« 日本の東アジア外交は米中間定期高官協議に従属するだろう | トップページ | ニートについて »

2005.04.11

C is for cookie, that's good enough for me ♪~

 "C is for cookie, that's good enough for me"♪~、歌ってしまいそうだ(試聴7を参照)。そして、行進してしまいそうだ。Cのつくものといったらクッキーさ、オイラはこれさえあれば大満足。

cover
Sesame Street Platinum:
All-Time Favorites
 そ、セサミストリートのクッキーモンスター(参照参照)の歌。すでに一部で話題のとおり。この歌が子供の健康のために廃止となった、というか、歌詞が変わる。本歌はこれ(参照)。

Now what starts with the letter C?
Cookie starts with C
Let's think of other things
That starts with C
Oh, who cares about the other things?

C is for cookie, that's good enough for me
C is for cookie, that's good enough for me
 :


 新しい歌詞はよくわからないが、歌のタイトルは"A Cookie Is a Sometimes Food"らしい。「クッキーはときどき食べるもんだよ」……
 ああああ! そんなことがあっていいのかぁ!
 APニュース"Cookie Monster Eating Less Cookies"(参照)の記者も悲鳴を上げている。

"Sacrilege!" I cried. "That's akin to Oscar the Grouch being nice and clean." (Co-workers gave me strange looks. But I didn't care.)

 "Sacrilege!"はなんと訳そうか。中野好夫なら「なんて罰当たり」だろうか。まったく、そんなことがあっていいのか。クッキーモンスターからクッキーを取り上げるなんて。と、余談だが、Oscar the Grouchのほうは私がずっとMacintoshで使っていた必須アイテムだった(使っちゃだめだってさ)。
 APの記事では、この問題を"But what about their position on Cookiegate? "と追及していく。なかなかのお話。
 この大事件の余波も大きい。Seattlepi.com"Cookie Monster caves"(参照)ではいくつか関連報道をまとめているのだが、出だしがふるっている。

OK, it's not exactly the most important story of the week but people sure have strong opinions about the news that Cookie Monster's will cut back on his namesake treats.

Even the most vocal critics seem to agree that skyrocketing childhood obesity is a major problem -- they just don't think that changing a ravenous muppet's eating habits is part of the solution.


cookie_monster 健康志向よりも大切なものがあるような気もするのだが、という気持ちは米人・加人も同じ。
 この大事件、日本国内のブログでは、と、なんだかブログ時評みたいだが、ブログ「丸い卵も切りよで四角」”クッキーモンスター、クッキーの量を減らす。”が、わろた。

小池さんがラーメンを、ドラえもんがドラ焼きを減らすのとは、
訳が違う。
クッキーを食べるのが、クッキーモンスターの
存在する理由みたいなものだろうに。

 まったくね。
 しかし、時代がものすごく健康志向ということなのだ。したがないのだろう。
 ちょっと前のワシントンポストだったが、クラフトがスナックの広告を取りやめしたという記事"Kraft to Curb Snack-Food Advertising"(参照)があった。

Moving to address growing concerns about childhood obesity and unhealthful eating habits, Kraft Foods Inc. will announce today that it is going to curb its advertising of many popular snack food items to children under 12.

 米国では子供の肥満が深刻な社会問題というのだが、それとこれとは関係ないような気もする。が、時代というのはある方向に進んだらしばらくは元には戻らない。というか、二度と戻らないことも多い。
cover
熊を放つ
 ジョン・アーヴィングの「熊を放つ」じゃないけど、袋一杯チップス・アホイをもって、クッキー・モンスターに、お前、これ忘れたんかい、と差し入れしたい。あれだ、チップス・アホイだ。日本で売っている、あのちっこいんじゃなくて、米国のあの、でかいやつだ。アホイ(Ahoy)!

|

« 日本の東アジア外交は米中間定期高官協議に従属するだろう | トップページ | ニートについて »

「社会」カテゴリの記事

コメント

モンスターのモンスターたる所以を奪えると思うんですねぇ。
番組には、クッキーモンスターのダブルが出て、本人は工房で縛られていそうだ。

クッキーを奪われたクッキーモンスターは力が出ないので、抜け出せない。
そこに、作業員が食べたクッキーの欠片が落ちているのが見えた!
クッキーモンスターは縛られた体で這い、欠片ににじり寄っていく‥

にしてもアメリカの子供はそんなに歌に影響されるんでしょうかね?

投稿: もんどり | 2005.04.11 08:35

単純に考えて、マクドの宣伝広告の方がよっぽど影響がありそうですが。
外堀を埋めていくんですかね~。

投稿: くちなし | 2005.04.11 10:05

> 米国では子供の肥満が深刻な社会問題というのだが

日本でも子供の糖尿病傾向が問題になってますね。日本人の場合、遺伝的傾向として、目に見えて肥満になるまえに糖尿病になっちゃうリスクが大きいので、むしろ問題はより深刻かも。

>単純に考えて、マクドの宣伝広告の方が

そこは資本主義の世界だし。

投稿: ■□ Neon □■ | 2005.04.11 13:05

有名な水兵さんはほうれん草だからヘルシー。

投稿: 水兵さん | 2005.04.11 15:38

プリンを食べない、おじゃる丸

投稿: persempre | 2005.04.11 19:53

抜け殻になったアンパンマソ

投稿: 匿名 | 2005.04.11 22:42

そういえば、先日タイムにアーニーとバートが、ゲイの同棲カップルだと福音派から槍玉に挙げられているという生地を見ました。

セサミも大変ですね。

投稿: kirin | 2005.04.11 22:43

何だか大人達の要らん妄想の方が有害な気がしてきました…

投稿: TDF-III | 2005.04.13 02:54

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: C is for cookie, that's good enough for me ♪~:

« 日本の東アジア外交は米中間定期高官協議に従属するだろう | トップページ | ニートについて »