FOMAはまだまだ高いなとかブログの話とか
ネット関連の散漫な話になるが、そういえばFOMAのパケ代が固定になったというので、そろそろN505iからFOMAに変えようかと思って近所のDOCOMO店に行って話を聞いた。機種変更に3万円くらいかかり、しかも固定パケ代で月額7千円くらいになるらしい。それはちょっと高いなと思ってひとまずやめにした。10年前に月額基本料金1万5千円で携帯電話を使っていたときに比べれば安いもんじゃん、とも思うが、あのころは小型の携帯電話を持っていることはまだ珍しい時代で、それだけでビジネスのハッタリ効果もあった(のかもしれない)。今だとそういう金を払おうという気持ちも全然起きない。すぐに高いなぁとか思ってしまう。
FOMAもいいかなと思ったのは、コンテンツへの魅力とかではなく、このところ別件でモブログのチェックをしていて、iモードのデータ転送があまりに遅くて、死ぬかと思った、みたいな感じになったからだ。また、ちょっとした画像データの受信もこの速度だとまともにできない。画像を使うなら、もうちょっと速くないとね、というのがFOMAかもの理由だった。
というわけで、N505iでこそっとモブログをやっているのだが、それなりにできる。モブログはブログとは違って、なかなかこれはこれで面白い。というか可能性が別にありそうだ。現状、モブログについて、携帯からの画像を含めて投稿を受け付けるシステムは、ココログを含めていろいろとあるが、携帯での読み出しに対応しているのはlivedoorだけのようだ。これから増えるのだろうか。現状のlivedoorのモブログサービスは、これはこれで悪くはないのだが、一般的に面白いかと、いうと、そうでもないかもしれない。
普通のブログのほうも、同じような行き詰まり感はある。ブログサービスがあちこち出てきて、しかも大半は無料なのでいいのだが、その分システムやネットのインフラ部分に金が使えないせいか、夜になるとまともに動かない。どうやらココログもそれ臭いのだが、イラクの主権委譲に併せて、プロ版も本格有料化になるので、少しシステム負荷が減るかもしれない。
ブログが面白いというのは、今後、一般的には、多分に、コミュニティ的な機能というか、出会い的な機能というか、ソーシャルネットワーキングですか、みたいな要素をシステム側で上手に提供するかにかかっているだろう。
今のところ、キラーアプリみたいなサービスはなさそうだが、兆候はある。こうさぎが突然流行っているのもそんな動向に関係しているのだろうし、Harbotみたいのがもうちょっとお子様から脱してもいいのかもしれない。「はてな」はなんとなくそうしたコミュニティ機能を満たしているようだが、正面からWikiライクに構想されたグループ機能は、あまり表だって利用されているふうもない。
ブログが今後どこに行くのか、よくわからないなとは思うし、モブログを含めてもうちょっと楽しくてもいいのだろうとは思う。なんとなくだが、こうさぎのようなペットでなくてもいいから、RSSを自動的に読み込み、人工知能的にお節介にトラバを付けるといったシステムも出てくるかもしれない。ってなところで、れいのオントロジー的な技術も必要になるのだろう。
モブログといえば、このところ、N505iを使って、意図的に青空文庫(携帯文庫)とかも読んでみるのだが、意外に悪くない。極東ブログも携帯対応にしたいなと少し思うし、それなら、RSSかATOMに全文をフィードしてやれば、あとは別システム(CGI)で対応できそうに思う。が、ちょっと自分でそのサービスまで作るのはちょっとめんどくさい。すでに、どっかにそういうサービスはあるのかもしれないが。
ブログ自体の内容面での動向はどうか。自分のブログのレベルを棚に上げてお粗末とか言いたくなりそうでもある。例えば、極東ブログも含まれているが、エキサイトのブログニュースなども人気記事は、けっこうトホホっぽい。他にもこの手のリストを作っても似たような傾向が出る。が、トホホとか言うのではなく、それはそれで、そーゆーものだというしかないのだろう。
ふとメールマガジンの動向も気になる。なんとなく落ち目なのではないかとも思うが、よくわからない。日垣隆のガッキーファイターは有料化で成功している珍しいケースかもしれないし、彼に言わせれば、コンテンツ次第でできるはずだ、となるのかもしれない。が、なんとなくとしか言えないのだが、それは違うようにも思うし、まして、有料ブログというのも想定しづらい。収益のモデルはアフィリエイトというわけでもないのだろう。さーて。
ある程度クオリティの高いブログがもっと現れるようなれば、半分娯楽的な読み物としての雑誌のニーズはなくなるだろう。単純に、新聞がなくなる日といったものではないだろうが、新聞も実際には広告メディアなので(紙面の大半は広告)、同じように広告メディアとしてのブログが優勢になる可能性もある。
それでも、ブログを巡る動向はよくわからないなとは思う。当面はこうしたわけのわからない状況のできるだけ前線に出ていたいのだが。
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