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2004.03.10

有事法制の背後を見ていくことが重要だ

 今朝の新聞各紙の共通話題は有事法制である。政府は有事関連七法案、三条約を閣議決定した。この国民的な課題にキーをになっているのは民主党である。しっかりしてもらいたいよ、民主党と率直に思うと同時に、「左翼」というのがいかにしょーもない機能をしていたのかその歴史の感覚の、ある種の異常さを思う。そのあたりは、未だに朝日新聞や毎日新聞の社説に見られるので、歴史感覚というには早すぎるかもしれない。ただ、そのお馬鹿な議論をおちょくるのも芸がないので省略する。
 ただ、朝日の次のくだりを読みながら、毎度のサヨクかよ、という話とは違う変な感じがした。


 だが改定はそこにとどまらない。現行のACSAは、米軍と自衛隊が「周辺事態」や国連平和維持活動、人道救援活動などで協力する際に、弾薬を除く物品や役務の相互提供ができるとしている。この範囲を広げ、たとえばいまイラクやインド洋で活動する自衛隊と米軍の間でも同じことを可能にしようというのだ。

 イラクやインド洋とまとめてしまっているのだが、イラクについてはマスコミの感覚がボケ過ぎていてどうしようもないが(1000人規模の派兵など象徴的な意味しかない。韓国の状況をマスコミは報道しないなど)、インド洋のほうは、この記述でわかるのだろうか。そんなことはみんな分かり切ったこと?なのか。極東ブログ「印パ対話で解決なのか?」(参照)を関連として再記する。

インド洋における米軍のプレザンスを支援しているのは当然インドなのだが、そのあたりの国益やインド政権内での決定はどうなっているのだろうか、ということ。
 問題の一つの極はディエゴ・ガルシア島だ。歴史的な背景については英語でちと読みづらいががーディアンの"US blocks return home for exiled islanders "(参照)は基礎知識。

 このあたりのすでに行われている自衛隊の動向の意味をきちんと分析したものを私は読んだことがない。話の文脈を戻すと、サヨクさんたちは目先の国政にだけかまけていて、世界情勢の分析の力量が落ちているのではないか。しっかりしてよという感じがする。それとも2ちゃんみたいに「祭り」好き?
 少し余談めくが、次の朝日の言及も「片手落ち(注意:不快用語等)」である。

 大規模テロや大量破壊兵器の拡散という新たな脅威を前に先制攻撃戦略を打ち出したブッシュ米政権は、機動性と展開能力を重視した米戦力の世界的再編にも取り組んでいる。アジア情勢をにらんで、陸軍第1軍団の司令部を米ワシントン州から神奈川県のキャンプ座間に移すといった構想が、すでに日本側に伝えられた。

 すでに極東ブログでも書いたので、縷説しないが、こういう扇動的な書き方して近視眼的に祭りモエしないでほしい。このシフトによって、総体的には日本駐留米軍は縮小されるし、なにより沖縄の海兵隊が縮小される。ちょっとむかつくのでいうが、沖縄の米軍基地の実質的な縮小をいつもこうやってサヨクが妨害しているじゃないか。沖縄なんてどうでもいいというか、いつまでも米軍下の悲惨な状況にしておくというが本土サヨクの常套なのだ。これは本土の言葉で「上等!」だよ(っていう込み入った洒落は通じないか)。
 さらにいうと、サヨクさんは、従軍慰安婦問題や創氏改名などで都合のいいときだけ、韓国を持ち出して外圧化するけど、韓国がこの問題で今どういう状況に置かれていて、だから日本の市民はどう連帯していかなくてはいけないかというビジョンをまるで提出していない。それで、ほんとの反米かよと思う。
 話がおちゃらけたので終わり。お笑いで締めるために、毎日新聞社説「有事7法案 時間かけじっくりと議論を」を引く。

 民主党をはじめ共産、社民両党がきちんと国会対応をしなければ、疑問を残したまま成立してしまう。野党の責任は重大だ。

 共産、社民両党がきちんと国会対応できるか、見ているよ。がんばれ。

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