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2006.04.15

韓国人看護師一万人を米国へ

 人権関連ニュースでロイター・アラートネットのヘッドラインを見ていたら、向こう五年間で韓国人看護師一万人を米国へ送るという記事があって、な、なんだそれと思わず記事を読み込んでしまった。記事は”South Korea plans to export 10,000 nurses to U.S.”(参照)である。韓国の国家プロジェクトのようでもあるので、朝鮮日報など日本語で読める韓国紙に関連ニュースがあるかとざっと眺めてみたら、中央日報”韓国人看護婦1万人、米病院に就業”(参照)があった。英米系のソースと若干トーンが違うようにも感じられるが日本語なのでこちらのほうが読みやすいので簡単に引用する。


米政府は、看護婦不足を解消するため、今後の5年間、韓国人看護婦1万人を受け入れる方針を決めた。これは1960~70年代、韓国人看護婦がドイツに進出した当時(約1万人)とほぼ同じ規模。

 ベースとなるのは米国における看護師不足ということと、六〇~七〇年代の韓国人看護師ドイツ進出というのも、あーそーなのかという感じがする。こんなニュースもあるし、”ドラマ『チャングムの誓い』がドイツで放送の見込み”(参照)とか。
 ロイター・アラートのほうではディテールの記載がないが、中央日報によれば、主体は韓国産業人材公団とニューヨーク、セントジョンズ・リバーサイド病院ということらしい。が、同病院のサイト(参照)また関連のHRS Global(参照)には、この関連の情報がなかった。契約は十九日以降なのでそれからのアナウンスであろうか。
 韓国人看護師はニューヨーク州の三十六の病院に配属され、実習生として時給二十五ドルを得るというのだが、つまり、実習生なのだな。しかし、グリーンカードへの道も開けているようだ。

HRSグローバル側は「就業する看護婦は自動的にニューヨーク州看護婦労組に加入、労働条件・処遇が保障される」とし「就業から1年内に英語資格試験に合格すればグリーンカードも獲得できる」と伝えた。

 ちょっとなんと言っていいのか言葉につまる。看護師といっても実際は日本の古語でいうところの看護婦でもあろし。
 日本でも看護師不足は懸念されるわけで、近未来にフィリピンから導入ということになるのだろうかという話は以前、「極東ブログ: 日本の高齢者介護問題は外国人看護師・介護士から検討しよう」(参照)にアイロニカルに書いたことがある。現在の心境からするとこうした問題はちょっと書き飛ばせないなではある。
 韓国でそういう問題はないのか。ロイター・アラートのほうでは次のように補足があった。

An official at the Korean Nurses Association said South Korea has more than enough nurses. "Even if about 10,000 nurses get jobs overseas, it wouldn't result in a lack of medical resources in South Korea," Yi Yun-jeong said by telephone.

 そうなんだろうか、と疑うネタがあるわけでもないのだが。
 YONHAP NEWSというところの同種の記事”U.S. to import 10,000 S. Koreans for nurses over five years”(参照)があり面白い補足インフォがあった。

The move comes as the U.S. government encourages its hospitals to import foreign nurses to fill a shortage of about 300,000 nurses. In New York alone, about 30,000 nurses are believed to be needed right now.

 まず、ニューヨーク州だけで三万人の看護師不足が予想されている。米国全体ではどうなんだろうか。それにしても、ニューヨークの看護師のかなりが韓国人という光景にはなるのだろう。

There are currently about 6,000 South Korean nurses working in the U.S. In the last four years, only 320 South Koreans were employed as nurses in the U.S., according to data from HRS Global.

 全米の韓国人看護師は六千人。この四年では三百二十人ということで、そこから一気に一万人?ということなのか。
 非難とかそういうのはまったくないのだが、この状況というかお隣の国の変容についてはなんだか頭の中がはてな?になってきそうだ。

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コメント

そこまでして、かの国の人たちはアメリカへ行きたいのでしょうか??
ということで、同じ見方なんでしょうね。

投稿: ひろ | 2006.04.16 00:21

揚げ足取りみたいで恐縮なのですが、看護師、です。

投稿: nishi | 2006.04.16 16:17

nishiさん、ご指摘ありがとうございます。誤認していました。確認し、修正しました。コメントをもって修正歴に代えます。

投稿: finalvent | 2006.04.16 16:42

わしゃ〜、看護師なんて言葉は日本語として許せん!
(ジェンダーフリーの基地外どもの文化破壊じゃ。)
ところで、nurseですが、英語ではヌースと聞こえますが
爺の聞き違いじゃろか?

投稿: くー | 2006.04.16 21:33

この記事の内容は別に珍しくありませんよ。

アメリカは以前からアフリカやいろんな地域から看護師集めてます。
専門職としては、医師も同じです。
同じ英語圏のインド人医師がかなり多くて、
医師全体の40%を占めるというデータをこないだ見ました。

「かの国」とか、そいうのもマト外れです。
カタカナで「グリーンカード」と検索すればわかるように
アメリカ行きにあこがれるニポン人もうじゃうじゃいますから。

投稿: どちや | 2006.04.16 23:15

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