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2005.05.27

社会事件と説明の関係ということ

 昨今の少女を拘束する事件にはあまり関心を持っていないというか、あまり立ち入った関心を持つのは品が悪いと思ってやりすごしてしまうのだが、先日NHKのラジオでこの問題について宮台真司が出てきて解説していたのを聞いて、奇妙な感じを覚えた。それって間違っているよ、と言いたいわけでもない。ちょっともどかしい感じがするので、書きつつ考えてみたい。
 彼はこうした事件を、まず心理面と社会面と二つ要因あるとして分ける。のだが、冒頭から私はちょっとつまずく。要するに、彼は事件ではなく、事件の背景を説明したいということらしい。そういうことかと思って聞く。
 彼の考えでは、心理面は、大半が古典的な精神医学で説明できる、としていた。正確な言葉ではないが、曰く、現代の青年は、精神発達の過程において必要とされる、全能感・万能感の断念ということができていないため未熟であることが多い。彼の説明では、人というのは、その精神的な発達において、母親的なものに全肯定され万能感を持つが、その後父親的なものに接して自分は限界づけられたものだということを受け入れていくものだ、と。これができないと……このあたり論理が飛躍していると私は思うが……対人関係で対等な人間関係を築けずに相手を支配下に置こうとする傾向が出てくる、と。
 フロイトやラカンの学問を少し学んだ人間なら前半は常識の範囲であり、これらがどのようにその後の国際的な精神医学で受け入れられてきたかという過程を多少なりとも知っている人は、ドン引きとまでは言わないでも、ちょっと引くのではないか。仮にこれが説明として十分であっても、父親的なものつまりファルスの復権が重要になるのだが、それは現代日本社会に可能なのか。この点は、この先の話で宮台は矛盾しているようにも思う。
 社会面ではと、彼は切り出すのだが、私には奇妙にも思えるのだが、心理面と類似だ、としている。そして、宮台の言説に慣れた人なら毎度の歌が流れ出す。曰く、90年代以降、日本の社会では、女性のほうが男性よりコミュニケーションで優位に立ちやすい、と。理由は、トレンドなど社会の情報を処理する能力が女性のほうが優れているためだ、と。これに対して、男性は、性的に開放されたという女性のイメージだけを勝手に受け取ったものの、未だに男性はコミュニケーションなしで女性に対して優位でいられると思っているようだ、と。だが、実際にはそういかないため、男性は劣位になってしまった取り返しとして暴力が出てくる傾向がある、と。さらに、宮台はこうした状況は、これは先進各国に見られるとしている。のだが、はて、これは何の説明なのだろうかと私は思う。当の事件は、日本的なものではないということなのか。
 と、私のちゃちゃがうざったい文章になってしまったが、事件の解説としては奇妙な印象を受けた。
 この先さらに、なぜ少女が自分が逃げられなかったについては、宮台は、恐怖の条件付けとストックホルム症候群を挙げ、そして、今後日本社会はどうすべきかということでは、人間の関係を支配と被支配の二項対立で見ることをやめて豊かなコミュニケーションが必要になる、と宣う。また、彼は、こうした二項対立は国際外交の世界でも同じだ、という。このあたりで、私はちょっと、それってジョークかと思える。
 最後に彼は、男女の関係で、男性が劣位でも構わないという社会に変える必要があるが、日本社会は未だに男性に対して男らしくなければいけないとメッセージを発信しているのが問題だ、とする。
 私はよくわからん。私の要約が間違っているかもしれないが、最後のところ、つまり、男性が旧来の男性らしいというイメージから自由になる必要性、というのは、それって先のファルスの必要性と矛盾しているのではないだろうか。
 書き方が拙いので、宮台真司への批判のように受け止められるかもしれないが、そういう意図ではなく、私が気になるのは、これが当の事件の説明として社会的に充足しえるのだろうか、という点だ。
 社会は、こうした事件について、それなりのある対応の見解を持ちたいものだ。そしてそれを常識と整合させて社会を営んでいく必要がある。それに、この説明が十分なのだろうか? 宮台と限らず、こうしたタイプの、とぞんざいにまとめるのもいけいないが、いかにも西洋輸入思想みたいなもので継ぎ接ぎされた説明の言葉が一般社会的に説明の意味を持つのだろうか。
 話の方向を変えて、お前さんはどうだね、こうした事件をどう思うのかね、と問われると、私はどう答えるか。
 まず、心理的な背景のようなものは原則的に捨象していいのではないかと思う。個人のこうした幻想域に社会はあまり関心を持つべきではないと思う。問題は、それが社会という契機で、つまり、私との関係性で問題になるとき、私はどのような原則で向き合うかということだ。
 今回の事件の一つでは保護観察のシステムにエラーがあった。その意味では、JR西の脱線事件と同じようにシステムの問題がまずある。そして、システムが十分に機能していてもなお問題が発生するかというと、そこがよくわからない。ある一定数の犯罪は、自由主義社会のコスト域にあるので、それを越えてるのかという点がよくわからないのだ。社会学者には、むしろ、そうした点での説明を期待したいと思うのだが。

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「社会」カテゴリの記事

コメント

カビの生えたグランドセオリーを持ち出して、「社会現象」なるものを一刀両断に論じて見せるのが、宮台の「芸」ですから、いちいち反応してもしょうがないと思いますよ。論理矛盾もいつものことです。マルクス主義を直接引用しないだけで、彼の言ってることはそのまんま「進歩的知識人」の構図であるというのが私の宮台評です。つまんない事件を取り上げて、それをちんけな社会論と結びつけるのです。いわく、『日本人および日本社会は劣っていて「西欧or中国orロシア」は優れている。』彼らの言いたいことはそれだけです。しかし、彼らが理想化する国の現実を知らないのも彼らの特徴です。宮台は、「野茂とホモの見分け方」が発禁になったとき、そもそも欧米社会では露骨な同性愛差別が公共の電波でこのように流れることはないと、与太を飛ばしてました。てめーはサウスパーク見たことないんかと小一時間(略

投稿: eternalwind | 2005.05.27 11:05

宮代はリアル基地害ですからしかたがないんじゃないでしょうか。コギャル研究の第一人者ですから。

投稿: a | 2005.05.27 11:43

〉個人のこうした幻想域に社会はあまり関心を持つべきではないと思う。問題は、それが社会という契機で、つまり、私との関係性で問題になるとき、私はどのような原則で向き合うかということだ。

このログのfinalventさんの論旨からズレてしまいますが、↑のことに同感です。
必要以上にヒステリックになりすぎると、管理規制社会が助長され、悪循環に陥ってしまう気がして。
社会学者の発言は、うなずくことも多いですが話し8割に聞いとくのがいいなぁ、と個人的に思っています。

投稿: 八葉 | 2005.05.27 12:49

ここで言われているラジオ番組を聞いていないし、心理学を勉強した人間でもないのですが、finalventさんの
>心理的な背景のようなものは原則的に捨象していいのではないかと思う
に同意。犯人と同じような生活環境の中で成長して、場面に応じて似たような心理状態を作り出す個人は他にも大勢いるはずで、じゃあ、その人たちは皆がパターン化されたように同種の犯罪を犯すのか?と考えると、もちろんそうではありませんから。むしろこういう事件は特殊でしょ。もっと言うと、その特殊なはずの事件が次から次へとおこっているのは更に特殊な現象というふうに見えるのです。私には。(んー、そう見えてるだけかもしれないし。。)
>システムが十分に機能していてもなお問題が発生するかというと
に対しては、私は「する」と言い切ってしまいます。finalventさんのおっしゃる「システム」はおそらく行政面でのことかなと推察するのですが、日本の社会面のシステムにはネットがはられていないから(そう見えます)。pedophileに皆さんの関心がないからか、それとも寛容なのかとさえ思えます。常識的に言われている「変態」の枠でpedophileをくくるのは、今後、この種の犯罪を減少させていくにあたって方向性をあやまらせるのではないでしょうか。もともとこの両者は違ったものですし。「変態」は放っておいてもあまり実害はないかもしれませんが、もう一方のは違います。市民社会において「許容しない」という認識が広まっていることが基本線のようです。

投稿: むぎ | 2005.05.27 17:38

これからの若い世代では健全な保守的論説が権威として業界に残されていくかという不安はなきにしもあらず。

投稿: 睡蓮 | 2005.05.27 18:53

> まず、心理的な背景のようなものは原則的に捨象していいのではないかと思う。個人のこうした幻想域に社会はあまり関心を持つべきではないと思う。問題は、それが社会という契機で、つまり、私との関係性で問題になるとき、私はどのような原則で向き合うかということだ。

 そう思います。当事者の心中を思うと暗澹としますが、少なくとも、誰かの内面の心情そのものを俎板に載せて公に断罪するのは、相手が犯罪者であったとしても原則として控えたいと思っています。うまく書けませんが。
 (それでもなお何か分析が必要だとすれば、それは何よりも犯罪を減少させるための対策との関係で必要な範囲でなされるべきでしょうけれど、実際には多くが情緒的な非難と「自分は違う」という安心・納得のための解説で終わっているように思えます。)

 こうした事件は、文学的な現代の悲劇として嘆いて終わらせるのでなく、再発をできるだけ防ぐほうに頭を使わなくてはなりません。

 保護観察は実際には人手等の極端な不足が原因で、犯罪防止にはなっていないという印象があります。今回のような犯罪を防ぐためには、保護観察制度を機能させることがやはり近道なように思いました。
 あえて言うならネットの危険性というよりもおよそ人間の多様性、潜在的な危険性の問題としてとらえるべきでしょうが、それを「啓発」するとしても迂遠すぎるので。

投稿: 左近 | 2005.05.27 19:48

finalventさんこんばんわ。

確かおとといの朝のNHKラジオでしたね。
通勤中、車の中で聴いていましたが相変わらず同じような事を言っているなぁという印象が・・

>こうした二項対立は国際外交の世界でも同じだ、という。

ストックホルム症候群を挙げた点は3へぇ位うなずいてしまったのですが、この事件でそこまで風呂敷広げるかとげんなりきました。
朝から質の悪い冗句を聞かされたと感じましたよ(^^;

>心理的な背景のようなものは原則的に捨象していいのではないかと思う

私もこの点、同意ですね。
社会背景がどうであろうと犯した罪は罪。

犯した罪に応じた償いを要求するのが健全かなぁと思うのです。

投稿: hatuseno | 2005.05.27 19:56

(補足)
私の先の発言中にある
>日本の社会面のシステムにはネットがはられていない
「ネット」というのは、網、というかフィルターの役割を果たすべきもののことで、各種団体やソーシャル・ワーカーその他の連携、個人の意識も含めてそう呼称しました。(分かりにくくて、スマソ^^;)

投稿: むぎ | 2005.05.27 20:48

八葉さん
>必要以上にヒステリックになりすぎると、管理規制社会が助長され

かつて必要以上にヒステリックになることはあったでしょうか?せいぜい1週間程度報道番組を賑わす程度じゃないでしょうか?
列車事故のように100人ほど死んで、やっとこ新型ATSの設置義務という規制がひかれる程度じゃないでしょうか。
列車事故後の日本社会はヒステリックとお考えですか?

むぎさん。素朴な疑問ですが「変態」ってなんですか?
>心理的な背景のようなものは原則的に捨象していいのではないかと思う
>に同意。犯人と同じような生活環境の中で成長して、場面に応じて似たよ
>うな心理状態を作り出す個人は他にも大勢いるはずで、じゃあ、その人た
>ちは皆がパターン化されたように同種の犯罪を犯すのか?と考えると、も
>ちろんそうではありませんから。むしろこういう事件は特殊でしょ。

心理学が物理学や医学など他の学問より遅れているというだけのことではないでしょうか?
僕は牛肉の前頭検査を評価しています。慎重だからです。犯罪者と同一環境が100%害があるとは限らないという理由で放置するより、慎重であるべきじゃないかと思います。環境を勘案して犯罪者に同情するとか、減罪すると言う意味ではありません。その犯罪者の環境の中に社会から取り除くべきものがないかということです。アメリカ牛肉を輸入して一匹狂牛病の牛がいたら特殊だったと許容されますか?

投稿: eda | 2005.05.27 21:22

さて、今回の容疑者は山ほどの監禁と呼ばれるジャンルのDVD及びPCゲームが多数押収されている。
そして、現在日本においてこれらのジャンルの流通量はかなりの数に及ぶと推定されている。

ここで皆さんに質問。これらのジャンルを嗜好する、あるいは興味を持つ人間の中で何人が実際の犯罪行為まで及ぶのか?

つまり言いたいことはこのような人々は潜在的犯罪者とみなすべきなのか?あるいは単なる個人的嗜好とみなすべきなのか?ということです。


投稿: F.Nakajima | 2005.05.27 22:50

F.nakajimaさん
まさにそのへんに興味が湧きます。
僕は、潜在的犯罪者とみなすわけにはいかないので、変態なDVD及びPCゲームを規制すべきと考えます。

投稿: eda | 2005.05.27 23:09

そう言った意味では※※※さんのような三流のライターがブログで知ったかぶりを書いて全能感の充足を得ているのもフロイトを読んだ人間には常識でしょう。次回は※※※さんが自らの意図をこれこれだと説明しつつ記述する流儀がフロイト的にはどのように説明されるのか、というのを記事にするのはどうでしょうか?

投稿: iida | 2005.05.27 23:36

おっしゃるとおり※※※さんのような三流ライターがブログを使って幼児的全能感を維持されているのはフロイトの知識があるひとにはとても幼稚に思えますよね。次回のエントリーでは意図を自ら説明して自分を安全な位置に置いてから知識をひけらかて微弱ながら快感を得るという※※※さんのスタイルにおいてフロイト的な意味で抑圧されているものについての分析になるんでしょう。しかしそれもまたフロイトの知識があるひとたちにとっては幼稚で退屈なものになることが期待されます。

投稿: iida | 2005.05.27 23:46

たしかに※※※さんのような三流ライターが一日中ブログを使って幼児的全能感を満たしているという様子はフロイトの知識があるものにとっては幼稚な感じがしてしまいます。しかしフロイトを持ち出したからには、次回はブログで知識をひけらかすというジャンキーの※※※さんの精神の分析に移行されることになるんでしょう。しかしそれもまたフロイトの知識があるひとたちにとっては何とも退屈な幼児的全能感の充足に溢れたエントリーになることも間違いないでしょう。

投稿: iida | 2005.05.27 23:50

iidaさん。僕は宮台氏の言う万能感などどうでもいいですが、暴力にいたるかどうかが問題です。あなたの発言があなた自身暴力だと微塵も感じないとしたら、医者に行ったほうがいいですよ。悪い意味で言ってるわけじゃありません。カウンセリングはもっと気軽になるべきだと思っています。
僕はfinalvent氏の言う「ある一定数の犯罪は、自由主義社会のコスト域」というのを自由主義社会への皮肉だと捕らえたいと思っています。iidaさんの自由を許容する社会。

このコメントも削除してください。

投稿: eda | 2005.05.28 01:14

>edaさん、
「変態」とは、ということで少し調べてみました。とりあえず、新明解では;「変態性欲」の略。また、その傾向を持つ人。とありますが、内容がよくわからないので検索してみると、以下のようなページがあったので参考にしてみて下さい。(http://homepage3.nifty.com/kazano/degenere.html) 

「変態」には様々な解釈があるようで、現在では性的倒錯者を指しているようなのですね。ページ中の記述にあるような、そこまで深い意味があって使ったことばではなく、個人レベルをはるかに逸脱してはびこる可能性の高い、もう一方の人間による犯罪は、市民の意識、良心、を基にした各層の連携なしには減少の糸口にはならないであろう、と言いたかったわけです。それは伝わっていますか?

また、環境の中にある何かを取り除くことが大事であるということについては、もちろん異論はありません。が、edaさんの2番目のコメントにある変態DVDやPCゲームを規制すればこの種の犯罪に歯止めがかかるのではないかというご提案に対しては、効果を考え合わせると消極的です。

過去の犯罪の記録もそうなのですが、特にそれが小児・若年層に対する異常性愛によるものであれば、社会のどこに住もうと、網の目にひっかかるような社会面でのシステムが充分に機能していなくてはならないと思います。これは、私の先の発言と重複するのですが、社会の構成員の関心(犯人のプロファイルにではなく)が、そのようなシステムを構築する主要因になるのでは、と考えます。しかし、それでも全く無くなるとは考え難い。この点が、finalventさんのおっしゃる「自由主義社会のコスト域」という点とかかわってくるのかもしれません。

あと、牛の前頭検査の例えなのですが、前頭検査にどのようなメリットがあるのかよく分からないのと、社会犯罪と比較できるほどの知識がありませんので、こちらの方のお答えは割愛させて下さいね。(^^)

投稿: むぎ | 2005.05.28 02:06

リンク先にうまくつながらないようなので、ここに貼りなおしますね。
http://homepage3.nifty.com/kazano/degenere.html

投稿: むぎ | 2005.05.28 02:11

>社会のどこに住もうと、網の目にひっかかるような社会面でのシステム

とは具体的にはどのような物をお考えなのでしょうか?
よろしければご教示願います。

投稿: zzz | 2005.05.28 06:43

iidaさんのコメント中、氏によるfinalventの実名推定が含まれていましたが、マスコミなどでその名前がブランド化されている著名人ではないかたなのでそれが誰であるとかかわらず訴訟マターの可能性があるので、伏せ字としました。原則的にはこうしたコメントは削除します。

iidaさんのコメントがおっしゃりたいことは、finalventの精神状態へのフロイト的な批判ともとれますがであれば実名推定は必要ないと思われます。

投稿: finalvent | 2005.05.28 07:23

>zzzさん、
おはようございます。
特にご教示できるものはありません。そのようなものがあれば、という私の希望なり熱望であるとご理解下さい。(^^)

投稿: むぎ | 2005.05.28 07:47

西欧におけるプライバシー概念というのは、人間は穢れた存在ではあるが、同時にそれは神によってのみ裁かれる(かつ許される)べき、という意識が暗黙の前提のような気がします。つまり、プライバシー領域の行動を断罪する権利は神にしかない。
ただし社会的な行動に対しては人間社会がキチンと落とし前つけるわけですが。

性犯罪者のプライバシーを公開するというのは、むしろ行動を監視することに止め、そういう「心の内面」の議論に踏み込まない、という意味もあるのではないかなぁ。

投稿: ■□ Neon □■ | 2005.05.28 10:38

宮台批判をすると、ブログが荒れるという定説がここにも・・・
相変わらず宮台は痛信者が多いようで

投稿: eternalwind | 2005.05.28 11:30

むぎさん。お返事ありがとうございます。リンク先面白いですが、「変態」の説明ではないようです。
僕が分らなかったのは、むぎさんのおっしゃる「変態」と「もう一方の人間」との違いです。この違いに「許容する/しない」の線引きをされているようなので、定義が重要だと思いました。

>変態DVDやPCゲームを規制すればこの種の犯罪に歯止めがかかるのではないかというご提案に対しては、効果を考え合わせると消極的です。

僕も牛の事は良く知りませんが、害や効果が良く分らないから慎重であるという判断も必要だと思っています。「便利かもしれない」「面白いかもしれない」という理由で何かを利用する自由でなく、「害があるかもしれない」という理由で不自由を科す判断。
自由主義社会のコストに、犯罪だけ承認するのでなく、自由の制限にも目を向けるべきだと思っています。

犯罪者のプライバシー公開についてはNeonさんに基本同意です。論議としてあってもいいですが、その前にやる事があるんじゃないかと思います。

投稿: eda | 2005.05.28 12:39

私も、今回の容疑者と似た性的嗜好ですので、とりあえず一言(笑)
私は実際にやろうと思ったことなど無いですよ、とか、性犯罪の再犯率なんてたかだか一割でしょ、とか言ったところで、子を持つ方々の納得は得られないと思いますので、ゲームなどへの規制も有効なのかも と応じつつ。
要は、犯罪を防ぐために 社会と個人がどれだけの負担をするか、ですよね。極論すれば、国民総背番号にして買い物は全てカード(履歴が残る)、街中各所に監視カメラとNシステム、電話やメールもログを残し後でキーワードで検索できるようにし、ついでに事前に指紋&DNAを登録しておくーー。こんな世の中もありなわけで…(非現実的ですが 笑)
役場勤めだった叔父が、市内で老人孤独死した際にケアが足りないと騒がれて、「コスト・パフォーマンスを考えてほしい」とぼやいていたのを思い出します。どの程度の社会的負担で、どの程度の効果があるのか。保護観察制度の見直しや刑期の延長なども含めて、難しい課題ですよね…。

投稿: BBQ | 2005.05.28 13:40

 犯罪者のプライバシー公開と言うとミーガン法が有名ですが、その有効性には疑問点も多いようですし、うまく運用するのは難しい(コストパフォーマンスが悪いと言い換えてもらってもいいです)のではないかと思います。
 ついでですが、そこら辺の分析で興味深いサイトを見つけたので下に紹介しておきます。

ミーガン法のまとめ
http://macska.org/meg/index.html

投稿: エフ | 2005.05.28 14:08

心理的な背景はメディアがあるから
こういう事件が起こるというメディア悪玉論に対して
現実のニーズがあるからメディアがそれに応えただけ
という事を言うために触れないといけなかったんだと思いますが?

投稿: lala | 2005.05.28 19:23

>むぎさん

ありがとうございました。

投稿: zzz | 2005.05.29 00:19

荒しの人を除いて、いい人が多くて、涙を禁じ得ません。分析することと、分析された気質を否定することを混同してどーするって思いますが。そもそも、賢い人と思われたくて言を弄しているに100ミヤダイ。役に立たない分析より、実効的な対策を考えるべきだというのに同意。(それって、構造なんとやらって言うんじゃなかったでしたっけ?)「変態的著作物を取り締まるべき」と言っても、性は本質的に倒錯的ですから難しい。(裸になるのが恥ずかしい人は着衣でセックスするかと個一時間、、、)理不尽な暴力はたとえフィクションでも(倒錯というより良俗という意味で)いかんと思うけど。30 年前なら、「うちの娘を傷物に、、(もちろん合意の上のセックスですよ)」なんて科白がフィクションでも成り立っていた時代に比べれば、性犯罪が心理的にも経済的にも容易になったのは確か。私は宮台みたいにそれが必ずしも不可逆だと思わんのですよ。

>> BBQ 殿
> 性犯罪の再犯率なんてたかだか一割でしょ、
一割という数字が仮に正しいとして、それぐらいなら十分低いとされる根拠がよくわかりません(野球の打率ではないのですから)。性犯罪者の捕捉は、社会的負担が低くて実効性の高い対策として提案されているわけですよね。正しいかどうかは別にして。

投稿: 粘着電脳研究家 | 2005.05.29 03:16

この場をお借りして失礼します。(finalventさんの論とはズレてしまってますが、お許し下さいね。)
eda様 返事が遅くなってすみません。
「必要以上にヒステリック」と言ったのは・・・ある事件が起きて、それに対して感情だけに頼った発言や報道が、社会的な気分だけを先行させて、何某かの対象に対してバッシングする・・・ようなことを想定したからです。
列車事故について言えば、「1週間程度報道番組を賑わす」というようなことでなく、この事件に影響を受けて、駅員に暴行を働く暴言を吐くような第三者がいたりした、置石があったなど連鎖のような出来事対する危惧に当たるのでしょうか。事故再発防止の対応策として「新型ATSの設置義務という規制」がひかれるのは、“規制”であっても、これを支持するのは万人にとって常識の範疇で、ヒステリーによって導入されることが決まったわけじゃないでしょうから(笑)それ以後の日本社会がヒステリックになったとはもちろん考えていません。
余談ですが、健康増進法によって喫煙者が社会悪とされかねない状況になったのは、規制に作用された感があります。煙草はもともとは嗜好品でしょ? もちろん健康に良くないのはわかっていますが。

「自由を許容する社会」と、マナーやルール・・・価値観・道徳観などは、密接に繋がって成立し得るもので、その構成員としては、できれば関係性のイイ状態で暮らしたいです。もちろん、私は社会学者でもジャーナリストでもなく、情報を受け取って自分の中で消化する、いわば啓蒙される側。コスト換算も必要とは思いますが、だからといって全てを計って保険をかけることで、リスク回避を強要することが、あるべき社会の姿かと思うと、なんとなく陰鬱になります。ああ、水も安全もタダだと思ってた頃に戻りたい(笑)あっ!またしても話がズレてますね、ゴメンナサイ。

投稿: 八葉 | 2005.05.29 09:42

>30 年前なら、「うちの娘を傷物に、、(もちろん合意の上のセックスですよ)」なんて科白がフィクションでも成り立っていた時代

それって日本で歴史的に見れば30年前「だけ」
ですけどね。

投稿: lala | 2005.05.29 13:14

>>粘着電脳研究家さま
あ、すみません。監視社会は あくまで重い負担の例として挙げただけで、犯罪対策として導入しよう、とかの主張ではなかったのですが。言葉が足らず、申しわけございません。M(_ _)M

>たかだか一割
他の犯罪に比べて低い、と言いたかっただけで。あちこち誤解される表現で、全くもって申し訳ないです…。
奈良の女児殺害事件のとき、TVのニュースで繰り返される「性犯罪は再犯率が高い」の数字が、4割弱~6割超まで幅があったので、ちょっと不思議に思っていたのですが。後日、クローズアップ現代で2003年の再犯率が、
  強制猥褻 11.5%  婦女暴行  8.9%
と出てきて、あーれー?と。(^^;)
(他の犯罪に比べると再犯率はむしろ低いんだそうです。が、しかし、一部の性犯罪者は同じ犯行を繰り返す傾向があり、検挙者を見ると5犯以上が2割を占める、と言っていました)
そのようなわけで、一部の常習者がいるからと言って、全ての性犯罪者を「またやるかもしれん」な目で見て それにふさわしい監視をつけるのは、社会的に割に合わない(高くつく)よね、と思っての「たかだか1割」との表現で…。

凶悪な事件が起きると、ゲームなんかはすぐに槍玉に挙げられてしまうので、今回もビクビクしております。私の感覚では、無菌室で育てるより、子供はお外で遊ばせて抵抗力つけさせなさいな、と思うのですが。エロゲやAVの無い社会を作るより、エロいもの見ても犯罪に走らない子供に育ててよ、と思うのですが。(っていうか、圧倒的多数の人はAV見ても犯罪には走らないですし)
しかし、奈良の事件の際にも、「萌えフィギュア族」なんて言葉を作った上で、フィギュアや食玩が犯罪を誘発・助長している、こんな社会のままでよいのか?、との主張をなさったマスコミ人もいたわけで…。
どうしたものでしょうねぇ。(^^;)

投稿: BBQ | 2005.05.29 15:42

このトピックス続いてますね。
エロゲや変態dvdとか、フィギュア(?)が個人的な嗜好の範囲内におさまっていれば子どもは安全ではないのか、と考える人は多いと思うのです。だからこそ、規制せよ、となるのでしょうが、この種の犯罪は嗜好の延長線上に発生するものではないと思いますょ(規制するなということではありません。規制はあって当然と考えています)。小児性愛者たちがどのように行動し広い範囲にわたって組織化していくかは、欧米の例を新聞、雑誌の記事をてがかりに見ていくほうが理解しやすいかもしれません。単に「変態(変質者)」の犯罪ととらえていると、結果的にbarking up the wrong treeであったということになりかねないと危惧しています。大分前になりましたが、アメリカで逮捕してみれば関係者は欧州にまで及んでいた事実や、欧州での大掛かりな摘発に戦慄した記憶がなまなましい人が日本にも大勢いることと思います。。。一般の人の目につきにくい犯罪、しかも犯人はくだんのプロファイリングなんかでは想像もつきにくい人物であることが浮き彫りにされています。

日本の犯罪がこれまでより複雑化してきているように見えます。

投稿: むぎ | 2005.05.29 18:11

粘着電脳研究家さん。
>理不尽な暴力はたとえフィクションでもいかんと思う

暴力映画、暴力ゲーム、レイプ、監禁、調教、痴漢、覗きなどの暴力をモチーフにしたエロ著作物はいかんと思うけど、取り締まりはできないとお考えですか?その理由は「性は本質的に倒錯的ですから」という分析ですか。
それとも。理不尽な暴力とはなんですか?倒錯的な性欲を起因とした暴力は理不尽ではないと言う事でしょうか?つまり一連の性的な犯罪もしょうがないと?

八葉さん。
ヒステリーが暴力に結びつけば、認められることではありませんが、犯罪を自由主義社会のコストとしてみるならヒステリーもコストのうちだと思います。列車事故後の、駅員への暴力や置石などは「1週間程度報道番組を賑わす」程度のものに感じています。

ヒステリーは非常に単純です。感情に起因してますから。ヒステリーで暴力ふるったら勝手に罰せられてろ!ですむ問題で気にするほどのことじゃないと思います。我々は相手を怒らせないように生きていれば、ヒステリーによる暴力をかなり回避する事が出来ると思います。

社会事件と言うのは、全て自分にも降りかかるかもしれないものです。列車事故は特にそうです。オレオレ詐欺だったら、こんな手口だから引っかからないようにしようという社会からサジェスチョンがあります。

ところがスパーフリーだとか今回の一連の性犯罪を受けて、社会からの声が上がっているように思いません。被害者でさえ、恥ずかしいから、ヒステリーも怒りも悲しみも表明しないからじゃないでしょうか。それとも世の男性が被害者になる可能性がないから、感心がないのでしょうか。正直僕もあまり関心ないですが、finalvent氏がこの問題に立ち入るのが品が悪いと言い放って黙りこんでるのは、最低の部類の発言だと思います。僕がこうして書いているのは、ヒステリーで、立ち入ってエロビデオやエロゲームを規制すべきじゃないかと言うのは下品なのだろうか。

BBQさん。
「エロいもの見ても犯罪に走らない子供に育ててよ」というのも説得力あるのですが、よし分かった。まかせとけと言える人などいないでしょう。規制は必ずしも業界を苦しめるものとは思いません。例えばテレビ局には何パーセントかは教養番組を放送せよなんて物があったと思います。エロ業界が性教育事業に乗り出す事も考えられるわけです。性のプロなんだろうから、国の教育機関がつくるものよりましなものが出来るかもしれません。

むぎさん。
>この種の犯罪は嗜好の延長線上に発生するものではないと思いますょ

小児性愛者だけ特別視されているようですが、この種の犯罪は嗜好の延長線上でなければ、組織化された犯罪ですか?それとも心理的背景ですか?

>エロゲや変態dvdとか、フィギュア(?)が個人的な嗜好の範囲内におさまっていれば子どもは安全ではないのか、と考える人は多いと思うのです。

何かの間違いじゃないですか?僕はもし子供がいたら、エロゲや変態dvdなど見て欲しくないですが。

投稿: eda | 2005.05.29 23:09

>edaさん、
こんばんは。

edaさんのおっしゃることよく分かります。ここのコメント中にも規制にたいして反対している人はいないようですよ。私も含めて。

各人の発言の内容は、それぞれ前提とする背景や理解の奥行きをもとに限られた文字数で表現しているので、全てを100%理解することはむずかしいと思います。

規制に限っていうと、日本には今までなかったのかと逆に疑問がわいたくらいです。edaさんに同感しますよ。よくない物はよくないと発言してきましょうね。

投稿: むぎ | 2005.05.30 00:56

性犯罪の再犯率について一点だけ。
よく出回ってる再犯率はあくまで同一犯種の再犯率なんですね。つまり強制わいせつで過去に捕まった者が強姦罪で捕まっても、統計上はその強姦犯は再犯をした事にはならないんです。性犯罪の再犯率という意味ではかなり無理がある統計なんですね。
わかりやすい例で言うと、例の奈良県少女誘拐殺人事件のK容疑者は過去に幼女への強制わいせつ罪と幼女の首を絞め殺人未遂で検挙されているんですが、彼の場合、統計上は性犯罪では再犯をおかしてないことになってしまうわけです。
ちなみに2003年の統計では強姦で摘発された者の49.6%、強制わいせつで摘発された者の41.1%が過去になんらかの前科前歴を持ってるそうです。もちろん安易な決め付けはいけませんが、この中にK容疑者同様、罪状はともかく動機に性的なものがある犯罪がどのくらいあるかはやはり気になるところです。
いずれにしてもリンク先の記事にある通り、まずは関係当局がきちんとした統計をとって情報を開示していただきたいものです。

http://www.toonippo.co.jp/news_hyakka/hyakka2005/0113_2.html

投稿: abc | 2005.05.30 01:02

>abcさん、
まずは警察の統計のあり方を見直す。重要ですよね。このままじゃあこのコメント欄で指摘されているような犯罪を未然に防ぐ手がかりにもなりませんよね。こういう当局の不備はむしろ責められるべきではないのかと思ってしまいます。

投稿: むぎ | 2005.05.30 02:04

>abcさま
なるほど。勉強になりました。M(_ _)M
本当に、統計を見直していただきたいですね。「過去になんらかの前科前歴」ですと、それが詐欺や窃盗かもしれないわけで。規制強化を検討するのであれば、実のある議論をしてほしいですし。
でも、いざ規制されるとなったら、それはそれで怖いんですけども(苦笑)
性犯罪を誘発しそうなものって多いですよね。レイプ・痴漢・盗撮・ロリ・望んでないSM&調教など。女教師や義母や職場セクハラものも不適切か? これらジャンルのAV・アニメ・エロゲー・マンガ・小説が廃絶されるとしたら、かなりシャレにならないですよー(笑)
(年齢引き上げ(20禁とか)じゃダメなんだろうなあ…)

投稿: BBQ | 2005.05.30 02:21

> lala 殿
>> それって日本で歴史的に見れば30年前「だけ」
そんな風に、歴史的に視野を広げて、極端な貧富の格差や身分制度なんてものがある時代にさかのぼれば、現代的な問題は自然に解消できるでしょうけどね。

> BBQ 殿
BBQ さんが、監視社会を肯定してるとも思ってませんし、それを非難しているわけでもないです。むしろ有効な手段は採用してもよいと思っています。性犯罪は強盗、傷害、殺人などの粗暴犯に比べれば、検挙の努力も刑罰も軽いと思われますし、警察が介入しにくい性質もありますので、予防のコストや効率は、他の犯罪と単純に比較できないと思います。犯罪を予防すること自体の是非は別として。

> eda 殿
判断基準を倒錯に置くのではなく、暴力とか幼児にしろと主張しているのです。あらゆる性行為は、広義で倒錯的だと考えていますので。ついでに言えば、性愛を限りなく肯定的に捉えたり、賛美するのもいい加減やめるべきです。性は劣情だというのも一面において真実なわけで。

投稿: 粘着電脳研究家 | 2005.05.30 02:26

「メディアを取り上げて鍛えなおせば更生できる」
問題じゃないんですけどね。現実のリソースが不足してるわけで
これが解消されない限りというか解消されることは有り得ない訳で
主観的に気に食わないと思うのは自由ですがそれが現実の施策として
行われてメディアが一掃されてアキバに人がいなくなっても
それこそ欲求を昇華できない人たちが路頭に迷うわけで
現実にはその方が危険だと思いますが。

投稿: lala | 2005.05.30 11:36

粘着電脳研究家さん。
>判断基準を倒錯に置くのではなく、暴力とか幼児にしろ

それは分りますが、法律もマスメディアも倒錯を断罪していなくて「監禁」とか「幼児」を基準にしてると思うのですが。
個々について論じる事も必要ですが、ここではとりあえず「倒錯」とか「変態」でくくっているわけで、性がすべて倒錯という文学的感覚では、議論にもならないのでは?
その感覚を持って「変態的著作物を取り締まるべきと言っても、性は本質的に倒錯的ですから難しい。」というには論理の飛躍があると思います。

lalaさん。
>メディアが一掃されてアキバに人がいなくなっても
それこそ欲求を昇華できない人たちが路頭に迷うわけで
現実にはその方が危険だと思いますが。

一掃する必要もないと思いますが一掃されたから危険な行動に走るようなら、一掃されなくても危険な人物ですよ。そういった羊達は何も特殊な人間なわけではなく、普通に社会生活を営んでいる人が大半だと思います。「奴らは変態メディアがなくなったら、危険な行動を起こす」みたいな発言に偏見が見て取れます。想像で話をするなら、路頭に迷うのは、今堪能してる人だけで、今後も続いていくであろう変態趣向者を生まない方が価値があると思う。
現実のリソースって、なんですか?秋葉にどんなエロ資源があるかですか?犯罪事例ですか?

投稿: eda | 2005.05.30 21:38

性犯罪は今のようにメディアで様々な嗜好を享受出来なかったころに比べて明らかに減っています。

投稿: lala | 2005.05.31 00:02

lalaさん。
その答えで仰りたい事は分りました。エロメディアが反乱しているが性犯罪は減っているので、エロメディアは性犯罪を抑止する効果があるという社会学的分析ですね。僕にとっては新発見です。

リソースがないと仰ったのが、因果関係を導けるデータはないという意味で使っておられたのだと思っていたのですが、因果関係大有りだったわけですね。逆の意味で。リソースがないと仰ったのはそもそも問題もないと言う意味だったのでしょうかね。

しかし性犯罪が減ろうが増えようが関係ないと思いませんか?交通事故による死者は減っているが、飲酒運転の罰則が強化され、運転中の携帯使用が規制されています。悪質な運転による被害者が気の毒なのは数の問題じゃないと思います。権力の横暴と考える人もいるでしょうけど。

交通事故が減っているのは警察のモチベーションもあれば、国民の監視もあるからだと思います。エロ業界に関しては国民の監視もなければアナーキー状態だと思います。不足しているリソースは、業界にどんな規制がかけられるかとか、業界がどんな状況で、不法な業者がどれほどいるかなどの情報じゃないかと思う。現にここでもどんな規制がかけられるかまで議論に及ばないわけです。

「メディアを取り上げて鍛えなおせば更生できる問題じゃないんですけどね。」とか、「主観的に気に食わないと思うのは自由ですが」とか仰ってますが、誰も一掃しろとか、更生できるとか、エロメディアが気に食わないと言ってないと思いますが。僕も普通の男ですから、ゲームはやった事ないけど、エロビデオなら見たこと有りますし(←自慢すんな)、見りゃあ勃起もしますよ。(←自慢すんなって)

投稿: eda | 2005.06.01 00:03

↑自己レス
>現にここでもどんな規制がかけられるかまで議論に及ばないわけです。
BBQさんが年齢制限について言及されてました。僕なんかはアダルトショップでの身分証提示など想像したりします。

投稿: eda | 2005.06.01 00:04

今のメディアは殆ど商業ベースでニーズに応えてるだけです。
メディアによってそうなったのではなくて
現実を経てそうなった人にメディアが合わせたのです。


投稿: lala | 2005.06.02 03:04

lalaさん。そんな卵か鶏かみたいなご主張は、想像にしか過ぎません。
ほったらかしといたら、見えざる手がうまい具合にしてくれるなんて、恐慌を経た今は幻想だと思います。

僕の理解ではlalaさんのご主張は以下のとおりですが、すべて説得力も情熱も感じません。
1.エロメディアがなくなれば、はけ口を失った人が危険。←偏見
2.エロメディアは性犯罪を減らす効果あり。←個人的分析
3.エロメディアは市場が作ったのだから問題なし←19世紀

せめて、「エロサイト運営してるから困る」とか、「後門使わないと、どうしてもいかないんです。それだけは規制しないで下さい!おねがい」とかだったら、~後門ってそんなにいいの?~そうなんです。あーして、こーすれば、安全だし、コレをこーしたらナニを刺激して、アレな効果があるんです。と言うのなら情熱も感じますし、じゃあ分かった分かった、それは規制しなくていいよ。と僕も納得します。
想像してください。変態ビデオを見た息子が「ねえ父ちゃん、このプレイをやってみたいんだけど」と聞かれたら適切な指南できますか?「あーして、こーすれば、安全だ」とか「抜けなくなったら、そのままの格好で医者に行く覚悟でやれ」とか「ナントカ症になるから止めとけ」とか、知識なき自由は無秩序だと思います。

まあそんなざっくばらんな子供いないだろうけど。finalvent氏はこういう下品なコメントを恐れたのかもしれませんね。でも既存大衆誌でもなければ、みんな匿名で書いてるんだから、ざっくばらんも有りだと思いつつ、失礼。

投稿: eda | 2005.06.02 21:58

主観的な感想なんかどう思われようが結構ですが
今のメディアの変遷を見れば常識です。
宮台ネタだったので少年犯罪の推移や日本の性風俗の歴史や
サブカルチャーについてその程度の知識は
ご存知だという前提で話を続けた私が愚かでした。

投稿: lala | 2005.06.03 00:24

lalaさん。
その程度の知識というのがどの程度なのか分かりませんが、あなたの程度が常識とするのは確かに愚かですね。

投稿: eda | 2005.06.03 00:37

>私が愚かでした。
この部分は余計でしたね
不快に思われたなら謝ります失礼しました。

ところで昔の日本が性道徳的に厳格で
少年犯罪も少なかったと認識されているのですか?

http://kangaeru.s59.xrea.com/index.htm

↑でも参考にしてくださいませ。

投稿: lala | 2005.06.03 01:19

lalaさん。こちらこそすいません。リンクありがとうございます。国内の少年犯罪データベースですね。性犯罪が減っていることを示すものではありませんね。

>ところで昔の日本が性道徳的に厳格で少年犯罪も少なかったと認識されているのですか?

そのような認識はもっておりません。というか前に書いたように、統計上減った増えたを性犯罪を論じるのに利用するつもりもありませし、エロメディアは性犯罪の必要条件とは言えないが、十分条件にはなっているという程度のしょぼい認識ではあります。

僕は社会学者が行なう分析には面白いか否か程度の期待しかしておりませんが、少年犯罪の件数が減ったからといっても、戦後の発展途上の貧しい日本と今の先進国としての日本を単純に比較できませんし、被害者が13歳未満の場合は、同意を得ても強姦罪や強制わいせつ罪になりますが、とても少年少女への罪が告訴されているとも思えません。それに性犯罪に限らずヤあさんの犯罪の多くが認知されていないということも考慮すべきでしょう。一度ヤあさんに監禁されて御覧なさい(彼らはあくまで軟禁とよぶだろうが)。まず訴えられないでしょう。法律も哲学も守ってくれませんから。訴えないという事が唯一あなたを守る方法です。統計データはメディアと犯罪の因果関係を証明することも出来ませんが、問題がないことの証明にもならないと考えます。

余談ですが、多分イタリアとアメリカのマフィアだけじゃないでしょうか?これほどの経済基盤をもった非合法組織を持っている国は。よく知りませんが、せいぜい窃盗団かゲリラ組織で、ちょっと遅れた国の象徴なんじゃないでしょうか。違法エロメディアの製作にも末端組織が関わっているんじゃないかなあと想像も出来る。

仮に性犯罪の、絶対数が少ないからという理由で、性犯罪を問題視するほどでないとするなら、列車事故で犠牲者107人というのは、自殺者の万人、強姦被害者、強制わいせつ被害者のそれぞれ千人という単位からすれば小さいといえる。列車事故が一度に多くの人に影響与える事件であることも言えるが、やはり誰でもいつでも被害者になり得るというのが、センセーションだったのではないでしょうか?僕は自殺をするつもりもないし、僕にわいせつ行為をはたらこうとする物好きはいないと確信してるから、自殺や性犯罪に関心がないのです。仮に僕が女性でも、不細工なおばちゃんなら、性犯罪は大問題と訴えたところで、世の男性は「心配すんな」と肩をたたいて、鏡を差し出すんでしょう。薬物もそうです。良識のある大人は興味ありません。自分がしなきゃいいというのは分かっているから。「馬鹿なガキがやってら」程度にしか思っていないのではないだろうか。日本はこうして暴力団に寛大なんだと思ってしまう。

投稿: eda | 2005.06.04 21:40

数字などどうでもいいですが、一応、犯罪白書を見ました。性犯罪、少年犯罪に限らず、ほとんどの犯罪が30年代をピークとしていますね。だが強姦についてはこの20年くらいは増加傾向なわけです。50年ほど前のデータと比較してどれほど有効でしょうか?強制わいせつに付いてはピーク時の数値を既に超えています。ちなみに30年代の数値は強姦に強姦致死が含まれていますし、もちろんその間に法改正も行なわれているし、人口分布も、経済状況も違うので、僕はその数値をもって性犯罪を問題視しているわけじゃありません。主観的に問題視してるだけです。どのデータから、性犯罪が問題ないということを常識とされるのですか?

少年犯罪データのリンクを貼られたのは、少年犯罪は減っているということが仰りたかったのか知りませんが、全体の犯罪に対する少年犯罪の割合が、他の先進国より極端に多いと聞いた事ありますし、データの見方によって常識なんて変わりますよ。主観はダメでデータを見よというふうに考えられておられると感じますが、会議とか決め事なんて、割と主観で決められるものだと思います。

単純な数字で遊びますと、平成15年強姦と強制わいせつを合わせて、被害者年間1万2千人。以下仮定で15歳~25歳のかわいい女性が被害にあうとして、人口約750万人の内かわいい女性は3分の1の250万としましょう。被害者数は5%増加傾向だが、横ばいで10年間推移すると仮定すれば、10年後25歳のかわいい彼女が出来たら、彼女の過去に被害者として認知された可能性は5%ほどです。泣き寝入りは含まずです。かわいい彼女持ってる友達20人見たら、そのうち一人は被害者経験アリです。数字で判断するのは無駄だと思いませんか?それとも全く問題にならない数字とお考えでしょうか?ただ単に無関心なだけじゃないですか?数が増えてようが減ってようが、多かろうが少なかろうが、そんなの問題か問題じゃないかの判断基準に出来ないと思います。強姦被害認知数が30年代水準の5000件くらいになったら問題視するんですか?それともピーク時の6000件くらいですか?5500じゃどうです?ばかばかしい。ちなみに強姦と強制わいせつ合算すれば、現在がピークです。

以上はlalaさんの反論として書いただけで、僕は性犯罪とエロメディアの因果はわかりません。アメリカの禁酒法の例もありますので、撤廃しろと言ってるわけではありません。ご自分を愚かというのを不快に思いません。ご主張を断言してしまうところが不快です。レトリックとして断言を使うこともありますが、それには断言する理由が必要です。「日本の性風俗の歴史やサブカルチャーについてその程度の知識」と仰っているのが何なのか分かりません。エロメディアにガス抜き効果があるとされるなら、性犯罪者の更生プログラムに、エロビデオ視聴するのをお勧めになりますか?

参考資料
昭和24~49年
http://hakusyo1.moj.go.jp/image/16/image/h001006e.jpg
昭和58~平成4年
http://hakusyo1.moj.go.jp/image/34/image/h001009e.jpg
平成5~14年
http://hakusyo1.moj.go.jp/image/44/image/h003001004001h.jpg
平成15年
http://www.moj.go.jp/HOUSO/2004/images/hk1-03.gif

投稿: eda | 2005.06.04 21:51

>ちなみに強姦と強制わいせつ合算すれば、現在がピークです

検挙や認知については警察の方針が変わったということもあり、必ずしも犯罪そのものが
増えているとは限りません。
本当に増えたのかもしれませんが。

別に問題にするなというわけではないのでしょうが、だからといって必要以上に煽るのも問題でしょう。

投稿: TT | 2005.06.21 23:43

でもえろメディアと性犯罪減少の因果関係が証明されたわけじゃないから、エロ規制反対の論拠にはならないでしょ。
規制したらもっと減らせるかもしれないわけだし。
ただ長期的に見れば高齢化で確実に減るはず。性犯罪の大半は若者が加害者被害者なんだから。

投稿: えろいひと | 2005.06.23 13:30

>えろいひと

因果関係が証明されないこと自体が規制反対の論拠なのです。

投稿: eternalwind | 2005.06.23 18:05

>規制したらもっと減らせるかもしれないわけだし。

因果関係が証明されていないのだからこう言い換えることもできます。

ポルノが一定の性のはけ口になっている。
だから以前に比べ性犯罪が減ったのだと。
こういう例があります。

1958年に売春禁止法が施行されて以降皮肉にも性犯罪は急増しました。

カナダは非常にポルノに厳しい国だと聞きます。しかし、強姦発生率はアメリカの倍近い
です。
スウェーデンはポルノ解禁以降性犯罪が減少しました。

もちろん因果関係があるかどうか不明ですが
こういうこともあるということです。
だいたい近年ポルノが蔓延しているといいますが、以前はなかったというわけではありません。
性犯罪が減少し続けた80年代にはインターネットは無くアダルトゲームも今ほどではなかったけれど、
AVはあったし、それ関係の本も腐るほどありました。
漫画もテレビ番組も今とは比べ物にならないほど過激で煽情的でした。
何よりこの時代は児童ポルノが普通に
売られていたのです。

近年認知件数が急増したのは強制猥褻です。
強姦も増えていますが非常に緩やかです。

以前にも述べましたが警察の姿勢が認知や
検挙に影響することがあります。
まず平成8年に警察が被害者対策要綱
を出してから増え始めました。
つまり被害者の泣き寝入が減ったのです。
また、近年の警察の不祥事などから小さな
事件でも受理するようになりました。
さらに性犯罪への取締りが強化されました。
これ以外に援助交際といったものも強制猥褻にカウントされるようになりました。

あとセクハラや女性専用車両など全体的に
性犯罪に対する社会の意識の変化が
これらの数値を引き上げているのだと思われます。

別にポルノを規制したところで人間の性欲
が無くなるわけではないでしょう。
規制したら減少するかもしれないというのは
なんとも無責任なことなのだと思います。

投稿: TT | 2005.06.23 23:24

>因果関係が証明されないこと自体が規制反対の論拠なのです。

規制しても増えないなら規制してもいいのでは?
死刑制度は殺人抑制に効果があると証明されてるから維持されてるわけじゃないでしょ。
増減に影響がないなら、多くの人が望むほうにすればいいってことです。

>別にポルノを規制したところで人間の性欲
が無くなるわけではないでしょう。

ぽるのがなくても性欲は解消できます。
ポルノ規制したら増えると証明されれば規制緩和に賛成ですが、そうでないなら強姦や監禁ものは規制してほしいですね。

投稿: えろいひと | 2005.06.24 14:00

>規制しても増えないなら規制してもいいのでは?

我田引水?

「因果関係が証明されない」のだから「規制しても増えない」かどうかも証明されてませんわな。

>ぽるのがなくても性欲は解消できます。

どうやって?スポーツで発散?(薄笑)

投稿: (anonymous) | 2005.06.24 14:24

>1958年に売春禁止法が施行されて以降皮肉にも性犯罪は急増しました。

これは同じ年に複数人による強姦罪が親告罪から非親告罪に切り替わったためという説が有名ですね。
いずれにしても強姦は戦後、1960年台前半まで急激に増え続け、そこをピークに激減していきます。つまり売春が禁止されていなかった時には強姦は増え続け、売春禁止法が施行され、その法律が周知徹底されてきたであろう数年後からは激減していくわけです。

>カナダは非常にポルノに厳しい国だと聞きます。しかし、強姦発生率はアメリカの倍近い
です。

オーストラリアはいくつかの州で売春やポルノが合法化されていますが2000年の国連統計によるとカナダより強姦発生率は高いです。
そもそも強姦罪は国によって構成要件が著しく違うのであまり国際比較には向いてません。

>スウェーデンはポルノ解禁以降性犯罪が減少しました。

これはよく2chにソース無しに貼られる事の多いフレーズですが、何か根拠はあるのですか?

投稿: (anonymous) | 2005.06.24 17:55

>売春禁止法が施行され、その法律が周知徹底されてきたであろう数年後からは激減していくわけです。

建前上やってないことになってるだけで
まったく徹底されていません。
ソープでは何処でも本番やってます。

投稿: lala | 2005.06.24 21:59

まったくどうでもいいことですが、情報を訂正したいと考え書き込みます。カナダにおけるポルノ規制は、全然厳しくないか、仮に法制度がどうあれ、都市部においてはまったく気にもされていないかのどちらかだと思われます。日常的に流布されているパブリケーションにおける風俗広告の出現回数は、あらあららで、日刊ゲンダイの比ではありません。

また、モロダシ遭遇率の高さも目をみはるものがあります。半年冬ですので夏に集中しているという点もありますが、ある種のパレード(しかし10万単位で人が集まる)におけるモロダシ発生率は高く、また一般にこれは許容されているともいえます。これはポルノとは定義されないでしょうが、見る人にとってはポルノ以上かもしれません。数値や法制度比較ではこのへんは落ちるでしょうね。

また移民、ことに経済的に下位にある国々からのそれが多いことも手伝ってといっていいと思いますが、マフィアやらブローカーやらといった組織化されたグループによる売春婦の提供も常に問題とされています。ストリートに立つ娼婦というのは全然珍しくなく見かけることができます。

おそらくこのへんも「ポルノ」とは関係なく取り扱われるかもしれません。

全体として、セックスへの関心の高さは、すんごいものがあります。まじめなセックス解説のテレビ番組があったりもします。これも「まじめ」ととられる人もいますが、上述の通り、ポルノ以上の効果をあげていることもあるでしょう。きわめて直接的な映像なんかも見られますから。

ただしこれらすべてのことと強姦発生率がどう関係するのかはわかりません。

ここでの本筋とは関係ないですが、以上現地情報まで。

投稿: Soreda | 2005.06.30 17:55

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