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2005.06.06

ダルフール危機報道について最近のメモ

 ダルフール危機についてこのブログで過去にもなんどか扱ってきた。が、昨今の状況についてはなんとなく語りづらくなった。マスメディアが語らないことを語るのがブログの務めとか以前は思っていたが、最近はしょせんヘタレの私などそうした慣習に従ってもいいのじゃないかという気分にもなる。なので、最初に断っておくが、以下、誰かを非難するがために書くという意図はまるでない。真相や実態がよくわからないからだ。簡単にメモ書き程度に留めたい。
 まず、気になのはダルフール危機の被害の全貌だ。日本人ではユニセフ大使としてタレントのアグネスチャン、また民主党岡田党首が現地を視察しているようだが、詳細な報告を私は見ていない。この問題に関心を持つ人には見えないところで発表されているのかもしれない。
 被害全貌で重要になるのは、端的に言えば、死者の数だ。これがわからない。私だけがわからないのかとも思ったが、四月二三日のワシントンポストでもこのこと自体を問題視していた。”Darfur's Real Death Toll”(参照)を引用する。


THE BUSH administration's challenge on Darfur is to persuade the world to wake up to the severity of the crisis. On his recent visit to Sudan, Deputy Secretary of State Robert B. Zoellick took a step in the opposite direction. He said that the State Department's estimate of deaths in Darfur was 60,000 to 160,000, a range that dramatically understates the true scale of the killing. If Mr. Zoellick wants to galvanize action on Darfur, he must take a fresh look at the numbers.

 ゼーリック国務副長官が現地視察に行ったのなら死者数の全容を明確にせよとワシントンポストは言うのだ。厳しいな、米国のジャーナリズムっていうのは、と少し思う。
 推定ではどのくらいかというと、Coalition for International Justiceの主張のように40万人を越えたと言ってもよさそうだ。大げさかもしれないが涙も枯れ果てた目には妥当な数字のようにも思える。二度とこの地上に虐殺が行われてはならないと誓う人は多いが無意味に近い現実がある。

Other authorities suggest that mortality is likely to be closer to 400,000 -- more than twice Mr. Zoellick's high number. The component of this estimate involving deaths by violence is based on a survey by the Coalition for International Justice, a nongovernmental organization operating under contract with the U.S. Agency for International Development, which asked 1,136 refugees on the Chad-Darfur border whether family members had died violently or gone missing.

 ところで死者数が問題にされない理由はなんなのか。ワシントンポストのこの記事の焦点はそこにある。引用が長いが重要なのでさらに引用する。

Mr. Zoellick deserves credit for visiting Sudan and declaring that "what has gone on in Darfur has to stop." He may feel that the precise mortality numbers don't matter. But his international partners will continue to drag their feet unless they are forced to confront the full horror of the killings. If they are allowed to believe that the death toll is one-third of its real level, the Russians and Chinese will pursue their commercial interests in arming Sudan's government and extracting its oil; Europe will make inadequate humanitarian gestures; the Arab world will ignore the murderous policy of a fellow Muslim government; and the African Union, which has a peace-monitoring force in Darfur, will not step up its intervention enough to stop the killing. Mr. Zoellick needs to shake everyone awake. Next time he should cite better numbers.

 ここのところだけは意訳しておくべきかと思うが、そこはへたれてやめておく。暗いニュースがお好きな翻訳ブログも本当に暗いニュースはパスっているじゃないか。
 とはいえ雑駁に言えば、ダルフール危機の実態が語られないのは、上記引用中の各利権の存在があるからだとは言えるだろう。
 そしてそれらが、端的に言えば、巧妙に情報操作をしているのだろう。いえいえ、私が言うのじゃない。またまたワシントンポストだ。
 こういう情報操作者を現代英語ではスピンドクターと言うのだが、彼らは実にグッジョブをしている、と同じくワシントンポストは六月三日の”Darfur's Real Problem”(参照)でこう切り出す。

SUDAN MAY be extremely poor, but its spin doctors are sophisticated. The suffering in Darfur is terrible, they say, but don't blame the government. The violence is a function of generalized anarchy, which is a function of underdevelopment, which is a function of the West's failure to help: To chastise Sudan's impoverished rulers is therefore hypocritical. Rather than urging punitive sanctions, outsiders such as The Post should urge engagement and assistance.

 スーダン情勢は悲惨だがスピンドクターたちは実に優秀なものだと言う。そりゃそうだろう。おかげで、スーダン政府を非難するな、ということになっているのだ。政府なんてどこもでも悪いものさとかとかいろいろ理屈を付けてみせる。たいしたものだ、とワシントンポストは言う。
 続けて、スーダン政府が「国境なき医師団」を引っ捕まえた事態はどう都合よく説明されるのかと問う。

So how do the spin doctors explain this week's news? On Monday Sudan's government showed its real feelings about Western help by bringing charges against the Sudan director of Doctors Without Borders, an intrepid medical charity that runs clinics in Darfur. The next day it detained the charity's Darfur coordinator. Over the past six months, the government has arrested or threatened more than 20 foreign aid workers in Darfur -- not exactly evidence of an appetite for Western engagement.

 ここからワシントンポストは明確に疑問に転じる。

The idea that Darfur's crisis is not really the government's fault has never fit the facts. In response to a rebellion by two local armed groups, Sudan's government attacked civilians with helicopter gunships and armed a local militia to raze villages. Then, far from soliciting international help to deal with the humani-

tarian fallout, Sudan's government actually blocked aid groups' access to Darfur. Its policy toward displaced people was to deprive them of food, sanitation and protection: in other words, to kill them. Recently, government troops and their militia allies have engaged in a systematic policy of raping civilians. Doctors Without Borders has been targeted this week because it documented these offenses.


 引用中、後半に、"Recently, government troops and their militia allies have engaged in a systematic policy of raping civilians."とあるが、ここくらいは訳しておくべきだろう、曰く「最近、スーダン政府軍とその配下の民兵は、一貫性のある施策として、民間人へのレイプに関わってきた」。
 まさかと言うだろうか。それでは、六月五日のニューヨーク・タイムズ”A Policy of Rape”(参照)も参考までに引用しておこう。

All countries have rapes, of course. But here in the refugee shantytowns of Darfur, the horrific stories that young women whisper are not of random criminality but of a systematic campaign of rape to terrorize civilians and drive them from "Arab lands" - a policy of rape.

 この先に悲惨な物語がある。日本の女性団体がこれに言及したことがあるのか私は知らない。
 真偽のほどは?
 ワシントンポストやニューヨーク・タイムズの記事だからって本当だとは限らないじゃないか、お前こそデマとばしてんじゃないのか、お前が現地で見てきたのかよ……と私も批難されるのだろうか。
 そういうことかもしれない。
 物事はもっとポジティブに明るい側面を見た方がいい。たとえば、日本の民間人が関わるこんな話がある。毎日新聞六月五日”スーダン油田:日本の非政府系“小社”が採掘権を獲得”(参照)より。

 非政府組織(NGO)を母体とする東京都内の福祉機器販売会社が東アフリカ・スーダンの油田の石油・天然ガス採掘権を獲得した。19日に正式契約する。日本が海外の石油採掘権を得るのは、00年にアラビア石油がサウジアラビア・カフジ油田での採掘権を失って以来。政府系や専門会社以外の企業による油田開発は極めて珍しく、スーダンで活動を続けてきたNGOの実績が評価されたとみられる。

 画期的なことらしい。

 スーダンの資源利用を思いついたのはメンバーで、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)日本委員会委員の宮嶋ノカさん(60)。NGOの活動資金を確保するため、スーダンの豊かな資源を活用できないかと考え、2年前から、出資者集めと同国側との地道な交渉を続け、今月2日、合意に達した。宮嶋さんは「コツコツとやってきた活動が成果を生んだ。僕らのような小さな組織に任せてくれるなんて信じられない。スーダン政府に感謝したい」と話してる。

 感謝されたスーダン政府も心強いだろうなと思う。
 それ以上に何か言える?

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「時事」カテゴリの記事

コメント

「システムズ・インターナショナル・グループ(SIG)」(本社・東京)か。
何なんでしょうね。
こりゃあ、もう手放しで万歳するようだったら、もう暗闇しか見えてこないです。

投稿: kurogane | 2005.06.06 14:55

A Policy of Rapeは吐き気を催しながら読みました。果たしてあれがレイプという表現だけで十分なものかどうか分かりません。その後治療を受けることなく拘置所に留置される女性が、一体どんな罪を犯してそこにいるというのか。反駁するすべのない世界が存在するということに身が凍りつきます。

投稿: jaz | 2005.06.06 18:36

毎日のその記事は、紙面では朝刊1面に大きく載っていました。

投稿: たぶん年下の人 | 2005.06.06 20:34

NHK BS1でアグネスチャンのダルフールレポートが放送されるようですね。

BSドキュメンタリー 忘れられた戦場 アグネス・スーダンからの報告 6月11日(土) 後10:10~11:00
http://www.nhk.or.jp/bs/

投稿: mit | 2005.06.06 21:50

厳しい問題なら、自分の立ち位置を気にすることなく淡々とジャーナルするしかないよ、もう

投稿: i | 2005.06.06 22:53

40万円出して国境なき医師団発行の小冊子を買ったので若い人よりも真実に近づくことができました。

投稿: taurine1000mg | 2005.08.02 20:04

SIGがスーダンでの石油利権を獲得したとの記事は誤報です。契約には至っていなく、スーダン政府はSIGは幽霊会社との見方をしています。日本のどこの新聞社も後追い記事を書いていないのが現状です。

投稿: savethesudan | 2006.09.23 22:55

スーダンの石油利権を獲得したとされるSIGの母体となったリライアンスのホームページがありました。http://www.reliance-jp.org/reliance.html
これを見ると、スーダンでの活動は石油利権を獲得するほどのものではないようですが。

投稿: | 2007.03.21 16:42

NHKのアグネスさんのドキュメントは、ダルフールの紛争遅滞ではなく、多くはチャド側で撮影なされた物ではないでしょうか・・?
ダルフール地域訛ではないアラブ語が殆どでしたから、今のダルフール紛争地域には以前チャド内戦で50万の難民が入り其の多くがスーダン領内に永住した人たちが居ました。現在のダルフール問題の始まりは、此の永住者の方々とスーダン人の部落民との間での家畜問題から起きて来たと認識していますが、今や、世界の政治的大きな問題として強国の意図に拠るのか大問題となり大変。 Googleのダルフール紛争死亡者数などを見るとダルフール州の全人口が全滅でもしたような数字が並びビックリしています。30年前からのダルフール地方及びスーダンを知るものとしては悲しい話です。あのノンビリとした、人なっこい人々の顔が浮かびます。NGO-RelianceのHPを見ましたがコツコツと継続的に日常活動を続けて居る様すが良く判りました。大それた事や派手な事をするのではなくコツコツと永く継続している様子が判りました。其のメンバーで有るノカさんは本当に永くアフリカ支援活動を成されて来た事は、永くアフリカを撮り続けて来た私しだけではなくアフリカで活動していた世界の方々の中では伝説的な方です。残念ながら日本では余り知られては居ないようですが。アフリカの中に彼の名前が付いた村が幾つ有るのか日本人は知らなすぎます。

投稿: 佐々木  | 2007.12.07 00:55

先に投稿為されたアフリカ報道カメラマンの佐々木さんではないですが、宮嶋ノカさんの名前が付いているノカ村(ケニアの首都ナイロビか240キロ)の事が心配に成りエボラ出血熱の取材を終えた後、ルアンダ~ウガンダ経由で1月10日に立ち寄りましたが、ノカ村周辺地域では今般の大統領選挙問題での部族衝突は無く平穏な生活が営まれて居ました。
ノカ村はナイロビよりウガンダの方に近い事も有りますが、村の方に取材(今回で4回目)をすると26年前から続いている小学校・中学教育の御陰で識字率75%に成り各自が正確な情報分析をTV・新聞で出来るように成っているので部族間の問題としては捉えていない。
国内政治家に対する疑惑の話が出るばかりであった。特に「もったいない」成る発案者的存在で日本でも有名に成っていた現政権下で女性国会議員(今回落選)に対する批判が多い。
「もったいない」の精神は26年前から宮嶋ノカ氏が悲惨な状況下に在った村の再建時期から続いて居るもので、此の村を8年前に視察に来た国会議員などに言われたくないとの反発からの様である。
尚、昨年11月スーダンハルツームに立ち寄った折、NGO Reliance(SIG社)の事が気に成り石油省の友人に現状の話を聞くと、兼ねてから探し求めていた石油開発経験の有るパートナー会社も見つかり、現在はシステムス・インターナショナル・グループ(SIG)が51% スーダンぺト20% ペトロパース社29%で本契約に近々成るだろうとの事を聞き安心したが今日又、ハルツームでアメリカ大使館員(CIA)と運転手二名の射殺事件やチャド軍機がスーダン領内の反政府勢力拠点等の空爆・UNAMIDの平和維持活動社列に対する発砲事件等が有り11日国連安全保障理事会から最大限の表現でスーダン政府に対する議長声明を全会一致で採択されるなど又、ダルフール問題が大きく報道される昨今、Drノカさんは日本国内で窮地の立場に立たされて居るので有ろうと心配せざるをえない。
何せ、平和ボケした此の国は、国家としての基本的方針・政策・指針を明確に出来ない寂しい国家である。益してや官僚主義的に成り果てた日本の大手石油会社がSIG社の支援などする筈も無く此の先本当のエネルギー政策・対応を長期的に如何に仕様としているのか疑問である。


投稿: 佐伯  | 2008.01.15 06:39

【スーダン】日本政府、南部地域のPKOに自衛隊の派遣を検討~読売(2/15)

http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1203115744/

投稿: キャリスタ | 2008.03.10 01:23

***************************************************************************   
スーダンで油田権益獲得――福祉機器のSIG

福祉機器開発のシステムス・インターナショナル・グループ(SIG、東京・文京、平泉義太郎社長)は6日、スーダン政府から同国内の鉱区の石油開発、採掘権を取得したことを明らかにした。SIGに地下資源開発の経験はなく、欧米の投資家から開発資金を集めるほか、商社や石油会社などに開発への参加を呼びかける方針だ。

SIGはスーダンで医療支援活動をしている非政府組織(NGO)のリライアンス(東京・台東、西田育生理事長)が母体となって今年4月に設立された。社員は10人程度で車いす昇降機などの開発を手がける。                                                     ***************************************************************************

途上国の開発という業界に身をおく者としては非常にお恥ずかしい話ながら、この記事、何度読んでもよく理解できなかった。疑問点を整理すると次の4つに集約されるだろうか。

SIGのような地下資源開発の実績を持たず、福祉機器開発を行なってきた会社に、なぜスーダン政府は石油開発、採掘権を与えたのか?

資金調達はこれからということだが、通常この種の入札の場合は、資金調達の目処を立てて採掘会社とジョイントベンチャーを先に形成してから応札するものだと思うが、なぜSIGは単独で落札して後から資金調達やパートナー企業探しを始めたのか。順番が逆ではないか?

NGOに近いような企業がなぜ石油開発に進出したのか?
このリライアンスというNGOは、なぜスーダンを支援対象国として選んだのか?

誰か知っていたら教えて下さい。

投稿: サンチャイ | 2008.03.31 07:32

 スーダンの資源利用を思いついたのはメンバーで、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)日本委員会委員の宮嶋ノカさん(60)。

↑ぁゃしぃ

投稿: | 2008.04.24 18:38

記事が事実とすれば、リライアンスのHPに大きく
書かれていてもよさそうだが。
蜃気楼のような話をウラも取らずに書いちゃた記者と
それを放置したデスクの責任はどうなんだろう。

投稿: | 2008.04.30 17:20

何故か知らぬが、此の2か月余りの間に急にNGO-リライアンスや宮嶋ノカさんの事が、同じ文面で、NGOのホームPCから無断拝借をした写真を張付け9ヵ所の無料ブログを使い昔々に一時期新聞で賑あわせた記事を無断借用し個人攻撃を繰返しているのか、その真意は推察出来ませんが、今や、パクッタ顔写真の掲載も各プロバイダーから差し止められ、4ヵ所のブログはプロバイダーに永久消滅された様なお方のご意見は、ここにコメントを書く資格など無いのでは・・!
研究と称して、個人の名誉棄損・誣告罪又、営業妨害等に成ることを顔が見えないからと、平然とおやりになる貴殿は、少し、社会を舐めて掛かっているのでは無いでしょうか。 これは私の想像ですが宮嶋氏は法的手段により警視庁(サイバーポリス)へ対応したのであろうと考えています。
近々、貴殿の指名及び顔写真が見れるのではと期待している昨今です。
処で、貴殿は本当に新聞記事の内容を全面的に信じてオヤリニ成っているとしたなら、愚かにも程がありますよ。 信勝と書いて何と読むのかお分かりですか・・?

投稿: カメラマン | 2008.05.01 00:43

> 近々、貴殿の指名及び顔写真

http://www.expo2005.or.jp/jp/E0/E1/img/topics081601p180sudan3.jpg

投稿: | 2008.05.01 01:06

http://www.expo2005.or.jp/jp/E0/E1/img/topics081601p180sudan3.jpg
有難う。

投稿: カメラマン | 2008.05.01 01:33

 とても奇妙なニュースである。
日本のNGO「リライアンス」を母体とする、福祉機器販売会社「システムズ・インターナショナル・グループ(SIG)」がスーダンの油田の石油・天然ガス採掘権を獲得した。契約額は1億ドルで、25年間程度の権利を得る見通しだという。夏までにスーダン側と合弁企業を設立し、約1年間かけて地質調査を行い、日本の総合商社と契約し開発する考えのようだ。油田はスーダン東部の国境に面した「第10鉱区」。推定埋蔵量は約70億バレルで「カフジ油田の約2倍」という巨大な規模だとスーダン側は説明している。
これだけの規模の油田の採掘権を全く無名の小さなNGO関連企業が獲得するということがまず納得行かない。大規模油田の開発には当然ながら大きなリスクが存在する。その巨大なリスクを、全くの素人集団がコントロールできるわけがない。ましてやスーダンはついこの間まで内戦状態にあったような国であり、カントリーリスクは極めて高い。関連法体系など、国としての制度整備も不十分であるはずであり、そうした面でのリスクを排除していくにはスーダン政府に対して圧力をかけられるだけの力が開発側にも必要だ。
既にSIGは50億円の資金を調達したとしているが、資金を集められるかどうかだけでの問題ではない。全く信用のない会社による石油開発プロジェクトにどこが乗れるのか。某新聞では「石油開発は国や大企業の仕事という常識を覆した」と評しているが、むしろ、「常軌を逸した」という表現のほうが正しいだろう。
スーダン側の姿勢もおかしい。大規模油田の採掘権の話では、オイルメジャーなど石油開発の力を持つ企業に話を持っていくのが普通だ。採掘権の国際入札もせずに、素人にポンと採掘権を与えるなど、本気で資源開発を考えているとは思えない。
東シナ海の問題でも同じだが、日本は資源を獲得するかどうかが問題で、その経済性の検討は二の次という考えが強いようだ。しかし経済性がなければ獲得しても意味がないのだ。そこをきちんと押さえられなければ、詐欺に引っかかることになるだろう。

投稿: savethesudan | 2008.05.01 22:51

savethesudanさん私は、この世で一番嫌いなのは、自分では何も行動をすることなく一端の評論家気取りでうん蓄をならべる人間です。
私も貴方同様アフリカ・スーダン国のことは知りませんが、此れだけは判ることが有ります。
アメリカは、未だスーダン国に対し相当大きなプレシャーを駈けている現実が続いている中、日本の各石油会社はアメリカの顔色を窺SIG社からの協力要請を受けても出来ない状態が、今は在るとゆうことです。
しかし、この様な中、先の投稿者佐伯さんではないが、如何にかパートナーを探しながら、行動を続けている方々がいる現実があることは、素晴らしいことです。
又、話合いを重ねて採掘権を取得できることは、想像を絶する努力と忍耐を要する事でしょうし、スーダン人の方々との人的交流が強くなければ出来ない事でも有ろう思います。

投稿: nonkiya | 2008.05.02 01:04

savethesudanさんは06年9月23日にも此のブログに投稿されていますが、私のパソコン記録を見ましたら、何やら外務省に以前関係していた方がご使用に成っているものと一致いたしました。
間違いなのか知れませんが、スーダンで現在何か活動をされていて、元々はNGOリライアンスのメンバーとしてスーダンに渡り何かの原因で(認可の件で嘘お騙り)首になり、その後、自分たちでNPO組織を作りなんとか現在に至る人々ではないのでしょうか、この人たちが製作されたブログを見ながらそう感じました。
外務省の草の根資金をお使いになりながら、嘘の報告を堂々とブログにのせるような事は少し慎んだ方が良いのではと感じています。
ご帰国をされているようですね、九州へ・・!
貴方がたも初めはの頃はスーダン石油の件では、手伝っていたのではないですか首になる以前は。

投稿: 公僕の徒 | 2008.05.02 01:43

http://iijimalink5.hp.infoseek.co.jp/log420.html

この741から762あたり。

投稿: 小林幸哉 | 2008.05.05 07:47

http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/company/1211503472/l50

投稿: | 2008.06.06 14:04

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