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2006.07.14

軍服もどき

 エントリのテーマが絞り込めないので雑感に近いだがこのところの世界情勢を薄目で見ながら軍服もどきのことを時折考えていた。まずは目下日本で話題の北の金さんだがあのファッションはファッションなのか軍服もどきなのか。私は詳しく知らない。父っつあんの金日成を思い出すと金持ち金さんよろしく恰幅よく背広が似合っていた。彼の場合は多分に伝説であれ実戦に関わっていたので軍服はマジでもあっただろうが、息子の金さんにはまるで軍歴はない。父っつあんとその軍の老人たちは、彼の目からすればうるさい存在だろうし、そこににょきにょきと生えてくる軍エリートというのはどういうふうに見えただろうか。金さんの軍服もどきファッションはそういう背景があるのだろうか。江沢民も胡錦涛も軍の文脈になると中山服なのか軍服もどきを着ざるをえない。みなさん軍人でもないし。
 テポど~ん(参照)以降、金さんの消息が不明というふうなニュースもある。チキンな金さんが隠れるときはマジーチキンブイヨン状態なので、この状態が長引くと国内的にもろくでもない状態なのだろう。というか、北朝鮮の国家意志について再考する必要はあるだろう。
 話が飛んで。イスラエル状況が悪化していると伝えられている。実際悪化しているのだろう。ガザの問題に局所化されず、イスラエル軍兵士拉致事件というのもあるのだがよりによってレバノン侵攻を始めた。「二正面作戦」?んなあほな。金曜日は基本的にニュースを見ないことにしているのだが少しは沈静化の方向があるかと思ったら逆で産経”イスラエル首相、レバノンへの攻撃強化命令”(参照)によれば、オルメルト首相はびんびんである。彼は軍服もどきを着ているわけではないが、北の金さんとか江・フランケンシュタイン・沢民さんなんかと同類のように思える。
 イスラエルの状況に自分が詳しいわけでもないが民意の大局の流れを見て思うのはイスラエル国民が世論として目下のオルメルトの判断を支持することはないと思う。というか、オルメルトは軍部との関係でそうせざるを得ないのではないか。ただ、この産経の指摘は気にはなる。


 13日付イスラエル紙の中には、ヒズボラがシリアと関係が深いことから、シリアが何らかの形でイスラエルとの対立を表面化させ、アラブ側がイスラエル包囲網を形成するとの警戒感を示す論評も出ている。
 イスラエルとしては、兵士と囚人の「捕虜交換」に応じた場合、第2、第3の拉致事件が発生しかねず、安易な妥協はできない。

 ちょっと陰謀論に足を突っ込むのはなんだが、パレスチナ側のハマスはぶいぶい言っているわりには国際的な対応に統制が取れているわけではないし、パレスチナ人は案外損得に賢いので地味な和平努力の継続でぼちぼちでんなの成果が期待できないわけでもないだろう、と私は思う。そうだとすると、そういうのは嫌という非統制勢力が爆走するのは世の常だし、そうした勢力を「これは使える」にするのもありがち。
 シリアがらみのスジがあるのなら、そのあたりはそれなりのスジで叩くとして、現状は悲惨だが、オルメルトもハマスも周期的な動きをするのではないか。悲観的な楽観論だが。

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「時事」カテゴリの記事

コメント

そういう話でもないのかもしれませんが、北朝鮮の場合は、もともと党の役職ではなく政府の役職としては、中央軍事委員だったかだけなので、かれは軍服なのでは。

投稿: dianoia | 2006.07.14 12:41

アメリカの映画で「トップガン」というのがありましたが、あれ以降、米軍のフライトジャケット(ナイロンの緑色のジャンパー)が流行った時期がありました。
北の金さんが着ている服は、アレの共産圏版をベースにデザインされたもののようです。

投稿: sucomb | 2006.07.14 19:31

毎日新聞によると、fainalventさんの予想に反し、イスラエル国民はレバノンへの攻撃強化を指示しているようです。その分析では、ヒズボラ自体急進的すぎてレバノン国内でも微妙な立場にあるので、イスラエルとしてはレバノン国内でのヒズボラを完全に孤立させることで動きを封じようとしているということのようです。ベイルートからシリアに続く幹線道を爆撃・封鎖しているのはヒズボラとシリアの連携にビビっていることの反映でしょうか。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060715k0000m030052000c.html

投稿: drp | 2006.07.14 20:08

ちょっとズレますが、北朝鮮の話として今思うことを書くと、やはり国連決議は中ロ案に落ち着きそうな気配を感じます。相変わらずアメリカは、イスラエルが絡むと簡単に拒否権を行使してしまうし、以前の書き込みであったようにイランの方は本気になっても北朝鮮の方は実はあんまり関心がないように感じます。とりあえず、日本を通じて強硬な態度に賛同するようなそぶりを見せておいて、もういい加減中国の方でなんとかしてよって感じで。

何よりも北朝鮮の半ば狂ったような強硬姿勢がどうも作為的に見えるんですが、サミット前に決議をしようという日米側のタイミングを見計らって、「6カ国協議」復帰を発表するようにもみえます。それで、中ロ案採用。制裁なし。中国の顔も立つ。韓国には支援要求。アメリカ面倒だから、秘密口座も段階的に解除。みたいな流れになるような気がします。そもそも制裁がなければ、失うものの(少)ない北朝鮮にとってそんなに意味があるとは思えないし。

国家予算に対する現実的な感覚がないので、マカオの秘密口座凍結で裏口座の24億円が使えなくなったくらいで本当に苦しいんでしょうか?(日本で言えば、道路何百メートル分くらいのはなしでしょ?)ミサイル7発分でもっと金使っているような気もするんですが・・・。
マネーロンダリングができないってことが大変なんでしょうか・・・。

ともあれ、もし日米案が通るようであれば北朝鮮も戦略的な強硬姿勢でもなかったということで、本当に末期症状なんだろうということになるんではないかなと思います。

すみません、ズレた文章で。なんとなく書いておきたかったので・・・。

投稿: うずまき | 2006.07.15 05:10

 北朝鮮の皆様方には、このままずぅ~っと未来永劫現状維持して頂いて、適切なタイミングで冷害後餓死者増大とか適当に食糧支援要請後ガン無視されて軍部暴走とか暴走直前で周辺国騒いで八方塞で振り出しに戻るってな状態をキープしてほしいものですね。
 現状維持期限は、満州乗っ取り気味の朝鮮族うぜえって中国様が吠えるまで。
 どうせ中国ロシアが健在なうちは日米の主張なんざ通る訳ないし、半島の主導権を握りたくてしょうがないわけだから。。。だったら握れば? といったところ。

 握らせるわけ無いだろけど。アメリカ様が。

 どっちかっつうと、北の暴走はそんなに問題じゃない。
 中国の熱暴走のほうが、余程問題。

投稿: 私 | 2006.07.15 08:43

>私
切込Blogのまったくのパクリだな。
リンクだけ貼ってくれているほうがよほど親切。

投稿: Ken | 2006.07.15 14:37

逆です。国民の怒りに引っ張られてIDFも出動せざるを得ないというのが実情です(でないと脆弱な連立政権が崩壊します)。って上のコメントにも毎日の記事がありますね。パレスチナ自治区と同じで現地の警察力には全く期待できないですから、手前で殴りに行かなきゃならんわけで。ちなみにオルメルトにはイスラエルの政治家としては珍しく目立った軍歴はありません。どちらかというとリアリストです。

ハマスの現指導部は穏健派ですからイスラエルと手打ちするのもやぶさかじゃない筈ですが、そうすると面白くないのがダマスカスにいる海外指導部。最初の誘拐事件もここが裏で糸を引いているようです。

投稿: Shaul | 2006.07.16 01:54

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