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2006.04.26

チェルノブイリ事故報道がわからない

 チェルノブイリ事故報道がわからない。なにがどうわからないのか少し書いてみたい。とりあえず二点に絞る。なお、イデオロギー的な意図はまるでないので誤解なきよう。
 まず、被害規模。で、以前のエントリは「極東ブログ: チェルノブイリ事故の被曝死者報道について」(参照)。この後日譚のようなニュースが例えば朝日新聞”将来の推定死者数、9千人に修正 チェルノブイリ事故”(参照)。


 被曝(ひばく)によるがん死について、IAEAとWHOは10年前の会議で約9000人との予測を発表した。昨秋の発表では、そのうち、低汚染地域に住む600万人余での被害想定について「科学的に証明できていない」として死者推計数を約5000人減らしたが、「低く見積もりすぎ」と批判が相次いだ。再度議論の末、低汚染地域を被害想定対象に戻し、死者推計数も約9000人に戻すことになったという。

 このニュースがいろいろわかりにくいのだが、「科学的に証明できていない」状況が変更されたふうではないと思う。また、WHO報告の科学的な根拠が変わったということもないと思うのだがどうなのだろうか。
 この後日譚的報道を受けて、二十二日読売新聞社説”チェルノブイリ 事故の教訓を希望につなげたい”(参照)はこういう作文を書いている。

 事故直後、犠牲者は数十万人との推計もあった。しかし、世界保健機関(WHO)や国際原子力機関(IAEA)などは昨年、事故が原因で死亡したのは約60人で、がんによる死者は今後、4000人とする報告書を公表した。
 これに対し、もっと被害は大きいとの批判が相次ぎ、今月、推計の対象地域を拡大して、今後の死者を9000人に修正した。いずれにせよ、人的被害は当初予測を大きく下回りそうだ。

 結局、「人的被害は当初予測を大きく下回りそうだ」が科学的に言えることで、そうではない文脈との整合がうまくついてないまま、ニュースは多層的に流れているのだろうか。
 朝日の先の記事では次の言及もあるが、やはり理解しづらい。

 被曝死者数は、広島・長崎の被爆者データを基に推計するのが一般的だ。しかし、チェルノブイリ事故による被害は、じわじわと被曝が進むだけでなく、食べ物などを通して体内に蓄積された放射性物質による内部被曝の影響もあり、本来同じには扱えない。こうした低線量放射線による被害推計には、まだ明確な科学的裏付けがない

 五千人増えた部分はその食物などを含めた低線量放射線なのだろうか。
 いずれにせよ、科学的な推定部分の報道がはっきりしないのと、ニュースはニュースで別の文脈を走っているような印象を受ける。もっとも、このニュースに限らないのだろうが。
 もう一点。二十五日付け毎日新聞社説”チェルノブイリ 事故の影響に終わりはない”(参照)が全体どうにも素っ頓狂な作文に思えるのだが、特にここで、うっぷすとつぶやいてしまった。

 事故は特殊な実験に伴う原子炉の暴走によって起きた。原子炉の爆発で広島型原爆の数百発分にあたる放射性物質が放出され、一部は日本でも検出された。原発職員や消防士、救助作業にあたった約20万人に加え、周辺住民数百万人が被ばくしたといわれる。

 うっぷすは「事故は特殊な実験に伴う原子炉の暴走によって起きた」なのだが、これってFA(ファイナル・アンサー)? どうも私の記憶のなかで暴発が起き始めた。というか、この作文に限らず、二十年記念の話では事故原因についての記述が抜けているというかぼけているように思えることが多いのはなぜだろうか。
 少しサーチしていくと、JANJANの記事”矮小評価と「幕引き」への抵抗:チェルノブイリ事故20年」”(参照)に出くわす。JANJANだしねということで読むのだが、ここに三点の原因説が指摘されている。

 チェルノブイリ原発事故は、冷戦末期の1986年、独立前のウクライナでおきた。その原因はこれまで、1・運転員による規則違反(1986年ソ連政府報告)、2・原子炉の構造的欠陥(1991年シテインベルク報告)、3・地震誘引説などが想定されており、依然として明確にはなっていない。どうして鎮火できたのかもいまだ不明である。ウクライナのNGOは、これまでの健康被害者が3~4万人に上ると推定している。

 ということで原因説が三点上がっているが毎日新聞説「特殊な実験に伴う原子炉の暴走」ではない。
 ウィッキはどうか? 「チェルノブイリ原子力発電所」(参照)が詳しい。まず、状況はこうらしい。

事故を起こした原子炉は、黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉、RBMK-1000型(ソビエト型)という型式の原子炉である。 発端は、原子炉が停止して電源が停止した際、非常電源に切りかえるまでの短い時間、原子炉内の蒸気タービンの余力で最小限の発電を行い、システムが動作不能にならないようにするための動作試験を行っていたが、炉の特性による予期せぬ事態と、作業員の不適切な対応が災いし、不安定状態から暴走に至り、最終的に爆発した。

 よく読むとわかるが原因とは言い難い。それはウィッキの記者も理解しているらしく、この先に関連がある。

この爆発事故は、運転員の教育が不十分だったこと、特殊な運転を行ったために事態を予測できなかったこと、低出力では不安定な炉で低出力運転を続けたこと、実験が予定通りに行われなかったにも関わらず強行したこと、実験の為に安全装置をバイパスしたことなど、多くの複合的な要素が原因として挙げられる。後の事故検証では、これらのどの要素が欠けても、爆発事故、或いは事故の波及を防げた可能性が極めて高いとされている。

 総じて複合原因とはいえそうではある。ということは、この事故は例外的な事故だったということなのだろうか。だとすると、一般的な教訓より特例としての教訓という枠組みで考慮しなければならないようにも思う。
 もう少し引用を続ける。その理由があるからだ。

当初ソビエト政府は、事故は運転員の操作ミスによるものとしたが、のちの調査結果などはこれを覆すものが多い。重要な安全装置の操作が、運転員の判断だけで行われたとは考えにくく、実験の指揮者の判断が大きかっただろうと考えられる。

 これが妥当だとすれば、JANJAN記事の第一説は崩れる。すると第二説、構造欠陥か? よくわからないが、それなら未来に向けた問題としてみれば比重は小さくなる。そういうことなのか。ただ、昨今の記事や解説ではそれを見かけない。
 残るは、毎日新聞が示唆するような、けったいな実験をやっていたか、地震……地震?
 ウィッキにも記載がある。

事故から20年後の一部報道によると、暴走中に「直下型地震」が発生して爆発したとされている。

 その地震報道とやらはなんだ? なのだが、私はこの報道の記憶がある。ただ、二十年前ではない。ネットを探すと、コピペだがロイターの記事が見つかる。”Chernobyl Earthquake”(参照)である。

Reuters 23-JUN-98
By Peter Starck

COPENHAGEN, June 23 (Reuters) - A television documentary highlighting a possible link between a small earthquake and the Chernobyl nuclear disaster 12 years ago won first prize in a competition arranged by the European Environment Agency.

Director Bente Milton received a prize of 25,000 Danish crowns ($3,660) on Monday for ``The Secret Factor'' -- a 58-minute film establishing that a tremor with its epicentre less than 12 km (seven miles) from Chernobyl took place just before the world's worst civilian nuclear accident.

``The earthquake has never been mentioned in any of the official explanations,'' Milton told Reuters by telephone.


 やや陰謀論的に"The Secret Factor"と語られていたものだった。この件については、セプテンバーイレブンの愉快な陰謀論のように解決しているのだろうか。
 そうフカシとも思えないのは最近こういう話も見かけた。”Chernobyl: a warning to the world”(参照)より。

Engineers believe that an earthquake registering six or more on the Richter scale could cause the stone coffin to collapse. If this were to happen, large clouds of radioactive dust would again be released. The Chernobyl region has been hit by an earthquake of such magnitude once every century on average.

 案外あそこは地震地域なのではないか。そうではないならそうではないという話も読んでみたい。
 いずれにせよ、偶発性や未知の要素がまだありそうなのだが、それはそれとして、毎日新聞社説のような剛速球が飛ぶのはなぜなんだろうかという違和感はある。

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「時事」カテゴリの記事

コメント

事故原因について、解りやすくまとまった本を昔新書で読んだ記憶があります。確か、以下の本だと思います。
「原発事故を問う」七沢 潔 (岩波新書)
うろ覚えですが、複合原因説ながら、特に構造的欠陥に重点を置いていたように記憶しています。

投稿: takku | 2006.04.26 12:41

被害者数について、4月16日のNHKスペシャルでは専門家が改訂前のIAEA報告書を上回る被害報告書をIAEAに送ったところ、改訂前当初はボツになったと報じていました。そこでは、従来注目されていた子どもの甲状腺異常の他に大人の甲状腺異常が近年急増していることが報告されていたと思います。まさに低放射線被曝です。

NHKの報じ方ではIAEAが原子力推進側であるため、ボツになったことには何らかの意図が働いていることを示唆している感じでした。

中立的な見方をすれば、どちらも「科学」的であり、調査の仕方、基準の立て方次第でいくらでも数値が変わるということではないでしょうか。

投稿: drp | 2006.04.26 16:20

ずいぶん久しぶりに書き込みをさせて頂きます。私共は昨年ネイチャーに「小児白血病2ヒットメカニズムと環境ガンマ線」に関する論文を投稿しました。2ヒットメカニズムに関しては、かのクヌッドソン博士も賛同するとの手紙を下さっていました。結果は最終選考でボツになりましたが、ネイチャー誌担当ディレクターの某博士が”私は悲しい・・・”という書き出しでメールを下さいました。それを読んだ英国人の友人によると、選考には「科学」的以外の要素が働いたようだと言っておりましたし、私もそう感じました。
チェルノブイリに関してWHOの見解に変化が生じたのは、昨年放射線部門のトップにつかれた山下俊一博士に寄るところが大ではないかと思っています。放射量被曝に関しては、「しきい線量」が存在するとする”確定的影響”と、「しきい線量」が存在しないとする”確率的影響”という二つの考えがあります。”確率的影響”が正しいとなると、あらゆる状況で低線量被曝の問題が生じるわけで、政治・経済・軍事的にどうしても困る人々が存在するのです。
「科学」的数値は普遍(真実はひとつ)ですが、「科学」を利用する人の心は計り知れません・・・。老兵は粛々とデータ収集を続けるのみ。
駄文長くなりスミマセン。

投稿: Otgoo | 2006.04.26 17:31

一般に使われている閾値なし直線(LNT)仮説というもので、地域住民600万人に平均年7mSvのリスクファクターを掛けると4000人、欧州全域3億人に平均0.3mSvのリスクファクターを掛けると9000人ということです。ただしそのリスクファクターを出している国際放射線防護委員会(ICRP)は、そういう人口への単純掛け算は科学的でないとしています。ちなみに自然放射能、関東で1mSv、関西で1.5mSv、海外の多いところで10mSvのところがあります。
原爆被害者の場合数百mSv-数百Svを受けていますが、そこから外挿した200mSv以下の低放射線でのリスクファクターの精度はあまり(全然)よくないです。したがって今後も疫学的調査で有意な結果を得ることは無理です。個人的な意見ですが、すでに亡くなった60人以外に明確に事故が原因だと認定できる死亡者は今後ほとんど現れない、と思います。科学的ではないたとえですが、仮にがんになっても、熱湯でやけどしたときにお湯の温度が90℃だったか91℃だったか、レベルの話ということです。

また事故の原因になった原子炉の実験ですが、専門外ですので伝聞ですが、出力調整の実験を行い、不安定領域に入ってしまった、回復する際に黒鉛が空気に触れて火災を起こした、とのことだったと思います。

投稿: TOE | 2006.04.26 17:38

差し出がましいと思いましたが、皆さんが誤解されるといけないのでTOEさんのコメントに関して少し書かせて下さい。

線量当量(Sv)である場所の自然放射線量(放射能ではない:放射能は放射線を出す能力)を記す場合、時間単位を併記することが大事です。関東で1mSvと記載されていますが、これはおそらく1mSv/yearだと思われます。10mSv/yearはおそらくインドかブラジルの一部地方のことと思われますが、日本国内でも大きな値を示す所があります。同じ町の街角や同一ビル内の各部屋でも、放射線量に大きな違いが存在することもあります。
Sv単位は仮定計算に基づいたものなので、人体に外部から影響を与える放射線量を示す場合にはその数(ガンマ線の数/単位体積/単位時間)であらわした方が妥当ではないかと考えています。

本筋から外れたコメントお許しください。

投稿: Otgoo | 2006.04.26 18:30

去年受けた安全工学の授業で取ったノートに書いてあった内容:

・原子力発電:
利点;CO2の排出がない(Cleanである)、コストが安い
欠点;スタートに時間がかかる

◆1986 旧ソ連 チェルノヴィリ原発、爆発事故
100万kW×4、実験中に50万kWと維持せよとの命令、
(突然の計画変更)→運転員の交代→1万kW
 ↓
時間をかけないために安全装置OFF→20万kW→3億2千万kW

危険を感じて安全装置⇒オフだから効かない。

---
ノート引っ張り出して書いたものなので正確さは不明。

投稿: sadaichi | 2006.04.26 19:45

>100万kW×4、実験中に50万kWと維持せよとの命令、

50万kWと→50万kWを
--
一応。

投稿: Sadaichi | 2006.04.26 19:47

第2の疑問点について、原子炉安全の専門家ではないし、手元に資料もないので、記憶だけで書きます。専門家が読んでいたら補足してください。この炉の特性として問題だったのは、反応度の「自己制御性」です。出力があがろうとすると、反応度が負になり、出力があがるのをおさえる。というのが自己制御性で、原子炉はそれがないと、安定に動きません。この炉の場合、冷却用の圧力管を流れる水の泡が出力があがると増え、増えると負に働くようになっていたのですが、低出力では、負の効果があやういと低出力での運転が禁止されていたのでした。それをあえてやったのが規則違反。さらに実験予定の出力に下げる経過にミスがあり、予定していたよりずっと低い、異常なほどの低出力で実験を強行してしまったのでした。その経過で、出力と泡発生の条件に異常が残り、ちょっと出力が上がるだけで異常に泡が派生するような状態になり、自己制御性が失われる状態になってしまった。その結果暴走が始まった。さらに事後に分かったことなのですが、この状態(長期に発電を続けたあとの原子炉停止直前状態、すなわち、ほとんどの制御棒が引き抜かれた状態)では、暴走を停めようと制御棒や安全棒を挿入すると、挿入の初期段階で、それが反応を抑えるより、煽るように働くような設計にたまたまなっていた(そんな状況を設計者は想定していなかった)ということで、暴走が暴走を誘うということで、あの大暴走が起こってしまった、ということです。
 原因は複合的ですが、考え得るあらゆる条件下で、自己制御性が確保できるように原子炉を設計するという基本ができていなかったことが根本原因であり、それに規則違反とか無謀な実験強行とか、不幸な事情が何重にも重なって起きたのでした。自己原因は十分に解明され、疑問点は残っていないと、専門家は見ているようです。地震説まで持ち出す必要はないと思います。

投稿: アク | 2006.04.26 20:04

日本でも原爆の死者数を何十年もたった今頃?に死んだ人までカウントするというわかりにくいことをしてますからね…
IAEAとWHOの政治的対立でしょ。死者数より寿命をどう縮めたかの年数にすべきでしょうね、この場合でも治療後や平均年齢に達してない生存者や生まれてこなかった分の補正の議論になるでしょうが…

投稿: hirao | 2006.05.07 05:38

原因の方はウィキのやつと同じものを事故後しばらく後にやっていたNHK特集で見たと思います。私はちょうど好奇心で原子力の専門書を2冊ほど読んだ後だったので細かい部分は除きよく覚えています。「非常電源に切りかえるまでの短い時間」はもしかしたら違うかもしれませんね、あの炉は実験炉ではないのでそう言うバックアップはなくても良いかもうすでに付いているはずですので… バックアップの設備をよりはしょるためか、自家発電、所内の他の発電炉からや他の発電所からの配電、のすべてがダウンした場合の応急用に、*より安全性を実証するための実験*だと思います。キセノンオーバーライドによって一時的に反応しにくくなっている原子炉の制御棒を一気に引き抜くという、無茶な操作をしているのだから爆発しても不思議はないです。ウィキでは黒鉛炉固有みたいに書いてあるけど軽水炉でも同じです。これは時間がたつと脱けていくので反応が高まっていき、それより制御棒の操作が遅いと暴走というわけです(反応の遅いアクセルと言うところか…)。ところが軽水炉と大きな違いは冷却水が沸騰した場合、軽水炉では水は減速材を兼ねているので気泡が発生すると中性子が減速せず、ウランを突き抜けて吸収されなくなり反応が低下するが(日本の東海村の事故の時も容器の周りの水を抜くことで反応を止めたと言う事もありますね)、黒鉛減速型の場合は減速は黒鉛がやってますから、水が無くなることにより吸収されなくなり反応がプラスになりさらに大きくなっていく、さらには、蒸気圧か、水の熱分解で水素と酸素が発生して蓄積して爆発により原子炉が最後には吹っ飛んだわけです。
軽水炉でも同様の操作をすれば燃料棒やその他原子炉設備の破損の事態に行くと思います。格納容器が吹っ飛ぶ所までは行かないまでも…
次は我が日本が高速増殖炉で記録を更新してくれるかもしれません(^ー^/
ソ連がこの型の炉を使っていたのは、より低濃縮なウランでいけたのと(未濃縮でもいけた?)、稼働したままで燃料の交換が出来るとかのせいでしょ、構造も大きな容器がいらないし簡単、北朝鮮が原爆作りに動かすのもこの方だと思う…完成前でも爆発怖いんだな

投稿: hirao | 2006.05.07 07:18

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