ココログプロへアップデート
昨日、ココログプロの公開に合わせて、極東ブログのアップデートをした。ココログもようやくMT並に使えるようになってきたなという感じだ。むしろ、パチなサーバーのPerlを頼るMTよりはいいのかもしれない。パチ・サーバー(「あっパチ」、じゃないよ)のMTがTypePadサービスに移動してくるか?
アップデートとはいえ、極東ブログのなるべく見た目は変わらないように配慮した。というか、なーんだなんも変わってねぇか。もうちょっといじりたかったが、ブログシステムに対する自分の知識が足りず、まだ、十分に変更できない。特に、固定リンクページのカスタマイズがよくわからん。
今回のアップデートで一番嬉しかったのは、容量が150MBに増えたことだ。ちょっと前まで、ココログは上限容量がキツイので、このままいくと秋までは持つまいと懸念していた。熱死したらインフォシークでMTを動かすのが無難かとも思って、再度移転サイトの構築もできてはいたのだが、問題はMTっつうより、サーバーとPerlの能力なのでためらっていた。現状、極東ブログはそれほどトラフィックがあるわけでもないのだが、なんかあってトラフィック面でぽちゃんというのもなんだしな。が、これで、当分の間は大丈夫か。毎度の弱音をちらと吐くと、自分がいつまでブログを続けられるものかいなのほうが問題か。
トラフィックといえいば、ココログプロでようやくアクセス解析機能がついた。といっても、お笑いレベルだ。細かいIPデータははない。Analogに食わせるわけにもいかん。が、そこまで情報があっても当方重要ではない。せめて「はてなダイアリー」やtDiary程度にリファラをディコードして整理してくれるといいのだが、現状の機能ではあまり役に立たない。というわけで、自前のリファラログがまだ撤去できない。ただ、総アクセス数みたいのがわかるようになって、あれ?とか思った。リファラで取る三倍くらいある。え゛っみたいな感じだ。誰が読んでいるのでしょうか?
ココログのアップデートはどのくらい日本のブログの世界に影響を与えたのだろうか。ちらと見回してもよくわからない。ココログルで検索してココログの中をざっとみたけど、特に際だった変化はない。お値段が高いぜ、という意見がやや多いか。しかし、6月まで無料ということでその間に画像とかで30MBを越えさせるように仕向けるあたり、@niftyさん、ようやく商売の勘を戻しましたね。それにしても、この5年くらいの@niftyの経営の阿呆さにはイライラしたものな。
日本も、これで本格的にブログのインフラをサービスできる状態になった。むしろ、米国の場合は、iBlogみたいな、なんだそれみたいなものも多いし、日本でもこの手のオフライン型が流行るかとも思ったのだが、その目は低いのではないか。と、iBlogにケチを付けると、ウンコ飛んできそうなので、やめとこ。iBlogはトラバだってできるぞぉ。
いずれにせよ、これで日本のブログ文化も構造的にはかなり強化されることになる。あとは書き手だ、と言いたいところだが、この面で先行している「はてな」を見るに、そんな心配は無用なようだ。いい書き手はごろごろしているように思う。極東ブログなども、このペースで進みながらも、よい書き手の群れに埋もれて、もっとマイナーな爺ぃ臭いものになっていくだろう。いいことだよ。
今回のアップデートでは、ブログ運営で複数ライターも可能になった。スラッシュドットみたいなことが可能になるっていうか、同人誌なども可能になるわけだ。そういう兆候がいつ頃でてくるだろうか。かく言う極東ブログも、ジャーナリズム的に見るなら、私が一人で書いてないで、得意分野を分散したほうがいいし、実際経済分野など、私より有能なコメントで支えられている状態だ。が、私がえっへんというわけではないが、どうも極東ブログは個人的な思いが強くなっていて、私がネックです。実際的な点でいうと、私はあまり編集には向かない。このあたり、あまり語らないことにしているのだが、編集の能力というのは書き手とは別だ。きちんと編集が存在しているなら、ブログ間の寄稿でいいジャーナリズムができそうな感じもする。
ネットは新聞を殺すのか |
「ネットは新聞を殺すのか」という本についでだが、タイトルはとりあえず、「新聞」がキーワードになっているが、日本の巨大新聞に対応するものでもあるまい。むしろ、広義にジャーナリズムと関連するだろう。話が前後するが、日本の場合、どうしても、日本人の国民性にあった「2ちゃんねる」的な情報をどう扱うが問題だ。2ちゃんねる的な情報の世界とブログの情報の世界をどう連結させるか。連結というからには文章になっていないといけない。すると、その書き手と編集の問題かなと思う。そういう点でみると、「はてな」にごろっとしているグッド・ライターズは、個的な興味の連帯に閉じる傾向がありそうなので、ジャーナリズムという点では細いかなという印象もある。
また、同書では新聞というよりアフィリエイトというか、P2P的な広告が重視されるという示唆が重要だ。現状それが、うざったいアフィリエイトかというとよくわからない。同書はこんな未来を描いている。
書籍販売大手のアマゾン・ドット・コムや、日本の価格比較サイトの価格・ドットコムのように、消費者の書評や感想などの情報を掲載するサイトが増えてきている。IDC社は、今後こうした消費者の意見が社会全体の消費行動を大きく左右するようになり、2008年には900億ドル相当の個人消費が、ほかの消費者の発信する情報をもとに行われるようになると予測している。買い物に出かけて電子手帳や携帯電話で商品のバーコードを読み取ると、その商品に関するほかの消費者の意見を読むことができる。そんな時代がもうすぐくるというわけだ。ただそのためには、質の高い意見を集めたり、コンパクトに情報をまとめる仕組みが必要になる。
余談めくが、極東ブログでも貼り付けているGoogle AdSenseだが、クリックされないと、儲けという点ではあまり意味はない。が、そのユーザビリティ悪すぎ。だらっとした文章の多い極東ブログなのにトップに貼れば無視されること必定。ま、無視してもいいです。
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コメント
はじめまして
>誰が読んでいるのでしょうか?
極東ブログをずっと継続閲覧希望なのですが RSS提供をされてないですね。
意図がおありならあきらめますが、もし可能なら、提供していただけるとありがたいです。
(はてなアンテナを設置しないとなぁとは思ってるんですが)
ご検討よろしくお願いします。
投稿: ono | 2004.03.21 13:50
onoさん、どもです。RSSですが、出てなかったでしょうか。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/index.rdf
これはどうですか。TypePadの設定ミスったかもしれません。点検してみます。
投稿: finalvent | 2004.03.21 15:54
onoです
ありがとうございました。
お手数かけました
これからもよろしくお願いします。
投稿: ono | 2004.03.21 16:49