マイブームは石けん
石けんの話。つまり、タルネタ。私が石けんに詳しいわけではない。が、とりあえずマイブーム(死語か)。それほどハマっているわけではないけど、面白いものですね。別所で人にいろいろ教えていただいたのだけど、みなさんいろいろ好みやお薦めがあって、それも面白い。
石けんマイブームのきっかけは楽天のポイントだった。よくわからないのだが、期日を過ぎるたらポイントをゼロにしてやるぜ、買い物するなら今だぜ、というお知らせを貰った。楽天の仕組みがどうなっているのかまるでわからないが、今までもこの手のことはあった。でも、500円以下とか送料にもならんから勝手にしろ、とか思っていたのだけど、今回は1000円越えているらしい。ってことは送料分は浮くのか。で、何を買う? そのとき、ふとサンダルウッドの石けんが欲しいなと思ったのだった。
私はサンダルウッドが好きだ。白檀である。お香も白檀が好きだし、サンダルウッドのエッセンシャル・オイルなんかもある。ま、その手の話はうざったいのでさておくとして、以前インド旅行で買ったサンダルウッドの石けんがよくて、あれがどっかで買えないかと思っていた。楽天ならあるでしょと思ったが、以前買ったそれはない。と、物色しているうちに、世の中、石けんがいろいろあることを知る。これがまた面白い。
結局、サンダルソープとかいうのを二個買った。石けん一個で千円でさらに送料までかかるというのはなんだなと思ったが、使ってみると、よさげ。というわけで、海外からインド製のものを中心にいくつかその手のものを購入してみたのだが、これもよさげである。香りについては好みはあるだろうから、あまりお薦めはできないかもしれない。
最近買ったその手の石けんが手作り石けんかどうかは知らないが、食器とかなにかと洗うのに石けんを使うようになったのは五年くらい前だ。フェアトレードでチョコのついでに買ったアレッポの石けん、例えばこんなのが、意外によかった。ただ、ボディソープとしてはちょっとなみたいな感じはあり、そっちのほうはもう二十年以上もまえから基本的にはミノンを使っていた。昔は固形だったが、最近では、液状のミノン全身シャンプーさらっとタイプを使うようになっていた。私はそれほど肌が敏感というわけでもないが、鈍感?というのでもないのでミノンだよねと決めていたのだった。
今回ちょっと幾つか使ってみて、この使い心地の違いはなんだろと思って、ネットとか調べてみたのだが、よくわからない。というか、わけのわからない情報が多過ぎる。それでも、石けんなんて油脂にカセイソーダ(水酸化ナトリウム)を入れて作るという昔中学生んときやったあれ、鹸化じゃんと思っていたのだが、どうやら違うらしい。工業製の石けんは鹸化ではなく、中和で作るみたい。いや知らなかった(中和法を知らないというのではなく工業化がということ)。製法は、石けん百科というサイトを見ると、「石けんの製造方法(1) けん化法と中和法」(参照)にまとまっている。
反応名 製法名 けん化 けん化塩析法 焚き込み法 冷製法 中和 中和法
ふーん、というくらいだが、どれで作っても同じなんじゃないか、ごちゃごちゃせずに近代工業的に低コストで作ればいいじゃんと思ったのだが、しかとはわからぬものの、この製法と利用する油脂によって石けんの質はだいぶ変わるようだ。
いわゆる普通の石けんを使うと肌が突っ張るような感じがするが、昨今購入したものだと突っ張り感はなく、すべっとしてくる。この効果は、製法差による残留グリセリンなどにもよるらしい。
というあたりで、けっこうなるほどねと納得しつつある。
そして、石けんていうのは、もしかすっと、工業製品に向かないものなのか、とまで思うようになった。もちろん、石けん製造は工業化できるだろうし、安価に高品質なものを提供することはよいのだが、ふと思い出したのは味噌・醤油である。
あまりエコめいたことは言いたくないのだが、市販されている味噌・醤油はなかなか私の口に合わない。醤油はまだなんとかなるようになったが、味噌とかは未だに困っている。いろいろあってもよいのだが、基本的なところであまり工業化できないものなのだろう。
すべて手作りならいいとか素っ頓狂なことを言うつもりはないが、石けんなんかもある種のタイプはあまり工業化に向かないものかもしれない。ということでしばし自分の好みを選んでみることになるかも。
石けんは、自分にしてみると、ミノンだけでもよかったのだけど、ちょっと変えてみたら、香りもだが、夜風の肌の当たり具合とか(ほかにあれとか)ちょっと感触が変わるものだ。たかが石けんを変えただけなんだけど、ライフスタイルが少し変わった感じがする。
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コメント
初カキコ! 僕も石鹸派です。僕は似非エコロジストなんで(笑)
原料によって洗い上がりだったり、肌の具合だったりが違いますよね。動物性と植物性でも微妙に違う。
炊き込み法は熟練を要する作業のようです。シャボン玉石鹸の受け売りですが。
投稿: catfrog | 2005.07.02 11:46
>いわゆる普通の石けんを使うと肌が突っ張るような感じがするが、昨今購入したものだと突っ張り感はなく、すべっとしてくる。
こういう情報ありがたいです。
下水処理に負担かけない、とか、廃油リサイクル、とか、健康、というだけでは食指(?)が動かなかったので。
香りの要素は大きいのですが、やはり(個人的には)石けんを選ぶ決め手にはならないし。
ものによっては使いごこちがいいと知ったので、試してみたくなりました。
石けんシャンプーの類も探せばいいものありそうですね。
投稿: 左近 | 2005.07.02 12:38
>食器とかなにかと洗うのに石けんを使う
(・・? 時々こういうフレーズに出会うのですが、スポンジに石鹸つけて食器洗うのって。。ふ~む、効果的、ということなのでしょうね。。。
石鹸ダメダメよ派(理由1:冬、固くなる。理由2:泡がたたない。理由3:なかなかなくならない)なのですけど、友人は石鹸を好みの香りで自作しています。「石鹸は楽しい」とかで、趣味の領域なのかなと思っています。^^
投稿: jaz | 2005.07.02 14:04
営業ではないのですが(^-^*)、
バリ島で作っているMASACO石鹸なるものは
私の周りで評判いいですよ。
良かったらお試しください。
投稿: 通りすがり | 2005.07.02 14:39
http://soap.kdn.gr.jp/
↑ここよさげな。手作りするぞなもし?
といいつつ、台所を中心に水仕事は、ゴム長手袋。
風呂では、週に一日しか石鹸もシャンプーも使わないという修行中である。
でも、安くて安心な手作り石鹸が簡単に手に入れば、いいかも。
投稿: 野猫 | 2005.07.02 20:00
↑ のねこさんお帰りなさい(^^)
(小さい声で;修行中って、finalventさんが仰ってましたけど、本当に尼寺に行ってらしたんですか? どこの?)(@_@;)
ソープ作りのサイトに行ってきました。私のソーパー度ってどのくらいか、面白そうなのでテストしてみたら80%♪ ほんとは違うんだけどな~、と思いつつ、でももしかして潜在的には私って手作り派かも~なんてちょっといい気分でした♪
投稿: jaz | 2005.07.02 22:24
お久しぶりです。始めのページは何やら経済のお話のようでしたから、あー、やっぱ駄目かと思いきや、石鹸のお話しも。手作り石鹸良いですよね。手作り石鹸にはまっている方がいて、その方が石鹸作りに誘って下さり、オイルにカセ-ソーダ、好みの香料、エッセンシャルオイル混ぜたりして作りました。私も作りたい!!と思ったのですが、頂き物を使っています。ブログ「虹色にパレット」を最近立ち上げました。ご趣味に合わないかもしれませんが、覗いて見て下さい。そう、そう、前、昔の日本人は子どもを大切にしていたと言うお話は、ここで伺ったんでしたよね。ちょっと引用させていただきました。
投稿: カズ姫 | 2005.07.04 02:31
ミノンのような洗浄剤と石けんの違いはこちらが詳しいようです。
皮膚のpHと石けん及び弱酸性洗浄剤
http://plaza.harmonix.ne.jp/~krand/dia/jakusansei.html
投稿: な | 2005.07.04 16:19