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2006.08.08

冷麺とか

 この夏は冷麺をよく食っている。以前から冷麺は好きなのだが、今年はなんかちょっとしたマイブームである。と言いつつ、何がうまい冷麺なのかわからない。適当にスーパーとかデパチカで買ってきて湯がいて食うだけのこと。
 以前は冷麺は韓国食材の店で買っていた。歌舞伎町によく行った店があるが、以前暮らしていた町にもなぜかあった。店には昔は美人だったんじゃないかなという感じの気の強そうなおばさんがいて、私が興味深そうに商品を見ていると当初はうさんくさそうな視線を投げていた。愛想はすごく悪い。商品は高い。この近在でこの値段では売れないでしょという感じ。他に客が入ってくるのも見かけたことがない。今思い出しても謎だ。
 その店のキムチとかうまかった。あれを食うと他のキムチは論外でしょという感じだったのでよくその店に通った。そうしているうちに、おばさんも気を許してくる感じがしたし、いろいろ食材のことも聞くようになった。おばさんの日本語はちょっと変な感じがしたのでいわゆる在日ではないのかもしれない。話を聞くと食材は彼女のお手製らしい。驚いた。キムチはもちろん、ナムルなんかもうまかった。チンジャというのをその店で覚えた。コチュジャンも瓶詰めではなかった。今思うとケジャンはなかった。ポンテギもなかった。トラジは……そういえば、以前トラジのこと書いたな、「極東ブログ: トラジ、トラジ」(参照)。
 店は私が沖縄で暮らしているうちになくなっていた。そういえば別の町だがうまい朝鮮料理の店があった。近所では焼き肉屋と見られているのだが、メニューを見ているとそうではない。チゲはもう絶品だった。ケジャンもうまかった。店は朝鮮人がやっているのかわからない。娘さんらしい人が給仕をしてくれるのだが日本語がたどたどしい。大柄な美人だった。この店も今はない。というか今でもそこに焼き肉屋があるのだけど、別の店になっていた。
 昔通った店で今でもあるのは荻窪の南漢亭くらいかなとネットを見たら銀座店がある。同じ店の系列なんだろうか。南漢亭は一度だけなんかの手違いで厨房を覗いたことがある。白髪交じりの長髪の女性が調理しているのだが、なんというのか気品のオーラが漂っていた。給仕の立派そうな男性は息子さんだろうか。「なぜ貧者餅なの?」と一度聞いたら、困惑げに「昔は貧しい人が食べていたからでしょう」とのお答えだった。そういえばジョンとかメニューにあったか。最近行ってないな。
 朝鮮料理は朝鮮人が作るのがうまいもんだと思っていたが、そうでもないのかもしれない。以前職場の同僚に在日朝鮮人(韓国籍だっただろうか)がいて、なにかの飲み会のあとで、そうだ妹の店に行こうというのだ。え? こいつ妹いたの? しかも水商売? え?え?という興味につらてついていくと、こいつの妹のわけがねーという美人がいて、話も丁寧。したたかに飲んで、じゃラーメンだな、というころ、「チゲ」でも作りましょうかと彼女が言う。わー幸せとか思った。が、出てきたチゲは不味かった。
 このエントリのテーマは何だったったけ。冷麺か。どうでもいいか。
 さっき食ったのはモランボンの冷麺だが、スープに酸味がない。なぜなんだろう。冷麺のスープというのは水キムチから作るのではないかと思うのだが、わからない。そういえば、水キムチというのはスーパーとかではあまり見かけないように思う。白菜漬けとなにが違うと言われてもよくわからんというか同じものかもしれないし、こんなの簡単にできそうに思うのだが、水キムチのうまいのは至福に旨い。水茄子と水キムチが旨かったら夏もいい。
 アフィっぽい締めだが、ネットの通販では韓国食材は癒しのキムチ(参照)がうまいと思う。ページに掲載されてない商品でもアレはないのとか、あれはいつ(季節)からとか聞くと、丁寧に応答してくれた。

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「生活」カテゴリの記事

コメント

キムチを初め朝鮮料理は嫌いでしたが、朝鮮人家庭に遊びに行った際に食わせてもらった朝鮮料理がうめーのなんので、あれ以来ファンです。ケジャンたべたいー

投稿: | 2006.08.08 18:13

夏バテなのか、食欲がなく、グッタリしてましたが、これを読んだらお腹が空いてきました。ありがとうございます。

投稿: グリューワイン好き | 2006.08.09 11:46

>スープに酸味がない。なぜなんだろう。冷麺のスープというのは水キムチから作るのではないかと思うのだが、わからない。そういえば、水キムチというのはスーパーとかではあまり見かけないように思う。白菜漬けとなにが違うと言われてもよくわからんというか同じものかもしれないし、こんなの簡単にできそうに思うのだが、水キムチのうまいのは至福に旨い。水茄子と水キムチが旨かったら夏もいい。

って、もしかして冷やし中華と冷麺を混同してません?
冷麺のスープって牛肉のだし汁のものしか私は食べたことがありません。
あと、水キムチですか。。。
あれでなかなか喧しいもので、本当にうまい、って店は大阪でも何店あるかなあ?
ちなみに余談ですが、岩波文庫で青木正児の「酒の肴・抱樽酒話」が再版になっていますが、その中で多分これが水キムチのルーツだろうと思われる話が最初に載っています。ご一読を。

投稿: | 2006.08.10 22:30

コメントありがとうございます。青木正児「酒の肴・抱樽酒話」はこの機に読んでみます。

水キムチと冷麺ですが。そういう食べ方は変則なのでしょうか。


参考
白キムチ(水キムチ) 450g:癒しのキムチ
http://item.rakuten.co.jp/panga/10000027/
「白キムチの汁があったら、より本格的な 高麗冷麺が味わえます。」

投稿: finalvent | 2006.08.11 08:20

私は盛岡出身で、冷麺という言葉に反応いたしました(笑)。
ぴょんぴょん舎というお店の冷麺はおいしいので是非おためしください。
東京でも最近買えるようになって、とても嬉しい思いをしている盛岡出身者は多いです(笑)。
http://www.pyonpyonsya.co.jp/

投稿: media_mac | 2006.08.11 13:34

盛岡以外で美味しい冷麺を食べたことがありません。
あれは、別のものなんだろうか?
「盛岡冷麺」というくらいだし。

投稿: cru | 2006.08.11 21:47

冷麺大好きです。夏でも冬でも食べています。韓国冷麺の
おいしいのが食べてみたい・・・。夢です。

投稿: xorzx | 2006.08.20 15:46

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