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2004.02.06

北朝鮮への核技術流出がバックレで済むかよ

 些細なことと言えば些細なことだが、あれ?と思ったことがあるので、書く。極東ブログは主に主要新聞紙社説をネタにしている、と。ま、そういうことでいいかぁであるが、社説評論をしているわけでもないで、網羅的ではない。というか、それじゃつまらな過ぎ。だが、それでも、私は全部ブリーフしている。えばっているわけじゃない。社説なんてものは、さらっと読めるものだ。日本の場合、クオリティ・ペイパーズがないのだから、所詮、大衆が理解できるものでなくてはいけない。読みづらいものであってはいけない。
 前置きはそこまでで、あれ?というのは、朝日新聞社説って、パキスタンから北朝鮮への核技術流出についてなにか触れていたっけ。明日、触れるのか? エリック・カール「だんまりコオロギ(The Very Quiet Cricket)」みたいな話か。と、いうのは、今朝の日経新聞社説「背筋が凍る核技術の流出」でふと思ったのだ。こちらをまず引く。ちと長いが、重要な問題提起ではある。


 パキスタンの「核開発の父」と呼ばれるアブドルカディル・カーン博士が北朝鮮やイラン、リビアにウラン濃縮など核技術を供与していたことを認め、全面的に謝罪した。以前から国際社会はパキスタンに核技術流出の疑いを持っていたが、今回のカーン博士の告白によって事実だったことが判明した。
 背筋が凍る出来事と言わざるを得ない。パキスタンは事実をさらに詳しく調査し、どの程度の技術が、どこに、どういう形で流れたのかを公表すべきだ。カーン博士はムシャラフ同国大統領に事実を伝え、寛大な措置を求めたとされる。あくまで個人的な行為としているわけだが、本当に情報機関などパキスタン政府の関与がなかったのか、我々は疑いを消すことができない。第三者で構成する国際的な委員会などで本格的に調査すべきではないか。

 常識的に言って、個人行為のわけはない。そして、日経はこう書きながら、いまいち「北朝鮮」というキーワードを避けている。しかし、問題は、つまり、北朝鮮だろ。
 で、あれ、ここまでわかってきて、朝日新聞はどうばっくれていたっけと思ったのだ。と、読み返してみるに、4日の社説「6者協議――さあ核放棄の道筋を」で触れていた。

 北朝鮮は寧辺でのプルトニウム型核開発を自ら認めているが、米国から指摘されたウラン濃縮問題については否定している。核技術流出の疑惑に包まれていたパキスタンの核専門家が北朝鮮への濃縮技術提供を語ったと伝えられる。この問題もいずれ6者協議で究明する必要があるだろう。

 これだけ。しかも、毎度の啓蒙韜晦文にくるんでいる。端から、この核技術流出問題は専門家という個人にして、しかも、「と伝えられる」だとよ。
 つまり、これって、北朝鮮ひでーじゃん、というのを、さっと、六カ国協議に持って行けというわけだ。
 違うんじゃないか。核兵器廃絶運動だか、単に反核だか、しらないけど、パキスタン大使館前で広義でもやれよ、それから、北朝鮮の代理人組織の前でも、と思う。反核って、そうことじゃないのか。
 あー、サヨクって嫌だ。

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コメント

あんまり関係ないかもしれないけど・・
ゆるいサヨクってことで、島田雅彦の「優しいサヨクのための嬉遊曲」を思い出しました
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101187096/249-9925413-4483524

あれは「ゆるく考えて生活に帰っていたほうがいい」って感じのテーマだったと思うんですが・・。

朝日の場合は・・・どうなもんでしょ?w

投稿: m_um_u | 2004.02.06 11:40

6者協議に持ち込むという論調は、そこでも強く触れられることも無いということも分かっていての発言なので、気に留めても仕方ありません(笑)

投稿: バカぽん | 2004.02.06 11:56

m_um_uさん、ども。そう、島田雅彦のあのころからですね。もう随分たちますね。古い話になります。

投稿: finalvent | 2004.02.06 12:09

バカぽんさん、ども。

>気に留めても仕方ありません(笑)

ま、そうなんですけどね。朝日新聞、ひどいな、と。

投稿: finalvent | 2004.02.06 12:10

こいつら(社説書くよな革命に憧れた団塊世代でしょがw)、客観報道=お澄まし高みの見物的言論、ってな勘違いしてんですよ。いつまでも中立づらして、実質変なとこの肩ばっかり持ってると、一気に政権崩壊して裏情報ボロボロ出てきたりしたらどうするつもりなんざんしょ。また戦後のGHQの脅しにコケたようなことやるんでしょか。一把一絡げで見られる若手はタマランでしょうに。

投稿: shibu | 2004.02.06 13:21

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