« 風邪の話 | トップページ | オリガミスト永田の手紙 »

2006.02.20

マレー貘

 貘が好きだ。貘には、南米の三種類アメリカバク、ヤマバク、ベアードバクと東南アジアのマレー貘の四種類がある。属としては一つ。私はマレー貘が好きだ。なぜ貘が好きで、なかでもマレー貘が好きかということは説明しがたいが、貘好きならわかってもらえるだろう、とネットを見るとよいサイトがある。サイバラの漫画のタイトルみたいだが「ばくんち」(参照)である。ばくんち最新ニュースはこう。


■02/18
2月7日に東山動植物園でマレーバクのオスの赤ちゃんが誕生したそうです。昨年に引き続き今年もベビーラッシュの兆候か!?ウリ坊誕生嬉しいですね! (blackさんよりの情報)
なお、父親のオンジーは昨年3月に亡くなったそうです。御冥福を祈ります。

 ということなのだが、今日残念なニュースがあった。”マレーバクに襲われ飼育員が重傷 名古屋・東山動植物園”(参照)である。

 20日午前8時半ごろ、名古屋市千種区の東山動植物園のマレーバク舎で、飼育員の加藤久男さん(56)がマレーバクの成獣(体長約230センチ、体重約300キロ)に襲われ、太ももや手などをかまれて1カ月の重傷を負った。

 ニュースを聞いて、な、なぜだ、まるでそれは悪夢だ、とつぶやいたものの、出産後で気が立っていたのかなとも思った。ニュースにはそういう言及はない。

 教育普及主幹の橋川央さんは「このマレーバクは普段から興奮しやすいが、加藤さんにはなれていた。ここ数年、飼育員が動物に襲われる事故は記憶にない」と話している。同動植物園はこの日、休園日だった。

 なぜなのだろう。やはり悪夢というべきか。そういえば、「マレー獏は悪夢を見ない 夢をコントロールする民族・セノイへの旅」(参照)という大泉実成の本もあったな。
 今回の事故、飼育員のかたも災難ではあるが、動物とのつきあいはシロクマ・ピースに限らず難しい。ジョイ・アダムソンのような結果もある。貘も凶暴だといえば凶暴でもあるし。
 で、マレー貘なのだが、記事にもあるように、体重約三〇〇キロである。知ってた? でかいのだよ。Fat Pigということもないが、間近で見ると、ぷくーっとしている。が、それがまるで三〇〇キロを連想させないほど、ひょいひょいひょいっっと闊歩するのである。まるで重力の弱い夢の中にでもいるような感じだ。実に軽やか。
 そして水にもよく浮く。本当は軽いだろう、ふくらんでるだけだろとかつい思ってしまうが、三〇〇キログラム。突進されたらひとたまりもない……というけど、そういう印象は受けない。優しそうにひょいひょいひょいっっと歩くか、食っているか寝ている。貘である。貘はよい。
 貘の赤ちゃんもかわいい。これがウリ坊である。先のサイトに写真がある(参照)。パンダなんかだと生まれて間もなくはそうでもないが、しばらくすると、おまえの親はパンダだろというデザインになるのだが、マレー貘の子はウリ坊である。半年くらいするとこの縞々デザインは消えてツートンになる。カラーデプス二ビットか四ビットくらい(なわけはない)。多摩動物公園に昨年九月に生まれたダンはそろそろウリ坊を脱しつつある。
 なぜマレー貘はあのデザインなのかということについては、あれを見た動物が錯視するからだという説がある。つまりあまりに白黒はっきりした色分けなので一つの個体としては見えないのだろう。本当かどうかわからない。貘としている。

|

« 風邪の話 | トップページ | オリガミスト永田の手紙 »

「雑記」カテゴリの記事

コメント

>貘としている

それ言いたかっただけちゃうんかと

投稿: | 2006.02.21 12:20

僕は大和田獏が好きです。

投稿: | 2006.02.21 17:28

アマゾン川を探検したこの本↓によると、バクの肉は無茶苦茶旨くて牛や豚など比較にならないそうです。
バクをライフルで仕留めると、隊員達は肉が無くなるまでひたすら食いまくったとあります。

奥アマゾン探検記
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121005171/qid=1140521933/sr=8-4/ref=sr_8_xs_ap_i4_xgl14/250-9963688-8437020

投稿: op | 2006.02.21 20:42

子どもの頃、動物園に行った時、マレーバクを見た誰かが「パンツはいてるー」と言ったのが、ずーっと記憶に残っている。

投稿: donald | 2006.02.21 21:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: マレー貘:

« 風邪の話 | トップページ | オリガミスト永田の手紙 »