現実下ではずっと非効率で単なるオーバーヘッドにしかなってないところにあると思うのです。そして社会で生きる人間はそういうダメの匂いをかいで煙たがるのではないかと。
その変な感じがアフィリエイトというシステムに感じるのです。情報の発信者にも受信者にもゴールをブレさせるだけのノイズ発生源なのではないでしょうか。アフィリエイト主催者の商業的な成功はシステムの合目的性とは無関係です。
#私自身はその手のものは表示されないようにしてるので個別に止めてくれとかそういう話ではないです。
投稿: papepo | 2007.03.26 15:06
良い内容で勉強になりました。
クチコミの例の本は気にはなっていたんですが、これを潮に読んでみる気になりました。
アフェリエイトは自腹派なら付ける必要ないんじゃないの?知らんけど。
投稿: トリル | 2007.03.26 18:48
>ブログ界で知る人ぞ知る知らない人は知るわけねーじゃんのうんこさんことハナ毛さん
↑誰それ? 知らん。どうでもいい。死ね。
>ことことこと
↑誰が煮込め言うたんや。
>うぉらぁエントリに関係ない糞コメントすんじゃねーとか言うのもなんだし
↑早ょ言えて何遍も言うたやないの。
>スルーっていうのもと思って、エントリ書いたら、これがさ、長くなってしまって
↑なんでそこで優柔不断かな?
>掲載をためらっているうちに紛失してしまった。どうでもいいけど。
↑どうでもいいならネタにすな。どんだけヒマですか。
んじゃまあ、弁当おじちゃんと同じとこにしときますわ。そういうことで。
投稿: ハナ毛 | 2007.03.26 21:25
「池田信夫 blog」←山形センセと揉めてる(?)とき1回見た。知らん。
「ブログ時評」←0回見た。知らん。
「404 Blog Not Found」←15,6回見て3,4個コメント憑けた。知らん。
「分裂勘違い君劇場」←0回見た。知らん。
「英玲奈日記」←0回見た。知らん。名前すら初めて知った。
「泥酔論説委員の日経の読み方」←昔2,3ヶ月ほど定点観測してた。コメント2,30回憑けた。知らん。
全体的に知らん。
投稿: ハナ毛 | 2007.03.26 21:31
>毎日更新というのは、よほどのことがないと無理なので
↑内容問わなきゃ1日10回更新くらい出来るでしょ。私is内容の無い人ですから。惰性で垂れ流すだけならなんぼでも。
>一つのエントリで200PVを取るくらいの引きが欲しい。(PVというのはとりあえず閲覧回数。)
↑要らん。むしろ人来ないの希望だから、そういう視点でご指導いただいても困っちゃうかも。
>これはけっこう大変ですよ、やってみるとわかるけど。
↑そういうのは弁当おじちゃんにお任せで。2000本安打まで頑張ってくださいね。僕はボールボーイの中学生若しくはベースボール犬ミッキーくんくらいのポジションで。
>ただ、大変だからやめときなさいというのではなく、そのくらいの水準を意識してやってみるといいと思う。
↑そういうのは昔お仕事で書いてたときに散々意識しまくってたから、もういいです。10万級の雑誌ではそうそう書いたこと無いけど、1,5~3~5万規模で支持率15以上20目標…みたいな。そういうレベルで動いてたことなら、多少は経験あり。
んで、経験上。2,3ヶ月で飽きる。だるい。知力が無いのでネタ尽きる。どっかから話引っ張ってきて書き足しとかしたら、ある意味職業になっちゃう。そこまでする気ないです。
物置とか倉庫とか裏庭とか、そういう感覚ですんで。「落ちなきゃいい」「無駄サービス不要」「利用料金は年額3万一括払い上等」「勝手に消えたら地の果てまで追いかけて満面の笑みで殺しきる」であれば。どこでも誰でも何でもいいです。
もうね。根本的に「上を目指す気絶無」なんですよ。おじちゃんのナイス助言の3分の2くらい、どうでもいいです。でもご助言そのものは非常に参考になりましたので、ありがとうございました。
というわけで、弁当おじちゃんと同じとこにしときますわ。そういうことで。緑なんか知らん。2ちゃんブログは全力で滅びよ。そんな感じです。
投稿: ハナ毛 | 2007.03.26 21:52
エキサイトブログは2007年1月15日から、アフィリエイトサービス「Ryooma」と提携、連動を開始したそうです。現状、アフィリエイトは可能だと思われます。
投稿: saihou | 2007.03.27 07:17
(連続ですみません。)
http://blog.excite.co.jp/staff/4988177/
のコメント欄で利用者の声を拾ってみたところ、エキサイトブログ(+Ryooma)のアフィリエイトは非常に限られた商品(服だけ?)が対象で、書籍、CD、DVDなどは紹介できないことがわかりました。
投稿: saihou | 2007.03.27 07:25
今回のエントリーは大変参考になりました。
・半年以上にわたって毎日更新する
・蓄積したエントリー数が300を越える
・一日のPVが500以上になる
このレベルになるまで、もう少し精進してみようと思います。
「クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング」も目を通してみます。
投稿: キングフラダンス | 2007.03.27 08:13
・半年以上にわたって毎日更新する
・蓄積したエントリー数が300を越える
・一日のPVが500以上になる
これこそが、アルファ乞食のスタートじゃないかなぁ…。
☆
自分の話で傍ら痛いが、
私の「幻想の市民参加型ジャーナリズム」というサイトは、半年以上更新をせず、エントリーは、100ちょっとだが、いまだに、時によっては一日のPVが100を越えるときがあり、最近総アクセス数が1万を越えた。
そして、私の旧ブログも半年以上更新していないが、1日のアクセス数が100を越えている。
アクセス解析をしているわけではないから、理由はよくわからないけど、数を追ってもしょうがないというのが、私の考え。
差分のある個を提示できなければ意味はない。
☆
ということで、お邪魔しました。
つねにベータ版でありたいと思っている、非アルファブロガーのスポンタでした。ORZ
投稿: スポンタ | 2007.03.27 09:11
「ブログは終わった」のでしょうか?「終わった」という根拠はどこにあるんでしょうか?また、ブログが終わって、次は何が「始まる」んでしょうか?そもそもブログは「始まった」んでしょうか?
私の場合、ブログを見て回る最大の理由は「暇つぶし」です。本質的な意味での情報収集には既存のマスメディアの報道や書籍、それでも足りなければ自分自身で足と金を使って聞き取り調査します。それは多くの人がやっている通りです。ややもすると「マスメディアに勝つこと」が正しく、それを目標に掲げている人がいますが、所詮、物量と経験、さらに商売でやっている組織に情報力で勝てるわけがありません。
ブログは暇人が暇人に情報発信する遊びの場ではないでしょうか。経営者や弁護士、会計士、デイトレーダー、芸能人など、自分自身のポジションを明確にしている方も数多くいて勉強になりますが、専門職と言われる方々も、大部分はマスメディアの報道からの引用と、それについて語ったり分析したりする記事が大部分です。情報の信憑性に責任を持たなくてもいい以上、勘違いも多く見られます。しかしブログは、社会事件や事象について、アレコレと議論するには格好の媒体だと思います。そこから何か新しい発見があるとは思いませんが、ちょっとした暇潰しに議論ごっこをするのは楽しいものです。
ブログのアフィリエイトで年収一千万円をコンスタントに得られるようになれば、「プロのブロガー」が誕生して、情報や分析でもマスメディアに勝てる時代になるかもしれません。しかし、ジャーナリストのブログの多くが「メディア論」「ジャーナリズム論」「愚痴」「身辺雑記」に終始しており、ブログの執筆に時間と労力と金を費やせなないのは、それが金儲けにならないからでしょう。
今後、ブログが何らかの形で発展するかどうかは、「アルファブロガーはブログで生活する」という環境が出来上がるかにかかっているように思います。従って、ブログは今のまま陳腐化するような気がします。次は、「オンラインゲーム」形式の「何か」が主流になると予測しています。
投稿: おれ | 2007.03.27 17:09
> ブログは暇人が暇人に情報発信する遊びの場ではないでしょうか。
っていう言葉の雰囲気が、あんまり遊びっぽくなさげ
投稿: きみ | 2007.03.27 17:47
※仕事でやって儲けに走る
※有識者著名人が売名宣伝でやる
※暇人が暇人相手に遊ぶ(議論等)
あたりが混在して、これといって突き抜けるものがないだけでしょ。ブログで生活(笑)って。片腹痛すぎて2秒で即死ですよ。やるとしても結局は組織化しないと無理でしょ。家内制手工業レベルでいいから複数人集まって作業としてやんないと。現状のままだと。
言論そのものにフィー払えるほど「読み手が」成熟してないだけ。1pv1円でいいから払ってやれよ、とも言うけどね。誰も払わんでしょ。そんなの。
書き手レベルで言えば、finalvent爺でも十分逝けてる。「池田信夫 blog」「ブログ時評」「404 Blog Not Found」「分裂勘違い君劇場」「英玲奈日記」「泥酔論説委員の日経の読み方」←このへんクラスの人が、ブログ単体で年収100万円貰うくらいじゃないと。1000万とか寝言言わんでいいけど、せめてパートのおばちゃんくらいの収入ないとね。そら、やる気も起きんでしょ。
最初っから最後までずーっと不毛だから、結局「売名後書籍で儲ける」くらいしか行き場がないってだけ。だからこそ、finalvent爺には前人未到?の2000本安打を達成していただきたいわけで。
どうでもいいけど最近愚父の容態がアレなんで。ブログやってる暇微妙に無いかも。コメント子が楽でいいですねって、今さら納得。状況が好転したら、また考えておきますわ。春先開始の線は、ちょい保留。皆さん頑張って。南無~。
投稿: ハナ毛 | 2007.03.27 19:56
世の中ままなりませんな。
投稿: ハナ毛 | 2007.03.27 20:35
>言論そのものにフィー払えるほど「読み手が」成熟してないだけ
残念ながら、そもそも金払うだけの価値があるブログが存在してないんでしょ。当然、銭儲けにも小遣い銭稼ぎにもならないから、ネット上に大量の落書きが溢れ返ってるだけ。繰り返しですが、ブログはどんどん陳腐化していくでしょう。
投稿: おれ | 2007.03.28 09:33
いったりきたりしておりまするが、自分のメモ帳という感じですかね。
拙のブログは・・・。
投稿: りん! | 2007.03.28 17:46
このままならぬ浮世だからこそ、すむもよし、たづねるもよし、かえるもよし、環境や気象の動きにあわせて、具の按配を。
投稿: 都市に棲む山姥 | 2007.03.28 19:53
ハナ毛よ、どんだけウザいんだ
お前のブログなんて読む奴いるわけねーだろ
pvはいいとこ、1日5~10
そのうち、8割お前。残りがスポンタとトリルだろう
投稿: スネ毛 | 2007.03.28 23:14
どーも、くさいと思ってたら、やはしうんこがハナ毛だったのか。
でも、ホストの良し悪しで選んだらだめだよ。要するに、出会い。
嫁さん選びと同じだい。と、思わずひとこと。
投稿: たま | 2007.03.29 03:11
マイナーな忍者ブログは、なかなか検索には引っ掛からないため、アクセスはぜんぜん伸びません (苦笑
広く読まれたいなら、検索エンジンを自前で持っているblogサービスから始めるのが無難かと思う、今日この頃。
投稿: 倫敦橋 | 2007.03.29 03:43